むしし
あらすじ
この世はヒト知れぬ生命に溢れている――。動物でも植物でもない、生命の原生体――“蟲”。それらが招く不可思議な現象に触れたとき、ヒトは初めてその幽玄なる存在を知る。蟲とヒトとをつなぐ存在――それが“蟲師”たる者。アフタヌーン・シーズン増刊から生まれ、アフタヌーン本誌の大人気作ともなった作品、待望の単行本第1集。
てぃーどらごん
あらすじ
ミクロの世界で、人類に待ち受ける“絶望”――!! 突如、発生した謎の感染症は、致死率99%という絶望的な数字を持って、日本全土にに広まった。高校生の光太郎は、感染した弟のユウを救うべく、、感染症の原因であるウイルスを地球に持ち込み、また、唯一その抗体を持つとされる、体長5ミリの地球外生命体“T-DRAGON”を捕獲するべく、ミクロの世界へと足を踏み入れるのだった!! 1.8センチの体となった光太郎を待ち受ける、1/100の世界の“絶望”とは!? ミクロ・SFアクション、ここに開幕――!!
どくむしこぞう
あらすじ
何をやらしてもダメないじめられっ子・日の本三平(ひのもと・さんぺい)は、学校や家でも叱られてばかりで居場所がなく孤独だった。そして虫や動物が大好きな三平は、秘密の隠れ家で虫や動物を飼育して孤独を癒していた。そんなある日、父親から成績の悪さを責められた三平は、嘔吐した時に出現した赤い毒虫に指を刺され、謎の奇病にかかってしまい……!?
むしぬゆん
あらすじ
僕の夢は「昆虫博士」になること。その夢が潰えた今、唯一帰れる場所は故郷である日本最南端の島・与那瀬だけ。空前の天体現象により異様な熱に浮かされるその島で、僕は彼女と再会した…!
たなかゆういちさくひんしゅうまちあわせ
あらすじ
虫、類人猿、巨獣…異生物と人間が織り成す、生存のドラマ!雑誌発表時に大反響を呼んだインパクト抜群の傑作SF短編群、ついに単行本化!!新種の昆虫の人間界への侵略『害虫駆除局』、人間と同じように進化してきた類人猿との共存『プリマーテス』、怪獣が闊歩する超未来『箱庭の巨獣』…。そして表題作『まちあわせ』は、予想不可能な壮大なイメージと感動へと導く究極のラブストーリー!期待の新人作家、初の作品集。
すいいき
あらすじ
日照り続きで、給水制限中の街。酷暑にあてられて意識を失った川村千波(かわむら・ちなみ)は、豊かな水にあふれる村で、少年と老人に出会う夢を見る。祖母に夢の話を聞かせた千波は、意外な言葉を聞く。「それ……ばあちゃんの昔の家じゃないかねぇ」また行きたい──そう願った千波が目を覚ましたのは、夢だと思っていたあの村。そして再会した少年・スミオから、この村では雨が降り止まないことを知らされる。『蟲師』漆原友紀が描く、人々の想いと忘れえぬ記憶の物語。
むしかごきたん
あらすじ
転校生夢飼ねねが、校内を舞う蝶に導かれた先で出会ったのは、虫を偏愛するひとりの変人と、奇奇怪怪・一種異様な虫たちだった――。気鋭のイラストレーターとして注目を集める西塚emが描く、美少女×蟲たちのめくるめく耽美ワールド。
むししがいたんしゅう
あらすじ
漆原友紀の『蟲師』をベースに、芦奈野ひとし(『コトノバドライブ』『ヨコハマ買い出し紀行』)、今井哲也(『アリスと蔵六』『ぼくらのよあけ』)、熊倉隆敏(『ネクログ』『もっけ』)、豊田徹也(『珈琲時間』『アンダーカレント』)、吉田基已(『夏の前日』『恋風』)の5名がオリジナル短編を創出、1冊の単行本に! カバーイラストは漆原友紀による描き下ろし!
