1
ようきなやつら

ようきなやつら

【むかし、どこかに半分置き忘れてきたお化けの魂。ここにあったのか。 京極夏彦】WEB上で話題騒然の岡田索雲妖怪読切シリーズ、待望の単行本化!! 描き下ろしの表題作『ようきなやつら』40P収録!!怪異なのは、この物語か。それとも、我々が生きるこの世界か。

読みたい
2
彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる

彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる

OLの彩香ちゃんは同じ職場の弘子先輩のことが大好き。日々、アピールするも相手にされず…。一方、女好きの弘子先輩は彩香ちゃんの積極的なアピールにドキドキしっぱなし!! 2人の恋を応援したくなる、すれちがいオフィスラブ!未公開エピソードなど描き下ろしも収録。

読みたい
3
「たま」という船に乗っていた

「たま」という船に乗っていた

1984年、「自分たちの好きなことしかやらない!」と流行りの音楽に背を向けた男たちによって結成されたバンド「たま」であったが、世は空前のバンド・ブームに突入。89年のイカ天出場を機にオリコン初登場第1位、紅白出場など、ジャパニーズ・ドリームを果たした疾風怒濤の実録物語。パーカッションの石川浩司の自伝を原田高夕己が本書初出の新エピソードも追加して余す所なく漫画化!

読みたい
5
うつ病になってマンガが描けなくなりました

うつ病になってマンガが描けなくなりました

「ベテランギャグマンガ家・相原コージ、コロナ禍の中、突如うつ病に。病いと戦う日々を真摯に淡々と描いたドキュメンタリーコミック!」コロナ禍の中、けがをきっかけに突如ネームが進まず悩み、仕事に支障が出るように・・・。コロナで外出がままならず、孤独な状況が続く。食欲がない日々が続き、体重は激減。ついには自宅の仕事場で自殺未遂を・・・。そして入院。閉鎖病棟にて病いと戦う日々に。

読みたい
7
スケバンと転校生

スケバンと転校生

「ふわふわ」、「もぐもぐ」、「あんよ」。転校生の神崎凛々はスケバンの南雲あつ子に〈かわいい言葉〉を言わせたくてしょうがない! 80年代を舞台に女の子同士の友情や恋を描く、キュートすぎるスクール・ラブコメディ!! コミックス描き下ろしエピソードも収録。

読みたい
「たま」という船に乗っていた

伝説のバンド「たま」が教えてくれる大切なこと #完結応援

「たま」という船に乗っていた
兎来栄寿
兎来栄寿

先日、久松史奈さんが「さよなら人類」をカバーした音源を発表しました。原曲から比べると非常にアップテンポでパンキッシュなアレンジなっており、音としては2000年前後を感じる不思議で心地よい感覚でした。その「さよなら人類」を世に送り出し一世を風靡したアーティスト、たま。 石川浩司 知久寿明 柳原陽一郎 滝本晃司 「たま現象」とまで呼ばれた社会現象も巻き起こした、空前絶後の個性の塊のような伝説のバンド。2003年の解散後に中心人物である石川さんが書き下ろした同名のエッセイを元に、原田高夕己さんが追加取材を重ねてコミカライズしたのがこちらです。 webアクションで連載され最終話とエピローグが5月31日に公開予定ですが、それに先んじてそこまでを収録した2冊目の単行本である『らんちう編』が発売となり完結までを読了しました。 私は「さよなら人類」くらいしか知らない完全に後追いの世代ですが、この作品を読むことでたまという存在の面白さや偉大さを知ることができました。これを書いている最中に「さよなら人類」や「らんちう」を聴いていたら、同じく世代ではない家族も歌を覚えて口ずさんでいました。時代も国境も人種もすべて超える音楽のパワーの片鱗を感じました。 音楽でお客さんを楽しませようとするエンターテイナー精神はもちろんのこと、音楽以外の部分でも空き缶を30000本集めたり、レンタルボックスの先駆け的なお店を始めたり、とにかくやりたいことや楽しいことを追求している石川さんの姿勢は多くの人に感銘を与えるであろうものです。たまのファンはもちろんですが、そうでない人が読んでも楽しめるであろう部分が多々あります。 バンド全体としても、たとえ舞台が武道館であってもまったく気負うことなく、紅白に出ていたときでさえ合間の時間に抜けて劇を観に行くなど、肩の力を抜いて自然体であり続ける姿勢は、何かすごく大切なことを背中で語ってくれているように感じます。 藤子Aさんチックな絵柄で描く、原田高夕己さんの筆致もまたこの作品において絶妙です。基本は親しみやすい線で読みやすく、昔の大御所作家から現代のネットミーム的なネタまで幅広く入れ込んでありユーモラス。ただ、ここぞというシーンは最上の演出でキメてくれます。1巻最後のたまがスターダムに上る大きなきっかけである伝説の「イカ天」出演時のお話や、終盤のいくつかのライブシーンなどは特に最高です。 セカンドアルバムを作る時の「国内のスタジオの使用料がバカ高いから渡航費や宿泊費含めても海外の方が安上がりなのでイギリスとフランスでレコーディングする」というエピソードや、女性ファンがメンバーの泊まるホテルを特定して、ロビーで酒を飲みながら待ち構え、本人たちを描いた18禁BL同人誌を直接手渡したという今だったら大炎上不可避案件には時代を強く感じました。価値観の変容が読み取れるところは、史料的な意義も感じます。 何事も始まりがあれば、終わりもあるのがこの世の理。たまという船から下りる人が出てくるころのお話は切ないです。日本を飛び越えてワールドワイドにも活躍したたま。その「最期」は胸に来ました。 最後のエピローグの後に、石川さんの「玄関」という曲の歌詞が綴られており、そこにある仕掛けやあとがきも含めて何とも言えない良い読後感に包まれました。 ″世の中何がおこるかわからないから 色んな事楽しみにして ニコニコゲラゲラ 笑って生きていくといいと思うよ〜!″ これからどんな風に世界が変わっていこうとも、この石川さんの言葉に救われる人が多くいることを祈ります。 たまを好きな方は読んで懐かしみ、たまを知らない方はこれを機にこんなすごい人たちがいてこんな曲があったのだということを知るきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

