今までにもいくつかラップをテーマにした漫画はあるし、監修でラッパーが参加してたりもするけど、これは作者が90年代の東京でヒップホップ文化にどっぷり浸かった当事者で、現在もシーンの重要人物。

フィクションと史実を織り交ぜつつ、MIX TAPEとかグラフィティとかドラッグも含めてラップだけじゃないトータルな文化を描いているので、好きな人にはたまらない(もしくはちょっとイキってた頃を思い出して恥ずかしい)と思う。背景や小物に当時のものが散りばめられてるし、BUDDHA BRANDのCQとNIPPSも少し出てくる。かといって単なる懐古趣味や教養主義でもなく、今につながる文脈を伝えるものとして正しくヒップホップ的なんじゃないかな。

私は地方在住で至って普通の高校生だったからこの辺の文化は完全に後追いだけど、引き続き応援したい。

この鼎談で『ヒップホップ家系図』のエド・ピスコーが日本の漫画が好きと言ってて面白かった。1巻の巻末にも収録されている。

松本大洋の『Sunny』も俺にとって大切な作品だ。でもフェイバリットを選ぶのは難しい。水木しげるの『コミック昭和史』も大切だし、辰巳ヨシヒロの『劇画漂流』は史上最高のコミックの一つだ。いつまでも続いて欲しい。あとは、忘れちゃいけないのが風忍だ。

PUNPEEが昨年末にリリースしたBlu-ray『SEASONS GREETINGS'18』。2018年5月に新木場スタジオコーストにて開催されたワンマンライブの模様を収録したこの作品のカバーアートを

本物が描いてるという意味では雑さも含めてTABOO1『イルブロス』もいい。

ラップ、DJ、ブレイクダンス、そしてグラフィティ。 言わずと知れたヒップホップの四大要素だが、これまでグラフィティを正面からとらえた創作物はほとんど存在しなかった。 そこで満を持して、日本のグラフィティアーティストの超重要人物であるMSCのTABOO1によるグラフィティコミックを刊行。 本物の...

これが日本のヒップホップ漫画にコメントする
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