無能の鷹
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あらすじ

就活で鶸田が出会ったのは、一目でわかる「デキる人」・鷹野ツメ子。一方、鶸田は見るからに気弱そうだが、実はポテンシャルを秘めた人間だった。同期入社を果たしたふたりは1年後、最強タッグを組む! ドラマ表紙版は2024年12月5日までの期間限定です。2024年12月6日以降は随時、元の表紙に差し替えられ、閲覧できなくなりますのでご注意ください。

見た目や雰囲気って大事なんだなって

ただずまいや風貌からデキる雰囲気をまとった鷹野。 実際はポンコツで、さっき言ったことも覚えられないほどの無能っぷり。 でも、オーラだけは半端ないという。 しかも、職業がコンサルというのが、個人的に よくわかってらっしゃる! と膝をうった。 コンサルって、雰囲気が大事で、ぶっちゃけ雰囲気でどうこうなりそうですもんね(失礼) 当たり障りのないことを、 パフォーマンス~とかファネル~とかの横文字や、KPIだのCVRだの3文字英語とかで煙に巻いてくるしね。 ※元コンサル出身の個人的感想で、コンサルに親を殺されたとか恨みがあるわけではないです。 本題。 本作は、ひょんなことで、 同期入社した気弱でうまく喋れない鶸田と、そんな鷹野がタッグをくむことになる。 自信のない鶸田と根拠のない自信だけがある鷹野。 実際は有能な鶸田と、実際はポンコツな鷹野。 それがなぜか良い感じにシナジーを出していくんですね。 鷹野のもつ謎のオーラに圧倒されて、アフォな発言も先方が勝手に忖度して、そこに畳み掛けるように鶸田の分析やロジックが炸裂し、顧客も納得という流れ。 ギャグ的な展開ですが、なんとなくこんな感じだよなと実感してしまう。 大したこと言ってないけど、謎に説得力ある人いますもんね。 逆にすごい良いこと言っているのに、自信がなさげなばかりに、 周囲から賛同得られない人もいる。 なんとなく、この社会の断片をきりとったような作品だと感じました。 自信のない社会人はみんな読んで、なんだこんなもんかと思ってほしい。 最後に、鷹野のどこに行ってもでてくる突拍子のない言動は、純粋に面白いですね。時々、良いこともいうし。

六文銭
六文銭
ダーウィン事変
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あらすじ

テロ組織「動物解放同盟(ALA)」が生物科学研究所を襲撃した際、妊娠しているメスのチンパンジーが保護された。彼女から生まれたのは、半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」チャーリーだった。チャーリーは人間の両親のもとで15年育てられ、高校に入学することに。そこでチャーリーは、頭脳明晰だが「陰キャ」と揶揄されるルーシーと出会う。「テロ」「炎上」「差別」……ヒトが抱える問題に、「ヒト以外」のチャーリーが、ルーシーとともに向き合うヒューマン&ノン・ヒューマンドラマ。作品集『パンティストッキングのような空の下』が「このマンガがすごい!」2017(宝島社)のオトコ編第4位にランクインし、話題になった漫画家・うめざわしゅんによる連載作品、開幕!

人間社会の異質なこと、考え方、色んなことを考えさせられる。

2巻まで読了。 人間ととチンパンジーの間に生まれたハイブリッド、ヒューマンジーのチャーリー。 母親のチンパンジー、エヴァは天才で、認知能力では、人を上回り詩まで作っていたという。 そのエヴァに興味を持ち研究を始めたグロスマン博士は、まさかの子どもまで作っていた。 同僚の間では、「二人は恋仲だ」とも言われていた。 エヴァは、出産のダメージで脳に障害が残ってしまい、現在は、一般のチンパンジーより認知能力は低い。 しかし、15年経って、チャーリーが会いに行ったとき、今では、認知能力のないエヴァが、カードでメッセージを伝えようとしてきた。 これは、ただでたらめにカードを選んだだけなのか? 謎が深まる! 現在は、人間の両親の元で育てられ、高校に通い始めたチャーリー。 この、漫画の魅力のひとつは、やっぱりチャーリーがキュートなこと。 眼がくりくりしていて、鼻の下が長くて、耳が大きく、口の形がちょっと河童みたいで、ほんとかわいい♬ そして、運動神経が信じられないくらいに良い上に、考え方も論理的でクール。 次々と降りかかる、事件をどうやって対峙し解決していくのか。 人間とは認められていない、ただの物としての扱いにしかならないチャーリーの未来はどうなるのか。 本当に、楽しみしかない。

