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伊豆諸島南部の青ヶ島に引っ越してきた、高校卒業したての少女が主人公。
まず、どこだ?と興味本位で調べみたが、
東京から飛行機で八丈島にいきソコからヘリで20分(ヘリ!?)
もしくは、
船で八丈島までいき、ソコから乗り継いで合計13時間
しかも、天候や海の状況によっては上陸が困難になるというから、なかなかにハードな場所だということがわかる。
そして、日本一人口が少ないのも特徴。
さて、そんな島での生活だが・・・
「絶海の孤島」という地形から自然の脅威をもろにうけて、思い描いていたまったり島ライフとは無縁な感じ。
そんなところで若い娘が生活していくというのだからすごい。
そのあたり、良いところだけ描いている感じじゃないのが、リアリティがあって個人的に好感がもてます。
数日の観光ではなく、住むとなったら色々不便になるだろうなと思いながら読むのも一興。
自分の環境が恵まれていることを痛感しますね。
また、島民の人たちとのやり取りや、豊かな自然の描写が読んでいて小気味よい作品です。
現実に疲れたらぜひ本作の過酷な島ライフを読んで、どこも大変なんだと思いなおしてください。
高校卒業後、母の勧めで一人、伊豆諸島へと渡った少女・高嶺碧子。のんびり生活するはずが、降り立った絶海の孤島・青ヶ島での自活は予想外に大変で―――?!