ヤングキングの感想・レビュー109件臨場感がすごいベアフェイス ~公安を去った男~ 狛犬はやとstarstarstarstarstar漫画大好き元公安の刑事物。 絵のタッチも好みで、サクサクと読みやすい。 VIVANT監修の元公安、勝丸円覚氏の協力も仰いでいるそう。 今後の展開にも期待が持てそう! PS)作者の狛犬はやと氏はファブルの南勝久先生の元アシスタントをしていたとのこと。今を生きる喘鳴が聞こえる短編集 #1巻応援天国に生まれた僕らの話 石田ゆう短編集 石田ゆう兎来栄寿『妄想フライデー』の石田ゆうさんが、これまで描いた短編5つを雑誌・出版社の垣根を越えて収録した短編集です。 「光のゆくえ」 やっと就職できて半年働くことを続けられたと思ったら、大規模な電波障害により街の人々と共にみんなスマホが使えなくなり途方に暮れているところで「ネットを使える場所を知っている」というバニーガールに出逢う一夜の話。 「美人は三日では飽きない。」 大学を中退し就活23連敗中の25歳フリーターで、美人にトラウマと嫌悪感を持つ青年が新たに美人と出逢う話。 第84回ちばてつや賞ヤング部門大賞。 「犬も喰わない僕」 8年ぶりに東京から帰ってきた地元で、昔馴染みの画家を目指す20歳の女の子に自分は今漫画家であると偽る天才になれないアシスタントの青年の話。 ヤングマガジン月刊賞入選作。 「彼女とわたし」 外国人のような風貌の転校生が、クラスのアイドル優子の一言をきっかけに不登校になり「魔女」と仇名されるようになって、本来カーストは下なのに優子のグループに属する主人公が同じ団地に住んでいる魔女とある契約を交わす話。 「ブルーブルースプリング」 高校卒業以来7年ぶりに学校の制服を着て遊んでいたら、夜の公園で女子高生と知り合うお話。 個人的には『コミックビーム』に載っていた「彼女とわたし」がとても好きで、去年読んだ読切の中でも特に印象的だった作品のひとつです。 かわいくて穏やかなのに端々から性格の悪さを感じさせる優子ちゃん。彼女を中心とするグループに必死にしがみつく主人公。学校生活における人間関係の息苦しさのリアルさ。脆い尊厳を容易く踏み躙られた悔しさや悲しさ。それでも、そこから始まるシスターフッドの美しさ。 写実的な画風で、全作品を通して背景や小物も緻密に描かれているのもリアルさを底上げしています。生きることに向いていなかったり自分や他人を受け入れられなかったり、それぞれに思い悩む現代の人間たち。おのおのの蟠りを煮詰めながらも、最後の「ブルーブルースプリング」と巻末のおまけで読後感はすっきりとしています。 若々しさ溢れる部分もあり、今後のさらなる活躍も楽しみになる1冊です。いじめのないディストピアの可否 #1巻応援いじめ撲滅プログラム ピエール手塚 藤見登吏央兎来栄寿最近GACKTさんにも絶賛されて話題の『ひとでなしのエチカ』や『ゴクシンカ』のピエール手塚さんが作画、『枕営業の眠さん』の藤見登吏央さんが原作を担当する作品です。 電子では1週間前に発売済みですが、本日紙の書籍が発売となりました。 内容はタイトル通りのもので、人間が人間である限りなくならないいじめに対してAIによりいじめを検知して対処する「いじめリアクター」が開発され、システマティックな統制を行なっていこうとする社会を描いた物語です。 いじめっ子に対しては、物理的な対処を行った上で脳に機械を埋め込み「優しい人間」になってもらうという処置までセットになっています。 『時計仕掛けのオレンジ』や『PSYCHO-PASS』などを髣髴とさせる設定で、ディストピア感もあります。いじめに苦しめられた経験のある人や現在進行形でいじめに苦しんでいる人の中にはこのシステムの実在を望む人も多いのではないでしょうか。 人類史を紐解いていくと、狩猟採集の時代から人間は誰かへの陰口を叩くことによって仲間と結束してきた歴史があるそうです。その時代は弱い者を排斥しないと、直接的に自らの命が脅かされる危険性があったことも影響しているのでしょう。 強い者も弱い者も皆で支え合って生きていく社会というシステムが高度化しても、いまだに弱い者や異なる者を排斥したり、それによって結託したりしようとするのは人類がアップデートすべきバグです。 