有名ラーメン店屋の創業者立志伝一杯の魂‐ラーメン人物伝‐ 本庄敬 大泉孝之介 武内伸六文銭今も昔も好きな食べ物にラーメンがあります。 ただ、自分は色んな店に行くというよりは好きなラーメン屋に飽きるまでずっといくタイプなのですが、本作でも語られている 武蔵 なんつッ亭 中村屋 は、よく行ってました。 また、 大勝軒 天下一品 一風堂 このあたりは「ど」がつくほどメジャーだし、最終話の日清食品とかは日本人ならいわずものがななラーメンだと思う。 そんなラーメン屋の創業話ということで、こういう歴史や苦労話が好きな自分にとってはやはり面白かった。 自分が足繁く通ったラーメン屋ならなおのこと。 特に、天下一品のエピソードが好きですね。家族養うために屋台をひいて、暴力団にからまれてもやめない不撓不屈の精神に感服しました。 あのこってりは、創業者からにじみにでているのかと思うと、ラーメンに対する姿勢も変わってきます。 なにはともわれラーメンは、これだけ味の試行錯誤を重ねても1000円台で食べられるのは奇跡に近いと思います。 その奇跡をつくった男たちの話。 面白くないはずがないです。 ドラクエ4コマの雄「牧野博幸」のオリジナル作品勇者カタストロフ!! 牧野博幸六文銭少年時代、ドラクエ4コマが好きだった私にとって、その作家さんたちがオリジナルを描いていた「ギャグ王」というマンガは宝物みたいな雑誌でした。 (残念ながら雑誌自体、短命に終わったのですが・・) ドラクエ4コマの中でも、牧野博幸という漫画家はグンを抜いて面白かったので、そのオリジナルである本作も大好きでした。 カルト的な人気で絶版されたギャグ王版の単行本が高値取引されており、そこから見事復巻されたと記憶してます。 (なぜか、仙台のブックオフで4巻4000円くらいで全巻買った思い出がある。) ギャグのセンスというか、笑いのツボが同じなのか、とにかく読んでて面白い。 会話の流れや、セリフのチョイスが的確なんだと思う。 ただ、あらためて読み返してみると、長編のストーリー向き(しかも、後半にかけてやたらとシリアスな展開になるので、そのジャンル向き)の漫画家ではないのかなと感じる部分もあります。 子どもの頃は感じなかったのですが、場当たり的な展開や後出しの設定が出てきて「?」ってなる部分が、本作には多い。 ストーリー漫画がうまい人は4コマもうまいと聞いたことがありますが、逆もまた然り、というわけではないのかな? それでも、瞬間最大風速のギャグは顕在なので牧野博幸という漫画家の価値が損なわれることはないし、むしろドラクエ4コマなどで作家のファンになった人にとってのファンアイテムとして一度読んでみてほしいと思います。非モテ男子と根比べ絶対にやってはいけない彼女 小鴨六文銭絶対に〇〇してはいけないとみると、条件反射的にアレを思い出しますが、本作はヤッてはいけないという、なんともどストレートなもの。 この時点でアウトーな感じなのですが、意外と全然一線越えないのでタイトルの過激度に反して、中身はピュアなイチャラブがメイン。 粘着的なエロさはないです。 非モテ童貞の主人公が、童貞キラーと呼ばれる女性と付き合ってしまったことで、 童貞でなくなる = 嫌われてしまう という思考の下、ヤッてはいけない彼女となった流れ。 一方で、女性のほうがグイグイ攻めてくるので、それに翻弄されながらもひたすら堪えている展開。 リアル非モテの自分にとっては、 その我慢、何魂でやってるんだよ といいたくなるが、お互いを思い合っていることは伝わるのでギリギリ堪えられる。かろうじて祝福したくなる。 絵もきれいだし、キャラは可愛いし、大人のラブコメ的な内容なので、そのラインが好きな人にとってはおすすめできる作品です。 タイトルの過激さで、手をとるのをやめた人はもったいないと思います。まったり?島ライフ今日からここで暮らシマす!? 樋渡りん六文銭伊豆諸島南部の青ヶ島に引っ越してきた、高校卒業したての少女が主人公。 まず、どこだ?