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鬼滅の刃

鬼滅の刃

時は大正時代。炭を売る心優しき少年・炭治郎の日常は、家族を鬼に皆殺しにされたことで一変する。唯一生き残ったものの、鬼に変貌した妹・禰豆子を元に戻すため、また家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!! 血風剣戟冒険譚、開幕!!

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ヴィンランド・サガ

ヴィンランド・サガ

千年期の終わり頃、あらゆる地に現れ暴虐の限りを尽くした最強の民族、ヴァイキング。そのなかにあってなお、最強と謳われた伝説の戦士が息子をひとり授かった。トルフィンと名づけられた彼は、幼くして戦場を生き場所とし、血煙の彼方に幻の大陸“ヴィンランド”を目指す!!『プラネテス』の幸村誠が描く最強民族(ヴァイキング)叙事詩、堂々登場!

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ドリフターズ

ドリフターズ

紀元1600年、天下分け目の関ヶ原……敵陣突破の撤退戦「島津の退き口」「捨てがまり」で敵将の首を狙うは島津豊久!!生死の狭間で開いた異世界への扉……現在では無い何時か、現実では無い何処かへ、戦国最強のサムライは、新たな戦世界へ招かれる!!異才・平野耕太が描く新世界が今、拡がる……

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あずみ

あずみ

少女のあずみを含む10人の子供達が、人里離れた場所で秘かに刺客として育てられていた。そして、彼らは爺の言葉をすべて正しいこととして疑うことを知らない、精鋭の刺客として育った。ある日、爺からいよいよ外界に出る時になったと告げられる。しかし、その前にこれまでの修業の総仕上げとも言うべき凄まじい試練が待っていた!

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パリピ孔明

パリピ孔明

五丈原の戦いで死期を迎えた名軍師・諸葛亮孔明は、若い肉体に戻り、現代日本へと転生した! 渋谷のパリピ達に誘われ、たどり着いたのはダンスミュージックが鳴り響くチャラめなクラブ。そこでシンガーを目指す月見英子と出逢い、孔明の二度目の人生が幕を開けた! 三国志時代、天下泰平のために生きた彼は、なんの為に生きるのか--!!

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バジリスク~甲賀忍法帖~

バジリスク~甲賀忍法帖~

江戸の世、天下人・徳川家康は甲賀(こうが)と伊賀(いが)という忍法の二大宗家を相争わせ、十人対十人の忍法殺戮(さつりく)合戦の結果どちらが生き残るかによって、三代将軍の世継ぎ問題を解決させることにした。だが憎み合う両家にあってそれぞれの跡取り、甲賀弦之介(げんのすけ)と伊賀の朧(おぼろ)は深く愛し合っていた――。時代に翻弄(ほんろう)される忍術使いたちのあまりにも過酷な運命の幕が上がる!!

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ゴールデンカムイ

ゴールデンカムイ

『不死身の杉元』日露戦争での鬼神の如き武功から、そう謳われた兵士は、ある目的の為に大金を欲し、かつてゴールドラッシュに沸いた北海道へ足を踏み入れる。そこにはアイヌが隠した莫大な埋蔵金への手掛かりが!? 立ち塞がる圧倒的な大自然と凶悪な死刑囚。そして、アイヌの少女、エゾ狼との出逢い。『黄金を巡る生存競争』開幕ッ!!!!

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キングダム

キングダム

時は紀元前――。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す!! 2013年、第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞!

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薬屋のひとりごと

薬屋のひとりごと

「小説家になろう」発! ヒーロー文庫の大人気タイトル『薬屋のひとりごと』が、待望のコミカライズ! 中世の宮中で下働きをする少女・猫猫(マオマオ)。花街で薬師をやっていた彼女が、帝の御子たちが皆短命であるという噂を聞いてしまったところから、物語は動き始める。持ち前の好奇心と知識欲に突き動かされ、興味本位でその原因を調べ始める猫猫の運命は――…!? ※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です。

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レッド 1969~1972

レッド 1969~1972

革命を目指す若者達の青春群像劇。この物語の登場人物達は決して特別ではない――。物語の舞台は1969年から1972年にかけての日本。ごく普通の若者達が、矛盾に満ちた国家体制を打破するため、革命運動に身を投じていく。それは、正しいことのはずだった……。激動の学生運動の行き着く先とはどこなのか!?全ての世代に捧げる、若き革命家達の青春群像劇。雑誌収録時から全ページにわたり、加筆修正した完全版!!

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堤鯛之進 包丁録

堤鯛之進 包丁録

江戸の片隅、ワケあり者の吹き溜まり〈極楽長屋〉に住まう牢人・堤鯛之進は、包丁の磨屋を営む者なり。鍛錬された身体は長屋でも秘かな人気だ。ただ、そのむさ苦しい見かけとは裏腹に、料理の腕はピカイチ──。目立たぬように生活をしていた鯛之進は、ある日、母子を狙う辻斬り事件に巻き込まれる。母親の命を救うことはできなったが、危機一髪で助けた男の子を長屋へ連れ帰った。しかし、男の子は惨殺を目撃したショックから記憶喪失となっていたため、鯛之進は仕方なく子供を引き取り、「親子」のような生活を始めるのだった……

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天地明察

天地明察

冲方丁の本屋大賞受賞作を完全漫画化!!!日本独自の暦作りに邁進した男の七転八起の人生譚!!――幕府の碁打ち、二代目安井算哲(やすい・さんてつ)こと渋川春海(しぶかわ・はるみ)は、碁の名門四家の一員でありながら真剣勝負の許されないお城碁の現状に飽きており、趣味の算術や天文観測に没頭する始末。そんな時、算術絵馬が奉納されている神社に出かけ……算術の達人「関(せき)」によって、春海の退屈な日常が打ち破られる……!

