かしこ
かしこ
2020/10/27
祝・完結!!
漫画雑誌ヒバナの創刊号と最終号の表紙を飾ったのが「雪花の虎」でしたね。移籍先のビッグコミックスピリッツで今週ついに最終回を迎えてしまいました…なんて偉そうに言ってますが、最終回に合わせて単行本と雑誌を一気読みしたので連載をちゃんと追っていた訳ではありません…!偉そうなこと書いてすみません!でもすっごく面白かった!!上杉謙信は実は女性だったんじゃないか説を東村アキコ先生がかなり大胆にアレンジされているので、そのノリに乗るには一気に読むのがオススメです!!最終回は謙信の生涯を一緒に駆け抜けたな〜という達成感を得られて感無量でした。ちなみに最終巻は来年の初春に発売とのこと。待ち遠しいですね! 歴史が苦手な自分でも楽しんで読めるか不安だったのですが、そういう人の為にちゃんと東村先生はティータイムという名の逃げ場を用意してくれてるので安心して下さい。しかも最初の頃は先生も「この説明文はWikipediaを見ながら描きました!」とか描いててめっちゃ親近感わきます。ヒバナからスピリッツに移籍して1話目のスーパーおさらいタイムも笑いました。気軽に歴史を学びつつ、たまにベルばら並みにドラマチックな展開があったりするところがまた素敵です。もちろん謙信がオスカル様ですが、ちゃんとアンドレもいますよ!しかもアンドレ的な人が僧侶っていう…かなりドキドキな展開なんです。脚色されてる部分はたくさんありますが、読んでいると本当に女性だったのかもと思えるような説得力があるし、私はもうこれ以外の謙信は考えられないくらい魅力にハマっちゃいました。
sogor25
sogor25
2020/09/28
ある"秘密"を抱える双子と出会った少年の物語 #1巻応援
4兄弟の末っ子、上阪和飛は長期休みになると毎年家族で祖父母の家に遊びに行っていました。 和飛が小学生に上がる年のある日、おじいさんと一緒に近くの神社にお参りに行ったのですが、そこで遼と遥という双子の兄弟と出会います。3人はすぐに意気投合し、次の長期休みにまた会う約束をして別れるんですが、それから祖父母の家に行くたびに神社に足を運んだ和飛が2人に会うことはありませんでした。 その後、和飛が小学校を卒業するという時期におじいさんが亡くなり、家族揃って祖母が残る家に引っ越すことになりました。引越し後、買い物ついでに何気なくその神社に寄った和飛でしたが、その時、偶然にもあの頃の双子・遼と遥と再会します。お互いすぐに相手のことがわかり再会を喜び合う3人。 数日後、中学校の入学式後のクラス分けで、同じクラスに遥の名前を見つけとても喜んだ和飛でしたが、神社で会った時とは違ってなぜか遥さんがそっけなく、遼のほうは何組なのか聞いても答えてくれません。 それもそのはず、本来であれば一緒に入学しているはずの兄・遼は実はある理由があって中学校に入学することができていなかったのです…という物語です。 この作品、小さい頃に出会った和飛と遼・遥の双子、この3人が育む友情と、もしかしたらそれ以上の関係も…?というのを描いている作品で、そこに双子の兄妹がもつある秘密が1話の最後に明かされてストーリーに関わってきます。 実はこの作品、1話だけで100ページ近くページ数を割かれていて、このことからもわかる通り、物語が進むにつれて揺れ動く3人の心情描写や表情の変化を優しい絵柄でゆっくりと丁寧に描いている作品です。 作中の時間の経過はまだ短いですが、特に双子の秘密を共有した主人公・和飛の心境はビビットに変化していくので、多感な時期に運命に翻弄される和飛たちの心の変化を濃いリアリティを持って追っていける作品だと思います。 1巻まで読了
(とりあえず)名無し
(とりあえず)名無し
2019/05/08
「おっ いっちょまえに男色家だな」
