外道の歌

外道の歌

書店も電子書籍も超話題の売れ筋コミック「善悪の屑」の第2部! 法で裁けない屑には屑による直接制裁を! 復讐代行人の一人「カモ」の過去が遂に明らかに!? 残酷でも読み終えた後にスッキリする本当の「正義」の意味を問う問題作!
ハナムラさんじゅっさい+

ハナムラさんじゅっさい+

売れない漫画家・ハナムラ(30歳)。少年誌の新人コンペにも落ち、結婚間近の彼女にもフラれてしまう。お先真っ暗な中、エロ漫画を描く事になるが、その担当が白井さんという美人編集者で…。ほぼ実話の30歳崖っぷちマンガ家漫画第1巻!!
黒医者のデザート

黒医者のデザート

小さなクリニックを営むハルトとその弟・トウジの裏の顔…それは残虐な殺人鬼たちの身体を密かに解体、臓器売買し大金に換える「黒医者」だった! 金しか信じない兄と兄しか望まない弟…2人で一つの兄弟が極悪人を狩る! ブラックメディカルサスペンス!
兎来栄寿
兎来栄寿
2020/11/19
いのちだいじに。
朝の唱和、厳しいノルマ、パワハラ、恫喝、休日出勤、飛ぶ同僚……典型的なブラック企業で働く契約社員の水城リコ(25)の退職から始まる物語です。限界を迎えつつあったリコが、「退職代行」を生業とする弁護士・不知火に出逢うことで人生に転機が訪れます。 はたから見れば絶対に辞めた方がいい、と思える状況でも追い詰められた当人はまともな思考力も奪われ、どうやっても抜け出せない状況にあると思わされてしまうのがブラックな環境の恐ろしいところです。そんな時に利用できる「退職代行」というサービスの存在を知っているだけでも人生は大きく変わることでしょう。 「耐えていればいずれ報われるなんて考えは…自分を殺すことになる」 という作中のセリフの通りです。 この作品が面白いと思ったのは、ブラック企業から抜け出したことで開放感・幸福感に満ち溢れたヒロインがかつての自分と同じような苦しみを背負っている人に無自覚的にマウントを取ってしまうシーン。人間の業を感じさせられました。 幕間には、監修を務める実際に退職代行を行っている女性弁護士のコラムもあり、参考になりつつ仕事とは、雇用とはと考えさせられます。 真面目な部分も面白いですが、美人でデキるお姉さんの不知火さんは格好よくて惚れてしまいますし、ゆるふわに見えてバリバリに仕事ができるスーパー事務員の恋川さんなどキャラも立っています。 追い詰められる前に読みたい、あるいは周りに追い詰められていそうな人がいるならその人に差し出したい一冊です。
野愛
野愛
2020/11/10
いろいろあるのよ
紆余曲折あって我が家にこんな本がやってきました。まあ日常に支障が出るほどではないけど酒には依存しているので身につまされますね。 身につまされるで済ませちゃいけないんだけどね! 愛と依存の違いって何なん?とか趣味程度ならよいのでは?とか生きる喜びがなくなる!とか言い訳のように湧いてくる疑問や不安などをかなりわかりやすく解消してくれます。かなりわかりやすくなっているため、端折ってたりはするんだろうけど納得感もありつつライトな味わいなので責められてる感はあまり感じずにすむかもしれません。ギャグ漫画的仕上がりなのはたぶんこれが理由なんじゃないかと思ってます。メンタルやられてるときに100の正論ぶちこまれたらしんどいからね。 一応言い訳をするとわたしが依存症から脱却するために買った本ではないのですが、いつかわたしの後押しをしてくれる本な気はちょっとしてます。 読み終わっても酒をやめる気はないのですが、自分以外のものに人生を100%委ねちゃいけないし、預かることもできないんだなあってことを強く感じました。なんにせよ、あなただけのせいなんてことは世の中にはないのだ。
うなぎ鬼

