ぼくのこころのやばいやつ
僕の心のヤバイやつ
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あらすじ

学園カースト頂点の美少女・山田杏奈の殺害を妄想してはほくそ笑む、重度の中二病の陰キャ・市川京太郎。だが山田を観察する内に、京太郎が思う「底辺を見下す陽キャ」とは全然違うことに徐々に気づいていき…!? 陰キャ男子・京太郎の初めての恋、始まる。陽キャ美少女×陰キャ少年のニヤニヤ系青春格差ラブコメディ!!

ラブコメですよ

ゆゆゆ
ゆゆゆ
れっどせんきゅうひゃくろくじゅうきゅうからせんきゅうひゃくななじゅうに
レッド 1969~1972
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あらすじ

革命を目指す若者達の青春群像劇。この物語の登場人物達は決して特別ではない――。物語の舞台は1969年から1972年にかけての日本。ごく普通の若者達が、矛盾に満ちた国家体制を打破するため、革命運動に身を投じていく。それは、正しいことのはずだった……。激動の学生運動の行き着く先とはどこなのか!?全ての世代に捧げる、若き革命家達の青春群像劇。雑誌収録時から全ページにわたり、加筆修正した完全版!!

言葉の力に翻弄されていく普通の人達

事件関係者達の手記をかなり忠実に再現している。 この漫画をきっかけに連合赤軍に興味を持った。主要人物や事件に至るまでの流れを一通り把握することができるので、連合赤軍入門書としてはかなり良いのではないだろうか。  「言葉の力に翻弄されていく普通の人達」という切り口で連合赤軍事件を描いた作品。 物語の主人公格は赤城(=永田洋子)という女性指導者と、岩木(=植垣康博)という男性メンバー。 一般的に、永田洋子は「優れたメンバーへの嫉妬心から大量殺戮を行った鬼婆」として語られる事が多い。だが、物語前半の赤城は、感情的な面はありつつも人並みの思いやりや理性は持っており、けして「鬼婆」ではない。 しかし、もう1人の指導者・北(=森恒夫)により、「革命家として問題があるメンバーを殴る事で、彼らの欠点を克服させる」という理論が提唱されると、彼女はささいな理由で(美人だとか頭が良いとか)メンバーを摘発し、彼らへの暴力を指示するようになる。  メンバーを殴る時に「頑張れ!頑張れ!」「あなたのためなのよ」という台詞がよく使われていることが印象的。 リンチのはほとんど、北(や赤城)がメンバーの些細な行動を「彼らの欠点は革命家として致命的であり、それを克服させるために殴る」ともっともらしい言葉で問題化することから始まっている。 もっともらしい言葉で理由付けがされることにより、言いがかりのような批判から始まるリンチに対しても「自分たちは仲間のために正しい事をしている」と思い込めるようになっていく。 元赤軍派メンバーの男性が言った「地獄への道は善意で敷き詰められている」という言葉が印象的。 北(=森)や赤城(=永田)も、岩木(=植垣)も、英雄でも狂人でもないごく普通の人たちだった。そんな彼らを冷酷極まりないリンチに追い立てたのは、言いがかりのような批判を正当化する言葉と、「仲間のために正しい事をしている」という自己暗示だったのではないかと思う。 同じく連合赤軍を再現した作品に若松孝二監督の「実録・連合赤軍」があるが、見比べてみると永田の捉え方が随分違う。 実際の事件関係者の手記を読んでみても、森・永田に対する印象は人によってマチマチだったりする。連合赤軍事件は語る人によって全然違った「真実」が見えてくる事件なんだと思う。 この作品も若松映画とは違った角度からの「連合赤軍の真実」として、後世に読み継がれていったらいいなと思う。

名無し
すきっぷとろーふぁー
スキップとローファー
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あらすじ

岩倉美津未、今日から東京の高校生! 入学を機に地方から上京した彼女は、勉強こそできるものの、過疎地育ちゆえに同世代コミュ経験がとぼしい。そのうえちょっと天然で、慣れない都会の高校はなかなかムズカシイ! だけど、そんな「みつみちゃん」のまっすぐでまっしろな存在感が、本人も気づかないうちにクラスメイトたちをハッピーにしていくのです!

あいあむあひーろー
アイアムアヒーロー
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鈴木英雄。35歳。漫画家のアシスタント生活。妄想の中でしか現実に勝てず、そんな自分に付き合ってくれる彼女との仲にも、不安と不満が募る。だがある日、現実の世界が壊れ、姿を変えていき…!?異才・花沢健吾による極私的サバイバルパニックホラー!!

