漫画家矢口高雄氏インタビュー 東北への思い/復刻 - 社会 : 日刊スポーツnikkansports.com漫画「釣りキチ三平」で知られる漫画家矢口高雄(やぐち・たかお、本名高橋高雄=たかはし・たかお)さんが20日午後5時46分、膵臓(すいぞう)がんのため東京都内の… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)
【田中圭一のペンと箸―漫画家の好物ー】第16話:『釣りキチ三平』矢口高雄と自由が丘の焼肉 - ぐるなび みんなのごはんぐるなび みんなのごはん「みんなのごはん」が誇る大人気連載、田中圭一の『ペンと箸』。漫画家の息子さん・娘さんがご家族の生き方、漫画の描き方、家族の愛し方を語ってくださります。第16回目は『釣りキチ三平』の矢口高雄先生を取り上げます。マンガ家になったきっかけからアノ先生との秘話、娘さんの献身的な愛情など「いい話」テンコ盛り、今回も必見です!(自由が丘のグルメ・焼肉)
「9で割れ!!―昭和銀行田園支店」は矢口高雄先生が20代の頃ですが、こちらは子供時代の話です。 矢口先生って秋田県でも田舎の方の出身だったんですね。当時は日本のどこでもそうだったかもしれないけど、読み書き出来ない村人もたくさんいたそうです。しかし矢口先生のお母様は読書好きだったので子供達に読み聞かせてくれて、その中の一冊が自分にとって初めての漫画との出会いだと語られていました。この作品を読んで一番心に残ったのは、お母様の人柄の素晴らしさです。誰よりも働き者だからこそ日射病で倒れてしまったのに、舅から「怠け者」だと言われてしまうシーンには涙が出てきました…。そのことがきっかけで「俺は百姓にはならないぞ」という気持ちが芽生えたことで、銀行員になり、そして漫画家になったんですね。 娯楽のない生活を送っていた矢口少年にとって手塚治虫の漫画がどれだけセンセーショナルでかけがえのないものだったか、ということも全編を通して描かれていますが、雪道を5時間かけて歩いて本屋に漫画少年を買いに行った話なんて…これも泣かずには読めませんよ!! 矢口先生の作品は生まれ育った秋田県の豊かな自然を描いていますが、田舎臭さを感じず品があるのは、お母様と手塚先生の影響なんですね。