【『信長の野望』シブサワ・コウ×『センゴク』宮下英樹:特別対談】 累計1000万部を超える傑作歴史マンガの原点は“ゲーム”だった。小説や映画では物足りなくなるほど、宮下氏の心を奪った『信長の野望』の革新性はどこから生まれたのか?news.denfaminicogamer.jp小説や映画では物足りなくなるほど、宮下氏の心を奪った『信長の野望』の革新性はどこから生まれたのか?
宮下英樹www.touken-world.jp「センゴク」シリーズを描き続ける宮下英樹(みやしたひでき)。戦国時代を描き15年以上に及ぶシリーズ連載では、宮下英樹の実感に基づく疑問の解消や世の中が動いていく仕組みにこだわって描かれています。そんな宮下英樹の刀剣漫画では、武器としての日本刀に象徴されるような戦国武将像とはまったく違った視点で描かれています。
「センゴク」宮下英樹インタビュー完全版 その1https://www.nhk.or.jp/kanazawa-blog/100/467695.htmlマンガ大好き松岡です。私物の「センゴク」単行本を金沢局で一列に並べて撮影しよう...
仙石秀久を主人公にした名作『センゴク』シリーズ。 その著者宮下英樹が描く関ケ原となれば、否が応でも期待せずにはいられない。 また、歴史的にも最も興味のある関ケ原が舞台となれば、より高まるというもの。 まだ1巻だが、もう面白くなりそうな予兆がある。 特に、家康の描き方。 秀吉も死に、かつての戦国大名がことごとく居なくなったこの時代になると、いよいよ次の天下人へと二心ありな老獪として描かれることが多い家康だが、本作はおっちょこちょいで色々ザルな感じが人間味を感じる。 先手先手へとやっていることが、時局からみると尚早だったりして逆に謀反や野心と捉えられて、家康のうろたえる様が、どっしりしている印象だっただけに面白い。 逆に一層、三成の有能さも光る。 まだ随所にしか出てきませんが、関ケ原において三成贔屓な人間としては、この点も魅力的。 また冒頭にある著者のスタンス 『「天下簒奪の陰謀」「豊臣氏への忠孝」当事者にそんな余裕があったとは思えない その舞台裏を描く』 とある点も興味深いです。 歴史全般的に言えることですが、正直、最終的に天下を統べる人間がどこまで結果を予測できたかってわからないですよね。 というか、自分はそんなわけないと思ってまして。 もちろん向かいたい方向性はあったとは思いますが、すべてが計算による政治的駆け引きの結果とは到底思えなくて、その場その場でうまく時流にのせてしのいだというのが正しい気がしております。 もしそんな絵図が描けるのであれば、家康は、もっと早く天下獲って良いはずだし。 だから、本作がそのある種のどうしようもない時代のドタバタした流れが描かれるのか?と思うと期待しかないです。 願わくば、完結までいってほしいので、ゲキ応援します。