免疫系の病気を持っている麦巻さとこ。週4回のパート暮らし。お医者さんから「婚活でも」と勧められたけれど、さとこが決めたのは家賃の安い団地への引っ越し! 面倒見の良すぎる大家・鈴さんとその息子・司との交流や、団地ののどかな時間に心身ともに癒やされて…。
「おこづかい、もっとちょうだい!」--ドキュメント漫画家・吉本浩二が叫ぶ。45歳、月額2万千円。1万円は大好物の「おかし」に使いたい。子供にオモチャをねだられたら、おしまいだ。そして、悩ましくも楽しい「おこづかい」との攻防戦が始まった。全国の「おこづかい生活」を営むすべての「定額制夫(ていがくせいおっと)」に贈る吉本浩二流「おこづかい漫画」。
かつて、東京都北区十条という街の片隅に存在していたスナック「キャンドル」。店主(ママ)の人柄のせいか立地によってか、一飯を求めて流浪する野良猫をはじめ、出禁の嵐で遭難した泥酔老人や酔狂中高年たちの駆け込み寺として十条の街に巣食っていた。酔客による尿の過失で半故障したカラオケ機器、初対面の客に「おもしろい顔」を執拗に披露し続ける謎の男、そこから謎の美女を交えて開幕してしまった猫真似&鳥真似の「アニマル・ナイト」…。そしてこれまた初対面の客の××××を唐突に鷲づかむ境界スレスレおやじに正体不明の老婆娼婦集団……。『東京都北区赤羽』を執筆中に漫画家・清野とおるが遭遇し、自身の“精神”を守るため、10余年にわたって封印し続けたトラウマ級の記憶の鍋蓋が今、開く…!
売れない漫画家・シャーク小笠原(50歳)。仕事も減り、女性との出会いも減った今日この頃。お先真っ暗な将来から逃げるかのように車で遠出をしてみたら、意外ととっても楽しかった! 映えない! キラキラしない! でも、自由と浪漫は売るほどある、前代未聞のセミドキュメンタリー車中泊漫画第1巻!
まんしゅうきつこ(現まんきつ)、お酒に逃げたらこうなった。ブログ「オリモノわんだーらんど」で一躍脚光を浴びた漫画家まんしゅうきつこ。 そのブログの存在は瞬く間に世に広まり、各所から漫画・イラストの仕事が殺到した。 しかし彼女はその陰でひとり、アルコール依存症にもがき苦しんでいた――。アルコール依存症ゆえの大暴走の日々を綴ったノンフィクション漫画『アル中ワンダーランド』は発行部数6万部超のヒットを記録。そんなまんしゅうきつこデビュー作がこのたび5年ぶりに文庫化される。通院してお酒をやめた著者が「その後」を描き下ろしたおまけ漫画や、著者が敬愛する作家とのスペシャル対談を追加収録。お酒を好きな方もそうでない方も、おかしくも悲しい“アル中の世界"を覗いてみませんか?
清野とおるが友人知人他人から直接聞いた恐るべき「怪談」の数々…。その怪奇現場に実際に足を運んで「酒」を飲んじゃおうってワケ。嗚呼、一度でいいから「オバケ」を見たい。でも怖い…けど見たい…怖い怖い…やっぱ見た~~~~~~い!!!!!【電子特典:描き下ろしカラーイラスト+清野先生コメント付】
失声症で声がだせない少女・真白が出会ったのは、ぶっきらぼうだけど心が読める女の子・心崎でした。真白の嘘偽りない心の声をすくい取り、不器用な優しさで真白を助ける心崎。2人が織りなすまっすぐで優しい世界は、やがて周囲の人たちを温かく変えていく。単行本化の声殺到の佳作が、ここでしか読めない描き下ろしエピソードをひっさげついに刊行! 声のだせない少女と心が読める少女が織りなす、優しい世界の以心伝心コメディ。
「これは僕のフッド(地元)で起きた映画みたいな本当の話」(第1話、冒頭より)団地に住む“何者でもない"少年が、謎のDJやグラフィティライターの同級生に出会い、平凡な日常が鮮やかに塗り変わっていく――。著者自身の実体験をベースに、’96年と現在という2つの時代を行き交うストーリーにはカルチャーだけではなく、団地、薬物、在留外国人といったシリアスな社会問題も絡んでくる。『週刊SPA! 』が新たに送る、HIPHOPを取り巻くドキュメンタリー・コミックがここに誕生!【PUNPEE氏も推薦! 】They Live We Sleep…We Live They Sleep!SITE君が仕掛けるファーイースト青春狂騒曲。サカエさんとワン切りしあいたい人生でした。P
ダ・ヴィンチ・恐山(品田遊)氏推薦!!!――「自分」という暴れ馬に振り落とされそうな人たちへ。ここに仲間がいます。――「発達障害って何ですか?」「何に困ってるんですか?」大人の発達障害当事者へのインタビューで紐解くコミックエッセイ!軽度のADHD(注意欠如・多動性障害)と診断された漫画家と担当編集者が、大人の発達障害について当事者たちへインタビュー!漫画家・カメントツ先生や、女性当事者に聞くASD(自閉症スペクトラム)のお話も。【困りごとの一例】・片付けができない・ケアレスミスや物忘れが多い・対人関係が苦手・特定の手順を繰り返すことにこだわる … etc.どこか心当たりがある人にはもちろん、ない人にこそ読んでほしい「大人の発達障害」の入門書。『マキとマミ ~上司が衰退ジャンルのオタ仲間だった話~』、『吉祥寺少年歌劇』の町田粥による、初めてのコミックエッセイ!