くものいとむしのおんがえし
あらすじ
幼い日に殺した虫たちが女の子に化けて襲ってくる―― その名も「蟲の怨返し」―― 「君、可愛いけど正体は虫だな!!」
まいのむしぐらし
あらすじ
断筆宣言から9年――。伝説の絵師・雨がっぱ少女群の中で新たな美少女たちが芽吹きだす。天真爛漫でいつものほほんな、職探し中の麻衣。孤独な生い立ちを抱えつつ、祖父とふたり暮らしをしながら、農業を営む菜々子。この土地に生息する虫の保護活動に力を注ぐ来夏。虫と戯れ、虫に翻弄される、彼女たちの軽やかな日々。CONTENTSepisode01 ナミテントウepisode02 チャミノガepisode03 クロナガアリepisode04 ヒメギフチョウspecial edition 写真撮影episode05 モンシロチョウepisode06 クビキリギスepisode07 ヤマトシミepisode08 マネキグモepisode09 センチュウepisode10 オオタバコガepisode11 マメハモグリバエepisode12 アブラゼミepisode13 ヘイケボタルepisode14 ヒメジャノメepisode15 タバココナジラミ描き下ろし漫画も満載!★単行本カバー下イラスト収録★
きょちゅうれっとう
あらすじ
修学旅行中に旅客機が墜落し、孤島に漂着した女子高生・織部睦美。しかし、その島は巨大昆虫の巣窟と化していた。昆虫たちのエサとなった高校生たちは地獄の島から生きて脱出できるか!?
へんあいかふぇ
あらすじ
人は誰しも秘密を抱え、思い煩う。たとえばそれが、他人には理解し難い性的嗜好なら尚――。“生理血嗜好、加虐性愛、妊婦性愛、人形性愛”これはカフェ「statice」に訪れた性的倒錯者(パラフィリアン)による、裸の告白。
いんせくつ
あらすじ
製薬会社・テルバイド化学が開発した「ペレナドウイルス」。有用なタンパク質を生み出すためのウイルスであったはずが、被験体となった昆虫の巨大化、凶暴化という予期せぬ結果を招いてしまった。緊急事態として閉鎖された街の中で住民たちは…!?
いあらたんぺんしりーず
あらすじ
▼第1話/ねじれた空間▼第2話/愛の奇蹟▼第3話/雪の人▼第4話/烈願鬼▼第5話/洞▼第6話/きずな▼第7話/Smile●あらすじ/のどかな山里で暮らす若い夫婦。だがある日、夫は山で足を滑らせ、そのまま帰らぬ人に。しかし妻は、夫は必ず戻ってくると信じて一途に待ち続けた。何日も、何年も、ついにはその美しい髪が白く染まるまで…。辺りの風景もすっかり様変わりしたある日、山の万年雪の中から、凍りついた遺体が発見されて…!(第2話『愛の奇蹟』)●本巻の特徴/外に対しては温厚で気前の良い教授の男。だが家庭に戻れば…? 理由なき暴力に耐える妻を描いた作品(『ねじれた空間』)。ひとつだけ約束を守れば、どんな願いでもかなえるという「烈願鬼」。ある囚人の前に現れた烈願鬼は、この先「理江」という名の女に心を奪われなければ、お前をここから出してやろうと告げるが…(『烈願鬼・鉄輪』)。楳図怪奇浪漫の原点ともいえる貴重な作品の数々が、ついに文庫版で蘇る! あなたには、この恐怖の世界を覗く勇気がありますか……? 雪山で転落死した夫を待ち続け、何十年も夫の好物を食卓に並べ続ける妻。ある日ドアを叩く音が… 感動の7話を収録!