と興味本位で調べみたが、 東京から飛行機で八丈島にいきソコからヘリで20分(ヘリ!?) もしくは、 船で八丈島までいき、ソコから乗り継いで合計13時間 しかも、天候や海の状況によっては上陸が困難になるというから、なかなかにハードな場所だということがわかる。 そして、日本一人口が少ないのも特徴。 さて、そんな島での生活だが・・・ 「絶海の孤島」という地形から自然の脅威をもろにうけて、思い描いていたまったり島ライフとは無縁な感じ。 そんなところで若い娘が生活していくというのだからすごい。 そのあたり、良いところだけ描いている感じじゃないのが、リアリティがあって個人的に好感がもてます。 数日の観光ではなく、住むとなったら色々不便になるだろうなと思いながら読むのも一興。 自分の環境が恵まれていることを痛感しますね。 また、島民の人たちとのやり取りや、豊かな自然の描写が読んでいて小気味よい作品です。 現実に疲れたらぜひ本作の過酷な島ライフを読んで、どこも大変なんだと思いなおしてください。タイトルから想像したのと違うピュアラブ姉のともだち 高瀬わか六文銭『姉のともだち』というタイトル ギャルっぽい女性の書影 そしてヤンジャン(青年誌)とくれば、 あーはいはい、すべて理解しました。 お願いします! となって読んだのですが、結論からいうと思ったんと違う。 (もちろん良い意味。) 姉の友人とあんなことやこんなことになるかと思いきや、真逆のピュアな恋愛って感じ。 友人であることを良いことに、姉の1人暮らし先に入り浸っている美女ひーちゃんと、高校生の主人公が好きの手前でモジモジしあう。 背徳感のかけらもない。 他の女子高生とイチャコラしている主人公に、ひーちゃんが嫉妬するシーンで、私は全部もってかれました。 あと、個人的に表紙よりも中身の絵のほうが可愛くキレイな感じをうけたので、表紙だけでなく中身も見てほしいと思いました。 ホント、シンプルに姉のともだち(純)という感じで、心穏やかに読める作品です。 弁当で垣間見える温かい人間関係至極のお弁当 佐々木善章starstarstarstarstar_border六文銭主人公が勤める会社の先輩・佐野は、仕事ができるが弁当にも人一倍こだわりがある曲者。 「弁当の質は、仕事の質」 という格言まで飛びだすほど、弁当にこだわりまくる。 たかが弁当、されど弁当という感じで、弁当1つでめちゃくちゃ話が広がるのがすごい 大きなくくりではグルメマンガなのだろうけど、弁当のおかずに対するうんちくやその調理法だけでなく、作り手やどういう思いで食べているかにもフォーカスしてて、何ともいい話が多い。 佐野も変わりものだが、弁当の存在価値に共感する人への愛情の深さがすごい。 特に定年退職する人の話に、全部もってかれました。 弁当を見る目が少し変わる・・・かもしれない作品です。六文銭8ヶ月前『至極のお弁当』のお気に入り度をstarstarstarstarstar_borderにしました。至極のお弁当佐々木善章罪を重ねて懲役年数を稼げクライムゲーム ~法律の無い世界~ オクショウ 恵那六文銭どんな犯罪も免除される、一見すると現実のような仮想世界。 犯罪を犯し、その懲役年数がクリア条件になったりする、何とも不謹慎な作品。 基本デスゲームなのですが、生き残る以外でも、こうしたゲーム性が出てくるのが本作の特徴。 ヒロインっぽい女の子も出てきますが、純粋ぶって主人公に接近するも、何か裏がある感じなので、個人的に好きな展開です。 サクサク読めながらも、上記のゲーム性だったりで予想外の展開が多く読んでいて飽きないです。 デスゲームって一時期よりも弱冠下火になった気がするのですが、本作は今後に期待したい作品です。部長と部下がおりなす不条理なギャグサラリーマン山崎シゲルNEO 田中光六文銭一昔前だが、東京メトロのポスターかなんかでよく見たものが、マンガになっていたなんて知らなかった。 ただ、そのポスターでみていたものと内容にそこまで差がないので、ポスターがまんまマンガになった感じ。 