干し芋
干し芋

ヒューマンとチンパンジーのあいの子、ヒューマンジーチャーリー

こりゃー事変だ。 3巻まで一気に読了。 すごい漫画だ、そしてすごくアメリカだなぁとつくづく感じる。 かといってこの題材で日本だと現実味はないとわかっててアメリカなんだろう、想像してみりゃわかる自然さと、リアルすぎる文化が入り交ざっている。 どうなっていくんだろう、どうするんだろうという期待も含め、これまで自分の読んできた短い名作たちと同じ短めな物語になってしまうのを想像してしまう。 ただ、自分の感覚ではこの時点ですでに名作だ。 自由の国では何を主張してもいい、みたいな風潮はあるけど主張したことで起こるその後の事については誰も守ってなんかくれない。 例えば(この漫画でも序盤に話題に出てくるが)私はヴィーガンはある種の宗教のようなところがあると思うけど、多数の人が集まるとそうなってしまうもんなんだろう。 ヒューマンジーであるチャーリーは唯一無二だが、この世界において生を受けたという意味ではただの一人でしかない。ONEであることはひどく難しい、というのがよくわかる。 なんか色々言いたくなる漫画でもあるなー、とにかくすごい漫画。 単行本派なので次号で終わってしまいそうな心配も少しあれど、それはそれで仕方ないとも思う。 うめざわしゅん先生の知識や想像力がいかんなく発揮されているので、この後の目を瞠る展開を楽しみに待ちたい。

さいろく
さいろく
すろーもーしょんをもういちど
スローモーションをもう一度
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あらすじ

クラスではイケてるグループに属している、一見 リア充な高校一年生・大滝くん。だけど実は彼には、誰にも言えない「秘密」があった… それは、アイドルや歌、おもちゃなどの「80年代文化」が大好きということ! 自分が大好きなものを誰とも共有できず、一人だけで楽しむ毎日を送っている大滝くん。そんなある日、クラスで隣の席の地味な女の子・薬師丸ちゃんが自分と同じ「秘密」を持っていることを知って!? 同じ趣味を持った同年代の人間とはじめて会った二人が、一緒に遊ぶようになり、そして、恋に落ちていくという、みずみずしくて胸がキュンとするラブストーリーです。

1518! イチゴーイチハチ!
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あらすじ

胸にぐっとくる青春群像譚! 松栢学院大武蔵第一高校、通称・松武(しょうぶ)高は「文・武・楽」がモットー。新入生の丸山幸(まるやま さち)はやりたい部活が見つからず、彼女の中学の先輩である生徒会長からの誘いで、生徒会の手伝いをすることに。そこでは幸が3年前に野球場で見かけた少年・烏谷(からすや)と、かつて野球少女だった生徒会長との運命的な再会があった…… 高校生活という人生でかけがいのない時期に、楽しさ、切なさ、万感胸に迫る思いを抱きながら成長を重ねる高校生たち。そんな彼ら、彼女たちを、優しい眼差しで見つめる青春群像譚、開校!

ていがくせいおっとのこづかいばんざいげつがくにまんせんえんのきんけつらいふ
定額制夫の「こづかい万歳」 月額2万千円の金欠ライフ
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あらすじ

「おこづかい、もっとちょうだい!」--ドキュメント漫画家・吉本浩二が叫ぶ。45歳、月額2万千円。1万円は大好物の「おかし」に使いたい。子供にオモチャをねだられたら、おしまいだ。そして、悩ましくも楽しい「おこづかい」との攻防戦が始まった。全国の「おこづかい生活」を営むすべての「定額制夫(ていがくせいおっと)」に贈る吉本浩二流「おこづかい漫画」。

お小遣いを通した人生観が垣間見える

話題になっていたので、読んでみましたが、身につまされました。 結婚して家庭をもつと、特に、意識しなければならないのはお金のやりくり。独身のときよりも自由に使えるお金が減りますからね。 なので、毎月のお小遣いも、必然的に制限されます。 本作は、そんなお小遣いをやりくりする夫の話で、世の中の所帯持ちの男性は参考になるのではないでしょうか。 特に、自分もお菓子が好きなので、筆者の少ないお金で最大限の幸福を追求する姿勢は、唸るものがありました。 ただ、添付のように夫婦間でセコイ喧嘩をするシーンがあり、 カルピスを多く飲んだくらいで、また味ごのみを1袋食べたからって、そない怒らんでも(ってか、勝手に食べちゃいかんでしょ)と思いました。 貧しくても、心まで荒むのはよくないすよね。 貧乏や苦労話のジャンルが個人的にトラウマなので、色んな人の小遣いをやりくりする話が続いて気が滅入りそうになりますが、 さっきの、夫婦喧嘩の仲直りの仕方が粋だったりと、読後感は総じて良いです。 金銭的な苦労話が中心ですが、ストーリー全体で暗くならないのが、本作の魅力かなと思います。 また著者の持ち味である人情系のエピソード(小遣いを通した家族の絆的な)もあって、これがすごく良くて、何度も読みたくなります。 お金の使い方はその人の価値観がでると言いますが、すなわち、お小遣いもしかりです。 お小遣いを通した人生観が垣間見える、そんな作品ではないでしょうか。