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サンチャゴ

サンチャゴ

時は1637年の島原。隠れキリシタンの村に住む少女・サチ。そこに漂着した、海賊めいた南蛮人・ディエゴ。そして、時同じくして立ち上がる天草四郎。抗えぬ歴史の渦が、3人を飲み込んでいく――

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口入屋兇次

口入屋兇次

江戸の町で職業斡旋を生業とする口入屋兇次。兇次の元には、職を求める様々な人間が転がり込む。ある夜更け、町外れの河原で一人の女が夜鷹に身を堕とそうとしていた…。江戸の人々の生き様を描く時代叙情詩開幕!!

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江戸の蔦屋さん

江戸の蔦屋さん

元祖プロデューサーここにあり! 数々の名作を世に送り出した敏腕プロデューサーにして、出版社社長かつ書店経営者の一流ビジネスマン! まさに時代の寵児である蔦屋重三郎の獅子奮迅の活躍譚! デキる男は吉原生まれの最強の人たらしだった…!? 江戸風俗も満載の痛快歴史4コマ!

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百日紅

百日紅

文化爛熟する文化文政期の江戸の街の暮らし・風俗・浮世絵の世界を多彩な手法で描き出す代表作の決定版。

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茶箱広重

茶箱広重

▼第1話/茶箱広重▼第2話/縦走路▼第3話/黒まんとの死▼第4話/俺が愛した女▼第5話/陽炎街▼第6話/ほっぺたの時間▼第7話/水茎 ●あらすじ/安政5年、「東海道五十三次」で有名な浮世絵師・一立斎広重(安藤広重)が亡くなった。後を継ぎ、二代目広重となったのは、弟子の重宣(しげのぶ。本名・鎮平)。広重の名を汚さないよう懸命に努力する重宣だが、先代の妻だったお崑、わずか13歳で政略結婚させられたおかや、弟弟子・寅吉らとの間に生じる複雑な人間関係に翻弄される。やがて寅吉は独立し、実際は三代目であるにもかかわらず「二代目広重」を名乗り、生涯それを通した。一方重宣は世人から「茶箱広重」と呼ばれるようになる…(第1話)。 ●本巻の特徴/残された資料も極めて少ない、「茶箱広重」と呼ばれた幻の浮世絵師・二代目広重。不遇な晩年を送ったが、西欧の印象派の画家たちにも大きな影響を与えた彼の人生を丹念に描いた表題作の他、遭難死した山岳部員の死因を推理する「縦走路」、炭鉱夫と芸者の賭けと愛を描いた「俺が愛した女」、5歳と2歳の男の子兄弟と母親の母子家庭の物語「ほっぺたの時間」、「南総里美八犬伝」で有名な江戸時代の戯作者・滝沢馬琴と、彼を支えた周囲の人々を描いた「水茎」など、力作7編を収録した、寡作で知られる一ノ関圭の中・短編集。▼初出「茶箱広重」81年/「縦走路」77年/「黒まんとの死」76年/「俺が愛した女」76年/「陽炎街」79年/「ほっぺたの時間」86年/「水茎」82年 ●その他のデータ/巻末に浮世絵研究家としても知られる作家・高橋克彦氏によるエッセイ「一読驚嘆」を収録。

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チ。―地球の運動について―

チ。―地球の運動について―

動かせ 歴史を 心を 運命を ――星を。舞台は15世紀のヨーロッパ。異端思想がガンガン火あぶりに処せられていた時代。主人公の神童・ラファウは飛び級で入学する予定の大学において、当時一番重要とされていた神学の専攻を皆に期待されていた。合理性を最も重んじるラファウにとってもそれは当然の選択であり、合理性に従っている限り世界は“チョロい”はずだった。しかし、ある日ラファウの元に現れた謎の男が研究していたのは、異端思想ド真ン中の「ある真理」だった―― 命を捨てても曲げられない信念があるか? 世界を敵に回しても貫きたい美学はあるか? アツい人間を描かせたら敵ナシの『ひゃくえむ。』魚豊が描く、歴史上最もアツい人々の物語!! ページを捲るたび血が沸き立つのを感じるはず。面白い漫画を読む喜びに打ち震えろ!!

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ゴールデンカムイ

ゴールデンカムイ

『不死身の杉元』日露戦争での鬼神の如き武功から、そう謳われた兵士は、ある目的の為に大金を欲し、かつてゴールドラッシュに沸いた北海道へ足を踏み入れる。そこにはアイヌが隠した莫大な埋蔵金への手掛かりが!? 立ち塞がる圧倒的な大自然と凶悪な死刑囚。そして、アイヌの少女、エゾ狼との出逢い。『黄金を巡る生存競争』開幕ッ!!!!