げきこうかめん
劇光仮面
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あらすじ

これは星をつなぐ者たちの物語である。僕は何者でもない。僕は器に過ぎない。――それこそが僕の強さだ。そんな想いを胸に秘め、29歳の青年、実相寺二矢はアルバイトで日々を暮らす。舞台は「現代」、テーマは「特撮」、主人公は“何者にもあらず”!?!? 『シグルイ』『覚悟のススメ』の鬼才、完全新境地の最新作! 我々は山口貴由の本当の才能をまだ知らなかった。

現実と地続きのヒーロー

「特撮系か〜おもしろそう読もうかな!」とかあらすじ読んで軽い気持ちで手に取ったら『掛かったな!』と殴られた気持ちです。これはガチのやつ。ある意味あらすじサギです。良い意味で。 いわゆる特撮系ヒーローを題材にした漫画は多く、トクサツカガガとかサンレッドとか怪獣8号とか『ヒーロー』をどの角度から描くかで表現方法が変わりますが、これはガチで『特撮ヒーロー』を真正面から現実のものとして解体しているように感じます。一巻巻末のコメントが芯を捉えて暴露してくれてました。 そもそもの特撮がスタートした昭和の時代が、何を経てきて何を求め、表現者たちは何を吸収して産んだのか。そしてそれを受け取る、そうではない時代の人とそれを受け継ぎ渡そうとする中でどう解釈したか。 描き手の脳内レポートのように緻密かつ素直、そして愚直で偽りないものを含有し、ストーリーが描かれていると感じます。なので、読み手として受ける場合にはなかなか気合入れて踏ん張らないと対峙しきれないかも。足腰に力が入りました。 なかなかこうして講演のように、「これは私の考えなんですけどね…」とぐつぐつ煮込んだ話を読ませてくれる漫画を出されるのも久しくなっていたので、読み応えに放心しています。岩でも飲んだかな…という感じ。 誰かれともなくおすすめは難しいのですが、人がめちゃくちゃ煮込んで作った煮凝りみたいなものを摂取したい時にいいかと思います。 今のこの時代に、この漫画がいろんな媒体で話題作として紹介されることに、死なないサブカルのひゅうひゅうとした息を感じます。おれたちはしぶといな。よかったよかった。

SS
SS
へいわのくにのしまざきへ
平和の国の島崎へ
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あらすじ

寄生獣の岩明均推薦! 幼少期に国際テロ組織LELに拉致され、戦闘工作員となった男・島崎真悟。30年の時を経て組織からの脱出に成功した彼は、故郷である日本に帰ってくる。島崎は新天地で“平和”な暮らしを手にできるのか――。戦場と日常の狭間で生きる男のアクション譚、開幕!

だいやもんどのこうざい
ダイヤモンドの功罪
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「オレは野球だったんだ!」 運動の才に恵まれた綾瀬川次郎は何をしても孤高の存在。自分のせいで負ける人がいる、自分のせいで夢をあきらめる人がいる。その孤独に悩む中、“楽しい”がモットーの弱小・少年野球チーム「バンビーズ」を見つける。みんなで楽しく、野球を謳歌する綾瀬川だったが…。

めっちゃ現代的な梶原一騎

小学五年生で運動に異常な才能を持つが心はエンジョイ勢な主人公が、野球と出会う事で巻き起こしてしまう波乱とドラマなのだが、滅茶苦茶梶原一騎作品の様な雰囲気がある。 物理法則こそねじ曲がっていないのだが、主人公が競技をやるのが競技が好きで自発的というより、周囲に才能を見込まれ運命というか半ば強制的に競技をすることになってたり、主人公が強すぎて勝負という形にはなってないのだが、競技よりもそこから生じる人間ドラマの方を主軸としてたり、全体的に漂う陰鬱で重い悲劇的な雰囲気は、かなりあしたのジョーや巨人の星とかの60年代スポ根ドラマに通じるものがある。 とはいっても、基本的にキャラデザはイケメン少年で、物理法則が現実そのものという点でやはり現代スポーツ漫画らしい部分も多い。 ただそういうストーリーの為とはいえ、主人公である綾瀬川の運動能力が完全に人間離れしていて、受け入れられるよう慎重に書いているにせよ、もはやゲームやギャグ漫画に片足突っ込んでるレベルで尋常ではなく、冷める人も相当居そうに思う。 しかしそういう並外れた才能だからこそ、勝負を通じたスポーツマンシップの美しさの裏にある残酷さ、才能に振り回される大人も含めた周囲、エンジョイ勢とガチ勢の溝などと言ったストーリーが映える部分も多く、特にその才能に魅せられてしまう大人というのは野球という競技と、主人公の圧倒的な運動能力から強烈な生々しさが漂っている。 主人公以外のキャラも弱小チームにせよ強豪チームにせよ、それぞれの年齢や居場所に合わせたメンタリティをしているために抱く苦悩も描かれているが、主人公自身もその能力の高さゆえに馴染めない苦悩も描かれていて、強烈な負の面白さが出ている。 この手の「才能により歪んでしまう」スポーツ漫画としては黒子のバスケとかが記憶に新しいが、そういう才能が複数人居たお陰でバトル漫画的になっていたあちらに比べると、たった一人だけそういう才能を持っている事により周りが一般人である分、その人間ドラマが際立っている。 プロトタイプに当たる読み切り(高校・プロ年代)も幾つか存在するが、こちらはあくまでプロトタイプとして別物と思っていて、こちらで描かれた未来に収束するかは未知数。 野球を題材としてはいるが、才能により才能の持ち主も含め全てが振り回されるドラマは非常に生々しくも強烈で面白い。 幸か不幸か大谷翔平という、一昔前なら漫画でしかありえなかった活躍をする人間が現れていて、ギリギリでリアルとファンタジーのバランスはとれているように思うが、主人公が本当にゲームかギャグ漫画並に突出した運動能力があるので、ココで脱落する人もいるように思う。

