太平洋戦争末期の昭和19年、名古屋。木村家次女・あいは、国民学校高等科1年生。青春真っ只中にいるあいの関心は、かっこいい車掌さんに出会ったことや、今日の献立のこと。自分が戦争に参加しているなんて気持ちは、これっぽっちもなかった――。しかし、米軍にとって名古屋は、東京や大阪と並んで重要攻撃目標だった。少女・あいにとって、戦争とは、空襲とは、空から降り注いだ焼夷弾の雨とは、一体何だったのだろうか。
小光栗夫は週刊少年ゲルマンで『ときめき堕天使モモカ』を連載する新人漫画家である。まんが道を歩き出したばかりの彼の日常は、打ち合わせをしたり、コマを割ったり、絵を描いたり、時には取材に出かけ、時にはテンパることも……人気商売の喜びと悲哀をやさしく描いた、定番ジャンル・マンガ家漫画の、これがまさしく最先端!!
前代未聞「密漁」ピカレスクロマン!! 磯貝海斗はブチギレていた!! 我々が口にするアワビの二つに一つは盗品、つまり密漁アワビであるという事実に。それには暴力団が深く関与しており、彼らの資金源となっているという事実に。そのため自分たち漁師の生活が圧迫されているという事実に。そして、その状況に対して自分ができることは何も無いという事実に――― しかしある日、少年は決意する。「奴らに奪われた全てを、取り返す」 暴力によって奪われた人生を暴力によって奪い返してはいけないのか? 怒濤の迫力で描き出される密漁ピカレスクロマン!!
「俺はマンガ家になる」と、40歳で会社を辞め、夢を追いかける生活に入った男・大黒シズオ。父親からは顔を見るたびに説教され、幼なじみからは本気で心配され、17歳の娘に温かく見守られながら、マンガ執筆とバイトとサッカーゲームの日々。そんなある日、バイト先のハンバーガー屋にちょっとした問題児が入って…。齢41歳、子持ちにして、突然漫画家を目指し始めた大黒シズオ。こんなおっさんアリですか、ナシですか?とりあえず、こんなおっさんにも人生はアリ、ます。
テープが擦り切れるほど観たアニメは、あたしの人生を変えた。あたしも……こんなアニメを作ってみたい! 九条監督はすごく厳しいけど……それでも、アニメーターになるんだ、絶対!! 技術ゼロの新人アニメーター・真田幸(19歳)が、0.1%の「才能」と、99.9%の「熱意」で、プロフェッショナルが終結するアニメ業界に挑む!! スポコン・アニメーター物語、開幕!!
江戸前寿司の元祖「華屋與兵衛」の生まれ変わり、冴えない独身男・大宅耕一40歳が、現代の日本に殴りこみ!奴が寿司を握れば何かが起こる。アパートの隣人・美砂子をアジよろしく裸にして…。週刊大衆で大好評連載作品の第1巻。
【救済者と暗殺者、2つの顔を持つ医師!】精神と記憶を破壊する暗殺者「Mind Assassin」。その力を受け継いだ開業医の奥森かずいは、つらい過去に苦しむ人々を呪縛から解き放っていた。――ある日、恋人を失った少女が刑事に追われて逃げ込んできた。奥森は事情を聞き、恋人との記憶を消したが…。正義と哀しみのサスペンス、第1巻!
AIが進歩し、世界を覆った未来。多くの国が平和と安定を享受する中、アフリカではAIを巡る対立がくすぶり、ヒトとヒューマノイドの血が大地を赤く染めていた。日本で優秀なAI専門医として働いていた須堂光はある日、大切な「探しもの」がアフリカの紛争地帯にあると知り……。真実を求めメスを銃に持ち替えた男の旅が、静かに始まった。
鳴くと必ず和了る男がいる。男の名は竜。鳴くことで運を引き寄せ、勝負に勝つ。そんな竜の強運を手に入れようとする男たちがいた。桜道会―― 関東一円に勢力を持つ東日本最大の広域暴力団。その一翼を担う甲斐組組長・甲斐正三もその一人だった。抗争が激しさを増すなか、甲斐は竜の強運を自分のものにしようとするが…!? 竜を手に入れようとする男たちの熾烈な戦いの幕が、ここに切って落とされる…!! ※こちらの作品は、以前配信しておりました『哭きの竜』の新装版です。重複購入にご注意ください。
売れない芸人・ソータの爽快ラジオパーソナリティ物語! 「こいつにはラジオの才能がある。」売れない芸人・朝日屋颯太(あさひやそうた)は相方に逃げられ仕事がない! そんなある日、半年ぶりに現れた元相方が放送作家になって美人ディレクターを連れてきた。2人の手引きで颯太はラジオ業界に足を踏み入れるが…!? 超マイペース男とくせ者だらけのラジオ局の爽快ラジオ群像劇!!
辞めたい…けれど辞められない…パワハラ・過重労働・不当賃金・極悪ノルマ…無法地帯のブラック企業から逃れることはできるのか!?闘う女弁護士・不知火と見習い・リコが綴る”仕事”の真意を問う労働譚!「辞める」仕事は逃げじゃない!
過去を背負った2人の男が担うのは「復讐の代行」。屑には屑による制裁を! 「正義」の意味を問う問題作!
