いや~、この発想はないです。主人公は手ですよ、手。解説にはおばけなんて書いてありますが、そんなオバQ的なかわいらしさはまるでなくて、ひたすら不気味。これで酒は飲むはおねしょはするはでシュールという次元も突き抜けてしまっています。元ネタはおそらく「アダムス・ファミリー」か、とは思いますが、後の漫画につながっているかというと…、まさか『寄生獣』!?なんてことはないですよね。日本漫画界において唯一無二の存在なのではないでしょうか。お話はいたってほのぼのしたホームコメディ。なぜか浜辺に埋まっていたところを、潮干狩りにきていたキヨシに掘り出されて、そのまま居候することになった手っちゃん。一見するとペットのようですが、いたずらはする、恋もする、歯も抜け変わるし、エリートサラリーマンにもなって、最後は子供まで…。書いていてもよくわからないんですが、やんちゃな少年の成長記という印象で心が温まります。それにしても手っちゃんに目がある、というくだりは絶句もの。あ、これなら『寄生獣』につながるか?

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確かに異色の漫画ですね。
いまならともかくあの時代に、よく世間が受け入れたものだ。
私も当時は受け入れていましたが、改めて思うと
「なんで受け入れられたんだろう?」と思うほどですね。
いや、毎週の話はちゃんと面白かったのですけれど。

アダムスファミリーもですが映画「激突!」に登場した、運転手の腕にも似てません?
時代的にも、けっこう影響受けてそうな気がしました

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漫画家たちの戦争  戦場の現実と正体

漫画家たちの戦争 戦場の現実と正体

原爆、子ども、銃後等のテーマ毎に戦争漫画を収載。手塚治虫、ちばてつや、赤塚不二夫、水木しげる等の巨匠から、『社長 島耕作』の弘兼憲史、『シティハンター』の北条司など第一線の作家、気鋭の若手まで内容も年代も幅広く収録。“こち亀”の秋本治の作品など出版社や掲載誌の枠を超えて収載した奇跡的なシリーズです。今こそ漫画で平和と戦争について考えてみませんか。 激戦地ラバウルで左腕を失った戦場体験のある唯一の現役漫画家・水木しげるが描く本物の戦場/出版社の枠を超え「こち亀」秋本治の作品を収録―― 【収録作品】 水木しげる『白い旗』 手塚治虫『大将軍 森へ行く』 楳図かずお『死者の行進』 古谷三敏『寄席芸人伝 噺家戦記 柳亭円治』(脚本協力・あべ善太) 松本零士『戦場交響曲』 比嘉慂『母について』 白土三平『戦争 その恐怖の記録』 秋本治『5人の軍隊』

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1936-2021 古谷三敏メモリアルセレクション~そしてまた、BARレモン・ハートで乾杯を~

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19歳の若さでデビューし、手塚治虫のアシスタントを経験。のちに赤塚不二夫が設立したフジオ・プロダクションに参加し『ダメおやじ』そして『BARレモン・ハート』などで漫画史に燦然たる偉業を打ち立てた古谷三敏の、画業66年の軌跡を辿る傑作選。北見けんいち(『釣りバカ日誌』)らによる描き下ろしイラスト・エッセイも収録。

ボクの手塚治虫せんせい

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手塚治虫の漫画制作の現場を1話8Pのショートで描く。作品では、『BARレモンハート』等で人気の漫画家・古谷三敏が手塚のアシスタントとして過ごした3年程の間に起きた出来事が描かれています。巷に伝わる伝説的エピソードの真偽や、誰にも知られていない話、手塚のプライベートが赤裸々に描かれます。

昭和二十年の絵手紙 私の八月十五日~十八名の漫画家の記憶~

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戦争を知らない世代にむけて、1945年8月15日を18名の漫画家の記憶で振り返る。「この本は、その時代を生き、戦争を肌で感じた我々仲間達の、昭和二十年八月十五日の記録である。戦う日本が平和な日本に生まれ変わったその日、その時、それぞれが何処に居て何を考え、何をしていたか。戦禍をくぐって今日まで生き延びた人々のそれぞれのドラマティックな一日を描いた作品は、その一つ一つが平和な世界への道標のような気がする。我々の趣旨に賛同し、それぞれ、絵や文章を寄せて下さった戦後生まれの方々の作品も加えて、重みのある一冊となったこの「私の八月十五日」。一人でも多くの方に見て頂き、戦争について平和について、あらためて考えて頂ければ幸いだと思う。」(森田拳次、まえがきより)収録作家:小島功、赤塚不二夫、一峰大二、さいとう・たかを、高井研一郎、古谷三敏、花村えい子、牧美也子、北見けんいち、武田京子、ちばてつや、牧野圭一、松本零士、水野英子、森田拳次、里中満智子、バロン吉元、村野守美 ※本書は『昭和二十年の絵手紙 私の八月十五日』(ミナトレナトス刊)に収録された作品から18名の漫画家の作品を収録しています。

BARレモン・ハート

BARレモン・ハート

『ダメおやじ』でお馴染みの大ベテラン・古谷三敏の長期連載作品にして、代表作。置いてない酒はないと豪語するマスターが経営するBARレモン・ハート。やってくるお客のリクエストに応えて、毎回一つのお酒を取り上げ、マスター得意の薀蓄(うんちく)が語られます。バーマンを志す者はこっそりこの漫画を読んで勉強しているとか。読んで楽しく酒の知識を得られる酒漫画の決定版的作品です。

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昭和34年、古谷三敏のもとに手塚治虫から、アシスタントになりたいのならすぐに上京すべしとの手紙が。その頃の手塚治虫は、ときわ荘を引っ越し、渋谷の初台に住み、20本以上の連載を抱える超多忙なマンガ家だった…!「ダメおやじ」や「BARレモン・ハート」でおなじみの古谷三敏が描く、マンガの神様・手塚治虫のチャーミングなエピソード満載の1冊です!

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やられっぱなしのダメおやじは、「オニババア!!、クソタレダコーッ!!、ヒスおんなーっ!!」と叫ぶ。イビられ続けても懲りないダメおやじは一本ビシッと筋が通っている?おもしろさ抜群のブラックギャグ集大成!古谷三敏の代表作、全39巻。第1巻は30話収録。

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減点パパ

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ウンチクまんがの決定版!主人公のパパが、食べ物、酒、風俗、ギャンブル、性にまつわる話、哲学・・・、ありとあらゆるもののウンチクを語る。そして、ここちよいギャグ。『減点パパ』は、ぎこちなくも心優しい男たちに捧げる鎮魂歌である。ウンチクまんがと言えば古谷三敏!第1巻は35話収録。

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マンダム親子

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マンダム・金田は世界一大金持ち。豪邸に住んで、毎日ご馳走を食べて暮らしているけどお金を持ちすぎていることが一番の悩み。時々お金で生き埋めになっています。超大金持ちのマンダム親子が繰り広げるハッピーコメディ。

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