うなぎ鬼

借金に苦しんでいた倉見勝は千脇に拾われ裏稼業に励むことに。勝に課せられた任務は重さが50~60キロのコンテナをマルヨシ水産に運ぶというものだった。コンテナの中身とは一体…サイコホラー!
左様なら今晩は

左様なら今晩は

「一緒にいると気が滅入る」と同棲2年にして結婚目前にフラれた男・陽平。それもそのはず陽平の部屋には処女のまま死んだ「痴女霊」が憑いていた…平凡男と孤独霊のちょっぴりビターで切ない青春ラブロマンス。
僕×スター

僕×スター

才能ナシ、友達ナシ、クソ兄アリ…底辺を生きる高校生・野星。「何者」でもなかったハズの底辺の男の身に運命を変える事件が!? 10数年秘められてきた能力が今開花する…のか!? 戦いには負けない拳戦怪物降臨!

人気クチコミ

吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
2019/12/28
異色のボクシング漫画?
『ギャングース』『マーダーボール』の肥谷圭介先生新作! ある程度は読まないと何の話か分からなそうだけど、最初のカラーページとタイトルからしてきっとボクサー漫画に違いない!“巨弾拳闘新連載”だからきっとそう! けど、異色!始まり方はあまりに異色! いじめられっ子と思われる高校生が駅で不良に絡まれるかわいい女子高生を助けるよう命じられヤバそうな奴らから助けようとするが・・。 主人公の力は果たしてラッキーなのか?それともセンスの塊なのか!? いつボクシングをやってくれるのか!? 基本的に逃げてるだけにしか見えないが・・? 話がどう転がっていくか既存のボクシング漫画と違いすぎてずっとワクワクしながら読めちゃう! 何をやってもうまく行かないこんな世の中で、平凡で友達もいなく才能もなく兄は引きこもりでどうしようもない毎日を過ごしていると思っている彼にはおそらくボクシングの才能があるのだ、それもとびっきりの! このなかなか分かりやすくは才能を自覚させない焦らしてくれる展開がたまらない。 普通は1話目で自覚してスタート切りますもんね。 普通は、主人公が不良だったり強さに憧れだったりがあったりしますもんね。 それがないんだなー。いいなあ。 代わりに、主人公のずば抜けたしぶとさと図太い根性を提示してくれる。 物理的に「戦う」ことが日常にほとんどなくなってきた社会だからこそ、戦う状況が起きる必然を話の流れで持ってきてくれているので、すごく違和感ないのと、戦いが単純な肉体の暴力だけじゃないというのも魅力。 現代的な武器としてSNSを使うのがいぇーいという感じ! ラッキーパンチなのかそうではないのか、見る人が見れば分かる! 血が沸く!肉が踊る! これからの展開が楽しみすぎます。 タイトルは『僕xスター』 僕がスターダムにのし上がる話でしょうきっと! スペルが「BOXSTER」なので、誰が見ても分かるように、X(エックス)はカケルの記号としても使われていて、「僕」と、星のスター「STAR」とボクサー「BOXER」を混ぜた造語でまたいいタイトルですねー。 順調に行けば2020年2月末に発売かも?とのこと! https://twitter.com/hiyagoose/status/1206424738320408576?s=20
いさお
いさお
2019/11/23
「朝ごはん」という名の最後の審判
