たか
たか
2019/08/22
Aセクシャルと孤独と家族
無性愛者(Aセクシャル)とは、**「他者に対して恋愛感情を寄せることや、性的な欲求を感じることがまったくない性的指向をもつ人」**のこと。(日本大百科全書の解説より) 来世ではちゃんとしますの梅ちゃんもこのタイプ(たぶん)。 漫画家で無性愛者の主人公・厚樹は、性的な関心が無いため周囲と馴染めなかったり、作品に色がない(魅力がない)と言われたり生きづらさを抱えている。そんなときに、10年近く会っていなかった親友から助けを求める電話が入って…というあらすじ。 https://twitter.com/young_jump/status/1164199780722999297?s=20 物語後半の、 「恋なんかしなくても子供の頃は寂しくなかっただろ?」 「なんで大人は発情しないと孤独になっちゃうんだよ…」 という厚樹の本音のセリフがとても印象に残った。 そして最後は、**「性的欲求などなくても、バラバラの人間が一緒に暮らせばそれだけで家族になる(孤独じゃなくなる)」**というシンプルな事実を示唆するとてもハッピーな終わり方でよかった。 (忘れがちだけど同居する義理の両親や甥姪は、血も性的な繫がりがなくてもちゃんと家族で、それは寄せ集めの同居人同士でも同じことが言えるはず) 大人になるにつれ子供の頃のような「性的な関心抜き」の純粋な関係というのは失われていく(ストレンジャー・シングスのシーズン3とかまさにそう)ことが当たり前だと思っていた自分にとって、この作品は視野を広げる機会をくれたいい読切だった。 【ヤングジャンプ 2019 No.38 掲載】 http://jumpbookstore.com/item/SHSA_ST01M02817101934_57.html
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