もともとはSNSから出ていたとも知らなかったです、 内容は、理不尽だったり、意味不明なこじつけを言いだす部下に振り回される部長という展開。 クスリと笑うにはちょうど良い作品。 深く考えず、頭空っぽでも読めるのが特徴。 何より、部下のむちゃくちゃうざ絡みに、部長の懐の広さに感服します。 寝る前のリラックスしたいときに読むのをおすすめします。 ギャグでありながら少年漫画的なストーリーもしっかりマッシュル-MASHLE- 甲本一六文銭魔法が使えることがベースになっている世界で、主人公・マッシュは魔力0。 魔力の強さが権力の象徴であるため、魔法の使えないマッシュは「間引き」の対象として魔法警察に追われる・・・と思いきや、魔法の代わりにひたすら鍛えた筋力によって難なく撃退。 ただ、今後マッシュだけでなく家族も狙われることをネタに、魔法学校に行き成績優秀者の称号「神覚者」になれば黙認するという取引をもちかけられてしまう。 血はつながっていないが唯一の育ての親である「じいちゃん」との平和な暮らしのため、魔法学校に通うことになる・・・という流れ。魔力0なのに。 魔法と言いながら、あらゆることを脳筋ワンパンで解決する潔さにどハマリしました。 派手なアクションとテンポの良さ、腕力によってホウキとかの道具までも服従させてしまう意味不明な程よいヌケ感がクセになります。 また、少年漫画的な王道展開もしっかりあって、ライバルあり、学園内の抗争ありの、ギャグだけではない面白さもしっかりあります。 『ワンパンマン』とか好きだったら、たぶん好きな部類の作品だと思うので、おすすめです。なかなかハードな恋#1巻応援ねずみの初恋 大瀬戸陸六文銭殺し屋のねずみちゃんに恋した、ちょっと冴えない青年・碧くん。 彼の強烈なアプローチに、こういった経験が初めてなねずみちゃんは戸惑うも、まさかの付き合いはじめてしまう。 しかし、殺し屋だから、当然裏稼業ともつながっているわけで、碧くんも捕まってしまい酷い拷問をうける。 そこでねずみちゃんが取った行動は・・・という展開。 殺し屋と恋。 冷静と情熱みたいな感情の対比が良い感じなのですが、なかなかエグイ内容。 だけど、2人のしょーもない掛け合い(イチャコラ)が緩衝材になって、緊張と緩和の緩急をつけてくるのも面白い。 バズっていたので読んでみましたが、先が気になる展開なのと、2人の関係がどう転んでいくのか予想つかなくて今後が楽しみな作品でした。 悪徳ビジネスに搾取される流れを描くハッピーマリオネット 三島右京六文銭気弱で自信がない主人公が、いわゆる意識高い系の人たちに囲まれて、自己投資という名のもとに怪しい世界にツッコんで洗脳されていく話。 副業とか謎のビジネスによって金持っているアピールをしてくる同僚の田島を崇拝し、その崇拝から惜しげもなく身をきっていく感じ。 気づいている側からみれば非常に滑稽なんだけど、SNS上でこういう輩が昨今溢れているから、あながち非現実的でもない。 タワマンに住んでいると見せかけて時間で借りているだけとか、人脈づくりという謎の目的で人を集めて会費をセコく中抜きしているとか。 SNS上で金持ちアピールして謎の情報商材を売っていく(実際は金持ちでもなんでもない)自分も、昔、そういう輩を見てきたからなおのことよくわかる。 主人公は、悪徳ビジネスはびこるシェアハウスに住み、大分洗脳されてしまうんだけど、2巻からそれに気づいた同居人も現れてきて、彼女の働きによって、ここから先なんとか救いがあって欲しいと願ってしまう。 « First ‹ Prev 1 2 3 4 5 6 7 8 … Next › Last » もっとみる
