日本に古くから伝わり、底知れぬ破壊力をもつ幻の武術、陸奥圓明流(むつえんめいりゅう)の使い手・陸奥九十九(むつつくも)が現れた!実戦空手道場・神武館(しんぶかん)をぶったおすため、九十九の荒技がさえる。段違いの迫力でせまる本格格闘技巨編、登場!!
最強が決まるまでの興奮
『ダメおやじ』でお馴染みの大ベテラン・古谷三敏の長期連載作品にして、代表作。置いてない酒はないと豪語するマスターが経営するBARレモン・ハート。やってくるお客のリクエストに応えて、毎回一つのお酒を取り上げ、マスター得意の薀蓄(うんちく)が語られます。バーマンを志す者はこっそりこの漫画を読んで勉強しているとか。読んで楽しく酒の知識を得られる酒漫画の決定版的作品です。
【顔ぶれも新たに高校生活がスタート!】“おかしな顔”の5人「奇面組」をはじめ、中学生時代に留年を重ねた名物集団が、こぞって「一応高等学校」に進学! 世間知らずのお嬢様新人教師・若人蘭(わかとらん)など、バラエティ豊かな新キャラクターも加わり、各人の個性はますますパワーアップ! 『3年奇面組』の続編にあたる、青春ドタバタ学園ギャグコメディ、第1巻!
色褪せない新沢基栄タッチ
見るがいい、真の男の土性っ骨はカッコじゃねえぜ、生きざまなんだ!年季入ったガクラントリオ西条大鉄、山崎平九郎、原田力が、地蔵堂学園に血しぶきと感動の嵐を吹きあらす超弩級熱血硬派ロマン!
天地ハジメは社会人1年生。私立K・O大学を卒業した後、大手商事に入社し、期待に胸を膨らませてサラリーマン生活をスタート・・したはいいが、最初から苦労の連続。電話を取り次ぐだけでも四苦八苦。課長には怒られてばかり。果たしてハジメは立派なサラリーマンになれるのか!?
鈴木建設に勤めるハマちゃんこと浜崎伝助は、とくにこれといった趣味もなく、かといって仕事に燃えるわけでもなく、ただのんびりと毎日を過ごしていた。ある日、上司の佐々木課長に釣りに誘われて、イヤイヤついていったのが運のツキ。すっかり釣りの面白さにはまってしまい、ここにひとりの釣りバカが誕生するのだった!ハマちゃんはいかにして釣りバカになってしまったのか!?釣りのおもしろさとサラリーマンの泣き笑いを描いた、国民的人気コミック!!
剣道家の両親の下に誕生した夏木六三四(むさし)は、生まれながらの剣道小僧。六三四という名前は、現代の剣豪になれと、両親から願いをこめて命名されたもの。岩手山に見守られる街・盛岡を舞台に日々、剣道に明け暮れる。その中で出会う仲間・ライバルたち…。超熱血剣道巨編!!
オレ、巴男吾(ともえだんご)11歳。一文字学園の5年生だ。家族は空手3段の父ちゃん、柔道2段の母ちゃん、剣道初段の姉ちゃん。毎日のシゴキはキビシイが、そんなことでくじけるオレじゃねえぜ。さあ!今日もあばれるぞ!!
本名を隠し、傭兵として生きる男がいる。暗号名は“J”。世界のいたるところにある闇の戦闘において、奴は常に生き残ってきた。中央アフリカ、スペイン、あらゆる地域が仕事場となる。しかし、その“J”を狙う刺客が現れて、運命の輪が動き始める!!その刺客の正体は、忍びの者黒羽衆だった……。
お日様みたいなお酒――。太陽の光がプリズムを通すと七色に輝くように、酒の透みきった無色の液体の中には、きめ細かなたくさんの味がひそみ、息づいている。そんな日本一の酒を造り出すことを目標としていた兄・康男の言葉が、夏子の心を占めてはなさない。だが今、夏子は、コピーライターとして大きな仕事にかかわりだしたばかり…。「酒」をめぐる情熱と夢。大いなる夢をめざす夏子たちの辛口人間ドラマ。
偶然呼び出された魔法使いと、彼の友達となったいじめられっこ小学生が繰り広げるドタバタな学校生活を描いたマジカルギャグコメディ。席替えでいじめっこの隣になってしまった小学生・江戸城本丸は、困って駆け込んだ父親の部屋でさまざまな偶然が重なって、魔法使い・タルるートを召還してしまう。しかし、タルるートは魔法が下手な落ちこぼれで……!?
●あらすじ/幼い頃からその美貌でスター街道を歩み、永遠の聖美女と呼ばれる女優・若草いずみ。だが、人知れぬ彼女の素顔には、残酷な老いの痕がはっきりと広がっていた。美しさを失うことを異常なまでに恐れるいずみは、ある夜絶望から半狂乱となり、幼いころからの主治医であるひとりの男を自宅へ呼ぶ。そしてその夜から、“永遠の聖美女”は突然自分の子供を欲しがり始め…? ●本巻の特徴/楳図かずおデビュー50周年記念企画として刊行中の“UMEZZ PERFECTION!”第10弾は、神をも畏れぬ所業、母娘の“生”の交換を描いた、楳図かずお戦慄の大傑作「洗礼」! 初出時のカラー原画を多数収録した、これぞ究極版!!
SFコミックの巨匠・松本零士が、首吊りが頻発するアパートでゴロゴロ暮らす、冴えない貧乏青年の波瀾万丈に満ちた日常を描いた人生哲学的作品。自殺しようと断崖絶壁にやってきた出戻始(でもどり・はじめ)は、最後の晩餐を食べている時に知り合った美女とアベックに、死ぬのはやめなさいと説得される。翌日、目が覚めた始はいなくなった彼女達を探すと、3通の遺書が残されていて……!?
