独身女性が子どもの頃に好きだった美少年に再会check_circle解決済みvisibility60mode_comment2私のことを憶えていますか名無し▼いつごろ読みましたか 2024年 ▼なにで読みましたか?(マンガの形式) 電子書籍 ▼(電子書籍の場合)どこで読みましたか コミックシーモアかAmebaマンガのどちらかで1話のみ無料で掲載されていました ▼本屋さんにあるとしたらどこの棚ですか 少女もしくは女性 ▼作品の長さは 覚えてないですが、複数はありました ▼著者の名前の印象 新人ではなく経歴が長い女性著者でした ▼作品について覚えていること【必須】 仕事に打ち込むアラサー独身女性が主人公で、幼い時に好きだった年下の美少年に偶然再会する話。 幼い時は自分が年下の男の子に気があることを認めたくなかったようです。 偶然再会して当時の記憶を確かめるために実家のアルバムで写真を確かめるシーンがありました。 あとがきかどこかに著者の実体験を元にしたというような記載があった気がします。 続きが気になるのですが探し出せず、ご存知の方どうぞ宜しくお願いします!
この作品で印象深いのは「言葉の通じなさ」だ。 カフェ店員の主人公女性が、お客の着物美女を師匠と仰ぎ着物文化に入ってゆく物語だが、この主人公、徹底的に素人。文化が違う。 師匠が発した言葉が誤変換されて主人公に届くやりとりが面白いのだが、そこにあるのは完全な文化の断絶。懸命に喰らいつく主人公だが、一つの用語を理解するまでがもどかしい。 私は着物文化に憧れて、いくつかの着物マンガ(『恋せよキモノ乙女』『またのお越しを』など)を読むのだが、知識が足りずについてゆけないことがある。詳しく解説がついているにも関わらずだ。 『銀太郎さんお頼み申す』は、主人公のゆっくりな理解速度が素人の私を置き去りにしない。そして彼女に教える師匠や周囲の女性たちが(時々呆れながらも)きちんと教えてくれるのが良い。失敗のフォローも優しい。 主人公はどうして助けてもらえるのか。それは彼女が本気で喰らいついているから……それくらいしか今のところ思い当たらないが、案外そういうことが大事なのかもしれない。 恐らく私が未だに着物物文化を理解できないのは、そこに入ってゆかないから。一方本作の主人公は無知だが、自分の求めるものはこれと決めて飛び込み、上手くいかなくても諦めず、少しずつでも成長を喜ぶ。そんな姿勢が文化を楽しむための、いちばんの「センス」だとしたら……そう思うと、不器用な彼女を羨ましくさえ思った。