ピサ朗
ピサ朗

大谷翔平もこうだったのかと思いを馳せる

今、めっちゃ面白い野球マンガ。 野球マンガ・・・というよりも、天才が才能に苦悩する様のほうが目を引くので、単純なスポーツマンガになっていないのが、少年ジャンプではなくヤンジャンなんだと思った。 内容は、スポーツなら何をやってもずば抜けた結果を出してしまう主人公・綾瀬川。 しかもその結果を鼻にかけることなく純粋に競技そのものを楽しんでいるだけで、底抜けにいいヤツという感じ。 ただ周囲の同年代のメンバーにとって、彼の眩しすぎる才能は絶望を与える存在となり、少し経つと嫉妬かヒカれてみんな離れていってしまう。 少年マンガの主人公がもっている高い能力って、むしろ羨望か格好いいもののはずなのに、この違い。 だからこそ現実的でもあり、それをきちんと描いた作品に出会えたのは個人的に初めてだったので新鮮だった。 そして、この恵まれた才能によって狂わされたのは本人ではなく、指導者である大人で、彼の意図に反し野球のU-12日本代表という大きな流れに飲まれていく。 そこでもずば抜けた結果を出してあっさりエースに。 だけど、根っこである動機や情熱がないから、その価値にも気づかず誰もが憧れたエースの称号も粗末に扱う。 この幼さゆえの、残酷さがエグい。 自分が結果を出すことで、相手が傷つくことを恐れわざと負けようとしたり、それをナジラれて板挟みになったり。 天才すぎるゆえの苦悩が見事に描かれ、そしてまた周囲の言い分もわかり双方に共感できて面白い。 随所に出てくる、主人公が甲子園?にいっているようなシーンも伏線となって今後出てくるのかと思うと期待しかない。 また現在の時の人でもある、大谷翔平も幼少期はこんな気分だったのかな?とか思いながら読むのも一興です。 上述のとおりスポーツ漫画としての枠におさめるのはもったいない作品なので、ヒューマンドラマとか青春群像劇的なものが好きな人にはぜひおすすめしたい作品です!

六文銭
六文銭
せいんとおにいさん
聖☆おにいさん
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目覚めた人・ブッダ、神の子・イエス。世紀末を無事に越えた二人は、東京・立川でアパートをシェアし、下界でバカンスを過ごしていた。近所のおばちゃんのように細かいお金を気にするブッダ。衝動買いが多いイエス。そんな“最聖”コンビの立川デイズ。“笑い”でも世界を救う!聖人in立川。ブッダとイエスのぬくぬくコメディ。

亜人
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あらすじ

「亜人」と呼ばれるその生物は「死なない」。高校生・永井圭はある日、交通事故で死ぬが、その直後に生き返った。それは、彼が亜人であり、人間ではないことを意味する。圭をとりまく環境は一変した。彼は人間たちから逃げ惑うことになる。友人のカイは、怯える圭を助けるために駆けつけ、ふたりで人里を離れて山の中に逃げ込んだ。そんな彼に人間と敵対する亜人たちが接触してきた。――彼は何と戦い、誰と生きればいいんだろう?

ゴールデンカムイ
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あらすじ

『不死身の杉元』日露戦争での鬼神の如き武功から、そう謳われた兵士は、ある目的の為に大金を欲し、かつてゴールドラッシュに沸いた北海道へ足を踏み入れる。そこにはアイヌが隠した莫大な埋蔵金への手掛かりが!? 立ち塞がる圧倒的な大自然と凶悪な死刑囚。そして、アイヌの少女、エゾ狼との出逢い。『黄金を巡る生存競争』開幕ッ!!!!

一生、ナコルルに支配されるはずだった僕のアイヌ知識を更新してくれた

僕と同世代でゲームに夢中だった人間は、少しだけアイヌ語を知っているものです。「アムベヤトロ」とか「アンヌムツベ」とか、意味は全くわからなくてもなんとなく言えてしまうのは、格闘ゲーム『サムライスピリッツ』の美少女・ナコルルのおかげなのです。このままでは一生、ナコルルに支配されるはずだった僕のアイヌ知識を更新してくれたのが『ゴールデンカムイ』です。  『ゴールデンカムイ』の舞台は日露戦争直後の北海道。主人公である杉元は、一攫千金を狙って砂金掘りをしています。戦争中、鬼神のような戦いぶりから「不死身の杉元」と呼ばれた杉元が、なぜそのようなことをしているかというと、戦死した親友の妻の病気を直すため、どうしても大金が必要になったのです。  そんな杉元に、酔っ払った男が北の大地のどこかに隠された「金塊」の話をします。そして、大金の隠し場所を示した暗号が、網走監獄から脱走した死刑囚の身体に刺青として掘られていることも…。酔が覚めた男は「しゃべりすぎた」と杉元を殺そうとします。そこで杉元はこの話が与太話ではなく真実であると確信し、謎を追うことになります。  杉元の相棒となるのがアイヌの少女アシリパ。彼女の父は「金塊」のために殺されていて、その仇を探しています。アシリパのアイヌ猟師としての知恵と知識と、杉元の不屈の精神で、彼らは北の大地を巡っていくのです  それにしても『ゴールデンカムイ』の良い所は次から次に話が展開していくところですね。3巻の時点で杉元が戦った相手は熊→熊→囚人→屯田兵→集団屯田兵→熊→ベテラン猟師…大自然の脅威から新撰組まで次々と二人に襲いかかり、それを知恵と勇気で乗り越えていくのです。  『ゴールデンカムイ』にはサスペンスとド派手なアクション、異文化の知識と、面白い要素がたくさん詰まっています。中でも料理漫画としての要素を見逃してはいけません。戦い、追い、逃げる二人はとにかくよく食べます。鹿や熊はもちろん、兎やカワウソまで、捌き方から料理法まで詳しく書かれていて、なんだかとても美味しそうなのです。  脳みそから目玉までおいしく頂くアイヌの料理に戸惑う杉元や、味噌がうんこにしか見えないと拒否するアシリパさんの異文化交流ぶりも楽しく、料理が『ゴールデンカムイ』という作品の壮大さにもつながっているのです。  厳しい自然との戦いや、骨太のサスペンス、それていて生活感があるという『ゴールデンカムイ』不思議なエンターテイメント巨編なのです。

