荒川弘ってすごすぎる#1巻応援
なんでって、全部面白い。 「鋼の錬金術師」「銀の匙」「アルスラーン」そして「百姓貴族」 ファンタジーも学園ドラマも、エッセイもなんでもいける。 シリーズ続編とかではない純粋な多作で全て面白いってのは、女性作家だったら、確実に高橋留美子と荒川弘の名前上がってくると思う。 まだ物語が始まったばかりの序章みたいなものだが、なぜか読んでいてワクワクするし、面白い!って純粋に思えるのがスゴイ。 というのも、最近のワタクシは、伏線とか設定とか複雑にからみあうと脳死するんです。特に1話目で全部出してくる系の話はキツイっす。 この作品も結構複雑な人間関係や設定がでてくるのだけどスルスル入る。 シリアス、ギャグ、バトルの足し引きといった構成や展開がうまいのか(はたまた、デラさんの説明がうまいのか)ファンタジーにつきものの世界観を理解するハードルが低くて読んでて助かります。 「アサ」と「ユル」兄妹関係、異能の力、ツガイといわる守護神、・・・まだまだ1巻目なので、物語のプロローグといった感じですが、 化けるポテンシャルは十分あると思います。