現実的には人権の問題があるので、個人の脳に機械を生み込んで思考を統制するようなことは禁忌ですが、どうしても起こってしまういじめひとつひとつに対して対症療法を行うよりは根本的な原因を取り除きたいという心理は理解できます。 個人としては堪え難い辛苦を受けた先で、それを再び生み出さないためにどうすれば良いのかという問への回答を自分なりに出した牧人。それ自体は法的にさまざまな問題があるとしても、その大元の気持ちは否定できません。 現実にこれからも存在し続けるであろういじめという社会問題。倫理道徳の境界線上で、考えさせられる物語です。新進気鋭(40歳)なIT課長兼漫画家の商業誌2作目ひとでなしのエチカ ピエール手塚starstarstarstarstarさいろく40歳にもなると酸いも甘いも噛み分けられるようになってくるもんなのです。 そして漫画家だけでなく社会人経験が(現役の課長でもあるのが)マンガにも活かされてるのかなぁと思わされるストーリーや台詞回しが良い。 でも彼の作品全部裏社会ばっかりなのが気になる _人人人人人人_ > ヤクザ漫画 <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ 3巻になって絵柄が安定してきた+女の子が可愛くなった(表情・身体の書き分けがすごくわかりやすい)っていうところで非常に期待値が上がりつつ、モブが全員同じ顔に見えて誰が誰かわからんという難点もあるのでそこら辺は次回作とかでは最初から解決されていくであろうと。PDCAサイクルを持ってそうな漫画家さんに期待。 セリフの重みがすごいひとでなしのエチカ ピエール手塚かしこコミックビームの姫乃たまさんの連載コラムでピエール手塚先生にインタビューされていました。先生は大家族の長男で自分が働き始めてからは兄弟達の学費や生活費を稼がなければならず大変だったらしいです。それが終わったので子供の頃から好きだった漫画を描いてみた…というエピソードに興味を持ったので読んでみました。 闇金のケツ持ちのヤクザが主人公なんですが、ジャンルでいえばアクションではなく人間ドラマ。もっといえば会話劇のような感じです。ただ前述の豊富な人生経験がベースになっているであろう言葉の重みがすごいので飽きずに読んじゃいました!主人公が自分を捨てた母親に再会する話のベースになった作品でちばてつや賞の佳作を受賞してるんですね。面白かったもんなぁ〜!主人公は最強のおっさんドンケツ たーしstarstarstarstarstar_border山下真司破天荒ヤクザ・ロケマサが暴れ回る任侠漫画。 基本クズだけどごくごくたまに優しい。 パッと見つまんなそうだけど読み始めたら結構ハマるよ?グルメ×大人の青春ワンナイト・モーニング 奥山ケニチstarstarstarstarstar_border山下真司毎回食事と付随した大人なエピソードが面白い作品。オムニバス形式で色々な恋愛模様を味わえます。 二人で一緒に同じものを食べるっていいよね。ワンナイト・モーニング 奥山ケニチ干し芋甘酸っぱい恋愛の始まりのドキドキしながらの朝ごはん。 食べている人たちは、本当に美味しそうに羨ましいくらい良い顔してます。 幸せってこういうことの積み重ねなんだなぁ、と改めて思ったり。 読者もほっこりできる漫画。ふたりはキャバ嬢!の感想 #推しを3行で推すふたりはキャバ嬢! ゐなり名無し・カズサとひよりの2人がとにかく可愛いー! ・キャバ嬢の話って言ってもドロドロしてなくてオモシロ可愛い! ・「ふたキャバ」ヤンキン連載化!?これから楽しみ!こういう女の子すき先輩の彼女が元カノだった 五十嵐恭平名無し※ネタバレを含むクチコミです。 彼女はいかにして観客を魅了するアイドルとなったのか #1巻応援BITTER ヒロsogor25スタイリッシュでクールな曲調と洗練されたダンスで注目を集める4人組アイドルグループ「BITTER」。 そのセンターとして観客を魅了するのは、“グループ唯一の女性”であるスバル。 しかし彼女は、デビュー半年前までは、女性アイドルには向いていないとオーディションに落ち続ける日々を送っていました。 幼い頃からアイドルという存在に憧れ、しかし挫折を繰り返していたスバルが“BITTER”という自身が最高に輝ける場所に出会い、やがて大きく羽ばたいてゆく。 そんな姿が、美麗で圧倒的な魅力を放つ絵柄で紡がれる作品です。 