有名ラーメン店屋の創業者立志伝一杯の魂‐ラーメン人物伝‐ 本庄敬 大泉孝之介 武内伸六文銭今も昔も好きな食べ物にラーメンがあります。 ただ、自分は色んな店に行くというよりは好きなラーメン屋に飽きるまでずっといくタイプなのですが、本作でも語られている 武蔵 なんつッ亭 中村屋 は、よく行ってました。 また、 大勝軒 天下一品 一風堂 このあたりは「ど」がつくほどメジャーだし、最終話の日清食品とかは日本人ならいわずものがななラーメンだと思う。 そんなラーメン屋の創業話ということで、こういう歴史や苦労話が好きな自分にとってはやはり面白かった。 自分が足繁く通ったラーメン屋ならなおのこと。 特に、天下一品のエピソードが好きですね。家族養うために屋台をひいて、暴力団にからまれてもやめない不撓不屈の精神に感服しました。 あのこってりは、創業者からにじみにでているのかと思うと、ラーメンに対する姿勢も変わってきます。 なにはともわれラーメンは、これだけ味の試行錯誤を重ねても1000円台で食べられるのは奇跡に近いと思います。 その奇跡をつくった男たちの話。 面白くないはずがないです。 ドラクエ4コマの雄「牧野博幸」のオリジナル作品勇者カタストロフ!! 牧野博幸六文銭少年時代、ドラクエ4コマが好きだった私にとって、その作家さんたちがオリジナルを描いていた「ギャグ王」というマンガは宝物みたいな雑誌でした。 (残念ながら雑誌自体、短命に終わったのですが・・) ドラクエ4コマの中でも、牧野博幸という漫画家はグンを抜いて面白かったので、そのオリジナルである本作も大好きでした。 カルト的な人気で絶版されたギャグ王版の単行本が高値取引されており、そこから見事復巻されたと記憶してます。 (なぜか、仙台のブックオフで4巻4000円くらいで全巻買った思い出がある。) ギャグのセンスというか、笑いのツボが同じなのか、とにかく読んでて面白い。 会話の流れや、セリフのチョイスが的確なんだと思う。 ただ、あらためて読み返してみると、長編のストーリー向き(しかも、後半にかけてやたらとシリアスな展開になるので、そのジャンル向き)の漫画家ではないのかなと感じる部分もあります。 子どもの頃は感じなかったのですが、場当たり的な展開や後出しの設定が出てきて「?」ってなる部分が、本作には多い。 ストーリー漫画がうまい人は4コマもうまいと聞いたことがありますが、逆もまた然り、というわけではないのかな? それでも、瞬間最大風速のギャグは顕在なので牧野博幸という漫画家の価値が損なわれることはないし、むしろドラクエ4コマなどで作家のファンになった人にとってのファンアイテムとして一度読んでみてほしいと思います。非モテ男子と根比べ絶対にやってはいけない彼女 小鴨六文銭絶対に〇〇してはいけないとみると、条件反射的にアレを思い出しますが、本作はヤッてはいけないという、なんともどストレートなもの。 この時点でアウトーな感じなのですが、意外と全然一線越えないのでタイトルの過激度に反して、中身はピュアなイチャラブがメイン。 粘着的なエロさはないです。 非モテ童貞の主人公が、童貞キラーと呼ばれる女性と付き合ってしまったことで、 童貞でなくなる = 嫌われてしまう という思考の下、ヤッてはいけない彼女となった流れ。 一方で、女性のほうがグイグイ攻めてくるので、それに翻弄されながらもひたすら堪えている展開。 リアル非モテの自分にとっては、 その我慢、何魂でやってるんだよ といいたくなるが、お互いを思い合っていることは伝わるのでギリギリ堪えられる。かろうじて祝福したくなる。 絵もきれいだし、キャラは可愛いし、大人のラブコメ的な内容なので、そのラインが好きな人にとってはおすすめできる作品です。 タイトルの過激さで、手をとるのをやめた人はもったいないと思います。まったり?島ライフ今日からここで暮らシマす!? 樋渡りん六文銭伊豆諸島南部の青ヶ島に引っ越してきた、高校卒業したての少女が主人公。 まず、どこだ?と興味本位で調べみたが、 東京から飛行機で八丈島にいきソコからヘリで20分(ヘリ!?) もしくは、 船で八丈島までいき、ソコから乗り継いで合計13時間 しかも、天候や海の状況によっては上陸が困難になるというから、なかなかにハードな場所だということがわかる。 そして、日本一人口が少ないのも特徴。 さて、そんな島での生活だが・・・ 「絶海の孤島」という地形から自然の脅威をもろにうけて、思い描いていたまったり島ライフとは無縁な感じ。 