あらすじ第3巻に登場して圧倒的なインパクトで人気を博した「赤いおじさん」が再登場。その徹底追跡調査の一部始終を収録した長編の他、赤羽上空に巨大UFO目撃騒動、プロの「鷹匠」さん、TV出演歴もある駅前のストリートミュージシャンなど、例によって一筋縄ではいかない面白エピソード満載。清野とおるが赤羽を(少しだけ)離れて隣町の「十条」に住んでいた日々の思い出を綴った番外編『東京都北区十条』も特別収録!!
埼玉県民の私にとって赤羽(というか北区)は、半分埼玉の領土みたいなところがある。 埼玉県民の東京といえば池袋からで、赤羽とは埼京線(湘南新宿ラインも)で池袋の前に止まる、なんでここで止まるんだよ的なめんどくさい駅でしかなかった。 (この話は、フィクションです。) そんな赤羽を魔境の如く紹介する本がこれ。 何かと話題にはなっていたが、当時は食指が動かず、もはや埼玉県民ではなくなったので読んでみた。 正直、赤羽のこと褒めているのか貶しているのか、本当なのかフィクションなのかわからないくらい謎だった。 これ本当に赤羽にあるの?というか日本か?というくらいな感じ。 同じ赤羽を紹介するなら、「孤独のグルメ」第4話で出てきた、朝でも酒が飲める店で、そっちのほうがよっぽど魅力的に映ると思う。 ただ、それでも、おもしろかしく描かれる、著者なりの赤羽の街模様は愛に満ちていることだけ伝わります。 実家に帰る時に寄ってみたくなる・・・まではいかないけど、途中でとまるめんどくさい街から、あぁ漫画であった変な街なんだなくらいな思いにはなりそうです。