六文銭
六文銭

なにごともストイックに取り組む姿は美しいですね。

節約にストイックに取り組む人々の群像劇です。 節約を描いたマンガとしては「つるピカハゲ丸」が最高峰ですが、それを覆すポテンシャルを秘めたマンガです。いや、すでに抜いているかもしれません。 あちらはセコさをギャグに昇華して見せるスタイルを採り、「つるセコ」というオリジナル概念で流行語大賞目前までいきましたが、こちらはとことんストイックなところをリアルに細かく描写(作画自体はリアルでも細かくも無いですが)して心情を揺さぶってきます。そういう意味では、大きな枠組みとして捉えれば、本作もスポ根マンガと言えるかもしれません。 会社の経費の立て替えでポンタポイントを貯める人や、家飲みを突き詰めた結果、キッチンが居酒屋っぽく改装されてしまった人など、相当高みを極めた(というかヤバい)方々が登場します。2巻とか相当やばかったですね。 ただやはりその対象が何であれ、何かを極めんと欲して試行錯誤する姿は純粋に美しいものですし、我々の心を打ち、日々の生き方を変えてくれる(つまり世の中を変革する)もので、作者をはじめ、本作に登場される方々には尊敬の念を抱かずにはいられません(ホメてます)。 読んでいるときの心情としては、尊敬5、感動3、クスクス(ギャグ要素)2、くらいのイメージです。

酒チャビン
酒チャビン
バイオレンスアクション
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あらすじ

怖い。可愛い。面白い。用はないけど依頼したい―― ONE『モブサイコ100』『ワンパンマン』 暴力団抗争の行き違いから、組に家族を殺された拷問専門の[医者]。[医者]は復讐を誓い、組潰しを「殺し屋派遣業」に依頼する。派遣されたのは[簿記専門学校生]の[女子]。彼女こそ指名NO.1の凄腕ヒットガール。名前は――[ケイ]。暴力と金と欲が渦巻く裏社会に咲く最強ゆるふわ殺し屋ガール・ケイ。とにかくヤバい!! 会いたい殺し屋NO.1!! THE バイオレンスアクション!!!

ひらやすみ
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あらすじ

心救われる、もらった平屋モラトリアム。生田ヒロト、29歳、フリーター。定職なし、恋人なし、普通ならあるはずの?将来の不安も一切ない、お気楽な自由人です。そんな彼は、人柄のよさだけで、仲良くなった近所のおばあちゃん・和田はなえさんから、タダで一戸建ての平屋を譲り受けることに。そして、山形から上京してきた18歳の従姉妹・なつみちゃんと2人暮らしを始めました。しかし、彼の周りには生きづらい“悩み”を抱えた人々が集まってきて… 連載前から雑誌「BRUTUS」でも紹介されるなど、各メディアも大注目の真造圭伍最新作。先が見えず鬱屈した“今”だからこそ、あなたの心をスッと癒してくれる物語です。

ぜんりゃくくものうえより
前略 雲の上より
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あらすじ

意識高い系の今どきの若手社員・桐谷は強面課長の竹内と北海道出張に赴くことに。 初出張の桐谷は羽田空港で課長から様々なダメ出しを受ける。それは仕事上のことではなく、空港・飛行機に関する無知さに対して。そう、課長は飛行機と空港を愛するいわゆるオタクだった。 課長から飛行機・空港の魅力について徹底的に叩き込まれる桐谷。はたしてどんな成長を遂げるのか。

しょうぎのわたなべくん
将棋の渡辺くん
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あらすじ

将棋棋士は人類の代表! 将棋を指して生活している。懸命に勉強し、年に50局くらい戦い、勝てば笑い、負ければ自分のせい。勝ち負けだけに支配された世界。それはまるで人生の縮図だ。棋士は、どんな人たちなんだろう? 何を食べて、何時間寝ているんだろう? 勝負師でも無頼でもない、リアルな将棋棋士の毎日を棋士の妻が漫画にしました。ノンフィクションです!

