独地小学校物語 2020
40周年特別読み切り【我漫】第16弾 『神さまの言うとおり』『グラシュロス』タッグが1話限りの復活!『僕やり』『ブルーロック』の原点はここに!?金城宗幸、14年前の"幻の原作"を藤村緋二が作画!!(週刊ヤングマガジン2020年53号)
コロッケ作るのめんどいけど
実家のコロッケ屋を手伝わされ、日々退屈な高校生活を過ごす九助。しかし彼のもとに、ある日突然不思議な女性がやってきた。彼女の名前はしぐれ。いつも社員証をぶら下げている彼女が買うのは、九助が作った形の悪いコロッケだけ。どこかしぐれに惹かれ始めている九助だったが、一人営業の日を機に二人は急接近することになり…!?
Moon light for
地方大学に勤務する研究員・間宮聡が結婚した千鶴には、小学校6年生の娘・優理がいた。最初は聡に関心を示さなかった優理だが、聡の奮闘もあり、2人の心の距離は少しずつ縮まっていく。だがある日、優理は一生懸命に頑張っていたピアノをやめると言い出して‥‥。果たして聡と優理は本当の家族になれるのか。【第80回ちばてつや賞 ヤング部門大賞受賞作】(週刊ヤングマガジン2019年28号)
青龍<ブルードラゴン>
1930年(昭和5年)、ヤクザだった青柳龍兵(あおやぎ・りゅうへい)は召集を受け、関東軍・奉天独立守備隊として満州へと配属された。陽気な性格で人気者の龍兵だったが、友人である中国人の王(ワン)が罠にはめられ処刑されることになり、上官に反旗を翻した! 上官殺しの重罪人となった龍兵は、祖国を捨てこの地で生きることを決意する。伝説の青き龍、この地に蘇る――。満州を舞台にした壮大なるSF冒険活劇!
伽藍堂のガラクタたち
マッチングアプリで全敗し、心が疲れてしまったサラリーマン 鴨居耕作(35)。ある日、鴨居は気まぐれで古物商『がらくた 伽藍堂』を訪れる。そこにいた美人店主 ヨミ。ミステリアスな雰囲気漂う彼女だが、実はガラクタを無理やり売りつけてくるトンでも貧乏店主だった! ヨミから法外な値段でガラクタをふっかけられる鴨居は、幸せを掴みとれるのか!? 前代未聞のドタバタ×カモられコメディー!
大友以前、大友以後という言葉が存在する様に、多くの漫画家に影響を与え続けてきたAKIRAだが、それは未だその影響は衰えていない。それは結局のところ少年漫画、青年漫画においてこの漫画の描き込みや、リアリズム、デザインセンス、構図、存在しない背景の描写の技術力に追いついていないからである。確かに大友の絵の影響はあらゆる漫画から腐る程感じるのだが、AKIRAを一つも凌駕してはいない。真似しようとしてどの漫画家も挫折しただけだ。ナルトも攻殻機動隊も亜人も引き画の大ゴマや人間や機械の描写力がAKIRAより簡単である。そして何より誰も大友の絵を真似ても、大友の線の魅力を再現出来ていない。彼の1〜5巻における艷やかで艶めかしい色気漂う線が、この漫画のオリジナリティを保持している。大友の線を細く均一などと表現するのを時々見るが、それは違う。実は細い線の中にも止め跳ね払いが存在する。但し6巻はアニメという線に作家性を出さない媒体を挟んだからか、最早情念すら感じない。前時代の崩壊と新世代による復興というテーマは現在だからこそ読む意味がある様に感じる。