そんなところで若い娘が生活していくというのだからすごい。 そのあたり、良いところだけ描いている感じじゃないのが、リアリティがあって個人的に好感がもてます。 数日の観光ではなく、住むとなったら色々不便になるだろうなと思いながら読むのも一興。 自分の環境が恵まれていることを痛感しますね。 また、島民の人たちとのやり取りや、豊かな自然の描写が読んでいて小気味よい作品です。 現実に疲れたらぜひ本作の過酷な島ライフを読んで、どこも大変なんだと思いなおしてください。タイトルから想像したのと違うピュアラブ姉のともだち 高瀬わか六文銭『姉のともだち』というタイトル ギャルっぽい女性の書影 そしてヤンジャン(青年誌)とくれば、 あーはいはい、すべて理解しました。 お願いします! となって読んだのですが、結論からいうと思ったんと違う。 (もちろん良い意味。) 姉の友人とあんなことやこんなことになるかと思いきや、真逆のピュアな恋愛って感じ。 友人であることを良いことに、姉の1人暮らし先に入り浸っている美女ひーちゃんと、高校生の主人公が好きの手前でモジモジしあう。 背徳感のかけらもない。 他の女子高生とイチャコラしている主人公に、ひーちゃんが嫉妬するシーンで、私は全部もってかれました。 あと、個人的に表紙よりも中身の絵のほうが可愛くキレイな感じをうけたので、表紙だけでなく中身も見てほしいと思いました。 ホント、シンプルに姉のともだち(純)という感じで、心穏やかに読める作品です。 弁当で垣間見える温かい人間関係至極のお弁当 佐々木善章starstarstarstarstar_border六文銭主人公が勤める会社の先輩・佐野は、仕事ができるが弁当にも人一倍こだわりがある曲者。 「弁当の質は、仕事の質」 という格言まで飛びだすほど、弁当にこだわりまくる。 たかが弁当、されど弁当という感じで、弁当1つでめちゃくちゃ話が広がるのがすごい 大きなくくりではグルメマンガなのだろうけど、弁当のおかずに対するうんちくやその調理法だけでなく、作り手やどういう思いで食べているかにもフォーカスしてて、何ともいい話が多い。 佐野も変わりものだが、弁当の存在価値に共感する人への愛情の深さがすごい。 特に定年退職する人の話に、全部もってかれました。 弁当を見る目が少し変わる・・・かもしれない作品です。六文銭8ヶ月前『至極のお弁当』のお気に入り度をstarstarstarstarstar_borderにしました。至極のお弁当佐々木善章罪を重ねて懲役年数を稼げクライムゲーム ~法律の無い世界~ オクショウ 恵那六文銭どんな犯罪も免除される、一見すると現実のような仮想世界。 犯罪を犯し、その懲役年数がクリア条件になったりする、何とも不謹慎な作品。 基本デスゲームなのですが、生き残る以外でも、こうしたゲーム性が出てくるのが本作の特徴。 ヒロインっぽい女の子も出てきますが、純粋ぶって主人公に接近するも、何か裏がある感じなので、個人的に好きな展開です。 サクサク読めながらも、上記のゲーム性だったりで予想外の展開が多く読んでいて飽きないです。 デスゲームって一時期よりも弱冠下火になった気がするのですが、本作は今後に期待したい作品です。部長と部下がおりなす不条理なギャグサラリーマン山崎シゲルNEO 田中光六文銭一昔前だが、東京メトロのポスターかなんかでよく見たものが、マンガになっていたなんて知らなかった。 ただ、そのポスターでみていたものと内容にそこまで差がないので、ポスターがまんまマンガになった感じ。 もともとはSNSから出ていたとも知らなかったです、 内容は、理不尽だったり、意味不明なこじつけを言いだす部下に振り回される部長という展開。 クスリと笑うにはちょうど良い作品。 深く考えず、頭空っぽでも読めるのが特徴。 何より、部下のむちゃくちゃうざ絡みに、部長の懐の広さに感服します。 寝る前のリラックスしたいときに読むのをおすすめします。 ギャグでありながら少年漫画的なストーリーもしっかりマッシュル-MASHLE- 甲本一六文銭魔法が使えることがベースになっている世界で、主人公・マッシュは魔力0。 