こんちゅうたんていよしだよしみ
あらすじ
ウチのダンナ、浮気してるみたいなんです!証拠をつかんでください!~フサ子(カブトムシ・メス・1歳)――ヨシミ探偵社は都内で唯一の昆虫専門探偵社。どんな生き物とでもコミュニケーションをとれるヨシミ探偵が、昆虫関係全般の依頼を請け負っちゃうぞ。そんなヨシミ探偵をサポートする心強い助手は犬とインコ。おやおや、なんだか深刻な羽音を響かせてカブトムシのメスが依頼にやって来たぞ~。
こんちゅうかんしきかんふぁーぶる
あらすじ
山小屋で昆虫採集をして暮らす羽生のもとに、アンリという女性が訪ねてきた。とある事件で妹を殺されたショックで刑事をやめていた羽生だが、その犯人が新たな犯行を起こし始めたという。若い女ばかりを狙う猟奇殺人犯、通称「狩人蜂」を捕まえるため、警視庁警部補のアンリは「あなたの鑑識眼を貸してほしい」と復職を依頼するが…。
ぶらっくおあほわいと
あらすじ
闘犬、闘鶏のように、コオロギを闘わせる「闘蟋(とうしつ)」。コオロギには同じ箱に入れるとケンカをして、勝つと高らかに鳴く習性がある。現代・香港の悪童”バービー”はこの賭博で仲間とともに成り上がる!
ぽこといなかでいっしょ
あらすじ
東京の生活を捨て、人型ペットの子狸ポコを連れて田舎へと帰郷した主人公の柳田。彼を迎えたのは幼馴染みの三人娘であったが、この邂逅が、やがては静かな町を喧噪と官能の渦へと巻き込んでいく。シリーズ最高のエロティック展開で魅せる大人気ポコシリーズ!!
えめらるどにたべられたい
あらすじ
ツンデレカマキリ×変態青年!? 愛するものを最終的には食べてしまうカマキリっぽい女性・エメラルド。そんなエメラルドが大好きで食べられてもいいという人間の青年・シルバー。ふたりの日々を描いた異種ラブコメファンタジー!!
ぴかりちゃんはなかなかしなないっ
あらすじ
“世界一の嫌われ者”がキュートな女の子に爆誕! ラーメン店に出没して”能力”で居座るけど――!? “世界初”のガイ虫ほのぼのキュート4コマギャグ!
りもんすたー
あらすじ
2024年4月TVアニメ放送決定! 前世で不運な死を遂げ、目覚めると最弱ゴブリンに転生していたゴブ朗。しかし、喰えば喰うほど強くなる【吸喰能力】で異常な進化を遂げ、あっという間にゴブリン・コミュニティのトップに君臨!弱肉強食の異世界で、有能な部下や仲間達とともに繰り広げられる、痛快下剋上サバイバルファンタジーが待望のコミカライズ!!
ばぐずらんど
あらすじ
尖閣諸島沖────漂流する一隻のコンテナ船があった。海上保安庁の友里まひろは調査に赴く。人の気配の絶えた船内に、あれはいた!湧き出る恐怖と絶望…ぶつかる生存本能────それは人類を未曾有の災厄に叩き込む戦いの始まりに過ぎなかった。
ばぐすほしょくしゃたちのなつ
あらすじ
原子炉施設を襲撃した後、山中に潜伏した武装テロリストを追跡する任務を受けて出動した陸上自衛隊・特殊作戦群。住民が皆殺しに遭っていた野出賀村で目撃したものとは!?自衛隊特殊部隊を襲う、テロリストよりも凶悪な敵。それは突然変異により巨大化した昆虫群だった!種の存続を懸けた究極サバイバル活劇!!
この作品を読み進めていくうちに、あれっ、と気づくことがあった。それは、昔話を読んでいる、という感覚だ。怪異の原因を普通の人には見えない”蟲”のしわざと捉え、主人公である蟲師のギンコがその謎を解き明かしてゆく、というのがこの作品の筋立てである。舞台は山里であったり漁村であったりさまざまで、時代は江戸か明治といった風情。そこで怪異が起こる。そしてその怪異には理由があり、村人の回想でそれは語られる。子供のころ聞いた、「この山には昔々大グモが住んでいて…、だからこの池はいつも水が枯れないんだよ」といった祖母の話に似ている、と思ったのだ。なんともいえない懐かしさ。この作品にはそんなノスタルジーと、謎解きのカタルシスが同居して、素直に心に響く――。と、書いたところでもうひとつ思ったのが、どうも故郷を思い出す風景描写だな、ということ。私の田舎も夜になると、いまだに人以外の何かが徘徊していてもおかしくないようなところ。帰省の時期でもあるし、いい具合に里心がつきました。