名無し

電子版は見開きで読めるデバイスを!

ストーリーはいろいろな方が書かれているので、私が気づいた読む環境についての感想。 電子版が無料公開されたときに初めて読んだ。 でも絵柄が嫌いなわけでもないのに何故か読みづらく、第一話を読み切ることなく挫折した。 自分でも何が起きたか理解できなかった。アニメはおもしろいし、趣味が合う友達は絶賛している。おかしい。 しばらくして気づいた理由が、スマホから1ページずつ読んでいたこと。 「ゴールデンカムイ」は、本誌連載時に近い環境のほうがたのしく読めるマンガなのだと思う。 見開きでバババン! めくってドドン!! しばしば、のびのびと、かつ迫力がある描き方をされているので、1ページずつ読む場合は見開き展開の魅力も、付随するストーリーも、いろいろとパワーダウンしてしまうようだ。 タブレットを使い、2ページ見開きにして読める環境にしてみたら、今度は読み止まらなくなった。 今はくつろげる時間とはいえ、他にもやりたいことはあるのだよと無理やり、きりは良くないけど、きりが良いところと思い込んで、読み止まることができた。 ゴールデンカムイ、恐ろしいマンガ! まだ未読の方は、できれば紙版を。 難しければ、電子版は2ページ見開きで、余裕を持って読めるデバイスから読むことをおすすめします。 話がブツ切れにならないうえ、迫力が増します。

ゆゆゆ
ゆゆゆ
【推しの子】
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あらすじ

「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」 地方都市で、産婦人科医として働くゴロー。芸能界とは無縁の日々。一方、彼の“推し”のアイドル・星野アイは、スターダムを上り始めていた。そんな二人が“最悪”の出会いを果たし、運命が動き出す…!? “赤坂アカ×横槍メンゴ”の豪華タッグが全く新しい切り口で“芸能界”を描く衝撃作開幕!!

スポ根×サスペンスのアイドルもの

酒チャビン
酒チャビン
宇宙兄弟
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あらすじ

2025年。兄は、もう一度だけ自分を信じた。筑波経由火星行きの物語がはじまる!本格兄弟宇宙漫画発進!幼少時代、星空を眺めながら約束を交わした兄・六太と弟・日々人。2025年、弟は約束どおり宇宙飛行士となり、月面の第1次長期滞在クルーの一員となっていた。一方、会社をクビになり、無職の兄・六太。弟からの1通のメールで、兄は再び宇宙を目指しはじめる!

ちちきゅうのうんどうについて
チ。―地球の運動について―
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動かせ 歴史を 心を 運命を ――星を。舞台は15世紀のヨーロッパ。異端思想がガンガン火あぶりに処せられていた時代。主人公の神童・ラファウは飛び級で入学する予定の大学において、当時一番重要とされていた神学の専攻を皆に期待されていた。合理性を最も重んじるラファウにとってもそれは当然の選択であり、合理性に従っている限り世界は“チョロい”はずだった。しかし、ある日ラファウの元に現れた謎の男が研究していたのは、異端思想ド真ン中の「ある真理」だった―― 命を捨てても曲げられない信念があるか? 世界を敵に回しても貫きたい美学はあるか? アツい人間を描かせたら敵ナシの『ひゃくえむ。』魚豊が描く、歴史上最もアツい人々の物語!! ページを捲るたび血が沸き立つのを感じるはず。面白い漫画を読む喜びに打ち震えろ!!

きのう何食べた?
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あらすじ

鮭とごぼうの炊き込みごはん、いわしの梅煮、たけのことがんもとこんにゃくの煮物、栗ごはん、トマトとツナのぶっかけそうめん、鶏肉のオーブン焼き、ナスとトマトと豚肉のピリ辛中華風煮込み、いちごジャムetc.……

ちのわだち
血の轍
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「惡の華」「ハピネス」「ぼくは麻理のなか」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」など、傑作を次々と世に送り出してきた鬼才・押見修造氏が、ついに辿り着いたテーマ「毒親」! 母・静子からたっぷりの愛情を注がれ、平穏な日常を送る中学二年生の長部静一。しかし、ある夏の日、その穏やかな家庭は激変する。母・静子によって。狂瀾の奈落へと! 読む者の目を釘付けにせずにはおけない、渾身の最新作!!