「渡辺明」の見方が変わった

小生、将棋が好きで、少し前まで将棋ウォーズ(将棋アプリ)に入り浸り、ニコニコやアベマで将棋放送やればみていたよう人間なんです。 棋士の情報も、多少知見があるレベル。 おそらく将棋を知らない人にとって将棋=羽生さん、最近だと藤井聡太くらいなのかもしれませんが、この渡辺明という方もかなり有名、そしてすんごいだということを声を大にしていいたい。 私レベルのにわか知識でもいいたい。 (知っていればもういいです。) 最高位のタイトルホルダーなのも、もちろんそうなのですが、史上4人目の中学生棋士になったこと、初の永世竜王(竜王は名人と並ぶ将棋の二大タイトルで)当時の羽生さんに勝ち越していて「羽生キラー」とも言われたくらい強い。 羽生さんに勝ち越していることの何がスゴイのかというと、これはよく言われているやつなので 「羽生の凄さを表現しているコピペ」 とか検索してもらえればよいかと思いますが、10回くらい転生したような最強と誉れ高い羽生さんに勝ち越しているってのは強さのイチ指標だとご認識いただければ。 藤井聡太がくるまでは、羽生さんの一個下の世代以下では最強とまで言われているのが、この「渡辺明」なのです。 少なくとも私はそう思ってます。 そんな彼の漫画。 さて、ここまで熱弁奮っておいてなんですが、私、今まで読んでなかったのですね。こんな語るんだったら、もう何度も読んでいるんだろと、そう思われるかもしれないですが、実際は全く読んでこなかった。 その理由なんですが、実は・・・正直、当時から羽生さんのほうが好き(強さもさることながら人格面でも)な人間だったので、渡辺明には良い印象もってなかったのですよね。 1つには、羽生さんが最後までとれなかったのが永世竜王なのですが、それを防衛し続けていたのが彼だったからです。 何度もその挑戦をかけたタイトル戦をみていて、そのたびにヒリヒリして、羽生さんが負けたときはガッカリのほうが強く、反対に渡辺明になんとも言えない不快感を持っていたんですね。(すごい言いがかりですが) だから漫画が出ていたのは知っていたのですが、どうにも食指が動かず、今日まで過ごしました。 が、ちょっと将棋から離れて、熱が冷めたこともあり、ふとした瞬間に今回読んでみたら、もうーーーたまげました。 ドライで冷たく、たんたんとこなす機械のような人かと思っていたのですが、全然違う。 びっくらこいた。 びっくらポイントの例を挙げると ・19歳で結婚(奥様が漫画書いている) ・ぬいぐるみ好き ・漫画好き ・虫が嫌い 特に、ぬいぐるみが好きで、会話したり人形遊びをしている。 ・・・まじかよ。 その風貌から「魔太郎」とか呼ばれてたりもしてましたが、その印象と全然違かくて、良い意味でギャップ萌えしました。 作品内の、絵柄も可愛いから憎めないキャラとしてたってます。 (もっとも、作品内に、読者からの質問に本人が回答するコーナーがあるのですが、そこはキレキレで無駄がない淡白な感じも顕在です。) また、それだけでなく将棋に対する姿勢、情熱、また羽生さんに対する敬意の念(これは私が知らなかっただけで、随所でいってました) プロ中のプロ、一線級のプロはやはり格が違うなと改めて感じさせられました。 2022年4月現在もA級に位置し(いちど陥落してからの復活)、名人含む二冠で、通算タイトル獲得数も歴代4位。(現役棋士なら羽生さんに次ぐ2位) そんな、渡辺明氏の日常生活や価値観が垣間みえる稀有な作品として、将棋ファンはもとより、ちょっとでも将棋に興味がある人にもおすすめしたいです。 個人的には、上に羽生さん下に藤井聡太がいて、将棋界をこえた世間的な注目・評価がイマイチついてこない不遇な天才として(大きなお世話)、この本を通して応援したくなりました。 ホントにすごいんだよ、将棋の渡辺くんは。 余談ですが、藤井聡太も、渡辺明が対面した、現役ゴリゴリの羽生さんと戦ったらどうだったのかなとか考えちゃいますよね。

六文銭
六文銭
ミギとダリ
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あらすじ

舞台は、1990年神戸市北区。アメリカの郊外をモデルに造られたニュータウン、オリゴン村。裕福な住民が暮らすこの町に、“ひとりの”少年が養子としてやってくる。少年の名は秘鳥(ひとり)。美しく聡明な少年・秘鳥に、園山夫婦は魅了されるが、秘鳥には、大きな秘密と恐るべき目的があった――。スタイリッシュな高校生を描いた『坂本ですが?』から約2年。佐野菜見が描くミステリアスな悪童の物語。

山賊ダイアリー リアル猟師奮闘記
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あらすじ

現役猟師、兼マンガ家。岡本健太郎(おかもと・けんたろう)による狩猟&ジビエ(野生肉)喰い実録日誌。ウサギの唐揚げ、カモのロースト、カラスの焼き鳥etc、山グルメ満載!山で迷ったときの心得などサバイバル術も満載!都会を離れ、故郷に戻った男は山に遊び、お気に入りの空気銃「エースハンター」と自作の罠を手に、今日も鳥や獣と勝負する。鳥羽僧正よ、刮目せよ!これぞ二十一世紀の鳥獣戯画だ!(※最後の二文は内容とは関係ありません念のため)