魔力の強さが権力の象徴であるため、魔法の使えないマッシュは「間引き」の対象として魔法警察に追われる・・・と思いきや、魔法の代わりにひたすら鍛えた筋力によって難なく撃退。 ただ、今後マッシュだけでなく家族も狙われることをネタに、魔法学校に行き成績優秀者の称号「神覚者」になれば黙認するという取引をもちかけられてしまう。 血はつながっていないが唯一の育ての親である「じいちゃん」との平和な暮らしのため、魔法学校に通うことになる・・・という流れ。魔力0なのに。 魔法と言いながら、あらゆることを脳筋ワンパンで解決する潔さにどハマリしました。 派手なアクションとテンポの良さ、腕力によってホウキとかの道具までも服従させてしまう意味不明な程よいヌケ感がクセになります。 また、少年漫画的な王道展開もしっかりあって、ライバルあり、学園内の抗争ありの、ギャグだけではない面白さもしっかりあります。 『ワンパンマン』とか好きだったら、たぶん好きな部類の作品だと思うので、おすすめです。なかなかハードな恋#1巻応援ねずみの初恋 大瀬戸陸六文銭殺し屋のねずみちゃんに恋した、ちょっと冴えない青年・碧くん。 彼の強烈なアプローチに、こういった経験が初めてなねずみちゃんは戸惑うも、まさかの付き合いはじめてしまう。 しかし、殺し屋だから、当然裏稼業ともつながっているわけで、碧くんも捕まってしまい酷い拷問をうける。 そこでねずみちゃんが取った行動は・・・という展開。 殺し屋と恋。 冷静と情熱みたいな感情の対比が良い感じなのですが、なかなかエグイ内容。 だけど、2人のしょーもない掛け合い(イチャコラ)が緩衝材になって、緊張と緩和の緩急をつけてくるのも面白い。 バズっていたので読んでみましたが、先が気になる展開なのと、2人の関係がどう転んでいくのか予想つかなくて今後が楽しみな作品でした。 悪徳ビジネスに搾取される流れを描くハッピーマリオネット 三島右京六文銭気弱で自信がない主人公が、いわゆる意識高い系の人たちに囲まれて、自己投資という名のもとに怪しい世界にツッコんで洗脳されていく話。 副業とか謎のビジネスによって金持っているアピールをしてくる同僚の田島を崇拝し、その崇拝から惜しげもなく身をきっていく感じ。 気づいている側からみれば非常に滑稽なんだけど、SNS上でこういう輩が昨今溢れているから、あながち非現実的でもない。 タワマンに住んでいると見せかけて時間で借りているだけとか、人脈づくりという謎の目的で人を集めて会費をセコく中抜きしているとか。 SNS上で金持ちアピールして謎の情報商材を売っていく(実際は金持ちでもなんでもない)自分も、昔、そういう輩を見てきたからなおのことよくわかる。 主人公は、悪徳ビジネスはびこるシェアハウスに住み、大分洗脳されてしまうんだけど、2巻からそれに気づいた同居人も現れてきて、彼女の働きによって、ここから先なんとか救いがあって欲しいと願ってしまう。
今も昔も好きな食べ物にラーメンがあります。 ただ、自分は色んな店に行くというよりは好きなラーメン屋に飽きるまでずっといくタイプなのですが、本作でも語られている 武蔵 なんつッ亭 中村屋 は、よく行ってました。 また、 大勝軒 天下一品 一風堂 このあたりは「ど」がつくほどメジャーだし、最終話の日清食品とかは日本人ならいわずものがななラーメンだと思う。 そんなラーメン屋の創業話ということで、こういう歴史や苦労話が好きな自分にとってはやはり面白かった。 自分が足繁く通ったラーメン屋ならなおのこと。 特に、天下一品のエピソードが好きですね。家族養うために屋台をひいて、暴力団にからまれてもやめない不撓不屈の精神に感服しました。 あのこってりは、創業者からにじみにでているのかと思うと、ラーメンに対する姿勢も変わってきます。 なにはともわれラーメンは、これだけ味の試行錯誤を重ねても1000円台で食べられるのは奇跡に近いと思います。 その奇跡をつくった男たちの話。 面白くないはずがないです。