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大蛇に嫁いだ娘

「【傷モノの娘だ丁度いい】そう言われて…

大蛇に嫁いだ娘
名無し

「【傷モノの娘だ丁度いい】そう言われて私は山の主と呼ばれている齢500年は生きていると噂の大蛇の供物としてに嫁ぐ事になった」から始まる話。 1話2話は大蛇との初対面見知らぬ生物との恐怖や戸惑いそこから来る2人の姿は端で見ると思わず苦笑する様な光景。 ところが3話でいきなりミヨの独り言「私ここに来て2ヶ月になる」え?て感じ。ミヨは大蛇に対して怖くて気味悪くて違和感だらけだったのにイキナリこれ? 自分の周りの意見は「なんでこの娘は逃げないの?」の疑問の声が。初日の夜ミヨはここから逃げ出したい、でも回想場面で周囲からの白い冷たい目線が描かれている。それが家族か親戚一同なのかまだ分からない。逃げたいが戻っても…と躊躇する心境がチラっと描かれてはいるのだが。 同じ事は数カ月あと大蛇が冬眠に入ると聞かされて安心した時にミヨは再びなぜ逃げ出そうと思わなかったのか不思議がっていた。 親の借金のかたに自分が遊郭に売り飛ばされて遊郭界隈の怪しい連中そのスジの者から逃げようなんて思うな追手に捕まって折檻受けるだけだぞ的な恐怖で支配されている訳でもないのにと。 大蛇が怖くて初日の夜慌てて逃げだしたが大蛇に見つかり追いつかれ「さぁ一緒に帰ろう」とミヨをおぶって連れ返す。 しかし3話目にはいきなりミヨはここでの2ヶ月も生活し慣れきっている様子。 これって閉ざされた環境から逃げ出せぬまま気が着いたらズルズルと時間だけ過ぎて逃げる気も失せてしまったと言う事なのか? ぶっちゃけコレって男性向けビデオにありそうな「監禁」「調教」モノのシチュエーションじゃない!?と皆で笑ってしまった。 かなり昔あるテレビ番組である出演者がこんなことを語っていた「女の人はピンと来ないと思うがジブリ作品は巧みに男の中に潜むエロを誘発させる節がある」と。 分かり易いのが例が借りぐらしのアリエッティだろうか。 可憐な少女の姿をした妖精を瓶詰めに閉じ込めてしまう場面があった。その行為は男性でなく太った中年女性であったが好奇心旺盛な子どもが無邪気に気に入った花を摘む感覚でなく悪意に満ちた薄笑いした姿だった。大蛇の目線はあれによく似ている。 あれが太った中年男性だったらリアル過ぎて生々しすぎるなどの声が噴出していただろう… 「大蛇さま優しい」「大蛇いいヤツじゃん」の意見もあるがよくよく見ていると大蛇の点数稼ぎの振る舞いに見えてくる。 洗濯モノを干しているミヨに何か手伝う事はないかと尋ねたり口を開けてガバっと川魚を捕る辺りはいいヤツぶりをアピっているだけで本音はミヨとヤリたくてしょうがない下心が見え隠れ。 「身体の調子はもう良いのか」はミヨの体調より自分の性欲優先重視がくっきり。 また僧侶と一触即発しそうになった後の大蛇が山菜を沢山摘んで帰って来たり今日は寒いから上着を着た方が良いよと良いヤツぽく振る舞う辺りもそう見えてくる。 この大蛇て何かに似ているなと思ってたら学生時代なら教師、部活ならコーチか監督ないし顧問、職場なら上司か先輩で自分より目下の者に対して依怙贔屓の激しい拙劣なキャラに酷似している。 依怙贔屓が激しいキャラは自分に甘く自分に都合の良くふるまってくれるイエスマンや自分好みの愛嬌あるルックスの持ち主に甘く気に食わない奴には集中砲火する。 景気のよい時代に楽して入社し楽して昇給し入社が先なだけ勤続年数が長いだけで立場が上なだけで偉そうにしている連中に似ている。 大蛇が嫉妬深いところも似てる。嫉妬深いのは小心者の証。たまたま大柄で向かうところ敵なしで山の主とやらの存在になっている所もよく似ている。 そう言う方向からみるとこの作品「大蛇さまが紳士的ですてきです」とか言ってるとくに女性読者て女性向けコミックにわりと出てくる彼または亭主に浮気されてしまう割りと緩いタイプかもしれない気がした。

佐武と市捕物控 【石ノ森章太郎デジタル大全】

天よ、私を自由にしてください。嘲笑われない為に、脅かさない為に。誰かの支配からではなく己の底から行えるように。

佐武と市捕物控 【石ノ森章太郎デジタル大全】
阿房門 王仁太郎(アボカド ワニタロウ)
阿房門 王仁太郎(アボカド ワニタロウ)