DOGA

不思議なコンビが世界を往く #1巻応援

DOGA
兎来栄寿
兎来栄寿

『BADDUCKS』や、SNSでバズった読切「大好きな妻だった」などで知られる武田登竜門さんの最新作です。 魅力的なファンタジーは、その世界にリアリティを感じさせてくれます。虚構として大小の嘘はありながらも、その世界が本当に存在しているのではないかと思わせてくれる肉感。それを生じさせるのは嘘を下支えするディティールと、何よりヴィジュアルが生み出す説得力です。 『DOGA』は、そういう意味でとても魅力的なファンタジーです。庶民の衣食住や仕事や娯楽、この世界独自のシステムなどを通して、そこに住む人の息遣いが感じられます。武田登竜門さんの新鋭とは思えない高い画力が紡ぎ出す世界の情景に、異国の地を旅している気分を味わえます。見開きでバーンと豪奢に描かれる世界は、見ているだけで楽しめたりワクワクしたりします。 世界のほとんどが海であり陸地が1/10以下の星の上で、ソテルナの新領主となったヨーテルダと雑多な労働やゴミ漁りでその日暮らしをしている孤児のドガ。 身分のまったく違うふたりが出逢い、旅をしていく物語となっています。 メインキャラクターも今風のわかりやすいイケメン美女ではないところがまた硬派で、味を生んでいます。ドガの豪放磊落な性格と、未知と遭遇した時のリアクションが読んでいて楽しいです。この世界のことを知らない私たち読者と同じ目線を提供してくれるので、物語に入り込みやすくなっています。 最近では、主人公の名前だけがタイトルになっている作品も珍しくなっているので、そういうストレートな部分も良さが感じられます。 旅をするには不向きであり、かつタイムリミットが生まれてしまっているヨーテルダとの困難多き旅路は果たしてどうなっていくのか。 人魚は本当にいるのか。 ヨーテルダは命を繋ぐことができるのか。 ヨーテルダの兄、ビヨルクが握るソテルナの秘密とは何か。 何より、まだ見ぬ広い世界にどんな光景が待っているのか。 この先も楽しみです。

友人の式日 るぅ1mm作品集

頬を染め、濡らす少年たち #1巻応援

友人の式日 るぅ1mm作品集
兎来栄寿
兎来栄寿

『怪獣くん』のるぅ1mmさんによる、4つの短編を収録した作品集です。 『怪獣くん』のような男の子と女の子のお話もあれば、「あさみちゃんのなくしもの」のような百合もあれば、本作に収録されているような男の子同士の関係を描いた作品もあり、いずれにおいてもその筆致を遺憾なく発揮しています。 1番最初に収録されている「ななしの恋人」だけは全編アクションwebにて読めるので、試し読みとしてまずそちらを読んでいただくのが何より早いでしょう。個人的にもこの本の中で特に好きな作品です。 https://comic-action.com/episode/316190246979767734 闇深い泥沼のような感情を描くことも多いるぅ1mmさんですが、本書に収録された物語は比較的光の部分が目立ちます。2作目の「幽霊屋敷ラブロマンス」などは特に顕著ですね。るぅ1mmさんのかわいい絵柄は、こういった方面の物語でもマッチするのだなぁと得心します。 かと思えば、3作目の「フランケンシュタインの友人」で見られるような倒錯的な感情こそ醍醐味であるなぁと思い直します。 そして、4作品目の表題作「友人の式日」で余韻を残して締め括られる。1冊の短編集として、収録順が完璧だと思います。 普段からBLを嗜む方にはもちろん、そうでない方にも必然性を持つふたりの関係性を描いた作品群として読んでみて欲しいです。真夏の残照のように、胸を焦がされることでしょう。