【お兄さん下山する!】父親の不注意で川に流された幼児の国宝憲一(こくほうけんいち)は、山奥で暮らすじいさんに拾われ、世界一強い空手家を目指してたくましく育てられた。13年後、憲一は本当の家族が街にいると知り、山を降りて東京へ向かうが…都会では初めて見るものばかり! 世間知らずの野生児・憲一が規格はずれのパワーで大騒動を巻き起こす! 笑撃のファミリーギャグ・第1巻!
トントン村の駐在さんのとこに惑星マイクロンから可愛い女の子チョビットが出現!!なにをやってもドジなポリスマンが、彼女に助けられてお手柄の数かず。「CHOBIT」をはじめ、全7編を収録した鳥山明短編集第1弾!
ド田舎の米田村に住む天涯孤独の少年・虎(とら)は、勉強はイマイチだが喧嘩はめっぽう強かった。東京へ修学旅行で行った虎は、金もないのに盛り場で遊びまくり、そこへ現れた極道達をぶちのめす。そのハンパじゃない強さから百年に一人の逸材として、東京中の極道からスカウトされる虎だったが、自分をスカウトに来ない「極政一家」が気にかかる。そして「極政一家」に乗り込んだ虎は、学帽政(がくぼうまさ)と出会い……!?
鎌倉を舞台に繰り広げられる様々な怪事件、珍事件を小説家・一色正和が華麗なる推理によって解決するミステリーロマン。本格的なミステリーのみならず、古都の不思議な魅力をほのぼのとした西岸ワールドで描く超ロングセラーコミック。
女監督率いる弱小野球部が甲子園へ。気のいい弱小野球部の新感覚スポーツドラマの表題作ほか、『ゲートボール殺人事件』『銀のロマンティック…わはは』の長編2編を収録。
男の中の男を描き上げる漫画家・本宮ひろ志が、自分自身を主人公にして政治家を目指して行動していく姿を描いたドキュメンタリー作品。休筆宣言をしてからゴルフ三昧の日々を送っていた本宮ひろ志(もとみや・ひろし)は、町を歩いていた不良学生の言葉を聞いて一大決心をする。それは参議院選全国区に立候補することだった。それを知った本宮の周囲は猛反対するが……!?
丘の上の女子高校、桜華学園。春の創立祭で、チェーホフの“櫻の園”を演じる演劇部員たち。思春期の乙女たちのほのかな心情をセンシティブに綴る必読の連作短編集!
時は戦国時代―。諸国大名は、天下をとろうと、他国侵略に命をかけていた。しかし、けっして他国侵略の戦いには加わらず、侵略者に対してのみ非情なほどの武勇をふるう忍の一段がいた。それこそ、龍玄を党首とし、雅武を筆頭とする忍犬部隊(牙忍)をもつ陽炎一族である!
万年ヒラ社員でイタズラの天才、かりあげクン。初登場の時から、独特のヘアスタイルは変わっていません。サラリーマンの癒しバイブルコミック、バブル期もリストラ時代も平常心でスィースィー。植田まさし、永遠の笑宇宙。
中国後漢の末。王朝は失政を重ね、地の人々は貧困にあえいでいた。盗みを働き、百姓たちに袋叩きにされるその男、名は劉備玄徳。妻にしようと手を取った女の正体は、天上神・竜王の娘であった。諸葛孔明とともに天上界へ昇った玄徳は人間界一の剛胆男となるべく、呑邪鬼が住まう火炎城へと向かう。そこでいつ果てるとも知らぬ幻覚地獄に苦しめられた玄徳は……!?本宮節が炸裂する豪快三国志!!
大和圭介(やまとけいすけ)の目標は競泳日本一。二ノ宮亜美(にのみやあみ)の目標は飛びこみ日本一。反発しあう二人の仲は、まだまだ未完成(ラフ)なのだ!!
陸奥九十九の闘い方は二通りある、と描かれる。一つは、陸奥圓明流としての効率的な殺人拳。そしてもう一つは、敢えてそれをしない闘い方だ。 陸奥九十九は、これはと思った相手……本能的に恐怖を感じる、それ故尊敬に値する相手と試合う時、わざと相手の土俵に乗る。 相手の得意分野で闘い、正面から互角以上に渡り合った末に、遂に相手を凌駕する。その象徴的な闘いが、第三部・ボクシング編のジャージィ・ローマン戦だ。 「神の声」を聞き、完璧な読みで攻撃を封殺するローマンに対し、陸奥九十九はスピードを何段階も上げ続ける事で「神の声」を置き去りにし、無効化しようとする。 陸奥九十九は試合前も後も、常に言い続ける、「ローマンが怖い」と。そこには「神が怖いのでは無く」という含意と、〈人間〉であるローマンへの敬意があるだろう。 相手の得意分野を凌駕して見せる事で、陸奥九十九は、敵の全てを折る。ローマンの「神」もそうだが、所属団体や流派のプライド、最強の称号、等々。しかし陸奥九十九は恨まれない。敗者は皆、そんな負け方に納得してしまうのである。そして負けて全てを失っても、陸奥との闘いを胸に、先へ進める。 陸奥圓明流という殺人拳を使いながら、相手の土俵で闘うという「敬意」によって陸奥九十九は、相手に爽やかな敗北感と次へ向かう力を与える。こんなに「精神的な」美しさがある格闘マンガもなかなか無い。 ジャージィ・ローマンの、身体では無く〈心〉が闘いを止める瞬間の印象的な1ページを眺めながら、そんな事を思った。 #マンバ読書会 #少年マンガの名バトル