奥さまの名前はアサギユメ、旦那さまの名前は鯨川リョウ。ごく普通の漫画家のふたりはごく普通に恋をし、ごく普通の結婚をしました。でもただひとつ違っていたのは、奥さまは「アタマの中のアレ」が食べたかったのです! トナカイ・サソリ・ムカデにラクダ・蝦夷鹿の脳みそ・アオダイショウからカメレオンまで! 業界随一のイキモノ好き漫画家夫婦が贈る、異色で異食な本格ゲテモノグルメエッセイ!!
『岡崎に捧ぐ』著者による新シリーズ!***毎日が落とし穴だらけ…!露出狂おじさん、免許失効、悪質エステに整骨院…電車の中で、Twitterで、旅先で、学生時代に…いつ何時でも、なぜかトラブルばかり引き寄せてしまう山本さんの実録ハプニング・コミックエッセイ!!文春オンライン大人気連載に、 大炎上したあの区役所との闘いを大幅描きおろし!!
アシスタントが見た!名作誕生の瞬間!! 美内すずえ先生、くらもちふさこ先生、樹村みのり先生、三原順先生、山岸凉子先生etc……、数々の名作を生み続けるレジェンドたち――、の元でかつてアシスタントをしていた著者の、とんでもなく貴重な体験を描いたコミックエッセイ。美内先生との初対面と、想像を絶するシュラバ。才能ある若き漫画家たちの知られざる努力とこだわり。あの作品のあのエピソードの誕生秘話など、少女漫画好きなら身悶えする様なお話がたくさん! 若き先生方と若きアシスタントたちの、血と汗と涙と喜びの青春時代を綴ります。【目次】プロローグ/1章 職場はシュラバ/2章 アシスト放浪スタート!/3章 シュラバの真実/4章 さらばシュラバ/エピローグ
39歳、ひねくれ漫画家「ガン闘病」記。2019年1月。初の単行本重版を迎え上々の日々を過ごす、ひねくれ漫画家・ガンプ。しかし、人生急転。医者に告げられしは… まさかの「大腸ガン」。妻、親族、仕事…ゆれ動く日々の中で、ガンプは沸き上がる感情を「にちじょう」として書き残すようになっていき――― これは、四十歳手前の漫画家が記す… 徒然なる“ガン闘病”の軌跡である。
末期ガンでも酒は飲めるしごはんもおいしい! 発見・告知・手術・抗ガン剤治療……周りの人々とのふれあいを綴った、病気のつらさに負けない超絶ポジティブ闘病記! 【大腸ガンのステージ4】余命宣告された漫画家が漫画を描き続けるその理由とは……。38歳職業エロ漫画家、ある日突然、腹が減る。こんな程度で病院にいく人いる? 胃が疲れているのかな……と思って病院に行ったら、大腸に末期のガンがみつかりました。話題沸騰の作品がいよいよ単行本化!
九後美里・45歳。それなりにモテてきたのに、なぜかきまってDV経由で破局に至ってしまう、哀しき宿命を背負った女。「私はもう恋愛はしない。結婚もしない。仕事が恋人」そう信じて生きてきた彼女だったが、実は最近【超愛している人】が出来て!? それはかつて一度も恋愛対象として見たことがない、見た目ノーカンの幼なじみ・もみちゃんだった…! 『そもそもウチには芝生がない』で、アラフォー女性からのアツい支持を得る作者が描く、45歳のムズキュン(?)ラブコメ!!
僕のマンガで何とか食えるようになったので仕事を辞めて家でゴロゴロしていた妻が、ある日ムックリと起きて「赤ちゃんほしい」と言いました。‥‥で、話は飛んで赤ちゃんが生まれたところから始まる、診断が多い育児生活。この作品は、とある小規模なマンガ家の私生活を基にしたフィクションという体裁の、私漫画です。
軋むペン先、震える原稿用紙、飛び散るインクが魂の画を描く!! 夢見る乙女の花園こそ戦場!! 青池保子・美内すずえ・山田ミネコ・樹村みのり・忠津陽子・木原敏江…綺羅星のごとき少女まんが家のアシスタント経験を持つ著者が赤裸々に回想する、脚色なし・ほぼほぼ実話の、少女まんが界の裏側を描くエッセイコミック!!