的確に 狩猟の世界を描いている漫画

小さい頃から、やることなすこと漫画に影響されて生きてきたと自負しておりますが、30歳にもなってもその性分が抜けていませんでした。この『山賊ダイアリー』を読んで、妙なテンションになってしまった私は、突発的に狩猟免許を取ろうと志し、現在、試験の結果待ちという状況です。  『山賊ダイアリー』のなにがそんなにも私の心を動かしたのか。それは、鳥・狩猟をし、それを捌いて調理し、おいしくいただくという、猟師の日常に対する、とてもシンプルな憧れです。『山賊ダイアリー』はダイアリーという通り、作者である岡本健太郎の猟師としての日常を描いています。仲間と獲物を探したり、罠を仕掛けたり、先輩猟師からおすそ分けしてもらってり…そんな出来事が淡々として描かれているのですが、狩猟とは縁遠い人間にはそのどれもが新鮮に映ります。  よくよく考えてみれば、狩猟という文化も間違いなく日本の文化の一部で、2~3代遡ればもっと身近なものだったのに、今はとても遠くのものにあるように感じます。実際、狩猟について色々調べてみましたが、やはり銃を持つということは大変に難しいということがわかりました。そりゃそうです。人口の大部分が熊害も鹿害も猪害も無関係な都市に住んでいる現在、市民生活を脅かすおそれのある銃を許可する必要があるのかということですから。  それでも、この『山賊ダイアリー』に描かれている「DIY【Do It Yourself】精神」には自分の日常を変えるきっかけになるのではないかと思います。

名無し
ドリフターズ
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あらすじ

紀元1600年、天下分け目の関ヶ原……敵陣突破の撤退戦「島津の退き口」「捨てがまり」で敵将の首を狙うは島津豊久!!生死の狭間で開いた異世界への扉……現在では無い何時か、現実では無い何処かへ、戦国最強のサムライは、新たな戦世界へ招かれる!!異才・平野耕太が描く新世界が今、拡がる……

えいこさんのこいびと
A子さんの恋人
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29歳のえいこさん。誰といっしょになるとか、どこで暮らしていくとか――そろそろ決めなきゃいけない問題も増えてきた。とはいえ、答えなんてすぐに出せない(出したくない!)わけでして……。ああでもない、こうでもない、と思い悩むえいこさんの厄介な日々を綴った『A子さんの恋人』、待望の刊行スタート! 注目作家・近藤聡乃が、初の長編連載のテーマに選んだのは“恋愛”! 恋人・友達・家族と絡まりあう29歳女子の日常描写は、連載開始から「リアル過ぎる」、「“あるある”の連続!」と話題騒然。そう、この漫画の中には、あなたも、あの子も、あいつもいるのです。

ごきんじょものがたり
ご近所物語
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あらすじ

実果子はヤザガクに通う高校生で、ツトムという幼なじみがいる。バディ子と付き合い始めたツトムだが、勇介が実果子を狙おうとしたことで自分の本当の気持ちに気づくのだった。スーパーハッピー・ラブパワー第一弾!

マタギガンナー
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あらすじ

孤独な田舎暮らしを送る元マタギ、山野仁成。一度は銃を置いたはずの彼が手にしたのは、“FPS”バトルロイヤルゲームだった! 最新鋭のeスポーツと、マタギの伝統技術が交わって生まれた異色のスナイパー。日本の片田舎から、前代未聞の最強伝説が、今始まる。

マタギ系漫画だ!やったー!と思いきや

まさかのe-Sports系。 1巻の表紙買いをしてしまった自分が悪いんだけど、初めて手に取るタイトルは買う前にあらすじを読むのも重要ですね。 せっかく買ったから読もう→気づいたら6巻まで読み終わってた! クチコミ残そう、と思ったらマンガ沼webでピックアップされてて、川島さんがザックリ説明してくれてました。 https://manba.co.jp/manba_magazines/26332 個人的にFPSはPUBG・APEX・フォートナイトぐらいしかやったことないんですが、本作ではAPEXっぽいゲームを、伴侶に先立たれたお爺ちゃんマタギがひょんなことからプレイしてみるというマンガ。 どうも原作者がスペイン人らしい。スペインで原作書いて日本人が日本でマンガ起こしてるのってすごいな。 ただ、なんでそんなにいきなりFPSが上手になれるのか…?とか無粋な事も正直思ったのでそこら辺を割愛せずに説得力持たせてくれたほうがよかったのでは、とかは思いましたが、そんなこたーいいよっていうぐらいサクサク話が進みます。 大枠を俯瞰すると典型的な展開ではあるものの、そういう典型的な徐々に仲間が増えていったりする物語をスピード感持ってサクサク描かれているのは人気が出るのもわかりますね。スナック的に楽しめるので(悪い意味ではなく)ご時世的にはとっつきやすいのかな。 1巻を読んだ時点では、川島さんも言ってますが2巻ぐらいで終わっちゃいそうな雰囲気がしてましたが現在6巻まで。また続き出たら読むと思います。

さいろく
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シャカリキ!
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あらすじ

自転車に取りつかれ、坂を登ることに全てを賭ける少年、野々村輝の熱血感動物語!!曽田ワールドの原点となる傑作!小学校2年生の野々村輝は、父の転勤のため、東京から関西のとある町に引っ越してきた。輝の宝物は、買ってもらったばかりの自転車。ところが、この越してきた町は急で長い坂が異常に多く、自転車に乗っている子供などはいないらしい。自転車店も町に一軒だけで、その店「双葉双輪館」のおっちゃんでさえも「この町で自転車に乗ってる子供を見たのは5年ぶりだ」と言う。しかし、負けず嫌いで強情っぱりの輝は、この町の坂の中でも特にきつい「二番坂」、そして「一番坂」に挑む…。