毒親サイコホラーここに極まる

押見修造の最新作。 男子中学生の主人公に対して過保護すぎる母親(美魔女)が、彼に強く関わってくる周囲の人物(いとこや同級生女子)を「私だけいればいい」とばかりに排除し、「自分だけを頼り必要とするかわいい私の息子」を病的に保とうとする。たとえ結果的にその行動が常軌を逸していても・・。 雑誌スペリオールで連載を追ってるんですが、ほぼ毎回毎話「ひぃぃぃいいっ・・!!」って言いながら読んでます。 これが、超楽しい。はー、好き。 もうほんとヤバおもろいんですが、人間による静かな恐怖の感情をこれでもかと煽ってくる迫力ある演出は押見先生、ここにきて明らかに次の次元に突き抜けてます。 ページめくるごとに不穏さが増していってゾックゾクします。 ジャンル的にはサイコホラーにでもなるんでしょうか。 いや、でもただの毒親っちゃ毒親なだけだし・・。 『血の轍』を読んだ印象だけで言うなら顔、そして影、からの顔、さらに影、極めつけの大ゴマ顔ドアップ、唇、くちびる!です。 そして読んでいるとなぜか母親の声が実際に聴こえてくるようなんです。 吐息がかかるくらい近く耳元でささやくような、呼吸音さえも聴こえるような少し低音も混じるくらいの、いいヘッドホンで映画観たときのような立体感ある声が。 なんなんでしょう、この生々しい不思議体験。 そして母親ですが、そこに居るのは母親でありながら一人の女なんですよ。 「女」をなぜか感じさせてしまうエロティシズムみたいなものがねっとり漂っているんです。 母親なのに!悔しい!! 『クレヨンしんちゃん』のみさえに母は感じてもエロさは感じたことないのに! 息子をどうしたいんだよちくしょう! まあでもよく聞きますよね、母にとって息子も一人の男だからそれを奪う何かに嫉妬してしまうみたいな話。 この話はきっとそれが振り切ってるだけなんです。 この漫画がいいのは、母親がただの化物に成り下がっていないところ。 なにか、そうしていなければ自分自身を保てないほどの何かがおそらく過去にあったんだろう、ということが随所に垣間見える悲しきモンスターなのです。 もしかしたら止めてくれる誰かを待っているかもしれませんし、それこそが救いになるのかもしれません。 まだ3巻。 今後どうなっていくのか、ひーひー言いながら生暖かい視線で見守っていきたいところです。

吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
だんじょんめし
ダンジョン飯
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九井諒子、初の長編連載。待望の電子化!ダンジョンの奥深くでドラゴンに襲われ、金と食料を失ってしまった冒険者・ライオス一行。再びダンジョンに挑もうにも、このまま行けば、途中で飢え死にしてしまう……。そこでライオスは決意する「そうだ、モンスターを食べよう!」スライム、バジリスク、ミミック、そしてドラゴン!!襲い来る凶暴なモンスターを食べながら、ダンジョンの踏破を目指せ!冒険者よ!!

ダンジョンに潜る彼らは一体何を食べているのかという疑問に真正面から取り組んだマンガ

いわゆるゲーム世代の私ですから、ゲームの約束事にいちいち目くじらをたてたりすることはありません(アニメキャラの弓の構え方にはうるさいが)。とはいえ、長時間RPGをプレイしてハイになってくると、いろいろと野暮な疑問がでてきます。その中でも一番は、やはり「女戦士の鎧がなんであんなに露出度が高いのか」なのは間違いないとして、「あいつら一体何を食べていやがるのか?」もかなりランクが高い問ですね。何日も何日も草原を歩き、ダンジョンに潜る彼らは一体何を食べているのか(そのあたりを少しリアルにしたゲームをプレイすると、必然的に餓死が増えるのでとても陰惨な気持ちになります)。  そんな疑問に真正面から取り組んだのが『ダンジョン飯』。作者は「竜の学校は山の上」などファンタジーとリアルの心地よく融合した作品を数多くかかれている九井諒子。この『ダンジョン飯』も例外ではなく、良い塩梅にリアリティがあるのです。  ストーリーは、主人公・ライオスのパーティーがドラゴン相手に全滅しかかるところから始まります。間一髪で脱出魔法で逃げれたかとおもいきや、しかし、妹のファリンがみあたらない。どうやらドラゴンに丸呑みにされてしまったようです。この世界では死んでしまっても、死体があれば生き返ることはできるのですが、ドラゴンの胃の中で溶かされてしまっては難しいかもしれません。  消化が終るまでに助けに向かわなければいけないのですが、荷物は全て迷宮に置いて脱出してしまい一文無し。満足に食糧を買うこともできません。しかし、金策をしている間にも消化されてしまうかも…。  そんなジレンマを抜け出すライオスのアイデアが自給自足です。ダンジョンにモンスターがいるのなら、それを食べればいいじゃない。スライムだろうが、さまようよろいだろうが。  現実社会の我々でも「それはどうか」思いますが、この世界の住人にとってもモンスターを食べるというのは一般的ではありません。  しかし、妙に熱心なライオスに動かされるまま、キノコ型モンスターと大サソリを食べようとしますが、うまくいかない。そこに、モンスター食を実践してきたドワーフが現れ、現実的な料理法をライオスに教えくれるのですが…。  実際に調理シーンになると、完全にグルメマンガのノリです。サソリは切れ込みを入れると出汁が出やすい、キノコ型モンスターの足は特にうまい、スライムは天日干しにすると高級食材になる……そんな食材豆知識とともに、モンスターがおいしく調理されていくのです。第一話の料理は「大サソリと歩き茸の水炊き」。  ファンタジーの世界に寄り添ったリアリティが、雰囲気を壊すことなく新たな面白さを教えてくれる…そんな摩訶不思議なファンタジーグルメ漫画なのです。

