たしかに恋の話ではあるけど
主に1名、広島弁が満載です。 「タマとっちゃるけぇのう!」のほうではなく、Perfumeのような、怖くない方の広島弁なので、安心してください。 本作はあらすじから、導入から、色んな方向から、恋愛漫画と見せかけて、ホラーです。 亡くなったお兄ちゃんが好きだった男の人を好きになってしまった妹。 傷心のお兄ちゃんのパートナー。 「傷つきやすい人だからそばにいてあげて。」 「お前は俺に似ているからきっと好きになるよ」 そんなお兄ちゃんの遺言。 妹はたしかに兄の恋人を好きになった。 という始まり、たしかに恋の話ではあるけど、これはホラー漫画です。 気がついたらホラーに片足を引きずり込まれています。 柔らかい響きの広島弁に油断をすると、ホラー要素が今度は腕まで引きずり込んできます。 生きている人がいちばん怖い。 残った思いに振り回されるのも怖い。 続きを楽しみにしています。