ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~
ゾンビだらけの世界でやりたいことをやる
ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~ 麻生羽呂 高田康太郎
六文銭
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ブラック企業で死んだような生活をしていた主人公。 ある日謎の感染によってゾンビだらけの世界になってしまい、そこで絶望するどころか、会社にいかなくてよくなった解放感で、これまでできなかったことをやっていこうという話。 荒廃した世界の中で、なんとも前向きな話。 ただ、自分もいつ死ぬかわからない状況になったら、将来とか老後とか考えずに今何をしたいかを優先するんだろうなと思うと納得できる。   ゾンビに襲われる描写もあるが、そういったパニックホラー的な話よりも、それ以上に「生きること」にフォーカスしている感じが良い。 主人公のブラック企業から解放だけでなく、友人のケンチョは本当はお笑い芸人になりたかったとか、 ヒロイン・三日月閑も、厳しい父親の教えから、やりたいことよりもやるべきことを優先されて生きてきたことからの解放も描かれたり、登場人物何かしらに縛られていた環境や過去から脱却は、読んでいて気持ちが良い。 人間何かしら不自由だったり、制約があるなかで生きてますからね。 こんな世界にならないと、本性むき出しにできなかと思うと弱冠悲しいが、だからそ登場人物たちがやりたいことをやって生き生きしている様がイイ。 読んでいて元気になる作品です。 アニメや実写化などメディア展開も華々しい作品なので、そちらもチェックしたくなりました。
君は武道館に立てない
夢という呪い
君は武道館に立てない 多田基生
六文銭
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「夢なし先生の進路指導」も、そうだったのですが、やりたいことや夢を追うこと美化しすぎる昨今に、現実を突きつける作品です。 主人公は25歳でアイドルを目指している女性。 弱冠アイドルとしての旬は過ぎている感は否めないが、それでも過去、地下アイドルだった時の高揚感が忘れられずズルズルと夢を追い続けていまに至る感じ。 そして、さるオーディションで、主人公のアイドルを諦めない姿勢 「どこまでもしがみつく根性」 の点が、プロデューサーの目にひっかかり再デビューを果たす。 が、現実はそんな甘くなく、業界人や財界人とギャラ飲みやら枕営業などを強いられるという展開。 プロデューサーが目をつけた「しがみつく根性」には「何をしてでも」という枕詞が隠されていたってオチ。 まぁ、タイトルからしてそんな予感はしてましたが、それを知った上でもなかなかエグい。 プロデューサーのセリフも、わかった上でやっているんだから鬼畜そのもの(添付参照) また主人公のバイト先に、夢を追う主人公を現実路線で冷ややかな目でみる男子大学生の対比も良い感じです。 1巻の最後がなかなかのヒキなので、続きが気になる。 そして、この枕を強要された事実を武器に文◯砲をもって裁判で闘う元アイドル的な(現代風刺的な)展開になったら、歓喜します。
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