名無し

初めて読んだ時の衝撃

大好きな作品の1つです。 九井諒子先生自体 「九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子」 で初めて知ったのですが、オチが予想できないというか、童話のようなハッとする発見があって、めちゃくちゃ感動したんですよね。 今まであまり読んだことないタイプの衝撃でした。 その後も「ひきだしにテラリウム」など短編をあさってましたが、いかんせん作品数が少なくて悶絶していた中で、 この「ダンジョン飯」が連載開始! ということで、1巻から小躍りしながら楽しんで読んでおります。 上記短編同様、独特の発想力が本作でも健在。 「ダンジョンで何を食べているのか?」 というゲームやっている人間なら誰しもがもつ疑問を 「モンスターを食べている」 という斜め横の展開を見せつけてくれました。 しかも、誰が参考にできるのか?と言いたくなるようなレシピまで載っている丁寧さに感服しました。 ここまで非現実的なことやっておいて、例えば、クラーケンについた寄生虫を蒲焼きにして食べて、その寄生虫に食あたりおこすといった、ごく普通に食中毒を起こす描写もあるので(モンスター食べたらどれも食中毒起こしそうだし)、謎のリアリティも出してくるから、より面白くなるんですよね。 神は細部に宿る と言いますが、細かい設定を丁寧に描いているから全体がまとまっている感じがします。 思い残すことといえば、 笑い飯がM1決勝までいって何度も優勝逃したように、ダンジョン飯もマンガ大賞に何度もノミネートされて結局とれなかったのが、個人的に残念でした。 それくらい斬新で面白かったのですけどね。 11巻で、物語も最終章?に突入とのことですが、最後まで目が離せない展開なのと、結局何が一番美味しかったのかライオスが総括してほしいなぁと思いました。

六文銭
六文銭
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あらすじ

成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語、八虎と仲間たちは「好きなこと」を支えに未来を目指す!

むちゅうさきみに
夢中さ、きみに。
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あらすじ

気になる君はうしろの席に――。WEBなどで噂の作品たちが待望のコミックス化。話題の作品「うしろの二階堂」は全ページ加筆修正のうえ、30ページ以上の描き下ろし続編を収録。

2019年一番待ち望んでた1冊

ワヤマ先生のTwitterにて、商業単行本が発売決定がアナウンスされてからずっとワクワクしながら発売を楽しみにしていた作品。発売日に即読みましたが、**満足度が半端じゃない…!** https://twitter.com/wymaaa/status/1121737385413230592?s=20 **いやもう…期待通りの面白さが想像以上に最高で、もう読んで一片の悔い無し…はあ〜最高だった…最高🙏** 6編のうち前半4編は、林というちょっと変わった少年をめぐる群像劇で、そのうちの1編がTwitterで公開されています。 「変な女が変な男と出会う話 (1/6)」 https://twitter.com/wymaaa/status/1160203058262921216?s=20   **ね?最高でしょ??** そして後半の2編は、2年前に投稿されて話題となった「うしろの二階堂」と続編「おまけの二階堂」で、さらに描き下ろしエピソードがが2話収録されています。 https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=64908838 https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=65931199 「創作BL」として公開された二階堂シリーズであるものの、先生自身もキャプションで**「1ミリもBLしていない」**とおっしゃっていて、**どうか先入観なく「変な少年2人の話」くらいの認識で読んでほしいです**…ほんと最高なので…。 ちなみにワヤマ先生は「佐々木倫子先生っぽい」と言われることが多いそうなので(※私自身は全くそう思いませんでしたが、言われてみれば確かに似ているかも)、佐々木先生ファンの方はぜひチェックしてみてください。 https://twitter.com/wymaaa/status/1160694386469924864?s=20

たか
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ダーウィン事変
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あらすじ

テロ組織「動物解放同盟(ALA)」が生物科学研究所を襲撃した際、妊娠しているメスのチンパンジーが保護された。彼女から生まれたのは、半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」チャーリーだった。チャーリーは人間の両親のもとで15年育てられ、高校に入学することに。そこでチャーリーは、頭脳明晰だが「陰キャ」と揶揄されるルーシーと出会う。「テロ」「炎上」「差別」……ヒトが抱える問題に、「ヒト以外」のチャーリーが、ルーシーとともに向き合うヒューマン&ノン・ヒューマンドラマ。作品集『パンティストッキングのような空の下』が「このマンガがすごい!」2017(宝島社)のオトコ編第4位にランクインし、話題になった漫画家・うめざわしゅんによる連載作品、開幕!