SEX
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あらすじ

沖縄で夏だった──東京・福生に住むカホは、中学の修学旅行で訪れた沖縄で、幼なじみのナツを捜している。あてもなくさまよう街で、出会ったのはユキ。カホは6年間会っていないナツと同じ匂いを感じる。しかも、いとも簡単に車を盗むこの男、どうやらナツのことを知っているらしいのだ。「これで共犯だ…」曖昧な関係のまま、カホとユキは、ナツが向かったという那覇へ──。沖縄、福生、横須賀…基地の街を駆け抜ける、“恐るべき子供たち”のクライムアクション。

気絶勇者と暗殺姫【電子単行本】
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あらすじ

勇者トトは実力はあるが、極度の人見知りのためパーティーを組むことが出来ず、冒険に出ることすら叶わなかった。そんな彼に、シエル・アネモネ・ゴアの3人の美女がパーティーを組もうと持ち掛けてきた! しかし、彼女らの目的は勇者の命で…!? 最強勇者を倒すため、3人の暗殺姫たちの戦いの火ぶたが切られるッ!!

かぜのたにのなうしか
風の谷のナウシカ
1巻を試し読み
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あらすじ

「火の7日間」とよばれる戦争によって、巨大文明が崩壊してから千年。荒れた大地に腐海という死の森が広がっていた。主人公・ナウシカのいる風の谷が、恐ろしい巨神兵を使い腐海を焼き払おうとするクシャナたちに侵略された。腐海の森と共に生きようとするナウシカと、腐海を焼き払おうとする人々。だが、その腐海には、秘密があって……。 月刊アニメージュに掲載された、映画『風の谷のナウシカ』の原作コミックス。 映画のもとになったストーリーは、このコミックスのおよそ2巻目まで。原作では、映画では語られなかったナウシカの活躍を知ることができます。宮崎駿が描く独特の世界が広がる、何度読んでも感動する超大作!

孤立する宮崎駿

漫画史というものを俯瞰してみるにあたり、その位置づけにいつも困り果ててしまう漫画家がふたりいる。ひとりは楳図かずお。彼はいったいどこから来て、どこへ行ったのだろうか。唯一、遠い縁戚として認められそうなのは『洗礼』を平成の世に蘇らせた岡崎京子の『ヘルタースケルター』のみ。彼の漫画は漫画と呼ぶには、どうもしっくりこなくて、『楳図かずお』と、カッコ付きの固有名詞をあてはめたほうが相応しいような気がする。そして、もうひとりが宮崎駿だ。 コミック版の『風の谷のナウシカ』は、どう考えてみても、漫画史において一章を丸々割いてでも語られなければならない。にもかかわらず、その位置づけにどうしても困り果ててしまうのだ。一応、縁戚としては宮崎駿自身も大いに影響を受けたと語る諸星大二郎がいる。あるいは宮崎駿とは相互に影響を受け合い、ついに娘にはナウシカと名付けてしまったメビウス(=ジャン・ジロー)がいるが、諸星大二郎はあきらかに手塚治虫の系譜からうまれているし(しかし、宮崎駿はどこから?)、日本の漫画が大いに影響を受けているのは宮崎駿ではなくメビウス(=ジャン・ジロー)のほうだ。比較的近年では、黒田硫黄を筆頭に、小田ひで次、五十嵐大介らの一派が宮崎駿の縁戚であるかのように語られているが、おそらく彼らは漫画というよりは映画から霊言を受けて漫画を描こうとしている。大友克洋が革命をもたらした記号からカメラのレンズへの変遷のような影響の受け方ではなく、映画ならではのカットの問題、このカットがいかに繋がって、いかに繋がらないかをコマの問題に援用しようとしているように見受けられる。小田ひで次の漫画では、唐突に拳銃を構えるコマがよく挿入されるが、この唐突さはまるで北野武の映画のようだ。 北野武は映画を4コマ漫画の連続のように捉えているというが、なるほどと思う。パン1、パン2、パン3、パン4、と、そのたびに何が動く。この変化そのものが重視されていて、まるで肉のない骨関節だけのヘビが連なっているかのようなザラザラした印象を受ける。たけしが血を浴びたりしても、次のカットではいつのまにか着替えていて、血がないなんてこともザラである。つまり、動き、変化の連なりが、ある種の質感をとどめておくことをしない。 それを思うに、宮崎駿はきわめて質感を重視しようとする作家なのではないか。漫画においても映画においても、物語を繋ぐための変化を描くのではなく、いつもそこにとどまっている質感を描こうとしている気がしてならない。たとえば、風や空気の質感がメーヴェの飛ぶことで描かれ、土や大地の質感がトリウマの駆けることで描かれる。とりわけ印象的なのが、森の人たちのからだを覆っているスーツの表面の質感だ。おそらく腐海の植物から作ったと思われるあのスーツの質感が物語の内容以上に脳裏にこびりついて離れないのだ。