1巻まで読了大人のとれたんず鉄道居酒屋つばめ きよ○名無し息子が鉄道にはまり(子鉄) 毎日毎日プラレールトーマスのりものGOGO鈴川綾子チャギントンふみきりかんかん とんとん とことこ とれたんず~ たんたん たかたか とれたんず~ …… 頭から鉄道が離れない! 連結シーンを見るため時刻表を調べたくない! ドクターイエローやイーストアイの時間の予測したくない! ディズニーではリゾートラインよりショーを楽しんで欲しい! 子ども向け鉄道番組の音楽が頭から離れない!! 子ども向けでもなく鉄道関係でもないものが見たい! しかし漫画の中で鉄道が不自然に出てくると、細かい所が気になって普通の漫画も読めない!! 1122(いいふうふ)はなんで栃木に行くのにN700系新幹線なの!? 心中漫画に北斗星出したのは2015年より前の時代の話で、取りにくい予約を勝ち取った長期的計画だってことを表してるの? https://manba.co.jp/boards/196945 ……そんな親に向いてる漫画。 マニア向けで何を言ってるかわからないけれど、 息子も将来こうなるのかな、って目線で読むと楽しい。 新橋で飲めるぐらいの立派な社会人になれるかなこれは温まる日本酒マンガ #1巻応援やえの酒めぐり ~日本ふるさと百景~ 本郷司starstarstarstarstar_border兎来栄寿皆さんは大人になって良かったな〜、と思うことはありますか? 昔はずっと子供のままでいたいと思っていましたが、マンガを好きに買って読めるようになったこととお酒の魅力を満喫できることに関して言えば「大人最高!」という気分になります。 美味しい肴と美味しいお酒。お米の神様やお百姓さんや蔵元の方や農家や漁師や酪農家などの方々に今日も感謝です。 中でも大好きなのは日本酒なので、こういう作品が読めると嬉しくなってしまいますね。 本作は概ね『BARレモン・ハート』のような形で、1話完結型で毎回違う人物と日本酒がフィーチャーされてハートフルな物語を提供してくれます。本郷司さん、新鋭でありながら高い画力で老若男女を生き生きとした表情で描き分けつつ、燻銀のような話を描かれる方です。積み重ねた酸いも甘いもある人生から醸される味を、見事に描いています。 日本酒を飲んだ時の香りや味に対する表現も華やかであったり迫力があったりで目を引く演出がなされています。呑んだ瞬間のリアクションも含めてとても美味しそうで、思わず今夜呑みたくなります。 また、ローカル性により自分のルーツとなる郷里への想いを引き出してくれる日本酒の魅力の一側面を改めて感じさせられました。 1巻で登場するのは 山本 純米吟醸 ピュアブラック 純米大吟醸 わかむすめ 燕子花 金陵 瀬戸内オリーブ純米吟醸 出羽桜 吟醸缶 特別純米原酒 八海山 氷温ショット 南部美人 純米吟醸 ひやおろし 森嶋 美山錦 純米吟醸 と、なかなかに面白いラインナップ。あえて、缶の出羽桜を出したり、超有名な八海山でも氷温ショットを扱ったりというところが良いですね。 毎回のお酒に関する解説やコラムも、日本酒の深い世界を知る手助けになって楽しみつつためになります。 今の季節の秋にはひやおろし、もう少し寒くなった冬には燗。一年中楽しめる日本酒と共に、楽しみたい作品です。日本酒がますます美味しく楽しく呑めるようになることでしょう。 物騒じゃない学園ミステリ #1巻応援スイリ先生、はしたないっ! 井上とさず兎来栄寿探偵も助手もかわいい女の子の推理モノないかな〜、あんまり人が死なないグロくないミステリが読みたいな〜、と思っているそこのあなたに推薦したい作品がこちらです。 鋭い観察眼と考察力を持ちながらも 「推理なんてはしたない」 という論理をお持ちのスイリ先生こと化学教師の御神琴翠璃(おみごとすいり)が、名探偵の助手になりたいという願望を抱く生徒・家達和音(やだちわと)と共に、学校で起こるさまざまな謎を解き明かしていく学園ミステリです。 ・シュークリーム消失事件 ・図書室の本バラバラ事件 ・セーラー夏服大量消失事件 などなど、日常で起こり得る範囲の人が死なない事件が発生して、それを解決していきます。 メインキャラはもちろんのこと脇役の生徒ひとりひとりにも味があって、幕間のおまけでは更にそこが補強されていて良いです。学園ミステリといえばつきものなのが青春成分ですが、そこもバッチリです。読んでいて思わずニコニコしてしまうシーンも。