 江戸時代は遥かに自由な時代だった。下手人は指紋やDNA、目に見えない血痕や油脂、デジタルデータのような生理的、物理的な物証からすら自由だった、取りも直さず、犯行の証拠の所在は現代に比べると(拷問などは有れど)ずっと内心の自由に委ねられていた。  そして、その自由は放置と表裏一体だった。『佐武と市捕物控』に於いては多くの身障者、精神的な苦悩を抱えた下手人が出てくるが、彼らが福祉や行政に救われる事は殆ど無く、それ故に犯罪に追い込まれる様が一種同情するように描かれている。殺人者らの境遇は人間の業に纏わる必然として江戸の花鳥風月と混然一体と物として映る。  然し、主人公の一人、(松の)市はそのような状況における盲人でありながら剣技、頭脳、人柄、どれをとっても申し分無い傑物として終始活躍し続けている、ある意味迫害や無理解により憎悪と貧窮を募らせ零落するという「自然」に逆らうような人物だ。では、何故他の犯罪者と違って市は差別する社会に対する憎しみなどを乗り越え、あれほどの人物と成れたのか。  この答えは市の心理を追った一遍「刻の祭り」にあるように思える。詰り、粗筋の紹介はここでは省くが、残虐な盗賊として集う身体障碍者に対する叱咤「盗みや人殺しが悪いことじゃない……?笑わせるな!!(中略)あたしだって…、目が見えないことを、笑われたことは何度もある。そりゃあその時はくやしい そいつも盲人にしてやりたいとも思った。し、しかし、…いちいちそんなことをしていたら……、世のなかに五体満足はいなくなっちまう……。苦しむのはあたしたちだけでたくさんだ」に隠されてる。  ここで市は率直に世の中への憎悪を語る。しかるに、その憎悪の炎を自然生成され、自然に他人を傷つけるべき物と彼は捉えていない。即ち、それが自然である以上に「盗みや人殺しはどんな場合でも正義にはなり得ない」と言う社会の掟こそを優先すべきと見做している節があり、それで己を律する事で憎悪の炎と向き合わせる。  そしてその格率が彼の憎悪のはけ口に単なる暴力や略奪ではないより高度な技法や思想に彼を追いやっている、それが市の人格の秘密である(余談であるが、このような精神のプロセスをフロイトは防衛機制の内の昇華と定義した)。これはある意味では精神の枷であるが、昇華により市の身心は飛躍し、憎悪と貧窮と言う自然の漆喰から自由になる事が許されたと言う側面もある、パラドキシカルな物言いだが、人を憎まないと言う倫理的な枷が寧ろ彼を自然のままの運命から解き放ったのだろう。  私はそこに「自由主義者」石ノ森章太郎の姿を見た。彼は、どの作品でも身体の桎梏を抱えながらも自由を希求する主人公を何度も描いてきた。そして彼にとって自由は単に与えられる物ではない、寧ろ人間を縛っているのは環境が影響することは有れその人間の憎悪や強迫観念であり、自由はそれとの内なる煩悶の繰り返しでしかないと言う事を、石ノ森は描いてきたのだ。  然し、それは何処までも己で闘い勝ち取ると言う世界観の称揚な以上、ややもすると現代的な福祉への批判に結び付きかねない。実際『仮面ライダー』では国家と言う概念≒ショッカーと言う公式がこそがライダーより弱者を生存させ得たかもしれないと言うアイロニーで幕を閉じている。そのような描写は常に存在し、『仮面ライダーBlack』でそれは極北に達した。その作品はゴルゴムと言う無形で無限大の、グロテスクなオカルトとナーバスな陰謀論の沼にヒーローを引きずり込んでいった。そこにある種の苛烈さを見出さない事は許されない。  上記を踏まえて幾らか不謹慎な発想をするならば、石ノ森の自由主義は戦後日本のリベラルを超えて、どこか今のシリコンバレーの大物に通底するより徹底した自由主義と一脈通じているのではないか?石ノ森章太郎が政府の調整効果を強く敵視していた訳はないだろうが、作品に於いてはそれに近い不信感や抵抗が見られない事の方がむしろ少ないように感じられる。それは市のような確固とした自己を形作るが、同時に『仮面ライダーBlack』の魔王のような存在に人を変えかねない。そのような可能性の光と影が石ノ森の作品には渦巻いており、その二元論的な世界観が彼の作品の基調となっている部分もあるように思える。尤も、単なる自由主義的なヒーロー像だけでは彼の作品が今でも注目を浴びることは無かっただろう、そのような自由の希求と危惧の狭間でそれでも善を求めて戦い、己を擲つ事さえ時には厭わずが欲を否定せず認める、そのストイックさがあって初めてヒーローが暴力的なイデオロギーの奴隷の身分から解放されること事を石ノ森は知っていた筈だ。  そぞろな文章を長々と書いたが、江戸に仮託した人間の自然状態からの脱却による自由を希求した『佐武と市捕物控』は正しくその自由の希求により確かに石ノ森章太郎的なのだと繰り返してこのレビューを閉じさせていただく。 余談: ・実際読んだのは90年代に出た小学館文庫版と笠倉から出た『縄と石捕物控』の文庫版だ。文庫をかなり探し回り、最終的に通販を使った都合上こっちの方が入手自体は簡単だと鑑み、このバージョンでレビューさせてもらった ・『佐武と市捕物控』に関しては、夏目房之介の文章(「『佐武と市捕物控』―青年マンガの革命児」-『別冊NHK 100分de名著 果てしなき石ノ森章太郎』収録)が大変すばらしかったので一読をお勧めします。正直、「刻の祭り」に着目したのは夏目に倣ったからです。私は同じ主題の描かれた珠玉の掌編として「北風のみち」もおすすめします。 ・このレビューのタイトルは吉田拓郎の『今日までそして明日から』の一節のパロディですが、今気に入ってると言うだけで、大した意味は無いです

レッド 1969~1972

レッド 1969~1972

革命を目指す若者達の青春群像劇。この物語の登場人物達は決して特別ではない――。物語の舞台は1969年から1972年にかけての日本。ごく普通の若者達が、矛盾に満ちた国家体制を打破するため、革命運動に身を投じていく。それは、正しいことのはずだった……。激動の学生運動の行き着く先とはどこなのか!?全ての世代に捧げる、若き革命家達の青春群像劇。雑誌収録時から全ページにわたり、加筆修正した完全版!!

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神田ごくら町職人ばなし

神田ごくら町職人ばなし

「金なんざどうだっていい。心意気の話さ。わかるだろ?」 ただひたすらに、ひたむきに…… 桶職人、刀鍛冶、紺屋、畳刺し、左官。伝統の手仕事を圧倒的ディテールと珠玉のドラマとともに描く歴史的傑作。■桶職人 覚えときな。木ってのは生きてんだ──木を見つめ木と生きる桶職人の一日。■刀鍛冶 自分が打った刀で子どもが殺された。灼熱の鍛冶場ーー多くを語らぬ刀匠の胸中は… ■紺屋 友禅染が大流行する中、藍染の意匠に悩む一人の職人。先の見えない仕事に心は沈むが… ■畳刺し 明け渡った吉原が男達の仕事の場。暮れの畳の張り替えに遊女達の冷やかしは付き物で… ■左官(一、二、三) 土蔵の普請場に奇妙な男が現れる。甚三郎と名乗るこの男、上方から流れてきたようだが…

