たか
たか
2019/08/21
すごくいい…!早くサッカーしてくれ〜〜!!
camera絵柄もストーリーもBE BLUES!~青になれ~とアオアシを足して割ったような、面白くなりそうな気配しかしない新連載…! 田中モトユキのような、少年漫画らしい白黒ハッキリした色使いと、説得力ある身体動作。 小林有吾のような、顔に細い線を書き込んで表情に迫力を出す技法。 う〜ん、絵がうまい…!! https://websunday.net/rensai/madaminu/ この物語の主人公・ヨウジは、一条龍のように現実的でアシトのように視野が広い。母1人でラーメン屋を切り盛りしているという家庭環境から、2人と違ってサッカーへの想いや進路希望を隠している。 そんな中、先生が母に話してくれたことで、スポーツ特待で入れる強豪校のセレクションを受けられることになり…というのが1話のあらすじ。 創作では嘘をつくときの癖ばかり描写されるので、お母さんの「本当のことを話すとき、頬を触る」という癖はすごく新鮮だったし、愛情が伝わってきてよかった。 第5回の短期集中連載ということで物語全体の完成度はすごく高くなりそう。 冒頭の試合シーンが最高だったので来週のセレクションに期待…!! (画像は第1話より。ここの田中モトユキ感すき)
たか
たか
2020/07/08
1から10まで面白い…!
camera全く知らない漫画を読むときは構えてしまうことが多い。「ストーリーが陳腐だったり、寒かったりイラッとする気に食わない描写や説得力のない無理な展開があったら嫌だな…」と心の底で思っている(ワガママ)から、最初の方のページは恐る恐る読んでいてあまり作品に集中していない。けど、この漫画は最初っから最後まで心の底から楽しめて最高だった! まず始まり方からしていい。 1コマ目「怪獣(エイリアン)襲来!!」がふと縦書き文字でドーン。 2コマ目最初のフキダシで「奴らは人を喰らわず金融資産を喰らうのだ」 「金融資産を食うってなにそれおもしろ〜!!」と、初っ端から作品に興味を持つことができ真剣に読めた。 バンカラな格好をした主人公の少年・兼無欽太郎は、一家心中で親をなくしバイトを掛け持ちしながら妹と自分を養っている苦労人。 貧しい生活でも性格が歪むことなく、前向き実直で清々しい。 対する欽太郎を怪獣と戦うヒーローにしたいヒロインのお嬢様も、お金持ちながらバイトやドラム缶風呂を厭わない(むしろ楽しんでる)気持ちのいい子。 この2人の性格がとにかく良かった…好感度しかない。 見た目についても、欽太郎のがっしりした骨太な体型、傷がある精悍な顔立ちがすごく良かった。戸塚先生は顔に傷がある男が好きなんですね。 最後のバトル、言葉遊びも良かったですが、課金して戦うことでタイトルが回収されるところが見事でした…! アンデッドアンラックで戸塚慶文先生を知り、過去作を読んでみたいという方は、絶対損しないので『ジャンプNEXT!! 2015 vol.6』買いましょう。 http://jumpbookstore.com/item/SHSA_ST01M02993601506_57.html
nyae
nyae
2020/07/09
主人公たちも謎すぎる!ミステリー&コメディ #1巻応援
ここ数年あまりジャンプコミックスを読んでなかったですが、本作はサスペンス・ミステリーとして非常に面白いと思いました!そしてコメディ色も強く、そこをバランスよく描くのが上手い。 クラスのなかで違う意味で浮いているミキとレオの2人が、ひょんなことから様々な事件に関わり、推理し、解決していく話なのですが、なによりこの主人公2人がそれぞれどんな人間なのかも不明瞭で、そこも本作の謎として常につきまといます。 表向きは、女の子の主人公・君乃ミキは授業では寝ているくせに頭脳は天才的。常に少しの引っ掛かりも見逃さず、自分の「不可解」を「解」にすることに余念がないタイプ。 男の子の主人公・僕徒レオは、何もかもが弱くてバカにされるタイプ。いつも泣き顔で「ひんっ」って言っている。いまどきそんな主人公珍しいですよね…笑 なのに観察力があるのかなんなのか、意外なところに気がつくタイプで毎回それが事件解決の糸口に繋がる。そういうところがミキにとっての「不可解」になっているので、ミキに常に監視されている。 "表向きは"と書いたのは、読み進むうちに徐々に裏側に隠されたそれぞれの素性が明らかになっていくからです。ミキは、もともと選抜クラスの生徒たっだのに、なぜか今は一般クラスに居る。それは彼女が「妹を殺した」という疑惑があることと関係があるようです。 また、レオに関してはあまりネタバレしないほうがいいので細かく言及しませんが、彼の名前に秘密が隠されてます。 少年漫画と侮るなかれ、子供から大人まで夢中になれる極上のミステリー&コメディに仕上がっています!