猫十字社という奇才がかつていたことを、もっと思い出さないといけない。 佳品『小さなお茶会』のほうが少し有名だとは思うのですが、やっぱり『黒もん』ですよ、『黒もん』! 例えば、今や大きな潮流となっている「BL」的なるものの前段としてのJUNEについてとか、その源流『風と木の詩』まで遡るタイプの言説は、それなりにあると思うのですが、少女漫画的「少年愛」を、「男色!」として破壊的なギャグで表現したのは、この猫十字社『黒のもんもん組』をもって嚆矢とする…とかいうテキストは、ほとんど見ないですよねえ。 でも、そういう意味で、山上たつひこ『喜劇新思想体系』や新田たつお『怪人アッカーマン』に並ぶインパクトですし、少女漫画ギャグ史的には、少年漫画史の巨大なる高峰『マカロニほうれん荘』に匹敵する重要性を持つ作品だと思うんです。 (連載時期的にも作風的にも、『マカほう』の影響は強いだろうなあ) とにかく、これだけ好き勝手やってる少女誌のギャグなんて、今はほとんど存在しない。 本当に、当時の『LaLa』は、ものすごいラインナップでした。 とはいえ、もう40年以上前の漫画になっちゃうのか…。 『黒もん』完全版というのが出ているのをマンバで知りましたが、やっぱり今の読者には『県立御陀仏高校』や『華本さんちのご兄弟』から入ったほうが、読みやすかったりはするのかもしれませんね。
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
2020/09/25
女子が好きな女子を好きな女子 #1巻応援
女子が好きで、「運命の人」を探すために超巨大女子校に入学した南山ハイジと、そんな彼女が好きな北町さらら。ハイジのために「運命の人」探しを手伝うと宣言したのに、さららはハイジを諦めきれない。15万人の対象者から「運命の人」を探すのが先か、その前に二人は結ばれるのか......。 ♡♡♡♡♡ 序盤から驚かされるのは、「運命の人」探しが、割とあっさり成功しそうなところ。ハイジは庇護欲を唆るモテ体質。あっという間に周囲の注目を浴びる。 ......とは言ってもそう簡単にはいかず、とある理由から、ハイジとさららと、SNSでバズりたい陰キャの沼丘ていの、三人ぼっち行動が多くなる。 女の子を見てはキラキラしているハイジ、彼女のためにあたふた奔走するさらら、雑に扱われるていのコメディはテンポが良く、情緒のブレとツッコミのキレが強烈。「例のプール」「女子の情報を書き込んだノートの名前」など、細かなネタを随所にブチ込んできて、つい笑ってしまう。 ハイジも実はさららを大切に想っていることは随所に描かれていて、その度に「さっさとくっつけばいいのに......」と思いつつ「尊い!尊い!」とふぁぼを押したくなる自分がいる。 これは定期的に摂取したくなる百合コメディ!
せのおです( ˘ω˘ )
せのおです( ˘ω˘ )
2019/10/08
ついにキタ!白泉社王道のボーイミーツボーイ!
いつも少し違った視点から、数々の少女漫画の名作を生み出してきた白泉社。 (白泉社にハズレはないと思うほど私は花ゆめいとです、笑) ここ数年、前面に売り出していた作品は、 『覆面系ノイズ』『なまいきざかり。』『高嶺と花』『水玉ハニーボーイ』『フラレガール』『墜落JKと廃人教師』…などなど。 どれもすごく面白い!面白い…けれど、恋愛モノ以外の新作も読みたいなァ…と感じ始めていた時、 やっと現れたのが、『マオの寄宿學校』でした。 転校も多く引っ込み思案で友達作りが苦手、友達は植物だけ?!なマオのために、両親は寮制度のある榮歐學園へ編入させた。マオはルームメイトで、なんと学園一ナゾで一匹狼で嫌われ者?のルイと出会います。 最初はルイから距離を置かれるものの、いつも一人でいるルイに親近感を覚えたマオは、なんとか友達になりたい!と思い、得意な植物を用いてルイの心を開かせます。 やっとルイと友達になれたマオ、でも実はルイの性格はマオとまったくの真逆だった! そんな凸凹コンビが、マオは學園の監督生とそのファグのみ許される植物園に入るために、ルイは最も優秀な監督生に与えられる地位を得るために、學園の様々な人たちと関わっていきます。 ひとりぼっちだったけれど、真逆な性格な二人が、お互いを補いながら學園生活を変えていく様は、まさに青春そのもののようです! また、ボーイミーツボーイから始まる物語は、どうしても80年代白泉社黄金期を連想させてしまいます。 そしてその2人の様は、『桜蘭高校ホスト部』、『花ざかりの君たちへ』の学園もの、そして『ここはグリーン・ウッド』の寮ものに次ぐ名作になることをどうしても期待してしまいます…! 1巻登場にして今最も続きが気になる作品です。
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