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堤鯛之進 包丁録

堤鯛之進 包丁録

江戸の片隅、ワケあり者の吹き溜まり〈極楽長屋〉に住まう牢人・堤鯛之進は、包丁の磨屋を営む者なり。鍛錬された身体は長屋でも秘かな人気だ。ただ、そのむさ苦しい見かけとは裏腹に、料理の腕はピカイチ──。目立たぬように生活をしていた鯛之進は、ある日、母子を狙う辻斬り事件に巻き込まれる。母親の命を救うことはできなったが、危機一髪で助けた男の子を長屋へ連れ帰った。しかし、男の子は惨殺を目撃したショックから記憶喪失となっていたため、鯛之進は仕方なく子供を引き取り、「親子」のような生活を始めるのだった……

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天地明察

天地明察

冲方丁の本屋大賞受賞作を完全漫画化!!!日本独自の暦作りに邁進した男の七転八起の人生譚!!――幕府の碁打ち、二代目安井算哲(やすい・さんてつ)こと渋川春海(しぶかわ・はるみ)は、碁の名門四家の一員でありながら真剣勝負の許されないお城碁の現状に飽きており、趣味の算術や天文観測に没頭する始末。そんな時、算術絵馬が奉納されている神社に出かけ……算術の達人「関(せき)」によって、春海の退屈な日常が打ち破られる……!

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サンチャゴ

サンチャゴ

時は1637年の島原。隠れキリシタンの村に住む少女・サチ。そこに漂着した、海賊めいた南蛮人・ディエゴ。そして、時同じくして立ち上がる天草四郎。抗えぬ歴史の渦が、3人を飲み込んでいく――

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ひらひら

ひらひら

美しく勝ち気な太夫・朱音(あかね)には、意のままにならぬ恋などないはずだった……。【宿世(すくせ)の糸】里に残した幼い妹。書き送るのは優しい嘘。祈るのはただ、その子の幸せ……。【夢鏡】引込新造の翡翠は夢に見る。いつの日も、楼主(あなた)のそばにいることを……。【翡翠の鳥】この夏もまた華やかに、玉菊灯籠が飾られる。やりきれない胸の内など構いもせずに……。【花灯籠】表題2編に『陽炎稲妻水の月』の2編を併せた、艶やかで哀しくいとおしい、吉原花魁恋草紙――!!

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口入屋兇次

口入屋兇次

江戸の町で職業斡旋を生業とする口入屋兇次。兇次の元には、職を求める様々な人間が転がり込む。ある夜更け、町外れの河原で一人の女が夜鷹に身を堕とそうとしていた…。江戸の人々の生き様を描く時代叙情詩開幕!!

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江戸の蔦屋さん

江戸の蔦屋さん

元祖プロデューサーここにあり! 数々の名作を世に送り出した敏腕プロデューサーにして、出版社社長かつ書店経営者の一流ビジネスマン! まさに時代の寵児である蔦屋重三郎の獅子奮迅の活躍譚! デキる男は吉原生まれの最強の人たらしだった…!? 江戸風俗も満載の痛快歴史4コマ!

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百日紅

百日紅

文化爛熟する文化文政期の江戸の街の暮らし・風俗・浮世絵の世界を多彩な手法で描き出す代表作の決定版。

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茶箱広重

茶箱広重

▼第1話/茶箱広重▼第2話/縦走路▼第3話/黒まんとの死▼第4話/俺が愛した女▼第5話/陽炎街▼第6話/ほっぺたの時間▼第7話/水茎 ●あらすじ/安政5年、「東海道五十三次」で有名な浮世絵師・一立斎広重(安藤広重)が亡くなった。後を継ぎ、二代目広重となったのは、弟子の重宣(しげのぶ。本名・鎮平)。広重の名を汚さないよう懸命に努力する重宣だが、先代の妻だったお崑、わずか13歳で政略結婚させられたおかや、弟弟子・寅吉らとの間に生じる複雑な人間関係に翻弄される。やがて寅吉は独立し、実際は三代目であるにもかかわらず「二代目広重」を名乗り、生涯それを通した。一方重宣は世人から「茶箱広重」と呼ばれるようになる…(第1話)。 ●本巻の特徴/残された資料も極めて少ない、「茶箱広重」と呼ばれた幻の浮世絵師・二代目広重。不遇な晩年を送ったが、西欧の印象派の画家たちにも大きな影響を与えた彼の人生を丹念に描いた表題作の他、遭難死した山岳部員の死因を推理する「縦走路」、炭鉱夫と芸者の賭けと愛を描いた「俺が愛した女」、5歳と2歳の男の子兄弟と母親の母子家庭の物語「ほっぺたの時間」、「南総里美八犬伝」で有名な江戸時代の戯作者・滝沢馬琴と、彼を支えた周囲の人々を描いた「水茎」など、力作7編を収録した、寡作で知られる一ノ関圭の中・短編集。▼初出「茶箱広重」81年/「縦走路」77年/「黒まんとの死」76年/「俺が愛した女」76年/「陽炎街」79年/「ほっぺたの時間」86年/「水茎」82年 ●その他のデータ/巻末に浮世絵研究家としても知られる作家・高橋克彦氏によるエッセイ「一読驚嘆」を収録。

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ひらひら

ひらひら

美しく勝ち気な太夫・朱音(あかね)には、意のままにならぬ恋などないはずだった……。【宿世(すくせ)の糸】里に残した幼い妹。書き送るのは優しい嘘。祈るのはただ、その子の幸せ……。【夢鏡】引込新造の翡翠は夢に見る。いつの日も、楼主(あなた)のそばにいることを……。【翡翠の鳥】この夏もまた華やかに、玉菊灯籠が飾られる。やりきれない胸の内など構いもせずに……。【花灯籠】表題2編に『陽炎稲妻水の月』の2編を併せた、艶やかで哀しくいとおしい、吉原花魁恋草紙――!!