人間社会の異質なこと、考え方、色んなことを考えさせられる。

2巻まで読了。 人間ととチンパンジーの間に生まれたハイブリッド、ヒューマンジーのチャーリー。 母親のチンパンジー、エヴァは天才で、認知能力では、人を上回り詩まで作っていたという。 そのエヴァに興味を持ち研究を始めたグロスマン博士は、まさかの子どもまで作っていた。 同僚の間では、「二人は恋仲だ」とも言われていた。 エヴァは、出産のダメージで脳に障害が残ってしまい、現在は、一般のチンパンジーより認知能力は低い。 しかし、15年経って、チャーリーが会いに行ったとき、今では、認知能力のないエヴァが、カードでメッセージを伝えようとしてきた。 これは、ただでたらめにカードを選んだだけなのか? 謎が深まる! 現在は、人間の両親の元で育てられ、高校に通い始めたチャーリー。 この、漫画の魅力のひとつは、やっぱりチャーリーがキュートなこと。 眼がくりくりしていて、鼻の下が長くて、耳が大きく、口の形がちょっと河童みたいで、ほんとかわいい♬ そして、運動神経が信じられないくらいに良い上に、考え方も論理的でクール。 次々と降りかかる、事件をどうやって対峙し解決していくのか。 人間とは認められていない、ただの物としての扱いにしかならないチャーリーの未来はどうなるのか。 本当に、楽しみしかない。

干し芋
干し芋

ヒューマンとチンパンジーのあいの子、ヒューマンジーチャーリー

こりゃー事変だ。 3巻まで一気に読了。 すごい漫画だ、そしてすごくアメリカだなぁとつくづく感じる。 かといってこの題材で日本だと現実味はないとわかっててアメリカなんだろう、想像してみりゃわかる自然さと、リアルすぎる文化が入り交ざっている。 どうなっていくんだろう、どうするんだろうという期待も含め、これまで自分の読んできた短い名作たちと同じ短めな物語になってしまうのを想像してしまう。 ただ、自分の感覚ではこの時点ですでに名作だ。 自由の国では何を主張してもいい、みたいな風潮はあるけど主張したことで起こるその後の事については誰も守ってなんかくれない。 例えば(この漫画でも序盤に話題に出てくるが)私はヴィーガンはある種の宗教のようなところがあると思うけど、多数の人が集まるとそうなってしまうもんなんだろう。 ヒューマンジーであるチャーリーは唯一無二だが、この世界において生を受けたという意味ではただの一人でしかない。ONEであることはひどく難しい、というのがよくわかる。 なんか色々言いたくなる漫画でもあるなー、とにかくすごい漫画。 単行本派なので次号で終わってしまいそうな心配も少しあれど、それはそれで仕方ないとも思う。 うめざわしゅん先生の知識や想像力がいかんなく発揮されているので、この後の目を瞠る展開を楽しみに待ちたい。

さいろく
さいろく
極主夫道
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あらすじ

元・最凶ヤクザが選んだのは、主夫としての道だった――。話題の新鋭作家がおくる、アットホーム任侠コメディ!

東京ヒゴロ
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あらすじ

大手出版社を早期退職した漫画編集者の塩澤。理想の漫画誌を作るため、自分が信じる漫画家たちを訪ね、執筆を依頼する。漫画を描く者、描かぬ者、描けぬ者、東京の空の下、それぞれの人生が交差する。

松本大洋ここにきての最高傑作!?

『鉄コン筋クリート』やスポーツ漫画の大傑作『ピンポン』を送り出した 漫画界の生きるレジェンド松本大洋待望の最新作 物語は主人公塩沢が30年務めた出版社を退職し漫画編集者として引退したところから始まり、彼が辞めたことで起こる周りの担当作家や編集者達の変化を丁寧に描写していきます。 私が個人的に松本大洋作品前作で通底して素晴らしいと思う点は『人間の暗い部分弱い部分を逃げずに描写するところ』で、例えば大傑作『ピンポン』でも類稀な才能を持ちながら高い壁にぶつかり一度は卓球から逃げ出してしまうペコという場面で自尊心が打ち砕かれた人間の脆さをしっかりと描写しています。 もちろん今作でもそう言った要素が見事に描かれており 例えば、一度は大ヒットを生み出しながらも長い漫画家生活の中で情熱が擦り切れてしまったベテラン作家長作が様々な葛藤を抱えながらもう一度奮起して漫画に向き合う姿が情感たっぷりに描写されており、 私個人としては「もしかしたらそう言った描写に関してはこれまでの作品の中でも一番なんじゃ?」と思っています。 というのも、今作は漫画に関わる人々というおそらく松本先生から見て最も身近なところに生きる人々を書いているので、人間描写がこれまで以上に切実感とリアルさを持っているのではないかと思います。 ここからは読んだ人向けですが、長作が爆音で包まれるパチンコ屋の中で涙を流すシーンには思わずこちらも涙を流してしまいました。

TKD
TKD
ほうせきのくに
宝石の国
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あらすじ

今から遠い未来、宝石のカラダを持つ28人は、彼らを装飾品にしようと襲い掛かる月人に備えるべく、戦闘や医療などそれぞれの持ち場についていた。月人と戦うことを望みながら、何も役割を与えられていなかったフォスは、宝石たちを束ねる金剛先生から博物誌を編むように頼まれる。

えいぞうけんにはてをだすな
映像研には手を出すな!
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あらすじ

アニメは「設定が命」の浅草みどり、カリスマ読者モでアニメーター志望の水崎ツバメ、金儲けが大好きな美脚の金森さやか。ダンジョンへ、戦場へ、宇宙へ―― 想像の翼を広げて、電撃3人娘が「最強の世界(映像)」を創り出す! 「月刊!スピリッツ」連載時よりSNSで「すげえ漫画が始まった!」と驚異の拡散! 天才、出現!!