【あらすじ】中学時代にいじめられた経験を持つ赤木加奈子はある日、小学5年生の娘・愛が同級生の馬場小春をいじめていることを知り、家族で馬場家に謝罪に向かう。加奈子たちの謝罪はその場では受け入れてもらえたものの、小春はその後、不登校になってしまう。小春の母・千春は苦しむ娘を見て知り合いに相談するが、SNS上での匿名の告発をきっかけに、思いもよらない事態へと発展してしまうのだった──。我が子への不信感、夫との意見の相違、SNSで巻き起こる炎上…様々な問題に翻弄される二つの家族。自分の子供がいじめの当事者と知った時、「正しい対応」とは果たして何なのか?いじめ問題を加害者家族、被害者家族双方の視点から描く、意欲的セミフィクション。【「シリーズ 立ち行かないわたしたち」について】「シリーズ 立ち行かないわたしたち」は、KADOKAWAコミックエッセイ編集部による、コミックエッセイとセミフィクションのシリーズです。本シリーズでは、思いもよらない出来事を経験したり、困難に直面したりと、ままならない日々を生きる人物の姿を、他人事ではなく「わたしたちの物語」として想像できるような作品を刊行します。見知らぬ誰かの日常であると同時に、いつか自分にも起こるかもしれない日常の物語を、ぜひお楽しみください。
【上京女子の、東京亀戸設計ライフ!!】古川矩子(こがわかなこ)は20歳で青森から上京。建築とお酒が大好きな彼女は7年間、設計事務所に勤めた後に独立。東京亀戸に“立呑み”併設の個人事務所を設立した。お金は無いけど、理想とお酒はある!心(じょっぱり)に、火をつけろ!知られざる『一級建築士』の実務が描かれる、唯一無二のプロフェッショナル物語!!『一級建築士』『1級建築施工管理技士』資格を実際に有する著者、魂の会心作!!!
大変なことは多いけれど、これだけたくさんのケーキをつくれるのならきっと大丈夫。そう思うのです。Twitterで大人気の作家・午後(ごご)さんが送る眠れなくて不安な夜の過ごし方を提案するコミックエッセイ。パウンドケーキやスコーン、ガトーショコラ、プリン、豆腐アヒージョなどのレシピ付きお菓子研究家・なかしましほさん絶賛 「午後さんのマンガは ほかほかのケーキのよう ちょっとダメな日も ケーキが焼きあがる頃には “こんな日もある”と思えるのです」
美しい母が暴力をふるう機能不全家庭に育った著者。成長に伴い、突然態度を変えた母との関係は形を変えていくが、一見幸せに見える親子ごっこに不安な気持ちがぬぐえないまま、やがて母は自死してしまう。衝撃を受けた著者の取った行動は……。親ガチャにハズれ、どん底まで落ち、自殺未遂に至りながらも、やがてゆっくりと再生していく著者の半生。普通でない家庭に生まれても、完璧な自分でなくても、誰でも、「どんなにみっともなくても、生きていていい」。親ガチャ失敗からの感動の再生物語。
【デジタル版限定!「グランドジャンプ」掲載時のカラーページを完全収録!!】漫画家・山下は水色のかわいい洋館に一目惚れ。だけど館は土地ごと売却される話が進んでいた! SNSでの呼びかけに、保存を望む声が続々と。開発計画を阻止するため、区役所までも巻き込んで!?
会社が倒産、奥さんとは離婚。これまでの自分とは決別すべく上京したら、ひょんなことからAV男優に!? 雑用ADから、エキストラ、男優への道のりは長いけど、女優さんの裸を見れば、大抵の悩みなんて解決! ごくごく普通のオタクがAV業界に飛び込んだ、冗談のようなホントの話。
世界各国で広がりをみせる、セクハラなどの被害体験を告発・共有する「MeToo運動」。海外だけの問題ではなく、日本でも、出版・漫画業界でもセクハラ&パワハラ被害者は大なり小なり存在しています。漫画家と編集者、漫画家とアシスタント、編集者とアシスタント……昔から、そして今も業界の闇は深い。本作は出版業界に足を踏み入れて30年超の内田春菊が描く禁断のお話。旧態依然とした業界は変わることができるのか――。
表紙から醸し出すそこはかとない「ロハスちっく」さに、 ジャンクまみれな自分は遠ざけていたのですが、読んでみてたら、これがすごく良かったです。 「凪のお暇」とか「サチのお寺ごはん」が好きなので、 同じような方はハマると思います。 主人公は病気によってフルタイムで働けなくなった女性。 描いていた自分とのギャップに鬱屈した日々を過ごしていたところに、 引っ越しの内見で、少しおせっかいだけど素敵な大家さんと出会う。 お隣に住んでいる大家さんの家には、息子と称する男性がいて、薬膳など健康的な料理に詳しく、心身ともに少しづつ回復していくという流れ。 ほんわかした絵柄とマッチした内容に、読んでいてとてもほっこりします。 主軸はあたたかい人間関係ですが、健康によさそうな食事なども出てきて、グルメ漫画の要素もあります。 現実は、色々挫折したり、悲しいことも多いけど、なんてことはないという気にさせてくれ、元気になります。 何かを失っても、その分何かを得られるし、今まで見えてなかった世界が広がるんだと思います。 そこに、人間の想像力というか、生命力の強さを感じます。 健康をテーマにしつつも、大家さんの息子(実際はアレですが…)さんと、職場の上司との関係も何やら発展しそうで、今後が楽しみです。