埼玉県民の私にとって赤羽(というか北区)は、半分埼玉の領土みたいなところがある。
埼玉県民の東京といえば池袋からで、赤羽とは埼京線(湘南新宿ラインも)で池袋の前に止まる、なんでここで止まるんだよ的なめんどくさい駅でしかなかった。
(この話は、フィクションです。)

そんな赤羽を魔境の如く紹介する本がこれ。
何かと話題にはなっていたが、当時は食指が動かず、もはや埼玉県民ではなくなったので読んでみた。

正直、赤羽のこと褒めているのか貶しているのか、本当なのかフィクションなのかわからないくらい謎だった。
これ本当に赤羽にあるの?というか日本か?というくらいな感じ。

同じ赤羽を紹介するなら、「孤独のグルメ」第4話で出てきた、朝でも酒が飲める店で、そっちのほうがよっぽど魅力的に映ると思う。

ただ、それでも、おもしろかしく描かれる、著者なりの赤羽の街模様は愛に満ちていることだけ伝わります。

実家に帰る時に寄ってみたくなる・・・まではいかないけど、途中でとまるめんどくさい街から、あぁ漫画であった変な街なんだなくらいな思いにはなりそうです。

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だれでも抱けるキミが好き

ただのエロかと思ったら

だれでも抱けるキミが好き
六文銭
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童貞地味男のゴトウとビッチなギャル・アガワさん。 冒頭からアガワさんのビッチさ全開の姿を見せつけられ、ゴトウくんはカルチャーショックをうける。 と、いうのも普段は委員会が一緒で、ギャル特有のフランクさに童貞のゴトウくんは秒でやられて、アガワさんが気になる存在になっていただけに、生々しいビッチさにショックをうけてしまった、、という流れ。 そこで童貞特有の女性に対する幻想に、第3者的に苦しむだけかと思ったら、そんな葛藤も一瞬で、ゴトウくんもアガワさんとやることをやってしまう。 そこが、ひと味違い個人的に面白いと感じました。 ゴトウくんもアガワさんのセフレの1人に成り下がってしまったことで、どこか自分だけは他の男子と違うとか思っていただけに、その落胆さと、身の程をわきまえ始める感じが、哀愁漂います。 ピュアな気持ちなど、最初からなかったのか?と。 アガワさんも掴みどころなく、ポンポン相手を代えるから、またすごい。 そんな姿にゴトウくんが嫉妬で狂いそうになって、今後どう動くのだろうか。 そして、それにアガワさんはどう反応するのかな? アガワさんがヒキ気味だと現実味があって面白いと思ってます。

ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ

嘘か真実か陰謀論

ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ
六文銭
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自分が何かと恵まれていないのは、何か大きな陰謀によるものではないか?という、ネットではびこる「陰謀論」がテーマの本作。 主人公は、いわゆる社会的に弱者の部類で、それでも自分にも特別な何か(人生大逆転できるようなものが)あるんじゃないかと日夜怪しいセミナーに通いながら過ごす。 そんな中、偶然出会った大学生の女性に恋してしまう。 関係を深めていくなかで、彼女につきまとうFACTという謎の組織の存在を知り、彼女を守るために接触。 そこは、陰謀論に染まった集団で、自分の境遇の悪さも、彼女と出会ったのも全てが大きな陰謀だったと諭され、気づくと彼もまたその思想に染まりはじめてしまう・・。という展開。 社会的な問題を扱う重そうな感じもあれば、コミカルなヌケ感もある。 現実を描いた漫画だから明らかに嘘っぽくも感じつつも、これ実はファンタジー漫画なのでは?と思うと真実のように感じてしまう。 ついつい、陰謀も本当のように感じてしまう。(ちょっと調べればわかるんですけどね) そんな感じで嘘か真実かわからないながら、自分なんかは読んでいたのでめちゃくちゃ楽しめた。 特に2巻。 主人公が上述した恋心を抱いている女性に、付け焼き刃的な稚拙な持論を展開し、一瞬で論破される様は読んでいてホント痛々しく、ゾクゾクした。 共感性羞恥をこれほど感じたシーンはないと思う。 4巻で最終巻らしいけど、どうオチをつけるか気になる。

珍遊記2~夢の印税生活編~

奇跡の続編

珍遊記2~夢の印税生活編~
六文銭
六文銭

小さい頃、色んな意味でトラウマを植え付けられた珍遊記。 当時、絵を見るのも怖くて、だけどドラゴンボールは読みたいから、珍遊記のページにはいかないよう恐る恐るめくっていたのも、今となっては良い思い出です。 本作というか、著者を語る上でもはや絵柄に触れないのは無理なのですが、とにかく子供がみたら泣き出すような絵の濃さ。 特に婆さんキャラのシワがえぐい。 下品な下ネタも満載で絵柄と相まって、初見の方は気分悪くなると思うんですが、、、 著者が、現在、子供向けの絵本作家としても活躍しているというから驚きしかない。 謎に時代を感じる。 さて、本作の内容だか、前作珍遊記の続編という立ち位置だが、前作をなぞりながら、その裏で起きていたことを描きながら始まる。 もう一つの怪作、漫遊記とも繋がっているので両方知っているとより面白いのだが、正直、何も知らなくても大丈夫だと思う。 著者の作品を知ってる人ならわかると思うが、ストーリーはあってないようなもので、とにかく勢いが魅力。 そこは本作も健在で十二分にある。 映画化もした作品だが、玄人受けとか言うつもりもないが、毒にも薬にもならない作品と異なり、モノづくりに携わる人間に、何らかのインパクトを残す作品なんだろうってことは理解できる一作です。