作者は漫画界のウォルト・ディズニーだ

女子高生3人が高校入学後に出会い、自分たちが思い描く「最強の世界」をアニメーションで実現すべく映像研を作って猛進する! この漫画は、プロの仕業だな感とどこか素敵な隙のある素人感を合わせもっているのがとてもいい。 というのは、この漫画は細部まで設定が凝られてるから読み応えがあって素直に言って最高なんだけど、実は漫画単体では完成していなくて、読者がいてそれを受け止められて初めて立体的にこの世界の存在が立ち上がってくる感じを体感できる。 この漫画を読んでいると、読んでいる自分も映像研の活動に参加している気分になってくるし、その気分になれて初めて合格をいただけてるような気持ちになる。 この世界では僕たちはただの傍観者にはなれない。 どれだけ読者自身を作品に巻き込んでくれるか、という点において突き抜けているものがある。 特に、彼女らの妄想が、イメージが、恐ろしいほどスムーズにシームレスに現実を侵食してくるその快感たるや! その自由な想像力こそが彼女らの遊び場であり友達だったのだと伝わってくる。 誰だって計画段階、準備段階が一番楽しくて本番や完成品になるとあれ?こんなんだっけ?のやつは経験したことがあると思う。 それはイメージと完成品に誤差があるからだ。 作っていくうちに様々な要因で思い描いていたものからいたものから離れていってしまうことはよくある。 この映像研では、それが妄想・イメージした瞬間に即その場に疑似的に出現しイメージを全員で五感で共有できてその世界にどっぷり浸っている、もしくは少なくともそう見えるほどには深い部分で全員が共有できているのだ。 こんなに幸せなことはない。 読者はその幸せをおすそ分けされている。 嬉しいのは、その世界を強化してくれるポイントが作者のこだわりによっていくつもあることだ。 例えば吹き出し一つとっても、セリフの文字に角度、パースがついていることで空間の立体感、キャラの実在感が目に見えてくるし、そのセリフの吹き出しのレイヤー上に人物が重なってセリフを見えなくすることで実際にセリフの音を妨げている感が視覚的に分かるような演出が素晴らしい。 デジタルで描かれているいい点として奥行の演出のための背景のぼかしがあったりする。 とにかく作者はこの世界の独裁者として細部に至るまで思う存分こだわりという名の権力を振るっているので、完璧に作り上げらえた世界であるディズニーランドと根本的に変わりはないのだ。 あとはそのディズニーランドに僕たち読者が遊びに行って参加し楽しむことで初めて完成される。 客がいないディズニーランドはディズニーランドではない、ただの土地だ。 3巻を読み終わって、次はこの世界にまたいつ遊びにいこうかなという気分でワクワクしている。 十年後、二十年後にこの作者が描く漫画がどこまで進化しているのか、どこまで成熟しているのか楽しみでならない。

吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)

いざ、メカメカしい妄想の世界へ

アニメ化の話題でもちきりだけどアニメ見てないのであった。 なぜなら私の家のHDDレコーダは多重録画が出来ず、その時間帯にはドロヘドロを先にセットしてしまっていたのである。無念。 そんなことよりまずは漫画を読んでもらいたい。 ジブリ(のメカ)が好き。 ガイナックス(というかエヴァでいい)が好き。 iPhone11をボトムズと呼ぶ。 そんな人はきっと現実世界での生活の中で妄想の世界が現実の上からフィルムを貼るように被さってくることがよくある、またはあったはず。 この作品は「それ」を上手く再現してくれていて、何より自分では出来ない「それ」は自分の中でも表現しきれないぐらいクオリティが高いものなのだが(妄想だから)その高いクオリティまでも再現するどころか上回って来てしまう。 そしてそういうシーンだけしかなかったら今敏のようなショートフィルムにはなるものの漫画として続かないので、もちろんちゃんと物語がある。 そこもまたとてもほっこりして良い。好き。 ともかく、漫画は「最初めっちゃ絵下手やんと思ったけど全然そんなことなかった、むしろ脳内で勝手にアニメーションするわ」ぐらい素晴らしいのでぜひ読んで欲しい。アニメを見るだけでは作者に続きを描いてもらうスタミナ回復に至らないのだ、多分。 そしてなんで今さらこれ書いてるかっていうと今週木曜(20年1月30日)に5巻が出るからです! 買って読む=蔵書に加えるという、自らが認めた証を作品に与えているという行為。皆様も認めた蔵書を増やす楽しみとそれを振り返る悦びを堪能しましょう。

さいろく
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ドリフターズ
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あらすじ

紀元1600年、天下分け目の関ヶ原……敵陣突破の撤退戦「島津の退き口」「捨てがまり」で敵将の首を狙うは島津豊久!!生死の狭間で開いた異世界への扉……現在では無い何時か、現実では無い何処かへ、戦国最強のサムライは、新たな戦世界へ招かれる!!異才・平野耕太が描く新世界が今、拡がる……