https://web.archive.org/web/20041014013539/http://www.manga-g.co.jp/interview/int2004/int04-03.htmhttps://web.archive.org/web/20041014013539/http://www.manga-g.co.jp/interview/int2004/int04-03.htm
土山しげる先生 ジャンボインタビュー!(前編)月刊望月三起也秋の気配が佇み始めた頃、 私たち「月刊 望月三起也」事務局は望月三起也先生のお弟子さんのお一人であり、デビュー35年を迎えられ現在複数の連載をお持ちになる『土山しげる』先生(通称ジャンボさん)へインタビューの機会を得る事ができた。 土山先生の仕事場のある最寄り駅に降り立ち、電話で到着を告げると近くまで迎えに出てくれると言う。 ...
スネに傷があるような囚人たちが、年に1度の「おせち料理」をかけて自慢の飯バナをする。 そして、一番美味しそうな話をした人が、他の人のおせち料理を1つもらえるという飯バナバトル漫画。 設定がとにかく面白い。 まず、囚人というところ。 本作にも記載あるが、とにかく彼らは食事以外に楽しみがない。 別に、刑務所の料理が特段美味しいわけでもなく、なんなら白米100%ではなく麦が入ったり、貧相なものだったりする。 そんな極限状態で、昔シャバで食べ、塀の中ではなかなか食べれない料理を情感たっぷりに伝える様が、滑稽だったりする。 そして、その語る料理が、ありふれた平凡な料理なのに、心ときめく様が非常に共感できる。 たぶん、地球最後の日に食べたい料理は? と言われて、きっと多くの人が馴染みのあるものを選択すると思うが、それに近しい感じ。 読んでて、あーこういうのでいいんだよって気分になる。 何より男くさい感じが、読んでて惹かれる。 ご飯というより、飯!って感じ。 グルメ漫画の巨匠と呼ばれるだけのパワーある作品です。