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さくらん

さくらん

江戸吉原は男と女、女と女がだまし合う色の街。その中の「玉菊屋」に売られてきた、ふてぶてしくて意地っ張りだけどちょっと健気な少女。彼女が、ほかの遊女たちの生き様や悲劇的な最期を目の当たりにしながら位の高い遊女である花魁へと成長していく。のちに伝説の花魁となる「きよ葉」の型破りな生き方を描く、破天荒花魁ストーリー!

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蝶のみちゆき

蝶のみちゆき

「ごめんね寂しか思いさせて……大丈夫そうそう長くは待たせんけん……」遠く響く三味線に異国の言葉が混じり合う長崎丸山。絶世の花魁と重い病を抱えた一人の男の過去が、やがて密やかな“愛と死”の物語を紡ぎ始める……“世界”がいち早く評価した孤高の俊才・高浜寛が、長崎丸山に生きる遊女の「切なすぎる純愛」を洗練を極めた筆致で描く。国内の漫画家、海外のバンド・デシネ作家、映像作家など、ジャンルや国籍を問わず多くのアーティストたちから熱い注目を集める傑作!!<世界の巨匠たちが絶賛!!>今、最も読まれるべき漫画がここにある。知っているようで知らない時代、美しき遊女のお話。なんとも気負いのない絵と語りのうまさが際立つ――心が揺れる。高浜寛の物語表現は描く度に高まってゆく。(谷口ジロー/フランス芸術文化勲章受章作家)本作『蝶のみちゆき』の少なからぬ魅力はヒロイン・几帳が湛える穏やかな悲しみにあり、読む者を幕末・明治の遊女の世界へと導く官能と情緒にある。私たちは初期作品からずっと高浜寛の繊細な仕事に注目してきたが、彼女はこの作品により世界的コミック作家の最高峰へ至る新境地を切り拓いたようだ。(ブノワ・ペータース&フランソワ・スクイテン/アングレーム国際漫画祭大賞・文化庁メディア芸術祭大賞『闇の国々』著者)

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青楼オペラ

青楼オペラ

江戸時代、遊郭吉原――――。親を亡くした武家出身の朱音(あかね)が自ら身を沈めたのは、大見世・曙楼。高利貸しの若旦那で頭の切れる色男・近江屋惣右助(おうみやそうすけ)との出会いが、朱音の運命を突き動かす!! ここは地獄か極楽か… 艶やかな吉原物語が今、動き始める…――――!!!!

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十億のアレ。~吉原いちの花魁~【描き下ろしおまけ付き特装版】

十億のアレ。~吉原いちの花魁~【描き下ろしおまけ付き特装版】

【描き下ろし番外編2Pを新たに収録!!】現代に『吉原』が復活――。現代版・吉原では、芸能界で華やかに活躍する人気女優が夜は遊女となり疑似恋愛と体を売る。そこへ一人の美少女・明日風が育ての親の借金を返済する為、吉原に売りに出される。明日風は吉原がどういう所なのか何も知らなかったが、偶然、遊女が男に体を売っている場面に遭遇。自分がここで男に消費されるのだと知り、逃げ出そうとするものの客の男につかまってしまい…!?【本作品は「十億のアレ。~吉原いちの花魁~」第1~8巻を収録した電子特装版です】【ズズズキュン!】

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美少年戯譚

美少年戯譚

一夜の夢を売る遊郭において、唯一男の花魁を置く店「月がくれ」。その中でも特に人気を誇る光桜は客と床入りをしない“童貞花魁”としても名を馳せていた。花魁でありながら、光桜が童貞を守り続ける理由とは――?

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江戸モアゼル

江戸モアゼル

花のお江戸は吉原から、平成の世にタイムスリップした名うての女郎・お仙。コンビニでバイトしながらも、遊里で磨いた花魁テクと江戸の水が育んだ気風の良さで、平成日本男児たちを骨抜きに!?奇想天外抱腹絶倒ジャパネスク・ギャグ★

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吉原ソープ嬢物語 花魁ユイ

吉原ソープ嬢物語 花魁ユイ

吉原で働く新米ソープ嬢のユイは真面目で一生懸命なのに、なぜか指名が取れず、悩む日々を送っていた。ある日、下宿先で見つけた古い鏡から、なんと花魁の幽霊が出現!! “花鳥”と名乗る花魁とユイの奇妙な同居生活が始まった――。時空を超えたセクシャル・ファンタジー!!

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おいらん姐さん

おいらん姐さん

遊女の世話や雑用をしながら、遊女という生き方を学んでいく“禿(かむろ)”と呼ばれる少女たち。彼女たちが自分の姐さん方を“オイラん姐さん”と呼んだことから、“花魁”という言葉が生まれたとか――。吉原・新嬉楼(しんきろう)の禿・なみじの“オイラん姐さん”は、地獄太夫と呼ばれる橋立花魁。琴の演奏を間違えるなみじをキセルで叩いたり、客にロウソク責めをしたりと、性格のキツさ、エゲツなさからその通り名がついていた。そんな姐さんから「花魁になってどうするんだい?」と聞かれたなみじは、「素敵な人に身請けされて……」と答えるが、「フン、青臭い夢だね。捨てちまいな、そんな夢」と言われてしまう。“自分の夢をつぶされた”と落ち込むなみじだが……。吉原に生きることを運命とされた禿・なみじが見た遊女たちの世界とは?お江戸吉原遊女ロマン!!