『D・B・S ダーティー・ビジネス・シークレット』の岩城宏士、壮絶アウトロー劇場、激序幕ッ!!! 煙屋と呼ばれし奇癖の殺し屋、見参。この世に蔓延る悪党様を討伐いたしますー!!!!!
「函館五稜郭亭」元シェフ・北方歳三!客足が遠のき傾きかけた料理店の再建を請け負う復活請負人である!その料理術、アイデア、精神は他の追随を許さない!歳三の繰り出す驚天動地の修行に耐えられた者のみが復活への足掛かりをつかむ!そして今また一つの店が───!!
川原三平少年は、河童にそっくりだった。ある日、はぐれた仲間だと間違われ河童の国へ連れて行かれる。やがて、人間の文化が進んでいることを知った河童の長老は、三平にそっくりな河童を、留学生として人間界へ送り込むことにした。三平は河童を連れて人間界に戻ったが、そこにはおじいさんを連れ去ろうとする死神が待ち構えていて…!?
カレチとは、長距離列車に乗務する客扱専務車掌を指す、国鉄内部の呼称。昭和40年代後半、大阪車掌区──。乗客のために一生懸命になりすぎる新米カレチ・荻野(おぎの)の奮闘と成長を描く読み切りシリーズ。懐かしくて泣ける、昭和テツ漫画!ちばてつや賞大賞受賞作『RAILGIRL~三河の花~』と、特別描き下ろし『みどりの昭和の鉄道たんけん』も収録!!
この顔で…なんで今まで笑えてたんだろう。この体で…なんで平気で外を歩けてたんだろう。なんで私は、私に生まれたんだろう――…。鳳龍寺美麗、高校3年生。容姿にコンプレックスを持ち、何事にも消極的な彼女に芽生えた教育実習生・佐藤への淡い恋心。その恋をきっかけに自分を変えようと努力する美麗だったが――…。痛いほど純粋で、切ないほど美しいプラスティック・ラブストーリーが、始まる――。※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※
「ウチの猫、猫又になるかもしれんくて……」 妖怪と人と神様が、ふつうに暮らす田舎町の日常は、のんびりほのぼの、ときどき不思議。ある夏、二十歳の長寿猫・ぶちおは、突如進化して猫又になる。「自分が妖怪になった理由」を探して思い悩むぶちおは、化け狐の百合に、「化け学」を習いはじめるが…。お山を守る脱力系カラス天狗・ジローと少女むーちゃん。「天狗の仕事」をこっそり覗き見していたむーちゃんは、別人のようなジローの姿を目にする。そんなとき、町には不吉を呼ぶ「鵺」が現れたと噂され―― Twitter発の「異類日常譚」、待望の書籍化! 第一巻では、猫又・ぶちおの前途多難な未来を描く「猫又ビギニング」をはじめ、ここでしか読めない描き下ろし新作エピソードを30P以上収録。電子書籍限定特典を収録。
目つきの悪い花屋のバイト青年・葉月(はづき)が一途に恋するのは、店長の六花(ろっか)。しかし六花の部屋には、彼女が忘れられない男の霊がいた――。低温一途青年×さっぱり未亡人×草食系執着霊の3者が紡ぐ純情三角関係。描きおろし番外編収録!
バカ姉弟(きょうだい):豊島区巣鴨在住。ふたりは3歳(推定)。けがれなき子ら。多忙な両親は留守がちだけど、ご近所のみんなに愛されて、今日も元気に暮らしてる!読めば読むほど味わい深い、見れば見るほどかわいい。安達哲が贈る現代のおとぎ話、オールカラーコミック26話&描き下ろしイラスト多数収録。
ちょっと気になる女のコ。ちょっとヤんでる女のコ。「生きるってつらいこと……」そういうキミにオレは何ができるだろう。山田料詩(りょうじ)、東シナ海高にやってきた転校生。そこで驚くべき女のコ・鳥井あすみと出会った。彼女の頭には1本の矢が刺さってる……。完全にクラスから孤立している彼女のことが気になって仕方ない料詩は、彼女の日常を追っていく。でも、どうやら一日やそこらで、わかるような女のコではないようだ!
ブラック企業で社畜生活を送る真司郎の部屋に飛び込んできたのは月でリストラされた謎のウサギ・ふわみ!! 働かないと死ぬというふわみに押し切られ社畜が社畜を雇うことに…!! 押し売りブラック労働が吹き荒れる脱力コメディ第1巻!!
手のお化け、手っちゃん。見た目はリアルな手のお化け。でも中身は人間と同じ。最初は驚いていたキヨシ一家もアッと言う間に家族になって…!?手のお化け、手っちゃんとキヨシ一家が巻き起こす珍騒動と家族の愛を描いたほのぼのコメディ!!
名古屋大空襲を生き延びたおざわゆき先生のお母さんの実体験。空襲の前後に大地震があったことなども描かれていて、実際にそこに住んでいた自分と同じ庶民の感覚での戦争体験を感じることが出来た。主人公の家は貧乏だから仲が良かったクラスメイト達が進学した女学校に自分だけ行くことが出来なくて劣等感があったんだけど、学徒労員でも優遇されて戦闘機を作ってる三菱の工場で働いていた女学校の生徒達は真っ先に空襲で狙われて亡くなってしまったエピソードが悲しかった。おざわゆき先生のご両親はそれぞれに過酷な状況を生き抜いて来られたんだな…。5巻の巻末にはこうの史代先生との対談も収録されていました。