「ワンナイト・ラブ」というテーマがあります。恋人でない男女が一夜限りの関係を持つ。一夜限りであるがゆえに激しくて、はかない。だからドラマが生まれるのです。 本作は、そんな男女の特別な夜ではなく、その翌朝に2人がともにする朝ごはんを描く短編集です。 夜って不思議な時間です。世界が暗がりに沈むと、人は社会的動物であることから解放されます。大いに食べる、大いに飲む、大いに遊ぶ… 自分の本能に従って生きることを許されるのです。 そして、男女が2人になったら… 夜は時にその暗がりに紛れて、2人の背中を様々な形で、半ば強引に押してくれます。ずっと言えなかった想いを伝えることができたり、大切な人に救いの手を差し出す勇気を持てたり、はたまた体の関係を持ったり… しかし、再び朝は来るのです。そして、2人が朝最初にともにする行為が、「朝ごはん」です。 朝ごはんを自分のために、あるいは他人にために作り、そして食べる姿。それは、暮らしをともにする人にしか普段は見せない、無防備で、かざらなくて、現実的で、そしてあたたかな生活感にあふれたものです。 そんな朝ごはんの食卓でそれぞれの一夜を振り返りながら、おいしいね、とか、眠いね、とか、とりとめのない会話を紡ぐ。 そんな時間の中で、日の光に強く照らされながら、2人は試されるのです。 わたしたちは、特別な一夜のおかげで少しの間だけつながれた、かりそめの関係なのか? それとも、昼の世界をともに生きていける、かけがえのない関係なのか? 朝ごはんとは、ある特別な一夜を過ごしてしまった2人の関係を試す、神聖な最後の審判なのです。 卵雑炊、ハニートースト、コンビニの肉まん、梅干しのおにぎり…本作の描く朝ごはんはほんとうにおいしそうで、あたたかで、リアルで、彼ら彼女らの生活感にあふれています。 そんな朝ごはんが、2人の関係に先がないことを暴いてしまうなら、そのはかなさに想いを馳せる。 朝ごはんが2人の明るい未来を予感させるなら、お互いを見つけることができた2人を祝福する。 「朝ごはん」から人の関係の機微に心うばわれる、すばらしい作品です。 ぜひ、ご賞味あれ!
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名無し
2019/04/29
都市伝説的な殺し屋「佐藤さん」
入店したレストランが満席で、けれど 予約席として今は空いている席がある。 だったらココに座らせろ! こんな行為はルール違反でマナー違反で たちの悪い話ではあるが、 殺すの殺されるのというほどのことではない。 だが、佐藤さんはこれだけで殺しにやってくる。 「正体不明」 「怒らせるな」 「正体を探ったものは皆死ぬ」 謎の殺し屋「佐藤さん」の設定は 殆どゴルゴ13の設定だが、ゴルゴは予約席を 奪われたからと言って相手を殺さないだろう。 そもそもゴルゴ13の名前で予約はしないだろうが(笑)。 第一回を読んだだけで「佐藤さん」の存在や行動には 色々と矛盾は感じた。 正体不明の人間がレストランの席を予約して なにをどうしたいのか、とか。 殺しの依頼者も依頼のために会えば死ぬじゃん、とか。 その辺がどう解明されていくのか興味を持って読み進んだ。 自分が予想していた物語の結末は 「佐藤さんは理不尽だから」 という終わり方。 最後は「佐藤さん」は制御不能な殺し屋として 最強最後の両刃の剣のような存在であり、 そんな「佐藤さん」がこの世のどこかにいますよ、 という物語になっていくのかな、と予想した。 ・・半分当たって、半分外れた予想だったかな、 という感じだ。 「佐藤さん」は明らかに人外の能力を持っているし、 登場人物のほとんどは「佐藤さん」をうまく扱えない。 結局は、己の命を代償に殺しを依頼したような結果になる。 それはそれで話としては面白い。楽しめる。 そうなる過程には深い理由が存在したりするし。 ただ、自分の好みとしては 「佐藤さん」には理不尽な殺人鬼であってほしかった。 第一回が、レストランの予約席を奪われたから殺す、 だったのだから。 連載が進めば進むほど 「え、こんな小さいことでなんで殺されるの」 という空しすぎる殺人劇になることを期待した。 禁煙席でタバコを吸っただけで殺された、とか。 そういう意味で、自分の好みとは違った方向に 話は進んでしまったけれど、 それはそれとして、 ホラー都市伝説的な殺し屋「佐藤さん」は 面白い設定の漫画だな、と思った。
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