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わかる
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六文銭
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2021/04/14
あぁ、愛すべき男子校のノリ
大学生というと、飲んで、おにゃのことイチャコラするかしかないと思っていた時期がありました。 夏は海、冬はスノボ。 間にちょこちょこ何が楽しいのかわからないBBQ。 小生は全くそんなことありませんでしたがね。(血涙) 本作は、そんなルサンチマンを解放してくれるような作品です。 いや、上述のようにキャンパスの女子とラブラブする作品だったら、 紙なら破き、電子書籍ならスマホを叩き割るところなんですが、 本作は違うんです。 形容が正しいか不明ですが、雰囲気でいうと男子校のノリなんです。 それも、コテコテの男子校。モテないほうのやつ。 だから、読んでいて清々しいんです。 飲んで裸になったりを中心に、アホなことをこれでもか全力でする。 性格や行動に裏表がなく、キレイにいうと素直、悪く言うと要領悪い感じが、読んでいていいんですよね。 そうそう、これこれ、と家庭の味のように思ってしまう。 こういうんでいいんだよと。 ダイビング漫画なようですが、あまり海には潜らず、ひたすら飲んで、裸になって、モテない男たちの群像劇が繰り広げられます。 一応ヒロインもいて画力が高いのでひたすら可愛いのですが、性格に一癖あったり、また、そういう雰囲気(恋愛)にならないのも良いです。 また、ギャグ漫画としてもクオリティが高く、ハイテンションでスピード感ある展開が読んでいて飽きないです。 男同士のくだらない日々を愛おしく感じる人がいたら、本作を強くおすすめします。
六文銭
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2021/04/12
モラハラなのか言葉のDVなのか
読んででシンドイく、かつ こんなのとだったら別れちまえよ!と言いながら、なぜか読んでしまう不思議。 この手マンガがあるあるなのですが、読者に程よくツッコミをさせてくれてつい全部読んでしまいました。 主人公は、婚活最中になぜか新幹線でナンパにあう。 その優しさと真面目な風貌であれよあれよと惹かれて、その男に告白し付き合うことに。 が、付き合った途端、男は豹変する。 俺より先に寝るなとか、連絡が遅かっただけで別れるとか・・・ 極めつけは、初お泊りでウキウキな主人公に、明日仕事だからお弁当をつくってくれと言い、しかも好き嫌いが多いとか、それでも冷凍食品は1品だけにしろとか注文をつけて、結果、つくってくれたお弁当に「キツかった」と言う始末。 自分男なんすけど、女性だったら、この間だけで1万回別れるきっかけがありました。 主人公(著者?)忍耐力すごいな、と関心しました。 それでも、色々ギリギリな主人公は、そんな男でも別れることができず(随所で優しいところが悪いのか?)、ところどころ疑問がありながらも、最終的には結婚までしてしまい・・・という流れ。 最後がちょっとアレでしたが、こんな男もいるんだなぁ、というか、こんな男でも結婚できるんだなぁと謎の関心をしてしまいました。 (いや、自分が立派だとか言うつもりはないんですけどね…。) 結婚=幸せではないので、ご利用は計画的にという感じでございました。
六文銭
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2021/03/31
予想以上に辛かった 発達障害に悩む大人の物語
マイペース、人の気持ちがくめない、会話がうまく噛み合わない、マルチタスクが苦手・・・程度の差はあれど、誰しもあるような問題。 それが重度になっても「障害」と判断されず、かといって「正常」とは言い難いほど生活に影響を与えてしまう。 このような人をグレーゾーンというらしいです。 主人公の夫・優斗はこの層に属しており、生活や職場で諸々迷惑をかけてしまっている状況。 同じようなことが、「ケーキを切れない非行少年たち」でもありました。 判断基準が昔と異なることで知的障害と診断されず、まともに治療されなかった人たちが、社会に出て悩み、苦しみ、結果少年院や刑務所に入ってしまうと。 ともに現代社会の闇ですね。 みんなが普通にできることが自分にはできない その悩みは当人しかわからないもので、上述のように空気が読めないから周囲の人もドンドン離れてしまい孤立していく様は読んでいてシンドかったです。 さらに追い打ちをかけるように、一見優しそうにみえる、主人公の友人が不幸を楽しむクズということ。 もう、救いはないのかと。 結局、誰も助けてくれない様が、世間なんてそんなもんだよな~と そのリアリティさに納得してしまいました。 漫画的に優しくて頼りになるお助けキャラなんて都合よくあらわれないもんです。 みんな面倒な人とは関わりたくないんです。 だからこそ、夫婦で支え合い、助け合っていく感じが際立って良かったです。 奥様にこれだけ大事にされているのは、地獄に仏といった感じでしょうか。 この困難を二人で克服し、強く生きて欲しいです。 この社会に、得も言われぬ生きづらさ抱えている人がいることを知るよいきっかけになりました。
六文銭
六文銭
2021/03/31
ネタバレ
ついに完結 年上女性による餌付けストーリー
何気にリアルタイムで追っていた数少ない作品だったのですが、 控えめにいっても、最高のエンドだった。 未亡人の年上女性による高校球児への餌付け漫画。 グルメとラブコメとホームドラマのようなハートフルが混ざった話。 この作品のおかげで、フォロワー作品が沢山でましたが、やはりオリジナルは強いですね。(何が?) 正直言うと、どっちに転んでも、わだかまりが残りそうだったんですよ。 どっち・・・というのは、二人の関係性が進展もなくうやむやにして終わるのか、しっかりと付き合うのか。 最終巻の前まで、たぶんどっちかしかないだろうなと思ってました。 (まさかのフラれエンドもワンチャンあるかと思いましたが、なんとなく作風として、それはなさそうだったので。) ただ、どちらにせよ、後味悪そうだなと思ったんです。 うやむやはうやむやで、ここまで登場人物に愛着もって成長を見守ってきたイチ読者としては、えーそれでいいの?となるし、付き合ったら付き合ったで、えーそんな安易でいいの?となるし(じゃあ、どうしろっていうんだよ、って感じですが…この複雑な捻くれ感情が悩ましいところです。) んで、結局、そのどっちかだったのですが(ネタバレなので控えますが)冒頭の通り、まぁー良かったです。 上述の不安とか、なくなりました。 八雲さんの幸せはと、高校球児・大和くんの幸せとは、桜の下のシーンから、餌付けという二人の不思議な関係に相応しいくだりのエンドでした。 カバー裏で物語る感じや、表現がわかりにくかったりしてますが、まぁそういうことですよね。 八雲さんが明るく振る舞っているけど、元旦那さんに先立たれた悲しみから、色んな意味で救われてよかったです。 最後は、みんなで大団円な感じも、どこか懐かしく暖かいです。 久々に良い読後感を得られました。