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大奥

大奥

男子のみを襲う謎の疫病が国中に流行り、男子の数が激減。男女の立場が逆転した世界に生まれた貧乏旗本の水野は、大奥へ奉公することを決意する。女性の将軍に仕える美男三千人が集められた女人禁制の場所・大奥で巻き起こる事件とは…!?

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猫奥

猫奥

江戸時代。大奥に仕える女性たちの多くは、生涯独身であった。そんな彼女たちが、持てあました時間と愛情を注いだ対象、それは――にゃんと、ネコだった!? 大奥に暮らすオンナとネコの日常を描くほのぼのショート!

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大奥より愛をこめて

大奥より愛をこめて

男子禁制、閉ざされた花園“大奥”に金髪、青い瞳の新人女中がやって来て…。先輩女中との確執は!? 将軍家斉との床入りは!? 現代社会で恋に仕事に悩む女性にこそ読んでほしい本格ラブコメ、時代を超えてワイドに登場です!!

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ケン月影劇場

ケン月影劇場

はるか昔、昭和の時代に創刊された日本初の官能劇画誌エロトピア。野坂昭如氏が“エロスのユートピアたれ”との意で名付けたという、この伝説の雑誌で活躍していたのがケン月影である。御年72歳の官能劇画作家は、独特の風情の、大人の色気あふれる美女を描く。近年流行の萌え系、ロリ系と一線を画す、これぞ正統かつ古典的なエロ劇画である。ビッグコミックの歴史上、初のエロ劇画である本作はユーモアと品格を兼ね備え、様々な男女の物語を展開する。男子最高の死に方は腹上死だと信じる大金持ち。曜日ごとに異なる愛人をそろえる大親分。イケメン歌舞伎役者を食い物にする大奥の年増。美人秘書を狙う政治家、子犬で女を釣るペットブリーダー……ケン月影の痛快なエロティック勧善懲悪ドラマを堪能されたし!!

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華の大奥

華の大奥

女は誰でも心の深淵に「大奥」を持っている。たった一人の男のために愛・情景・嫉妬・憎しみ・殺意とあらゆる感情を持っている。賢い女はそのドロドロの感情を厚化粧の下に隠し通すことさえできるものなのだ……。

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大奥~全員が敵!女の壮絶いじめ~

大奥~全員が敵!女の壮絶いじめ~

いじめ、格差、マウンティング…女同士の軋轢はいつの時代も変わらない。将軍の命を狙うため大奥に送り込まれた女は将軍の寵愛を受けたことにより、陰湿な嫌がらせの標的になり…。道具として扱われた女の悲劇ほか、権力を狙う色仕掛け女狐とカマトト女狸の戦い等、3話を収録。江戸城の奥、ドロドロとした愛憎と陰謀に満ちあふれた、秘められた苑で繰り広げられる残酷絢爛絵巻。

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大奥子種バトル~正妻VS.愛人~

大奥子種バトル~正妻VS.愛人~

16歳の処女正妻の初夜を、夫の愛人が監視!? 世継ぎを産むため、媚薬を使って乱れる幼妻! 8代将軍の妻、日野富子の壮絶人生を描く!(大奥子種バトル~正妻VS.愛人~) 明治10年、生まれ故郷を追われ外人専門の娼婦となったお栄。ロシア貴族との愛欲の日々が、彼女を美しく磨き上げる!!(らしゃめんお栄) 7歳で親に置屋に売られ、遊女となったお倉。成り上がるため必死に客を取る中、優しいだけのダメ男と出会い、惹かれていくが……!?(ヨコハマお倉) 「ぐずぐずしないで足を開け!」夫に性病を移され、辱めのような治療を受けた吟子は、日本初の女医を目指す!(吟子―日本初の女医―)

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花がたり 天璋院篤姫

花がたり 天璋院篤姫

生まれ育った薩摩を離れ、頼る者もいない遠い遠い江戸へ。世は幕末。薩摩・島津家の分家に生まれながら、篤姫は徳川十三代将軍・家定に嫁ぐこととなった。篤姫は「薩摩のため」に島津家の血を引く世継ぎを一刻も早くもうけ、徳川との結びつきを深めるよう言い含められていたけれど、夫である家定は床を共にしてもただ添い寝するだけ。手を出してこなくて…? 時代の波に翻弄されながらも、信念をもって動乱の世を生き抜いた薩摩の才女・篤姫の生涯。

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闇の大奥秘事作法~月光院伝~

闇の大奥秘事作法~月光院伝~

時間をかけてゆっくりと牛馬に四肢を引きちぎられる――。日本の歴史上、もっとも残虐な処刑のひとつ「牛裂きの刑」に処せられた異国の遊女。秀吉の家臣に献上された彼女には、ある「望み」があった…。「朱き罪・牛裂きの刑」 運の良さだけで、町娘から将軍の側室にまで成り上がった女が巻き起こした、江戸期最大の姦通スキャンダル「絵島生島事件」。1500人以上が処分された事件の全貌は!?「月光院伝」 16歳で生涯を閉じ「大奥女中の鑑」と讃えられた伝説の女中「桂川てや」。家計を支えるため12歳で大奥に上がり、わずか4年で異例の出世を遂げた「てや」の、大奥性愛人形として耐えた波乱万丈人生絵巻。「おてや人形」 負け戦の人質として差し出されたのは、月光のごとく美しい若君。その若君に恋した猿顔の姫。美男と醜女、見目不相応なふたり純愛の行方は!? 戦国乱世を舞台に送る、日本版、男女逆転「美女と野獣」。「猿姫恋草子」 男の所有物として生きてきた女たちのが、何度虐げられても己の欲望と誇りを貫き通し生きる。人気作家、安武わたるが女心を繊細に描く極上女の人生ドラマ4編をお届け!