井上とさずさんの描く子がシンプルにかわいいのも相まって良い風味を醸し出しています。 推理をはしたないと思いながらも、毎回「生徒のため」というお題目を掲げられたスイリ先生が恵体を披露しながら健康的に推理を行っていく解決シーンも見どころのひとつ。学園の風紀が乱れる! 殺人事件のように解りやすい見せ場を作れないので話作りが毎回大変とのことですが、こういったタイプのミステリももっと増えて欲しいなと思っていた身としては嬉しいですし続けていって欲しいです。 『氷菓』のような作品がお好きな方はぜひ。そういう感じね妄想フライデー 石田ゆうstarstarstarstar_borderstar_bordernyae※ネタバレを含むクチコミです。pppBITTER ヒロccc興味深いね 何個目だ?やんちゃギャルスピンオフ #1巻応援小牧先生のダンジョンほけんだより ~feat.やんちゃギャルの安城さん~ 加藤雄一 すおしろさいろくまさかの『やんちゃギャルの安城さん』のモブである保健室の小牧先生が主人公となるスピンオフ2発目。やんちゃギャルスピンオフは4つ目?になるのかな? 小牧先生主人公の1発目は『安城さんの学校の保健室の小牧先生』というストレートなタイトルで小牧先生と保健室が主軸のソレらしいやつ。 なのだが、今回は小牧先生が異世界転生的なストーリー… きっかけが普通は死ぬとかそういうタイミングで転生してるのが多い印象なのだが、瀬戸が頑張るシーンで異世界転生するというのはそういうことなのか…? 何にせよ、こちらの小牧先生はだいぶテンパるし原作とちょっとキャラが違う気がするが、それはそれとして読みやすくて良い。 すおしろ先生が描いているスピンオフとしても2個目なのかな。 とても読みやすいし背景意外と描き込み頑張ってるし、コレまでのやつの中でも原作に関係なく進んでいける内容なのでこれはこれで応援したい。近野智夏、最強!!近野智夏の腐じょうな日常 大羽隆廣 渡邊ダイスケ干し芋近野智夏の気持ちいい人の殺し方がいい。 謎めいた呪いや都市伝説など、ありそうでなさそうなギリギリのラインが好み。 この先も、様々な不気味な出来事を気持ちよく解決(?!)して欲しい♬連載中のヤクザ漫画のドンドンケツ第2章 たーしさいろく連載中の中では圧倒的にドンと言える、ドンケツの第2章。 11巻でついに"いろんなヤツ"の終焉が見えてきた。 が、ここで巻末ってことは新しい展開が始まるんだろうか。 それとも残り1〜2巻で一旦幕を閉じて第3章に進むんだろうか。 ドンケツは基本痛快な暴力解決マンガで、ヤンキーとの違いはそこだよなっていうのが背景にあって大きく読み手の心境が異なる物語だった。 第2章でその懐の深さというか恐ろしさを表に出してくるようになり、日本のヤクザもやることはエグいけど強いやつは芯があるんだと魅せてくれるような形になっている。 最近「テスカポリトカ」というメキシコのカルテル出身のやつが日本でルートを作る小説を読んだので、本作もマンガや小説の世界でしかなく他人事だと思っていたものの人間は何でも出来るって逆にリアルさを突きつけられた。 ドンケツも「全部あり得る」って思うと縮み上がるなー 爆音の虜になる奴ら爆音列島 高橋ツトムさいろく地雷震、スカイハイ、ヒトヒトリフタリ、鉄腕ガール、blue heaven、SIDOOH… 90年代後期のアフタヌーンで自分にとって1番魅力的な絵を描くマンガ家だった高橋ツトムの、まるで自伝のようだと思える漫画(勝手なイメージです。でも族上がりのマンガ家は多くはないと思うので貴重ですよね) 振り返って読み直したところ、ヨンフォアの値段に愕然とする。新車がこんなもんだったんだ、あのバブルの時代に、と。旧車の中でもHONDAでは1番人気と言えるであろう主人公が乗るこの「ヨンフォア(cb400f)」は今やプレミア付きまくりで250万ぐらいしてしまうのです。 そのぐらい憧れの単車だったし、名機だということですね。 ちなみに特攻の拓のマー坊くんが乗ってるのと同じ、だと思う(たぶん) 連載自体が90年代だったはずなのでバイクの価値としては当時もすでにちょっぴり貴重になってたはずなんですが、やはりそれでこそ憧れるわけで、少年達がなんとかして手に入れようとする様には共感を憶えます。 爆音列島も例に漏れず、奔る事に命をかける少年達の物語。 ヤンキー漫画としては意外とメジャーじゃない?