うつ病になってマンガが描けなくなりました

うつ病になってマンガが描けなくなりました

「ベテランギャグマンガ家・相原コージ、コロナ禍の中、突如うつ病に。病いと戦う日々を真摯に淡々と描いたドキュメンタリーコミック!」コロナ禍の中、けがをきっかけに突如ネームが進まず悩み、仕事に支障が出るように・・・。コロナで外出がままならず、孤独な状況が続く。食欲がない日々が続き、体重は激減。ついには自宅の仕事場で自殺未遂を・・・。そして入院。閉鎖病棟にて病いと戦う日々に。

読みたい
「たま」という船に乗っていた

「たま」という船に乗っていた

1984年、「自分たちの好きなことしかやらない!」と流行りの音楽に背を向けた男たちによって結成されたバンド「たま」であったが、世は空前のバンド・ブームに突入。89年のイカ天出場を機にオリコン初登場第1位、紅白出場など、ジャパニーズ・ドリームを果たした疾風怒濤の実録物語。パーカッションの石川浩司の自伝を原田高夕己が本書初出の新エピソードも追加して余す所なく漫画化!

読みたい
狐の掟 中国幻想選

狐の掟 中国幻想選

人外と人間の種族を超えた〈愛〉ーー。男が狐を助けたら絶世の美女がやってきた!けれども美女の正体はーー表題作「狐の掟」をはじめ、草原を駆ける民・阿史那氏の勃興を描く「アシナ」など、狼や虎、熊といった人ならざるものと人間の〈愛〉を描く怪奇幻想譚8編を収録した中華ファンタジー!▼収録作品「趙十四」…亡き妻ともう一度会いたくて…。「異類の娘 【虎】」…山奥で出会った娘の正体は…。「異類の娘 【狼】」…大好きな妻の悲しき末路。「熊に助けられた男」…命の恩人は熊だった!?「狐の掟」…狐を助けたら美女がやってきて…!「月下の恋人」…仲睦まじい美青年と老婆に遭遇。「冥府に行った嫁」…殺された妻が突然帰ってきた。「アシナ」…ある一族勃興の壮大なる物語。※本書はリイド社刊『蓬莱トリビュート 中国怪奇幻想選』からエピソードを抜粋し、さらに描き下ろしの新作と単行本未収録のエピソード計77ページを追加して構成しています。

読みたい
彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる

彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる

OLの彩香ちゃんは同じ職場の弘子先輩のことが大好き。日々、アピールするも相手にされず…。一方、女好きの弘子先輩は彩香ちゃんの積極的なアピールにドキドキしっぱなし!! 2人の恋を応援したくなる、すれちがいオフィスラブ!未公開エピソードなど描き下ろしも収録。

読みたい
DOGA

DOGA

身体を失った青年「ヨーテ」と雇われた怪力の少女「ドガ」。貴族と庶民、ちぐはぐの二人は奇蹟の「海」を目指す――。『BADDUCKS』『大好きな妻だった』の武田登竜門、商業初連載となる長編ファンタジー、開幕!

読みたい
ダンジョンの中のひと

ダンジョンの中のひと

――ダンジョンで働く事になってしまった―― シーフギルドに所属する少女・クレイ。父から厳しい教えを受け、鍛錬を積んだ彼女は前人未踏とされるダンジョンの地下8階を踏破。さらに深層へと向かうが、そこで待ち受けていたのは…管理人を名乗る魔法使いで!? 双見酔が描く、秘められし迷宮の裏側の世界。

読みたい
友人の式日 るぅ1mm作品集

友人の式日 るぅ1mm作品集

瞬が死んだ。幽霊になって現れた親友は生前の記憶を亡くしていて、かずやは瞬とともに“瞬の死の謎”を探る旅に出る――。ひと夏の切ない青春を描いた描き下ろし50Pの表題作「友人の式日」ほか、webアクション掲載後即話題となった読切「ななしの恋人」&商業未発表作品を収録!※収録作の短篇「幽霊屋敷ラブロマンス」「フランケンシュタインの友人」は他社から電子配信されているものを書籍化にあわせ修正・再録したものです。

読みたい