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大奥悲恋物語 禁断の愛[絵島・生島]

大奥悲恋物語 禁断の愛[絵島・生島]

ようやく安定期に入った江戸幕府は六代将軍・徳川家宣から七代将軍・家継に移り代わった時代。絶世の美女と謳われた中臈・絵島は家綱に代わったことにより大年寄に出世し、大奥の権力者となった。だがまだ若い絵島は悶々とした日を過ごしていた。一生、死ぬまで大奥に閉じ込められる女たちは年に一度の里帰りを楽しみにしていた。その日、出入りの商人から芝居見物に誘われた絵島は花形役者・生島の美貌と男らしさに虜になってしまう。

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三国志

三国志

今から約1800年前、中国・後漢時代末、黄巾の乱と朝廷内の争いによって、漢王朝は滅びようとしていた。乱れた世を正し、人々の苦しみを救おうと、玄徳・関羽・張飛の三人は、桃園で義兄弟の契りを結び立ち上がった。巨匠・横山光輝の熱筆によって新たな生命を吹き込まれた英雄たちが、悠久の大地を舞台に繰り広げる壮大な歴史ドラマ、ここに開幕!

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蒼天航路

蒼天航路

“乱世の姦雄(かんゆう)”と呼ばれ、中国史上に巨大な悪名を残した英雄・曹操(そうそう)。だがその破格な生き様は、天に愛された者のみが持つ輝きに満ちている。この物語は、その輝きによって照らし出される新たな「三国志」である。

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天地を喰らう

天地を喰らう

中国後漢の末。王朝は失政を重ね、地の人々は貧困にあえいでいた。盗みを働き、百姓たちに袋叩きにされるその男、名は劉備玄徳。妻にしようと手を取った女の正体は、天上神・竜王の娘であった。諸葛孔明とともに天上界へ昇った玄徳は人間界一の剛胆男となるべく、呑邪鬼が住まう火炎城へと向かう。そこでいつ果てるとも知らぬ幻覚地獄に苦しめられた玄徳は……!?本宮節が炸裂する豪快三国志!!

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三国志

三国志

荒れ果てた田野、天災飢饉、襲いくる野盗に脅える人々…… 苦しみのどん底にある彼らの眼の前に決然と起ちあがる三人の勇者――。劉備(りゅうひ)、関羽(かんう)、張飛(ちょうひ)。壮大な中国大陸に強く生きる無名の民衆と英雄たちの現実を描く、三国志大傑作ロマン!

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三国志

三国志

北方謙三渾身の大長編小説を超技画アーティスト河承男が劇画化!西暦184年、四百数十年という長きに渡って続いた大漢帝国はようやく衰亡しようとしていた。大三国志の幕は切って落とされたのである。劉備玄徳・関羽雲長・張飛翼徳の三人は義兄弟の契りを結び、群雄勢い立つ乱世に乗り出していくのだが、こののち、この三人におよそ五十年にも及ぶ大苦難の道が待ちかまえていた――。覇業を志す男たちが乱世を駆け巡る!!

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孔明のヨメ。

孔明のヨメ。

むかしむかしの中国―――。荊州の大豪族・黄承彦は、変わり者で有名な書生・諸葛孔明を気に入ってしまい娘・月英の婿に決めてくる。しかし月英にその気は全くなく、これまでも婿候補は全滅…。さあ、どうなるっ!? 杜康版・新感覚三国志4コマ第1巻!!

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一騎当千

一騎当千

三国時代の英雄達の魂を封じた勾玉が日本に流れ着き、その勾玉を受け継いだ闘士達は覇権を争い闘い合うのだった。天然女子高生・孫策伯符もまた、その闘いの渦中に身を投じるのだった。ハイパーバトルの決定版がここに開幕する!!

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SWEET 三国志

SWEET 三国志

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・中国漢の国。国の乱れに乗じて次々と名乗りを上げる英雄・豪傑たち。漢の皇族の血筋をひくこと以外なんのとりえもないお人よし・劉備も、関羽・張飛と義兄弟の契りを結び、天下取りレースに出馬する!おなじみ三国志キャラたちが、知力体力、そしてギャグの限りをつくす大乱世!

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龍狼伝 中原繚乱編 The Legend of Dragon’s Son

龍狼伝 中原繚乱編 The Legend of Dragon’s Son

新シリーズスタート!!『龍狼伝』から『龍狼伝中原繚乱編』へ!新たな『三国志』の歴史が動き出す!!中原(ちゅうげん)に集いし竜と英傑!曹操(そうそう)軍VS周瑜(しゅうゆ)軍、全面対決!!――現代から西暦207年の荊州(けいしゅう)にタイムスリップした志狼(しろう)は、数々の戦場で“竜の子”として成長する。時は流れ西暦210年、南荊州の牧・劉キ(りゅうき)の病没を機に呉(ご)の荊州侵攻作戦が始まった!!

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龍狼伝 The Legend of Dragon's Son

龍狼伝 The Legend of Dragon's Son

今ドキ少年&少女が、「三国志」ワールドに……タイムスリップ!?西暦207年、中国。漢帝国は衰え、乱世の群雄が“覇”を競う「三国志」の時代――そこへ突然、巨大な竜の背中に乗って現れた少年・天地志狼(あまち・しろう)と泉真澄(いずみ・ますみ)が嵐を呼ぶ……!?目にするすべてがクライマックス、手にするすべてが大冒険!!大人気ハイパー歴史アクション、堂々の登場!!

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