天沢聖司
天沢聖司
2020/07/28
美少女…ではなく主人公が最強の漫研ラブコメ!
『温泉街のメデューサ』轍平先生の新連載! ジャンプラで見かけて知っていたものの、「漫研で美少女がチヤホヤされる話ぃ〜〜??」と読まず嫌いをしていました。 が、実際読んでみると想像と全ッッく違う話で反省しました。めちゃめちゃ面白い…! 主人公の文紗(あやさ)は、少女漫画の美少女が大好きな元バレー部で四白眼の女の子。 昔クラスメートに言われた言葉を気にして、顔に似合わないからと美少女を描くことを諦めていた文紗だったが、高校の漫研なら堂々と描けると入部する。 そこには途轍もない才色兼備の美少女・学(まなび)先輩がいたのだが、先輩は漫画のことに関してはポンコツで…!? https://i.imgur.com/hmgj4v3.png まず1話で登場する学先輩の4コマ作品がすさまじくシュールでメチャクチャ面白い!! 「うわヤバ…こんなのもうどうしようもないだろ」というレベルの作品なんだけど、主人公の文紗はきちんと学先輩が意図した笑いのポイントを聞き出して、改善したバージョンを描いて見せる。 https://i.imgur.com/cYZZ2Z1.png 面白くないギャグ漫画にも、自分が理解できないだけで作者が思う面白さがきちんと描かれていたんだろうな…と思わされた。 文紗の能力の高さがわかると同時に、「同じ話でも描き方1つでここまで変わる」漫画の奥の深さであり、「漫画をより良くする方法を探るのが漫研」なのだと自然に理解できるすごく良いシーン。 そして、美少女の学先輩がハーレムの中心になるのかと思いきや、まさかの主人公・文紗が天然ジゴロで、ばったばったと女の子(と幼馴染の男の子・ちとせ)を次々落としていくのが最高…! そのハーレムの中でも、本来超モテてるだろう爽やかなイケメン・ちとせくんが健気でたまらない。 https://twitter.com/wadachi_shrimp/status/1285396343335211008?s=20 美少女大好き文紗が先輩とくっつくのを阻止するため、入部条件である漫画を即興で描き入部。 その漫画というのが、文紗への片思いを元に描いた、かわいい動物たちの恋愛ものでなかなかのクオリティ。もうお前がメインヒロインだよ…! 面白くて最新話まで一気に全部読んでしまった…思い込みで読まず嫌いするのはよくないなと反省しました。 1巻が9月4日(金)に発売だそうなので楽しみにしてます! https://shonenjumpplus.com/episode/13933686331619689958
影絵が趣味
影絵が趣味
2020/07/11
世良田波波さんの漫画がついに世界に羽ばたいた!!
めでたい! なんと目出鯛ことでしょう! 世良田波波さんの漫画がついに世界に羽ばたきました! 世良田波波ってだれ? って人は、いますぐツイッターの世良田さんのアカウントまでいって『きみは、ぼくの東京だったな』という14Pの漫画を読みましょう! 読んでいただければ、どうして西岸良平の短編集に、このことを買いているのかが何となくわかっていただけるかと思います。 世良田さんは無名ながらアックスで細々と活動を続けておられて、もう7、8年になるでしょうか。寡作ながらコツコツと息の長い作家さんで、まだ単行本は出ていません。おそらく今回の件をきっかけに、まずはアックスへの仁義を立てて、青林工藝舎から過去作を集めた初の短編集がでるような気がします。そのあとは、やっぱりトーチでしょうか。まあ、筋金入りの寡作家なので、また沈黙してしまうかもしれません。でも、とにかく、こんなに目出鯛ことはありません。 久しぶりに世良田さんの漫画を読んだら、西岸良平の漫画を思い出しました。比較的最近では『岡崎に捧ぐ』の山本さほなどもそうですが、極端にデフォルメ化された人物が特徴的ですよね。そして特に世良田さんと西岸を結びつけるのは背景への眼差しだと思います。背景への優しい眼差しがあるような気がするんです。お二人とも、背景を人物と同程度に描き込む。背景と人物のタッチがまったく同じなんです。それ故に人物は背景に溶け込んで、背景はただ背景にとどまらず、パースや遠近感を捨てて、コマの平面上に殺到しようとしてくる。背景が後方に逃げていくのではなくて、コマの前面にわらわらと押し寄せてくるのです。語弊を恐れずに言えば、小学生の夏休みの宿題の絵のような気合いの入り様とでも言いますか、おもちゃ箱をひっくり返したようなゴチャゴチャした手触り感覚を平面であるところの漫画に憶えるんですね。これは凄いことだと思います。 今回、世良田さんの短編が深い共感を呼んでいるのは、この背景への優しい眼差しがあるからなのかもしれません。だって、この背景の街々は、私たちが暮らしている街でもあるんですから。あるいは西岸良平の背景に感じる郷愁もそうです。みんな、いっせいに盛り上がれ! このコマの前面に!