と思うんですが、個人的には好きな作品。ギャグ要素が全くないのがホンモノの当時の学生ヤンキー達にウケなかったのはあるかも(あとアフタヌーンだったから月刊だしちょっと高いし?とかあったのかな) ヤングキングで復刻連載したぐらい名作ではあるんですが、それは割と最近(2016年だった…)なので、今の時代から見ると「懐かしい」「あの頃は良かった」みたいな感想になりがちで少し勿体ないですね。 あ、男子は必読だと思います。嫌いからはじまるグルメ漫画桐切蛍の嫌いな食べもの 木綿八十子六文銭主人公は超がつくほど偏食家のOL・桐切蛍。 パンの耳とブドウ糖とかしか食べない。 偏食を超えてなんかもう色々ヤバイ感じ。 そこに、嫌いな食べ物がない新人の衣袋が現れて、ひょんなことで食べることの楽しさを教えて彼女の偏食を変えていってくれる流れ。 これまでの人生で1度も食べたことがないくら嫌いだったのに、ちょっとしたことで食べてしまう蛍さんのちょろさが一周回って可愛い。 ふだん生真面目なところのギャップも良い。 最初のうちはそう思っていたのですが、嫌いなものはやっぱり嫌いなママだったりするので、そこまでガバガバでもない 食べるも食べないも自分で決める、意志もしっかりもっています。 嫌いだった食べ物が美味しく感じる瞬間の喜び、食べ物を通した人間模様など読み応え十分で、全3巻とすっきり読める作品。 とってつけたような終わり方もしてないのも良かった。 嫌いな食べ物がある人はもちろん、グルメ漫画としても十分も面白いので、おすすめしたい1冊。あんたはどんな人生を生きていたの?絶叫 轟ツキコ 葉真中顕さいろく死人に口なし。 事件性があればそれを紐解くのは警察の仕事… 身体を猫に啄まれ(その猫すら餓死?してしまってたが)死んでから白骨になるまでかなり時間が経過した状態で発見された遺体、鈴木陽子の人生とは? という感じでスタートする本作。 鈴木陽子は1人目で、1話ずつ別の内容になってくタイプかな、とか勝手に思ってたんですがこの「鈴木陽子」が内容的にもだいぶヘビーで、もしかしてこの1人目だけで数冊いけるのでは…そして完結してしまうのでは…という気がしないでもない。 何しろ1巻終わってもまだ何も解決する気配はしてない。 そういう人生ってあるんだろうか、と想像を結構悪い方に働かせたらこういう想像も出来なくはない…っていう感じの1巻でした。 ひとまず鈴木陽子がケリがつくまでは見届けたい。 これは現代版必殺仕置人外道の歌 渡邊ダイスケさいろく仕事人じゃなく仕置人の方。 描写はエグいけど仕置をされる人物があまりにもクズなので全く問題ない(なぜバレないのかとか気になるけど細かいことはいい) 絵もどんどん上手くなってる。 エグい作品が多いけど、昨今の流行がマイナージャンルな表の引きが強い作品に寄っているので人気なのはわかる感じ。 長寿作品になるといいんだけど。偏食は美食への伸びしろ桐切蛍の嫌いな食べもの 木綿八十子starstarstarstarstar_border野愛嫌いな食べ物が多い人=美味しさに気づけてないだけの人なのかもしれません。つまり、これから美味しい食べ物にたくさん出会える人なのかもしれません。 主人公の桐切さんは超偏食のOLさん。 サンドイッチはまとめて食べる意味がわからない、鯖の味噌煮は泥の中で生き絶えた魚みたい、ラーメンは油田みたい…と独特の理論でほぼすべての食べ物を拒絶して生きています。 そんな桐切さんとは反対に、衣袋くんは好き嫌いゼロで食べることが大好きな新人営業マン。 自分とは正反対の衣袋くんに影響されて、桐切さんはさまざまな食べ物の美味しさに気づいていくのです!! 好き嫌いは少ないほうが幸せだと思うけど、桐切さんを見ているとなんだかうらやましく思えてきます。 ラーメンもからあげもたこ焼きも好きだけど、桐切さんのように美味しさに驚くことはないもんなあ…記憶消してからあげ食べてみたいもんだ…。 嫌いな食べ物がある人はまず読んでみてください。そして勇気があったら桐切さんのように食べてみてください。<<12345>>
元公安の刑事物。 絵のタッチも好みで、サクサクと読みやすい。 VIVANT監修の元公安、勝丸円覚氏の協力も仰いでいるそう。 今後の展開にも期待が持てそう! PS)作者の狛犬はやと氏はファブルの南勝久先生の元アシスタントをしていたとのこと。