影絵が趣味
影絵が趣味

黄昏の世界の生命賛歌

あまりにも有名なアニメ映画の原作にあたる、宮崎駿先生の漫画作品。映画上映後も連載が続いたこの漫画は、主人公ナウシカが世界の秘密に到達するまでを、緻密に活き活きと描いています。 映画版と内容が違うので、ちょっと世界観を整理します。 ----- 栄華を極めた人類文明は千年前、「火の七日間」と呼ばれる破滅的戦争と、突如として現れた毒を吐く森「腐海」により、多くの人命と住む土地を失い、技術も途絶えました。 千年の内に三回の、腐海の爆発的拡大「大海嘯」と、その後の土地を巡る戦争で、人類文明は黄昏の時を迎えます。 大海嘯に沈んだ古の大国エフタルの残存部族は、北のトルメキア王国の実質的支配下に置かれました。風の谷や工房都市ペジテも、そんな部族の一つです。 南には宗教国家の土鬼(ドルク)があり、首都のシュワにある「墓所」には、火の七日間や腐海に連なるロストテクノロジーが眠ると目されてきました。トルメキアは墓所を入手しようと土鬼に侵攻。さらに、ペジテで発見された生物兵器「巨神兵」の奪取を目論み、第四皇女クシャナを派遣します。 風の谷の族長の娘・ナウシカは、ペジテとトルメキアの巨神兵を巡る諍いに巻き込まれ、そのまま土鬼へ侵攻するクシャナの軍に従軍します。土鬼による蟲を操る作戦を止めた時に、ナウシカは大いなる蟲・王蟲の友愛に触れ、彼らの「南の森を救う」という声を聞きます。 ナウシカの奮闘虚しく、繰り返される愚行。王蟲への友愛と人類への絶望から、森の一部になろうとするナウシカでしたが、王蟲と愛する人間に生かされます。 探求の行軍を続けるナウシカが辿り着く、世界の深淵とは……。 ----- ナウシカの行動力の源泉は「すべての命への愛情」。常に彼女は生命の生きる意志を尊重して、生命を愚弄する存在に抗います。 まるで再生医療や遺伝子工学の危険性への警鐘のように私達に響く、ナウシカの怒りと生命賛歌、そして世界の秘密を、震えながら共有したい。 (画像は2巻79ページより。映画版とは、この台詞を言っている人が違うのが、おわかりいただけるだろうか?)

あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
かのじょはきょうもかたづかない
カノジョは今日もかたづかない
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あらすじ

【電子限定!描き下ろし特典ペーパー収録】「…毎日なんとかしなきゃって思ってるのに」やりがいのある仕事、社内の評価も上々。付き合って半年の恋人とも順調。ステキ女子として憧れられる・俵あいなの目下の悩み―― それは、部屋をかたづけられないこと。一方、机の上はいつもキレイで他人の評価は気にしない、毎日きっちり定時で帰る男・深川さん。自分とは正反対で、なにかと感じの悪い彼がむかつく反面、どこかでうらやましいと思っていて…。部屋がかたづかず、彼氏との約束をやぶってしまった最悪のクリスマス。落ち込むあいなを、深川さんは自分の部屋に招き入れ…? かたづけられないアナタにおくる、かたづけ下手のワーク・アンド・ライフ!

仕事も恋も完璧だけど部屋は汚・・

『スローモーションをもう一度』の加納梨衣先生の新作。 以前スペリオールに載っていた読切『裸の肖像』でたまらなく心揺さぶられてしまったので、ターゲット層は絶対に違うよねと思いながら普段読んでいないFEEL YOUNGに手を出してみた。 仕事も恋も上手くいってると自分に言い聞かす30歳OLの主人公は、部屋が壊滅的に汚かった。 気に入ってすこしムリして借りた1LDKだけど心安らげる場所はベランダだけになっちゃってたり。 彼氏を連れてきたいのにこんな部屋にはちょっと・・な状況で同僚の男に要領が悪いと嫌味を言われ風邪を引き、クリスマスの約束も仕事で潰れ、ほとほと参ってしまったところで帰るのが汚部屋。 マンションの前で立ち尽くしていたところで出会ったのが嫌味を言ってきた同僚で同じ間取りなのに素敵な部屋に住んでいて・・。 汚部屋・・、分かる。 僕も職業柄、いろんなものが多くなってしまって部屋が片付かない。 毎日少しづつなって思ってても、現状維持がやっと。 現状維持だと思ってやってても日々増えるものたち。 現状維持は現状維持になっておらず緩やかに汚部屋への一途を辿っている我が家なので気持ちは痛いほど分かった。 今にして思えば、うちの家庭は転勤族だったこともあって、とにかく引越しのたびにダンボール詰めが大変で、「物は増やすな」と口うるさく言われていた。 三人兄弟で末っ子だったので自分の持ち物のとにかく少なくさせられて新しく買うのは控えさせられていた。 いまでこそ漫画が好きで3000冊以上持っているけど当時は0冊。 一人暮らしのときに抑圧された物欲が爆発してとんでもないことになった。 それから今まで大人になってからの物欲との付き合い方が未だに分かっていない。 この漫画の主人公と同じく要領も悪いのかもしれない。ただ、上手く力が抜けないのだ。 全てに全力で向かってしまう。良くも悪くも完璧主義なのだ。 仕事も恋も私生活も、となったときに、自分つまりは私生活を切り捨ててしまうのもめちゃくちゃに分かる。 この主人公は彼氏にも、彼氏の目に映る自分の姿も完璧にしようとしてるようにしか思えないがそんなの窮屈すぎる。 彼氏を信用しようと思うならさらけ出すべきなんだろうが、まだそこまでも至っていないようで。 そんなときに見栄を張らずに素のままの自分でいられるような、言い方は悪いけど優しさから本音しか言ってこない同僚は魅力的に映るだろう、自分にはできないのにずるい、と。 ここから一波乱起きそうだ。

吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
アマネ†ギムナジウム
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あらすじ

宮方天音(27歳)。年齢=彼氏いない歴。門前仲町にある築80年の一軒家に住み、派遣社員をしながら、人形作家をしている。ある日、贔屓の画材屋から古い粘土を譲り受け、ドイツの全寮制の「ギムナジウム」をテーマにした7体の少年の人形を作り上げる。その粘土には秘密があるという店主の言葉を思い出し、天音が人形たちにキスをすると、光が放たれ、彼らが動き出した。

よわよわせんせい
よわよわ先生
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あらすじ

かわいい先生爆誕!! 守りたくなる! 応援したくなる!! あなたの庇護欲を掻き立てる、よわよわラブコメ!! 体力0、声もヒョロヒョロ、あらゆるステータスが最弱の『よわよわ先生』こと鶸村ひより先生。みんなからは、機嫌を損ねたら呪われる『こわこわ先生』と恐れられているけれど生徒のために一生懸命頑張ります! そんな先生が、よわよわ可愛くてちょっぴり刺激的なラブコメディ!!

みかづきのどらごん
三日月のドラゴン
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あらすじ

僕は強くなりたい…!胸うつ青春成長格闘譚 月島龍之介、高校1年生。幼い頃に両親を亡くし、祖母と二人暮らし。家計を助けるため、コンビニでアルバイトをしている。ある日、映画研究会の友人が不良達に脅されているところに遭遇、自身も恐喝されてしまう。そしてその夜、バイト先で強盗を圧倒的な強さで撃退する、謎の老人と出会い…!? 鬼才・長尾謙一郎、衝撃の完全新境地!! 江ノ島を臨む潮騒の街で繰り広げられる、胸うつ青春ストーリー!!

さいこぱすとりょうきさつじんせんにゅうそうさ
サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査
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あらすじ

犯人への過剰暴力が原因で左遷させられた熱血刑事の五代。新たな上司は自称“超能力捜査官”の飛高警視正。赴任早々、五代はとある連続殺人事件へと潜入捜査を命じられるのだが…!? “被害者”として殺人鬼に挑め!! 刺激最凶サイコサスペンス!!

シリアルキラーを分析するという題材が面白い

警察官である主人公が、過去にタイムリープして、シリアルキラーを止める話。 タイムリープするためには、同じ課にいる上司、父親が警視総監で人の意識?を過去に送れる特殊能力をもつ「飛高紫苑」の力が必要。 え?過去に意識を飛ばす? しかも被害者の体に入る? と、リアルな犯罪ものかと思いきやSFも入って良い感じ。 シリアルキラーに殺される前の被害者を体験することで、シリアルキラーの動機なり人物像を把握したいっていう飛高の魂胆。 被害者を体験・・・と言えば軽い感じですが、そこで死んでしまえば終わりらしいので、被害者の体を使って主人公は殺されないように闘うのがスリリングです。 飛高も作品内で言及してましたが、 確かに海外の無差別殺人鬼とか、英雄とまではいいませんが、サブカル雑誌とかでカルト的な人気誇っている人物いますよね。 常人じゃ理解できないからこそ、謎の魅力があるんだと思いますが、その点は自分も共感したので、興味深く読んでおりました。 実際は目も覆いたくなるような残虐性だったりしますが、 どうしてそんなことしたのか?どういう精神なのか?と、ロジックでははかり知りないからこそ、好奇心が駆り立てられる感じです。 本作で、それが少しでもわかると題材として面白いなと思いました。 そして、飛高紫苑がなんとも怪しすぎる。 何か裏がありそうで、その点も注目ポイントです。

六文銭
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