たか
たか
2019/08/06
「モンプチ」の嫁・カレンさんの物語!!
FEEL YOUNG 2018年3月号より連載している、じゃんぽ~る西先生の奥様でジャーナリストのカレンさん視点で描かれるエッセイ漫画。 ▼西先生のTwitter https://twitter.com/JP_NISHI/status/963802145672724480?s=20 第1話は、1996年、当時26歳だったカレンさんがどうして「リュウイチ・サカモトの国」日本に来ることになったのか。どんな少女時代を過ごしていたのかが語られるのですが、これが最高に面白い…! **「フランスのど田舎の生まれで自然に囲まれて育ち、中学生の頃からラジオ局でバイト。高校生のときには友達とイギリスに1カ月留学しパンクファッションを楽しみまくり、大学時代はボロアパート暮らし」と、エッセイ漫画なのに生い立ちがまるで漫画!!** このように育ったことで「全身真っ黒な服に黒いアイライン、真空パックのご飯を食べて、自分でオーディオを組んだり、スマートウォッチなど最新のガジェットを愛好する(モンプチ1話より)」女性ができあがったんだなと納得。 日本の田舎に生まれた自分にとって、「高層ビルがバンバン建っている大都市へバカンスへ行きたい」というカレンさんの気持ちはすごく共感できました! 毎月楽しみにしている連載もついに2019年8月号で18話目。モンプチは1巻15話ほど収録されているので、そろそろ単行本が出るのではと期待しています。 どっから読んでも面白いので、気になった方はぜひ…!! ▼KarynさんのTwitter https://twitter.com/karyn_nishi
六文銭
六文銭
2020/07/21
妻が妻じゃなくなるときは存外「単純な理由」
5年位前だが「ハッピーアワー」という映画が、自分の界隈で話題だった。 http://hh.fictive.jp/ja/ ざっくりいうと、それぞれ性格も価値観も異なる妻(一人はバツイチ)たちが、色んな理由で旦那から離れていく(離れていった)というのを描いた作品。 演技経験がない女性をキャストに使ったことで、逆にリアリティが強く、自分は今でもこの映画がすごい印象に残っている。 本作「金魚妻」を読んで、まずこの映画が思いだされた。 本作も端的にいうと、妻が不倫・浮気する瞬間をオムニバス形式で描いている。 巻数を重ねるごとで関連性も出てくるが、基本的には1話完結で色んな家庭環境の妻を描いている。 作者である黒澤Rは女性であることも存分にあると思うのだが、目線というか、女性的な着眼点、ふとした瞬間に起こる衝動的なところが、男子目線で読んでてハラハラさせてくれる。 特に、心が離れる要因として、物理的なDVなどはわかりやすいのだが、そうでない所の描きが秀逸なのだ。 ちょっとした不満の蓄積(えてして価値観に軽微な影響を与え続けるもの)、旦那が何もフォローもしない無関心な様子だったり、退屈だったり、結局わかりあえない関係性を身近な他人とのセックスで満たそうとする流れが、理解できそうで、理解できない。 この感じが、もどかしく男女間の違いなのだろうと読むたびに痛感させられる。 エロスな面が強調されるが、こうした男女の機微も味わい深い作品です。 特に、上記の映画を知っている人は、ハマるかと思います。
banner
banner
banner