とうきょうときたくあかばね
東京都北区赤羽 1巻
東京都北区赤羽 2巻
東京都北区赤羽 3巻
東京都北区赤羽 4巻
東京都北区赤羽 5巻
東京都北区赤羽 6巻
東京都北区赤羽 7巻
東京都北区赤羽 8巻
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さよならキャンドル

さよならキャンドル

かつて、東京都北区十条という街の片隅に存在していたスナック「キャンドル」。店主(ママ)の人柄のせいか立地によってか、一飯を求めて流浪する野良猫をはじめ、出禁の嵐で遭難した泥酔老人や酔狂中高年たちの駆け込み寺として十条の街に巣食っていた。酔客による尿の過失で半故障したカラオケ機器、初対面の客に「おもしろい顔」を執拗に披露し続ける謎の男、そこから謎の美女を交えて開幕してしまった猫真似&鳥真似の「アニマル・ナイト」…。そしてこれまた初対面の客の××××を唐突に鷲づかむ境界スレスレおやじに正体不明の老婆娼婦集団……。『東京都北区赤羽』を執筆中に漫画家・清野とおるが遭遇し、自身の“精神”を守るため、10余年にわたって封印し続けたトラウマ級の記憶の鍋蓋が今、開く…!

東京都北区赤羽 オリジナル合本版

東京都北区赤羽 オリジナル合本版

テレビドラマにもなったノンフィクション(?)ギャグ漫画の傑作! 作者・清野とおるが住み、出会い、体験した「赤羽」という街のへんてこりんな魅力を、愛を込めて、ときには怒りを込めて描き尽くすという異形の作品。出てくる場所や人物は皆一風変わったと言う言葉では語りきれない怪物件ばかり。街が変なのか、それとも作者が変なものを引きつける力を持っているのか―― おそらくどっちも真実!! (この作品はビーグリー版「東京都北区赤羽」をオリジナル版とし、再編成したものです)

東京怪奇酒

東京怪奇酒

清野とおるが友人知人他人から直接聞いた恐るべき「怪談」の数々…。その怪奇現場に実際に足を運んで「酒」を飲んじゃおうってワケ。嗚呼、一度でいいから「オバケ」を見たい。でも怖い…けど見たい…怖い怖い…やっぱ見た~~~~~~い!!!!!【電子特典:描き下ろしカラーイラスト+清野先生コメント付】

まあどうせいつか死ぬし ~清野とおる不条理ギャグ短編集~

まあどうせいつか死ぬし ~清野とおる不条理ギャグ短編集~

清野とおるの原点!本書だけの新作も収録! 『東京都北区赤羽』清野とおるの、幻の初期ギャグ作品を赤っ恥覚悟で大放出! 『ガードレールと少女』+未収録作品に加え、描き下ろし街歩きマンガまで収録。正気じゃない清野ワールドにあなたはついてこられるか!?

ウヒョッ!東京都北区赤羽

ウヒョッ!東京都北区赤羽

この漫画は全て実話です!「赤羽」という街の真実を是非皆さんに知って頂こうと、漫画家清野とおるが身も心もすり減らしながら誠心誠意でお届けする実録漫画!Bbmfマガジンより発売されていた『東京都北区赤羽』の続編で、赤羽では『ONEPIECE』より売れている大ヒット作!「漫画アクション」にて好評連載中です!

その「おこだわり」、俺にもくれよ!!

その「おこだわり」、俺にもくれよ!!

『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!』――それは日常の退屈と喜びを描いたノンフィクション漫画の白眉である。著者の清野は、あたたかい眼差しで我々の生活を見つめ、日常に潜む「おこだわり」を抽出する。「僕は貧乏な人は格好がいいと思う」と清貧に生きる人々を賛歌したのは、劇作家の山田太一だったか。清野もまた、ツナ缶、ポテトサラダ、白湯、さけるチーズなど、ゼニのかからぬ喜びを賛歌して余りない。実にタマラン。

増補改訂版 東京都北区赤羽

増補改訂版 東京都北区赤羽

2015年1月より放送の「山田孝之の東京都北区赤羽」の元ネタ本! 連載を打ち切られ、ほぼほぼ無職となってしまった清野とおるが、心機一転、東京都北区赤羽にお引っ越し。この地で居酒屋“ちから”のマスターとホームレスのペイティさん、後の“赤羽の二大カリスマ”と運命的な出会いを果たす。※本書籍は株式会社ビーグリーの『東京都北区赤羽』と内容が重複しておりますが、改訂版として、単行本未収録エピソード<第1話 居酒屋ちから(沖縄から来た娘)8P>などを収録し、再構成しております。なお、本書籍はビーグリー版とは異なりオールカラーではございません。ご注意ください。

バカ男子

バカ男子

あのころ誰もがバカだった。思い出したくない、でも笑える思い出満載!完全実話・オールカラーイラスト抱腹絶倒エッセイ!!「場末のスナックで隣りあったオヤジに、どうでもいい昔話を延々聞かされてるうち、なぜか楽しくなって意気投合しちゃう。翌日はぜんぶ忘れちゃうけど。そんな本です、これは。」(都築響一氏)

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