血の轍 押見修造
押見修造のスペリオール新連載、不穏な空気が流れ続けている
どんどん怖く、そして面白さが増してきてる。
特に、最新10巻の、夜中、雪がふる中、後遺症でおかしくなったシゲルが家まできたところとか。マジでゾッとした。
シゲルがそうなった原因、静子が崖から突き飛ばしたのだが、その理由が「シゲルの顔が(実の息子の)静一にみえたから」ってどういうこと?
9巻でも、幼い静一を崖から落としていたけど、つまりは、息子を溺愛しているようで実はしていなかった(自分の意のまま、おもちゃにしたかっただけ)のだと解釈していたけど、上記の理由でますますわからなくなった。
極めつけは、シゲルが自分のことを静一と言い出したこと。
そして、静一をシゲルと呼ぶ。
え?どういうこと。実は、静子の本当の子供はシゲルってこと?
すり替えられた?
それとも、おかしくなったシゲルの妄言?
ただ妄言にしては、幼い頃に静一が落とされた崖の前という重要な場所での発言だったから、より勘ぐってしまう。
本気でどうなるのか予測できないし、はやく全ての理由が知りたい!