べくたーぼーる
VECTOR BALL
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あらすじ

ニワトリ高校を襲う数々の異変。生徒の米炊おかかはこの異変を解決したいと思っていた。しかし深入りした米炊が見たのは、異世界から侵略者の姿。その侵略者と孤独に戦っていた群青新太を、勝手に親友と決めた米炊!ブスを笑うしか楽しみがなかった米炊!解除不可能と言われたパズル、VECTOR BALLを解いてしまった米炊が!友達を守るため、今、立ち上がる!!

かしこくてゆうきあるこども
かしこくて勇気ある子ども
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あらすじ

女性を描き続けてきた著者が見つめる、この世界の現実。『Sunny Sunny Ann!』『ハウアーユー?』以来、6年ぶり長編作品。「勇気をもってくれた親へ ありがとう 生まれてきてくれた命へ ありがとう 勇気はアナタの中にある灯火」 サヘル・ローズ氏(女優) 「ようこそ、この世界へ」。私たちは今、全ての子どもたちにこう、語りかけることができるだろうか。」 安田菜津紀氏(フォトジャーナリスト) 第一子を妊娠し、生まれてくる我が子へ期待を膨らませる夫婦。二人は、賢くて勇気ある子に育てば、明るい未来が訪れると信じていた。出産を目前に控えたところに、夫婦はある少女の身に起きた事件を知る。それは少女が賢くて勇気があった故に標的となった凶行だった。無邪気に信じていた未来が揺らぎ、妻の心は動揺する。これから生まれてくる子供に、私たちは何を伝えればいいのだろう――

“かしこくて勇気ある子ども”

子供を授かった夫婦。ふたりは生まれてくる子供に“かしこくて勇気ある子供”になってほしいと、見本になるような世界中の優秀な子どもたちを雑誌や書籍で調べるようになる。 生まれるまでの日々は、それはそれは夢と希望に満ちていた。 子どもたちのひとりに、マララ・ユスフザイさんがいた。 以下ウィキペディアから抜粋。 『マララ・ユスフザイ(英語: Malala Yousafzai、パシュトー語: ملاله يوسفزۍ、Malālah Yūsafzay、1997年7月12日 - )は、パキスタン出身の女性。フェミニスト・人権運動家。2014年ノーベル平和賞受賞。 2009年、11歳の時にTTPの支配下にあったスワート渓谷で恐怖におびえながら生きる人々の惨状をBBC放送の依頼でBBCのウルドゥー語のブログにペンネームで投稿してターリバーンによる女子校の破壊活動を批判、女性への教育の必要性や平和を訴える活動を続け、英国メディアから注目された。 2012年10月9日、通っていた中学校から帰宅するためスクールバスに乗っていたところを複数の男が銃撃。頭部と首に計2発の銃弾を受け、一緒にいた2人の女子生徒と共に負傷した。』 このニュースは日本でも大きく取り上げられ、マララさんの名前は世界中に認知された。 まさにマララのような子供になってほしいと願っていた矢先に、かしこくて勇気があるがゆえにその主張に反発する人間に命を狙われてしまうという現実を目の当たりにして、若き夫婦は何を思うのか。

名無し
水色の部屋
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あらすじ

高校生の柄本正文は母親のサホと二人暮らし。美しい母親に対して屈折した愛情を抱いていた。その想いはやがて、ある事件を引き起こしてしまう――。『R-中学生』のゴトウユキコが圧倒的な深度で描く、母と息子の性と愛。昭和の日本映画みたいでせつなくてエロくてよいです。僕には描けません。――山本直樹(漫画家)

打撃マン
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あらすじ

結婚式場で働く伊達保・30歳。愛する妻と一人娘の三人家族。ある事件をきっかけに、ごく平凡なサラリーマンだった伊達の中に何かが芽生え始めた…。暴力への恐れ…それと表裏一体の強さへの憧れ…その衝動のままに事件の当事者を殴り倒してしまう。だしゃあと華麗なるパンチを繰り出す“打撃マン”が世の中の不条理に立ち向かう!!

イタズラなKiss
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あらすじ

高校3年生の琴子は、入学式で一目惚れした入江直樹に告白する決心をしたが、勇気を出して渡したラブレターを直樹は「いらない。頭の悪い女は嫌いなんだ」と冷たく突き返した。確かに彼はIQ200の超天才でスポーツ万能、彼女にとっては高嶺の花。追い討ちをかけるように自宅が地震で崩壊してしまい、父・重雄の親友の家に親子で身を寄せることに。ところがそこはなんと直樹の家!ふたりは同居を余儀なくされてしまったのだ!!

けいばきょうそうでんありゃまこりゃま
競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬
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あらすじ

ギャンブル好きな三流ジョッキー・氷室翔(ひむろ・しょう)が、さまざまな人や馬との出会いで一流ジョッキーへと成長していく競馬人情コメディ。いい加減な生活を送るギャンブル好きなジョッキー・氷室翔は、騎手の体重制限で減量に苦しみながらもマイラーズカップに異様な意気込みを見せる。実はそのレースに恋人・アブ美との結婚がかかっていた氷室だったが、真剣に取り組んだレース中に腹を下してしまい……!?

最高クラスに近いくらいの面白さ

わたしが贔屓にしているマンガ家である土田先生と、元スタージョッキーである田原さんのタッグによる競馬マンガです。駄作のできようがありません。 前半4巻くらいまで一話完結のギャグものなのですが(しかもさすが土田先生のギャグは面白い)、後半にいくに従って、かなりレースの奥深いところまで描いてくる本格競馬マンガに変身していきます。 さすが元超一流ジョッキーの原作(というか監修)が入っているだけあって、必殺技などのファンタジー路線ではなく、徹底してリアルなスポーツとしての競馬が描かれており、読み応えたっぷりです。 出場している全ジョッキーの位置どりや、その時々で考えていることなどが、すごく丁寧に描写されており、競馬が好きな方はまず間違いなくどハマりすることができると思いますし、昨今のソシャゲブームで競馬を見始めたよって方も、深く競馬を知ることができるきっかけとなることは間違いないと思います。 そういった意味で、完全に☆5でいいマンガなのですが、一点、ちょっと特に後半ジメッぽさが過度になりすぎてしまっていて、そこが個人的な好みに合わなかったので、一応4にしておきました。ジメッとした部分は土田先生の持ち味でもありますし、それが熱さや感動につながることが多いのですが、本作品の終盤は少しメメしく写ってしまいました。個人の感想ですが、悪くいうつもりは本当になかったです。すいません。

酒チャビン
酒チャビン
おナスにのって
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あらすじ

石を積む日々の中で、ただただ思い続けた。記憶の片隅にもいない、母と過ごす日々をーー。『ピーチクアワビ』の岩田ユキが贈る珠玉の読切。

あわじまひゃっけい
淡島百景
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あらすじ

恋とも友情とも、憧れとも執着とも、嫉妬とも恐れとも、言葉にできない、大切なきもち。 舞台に立つことを夢みて歌劇学校に通う少女たちの心を、鮮やかに切り取った青春群像シリーズ。 淡島(あわじま)歌劇学校合宿所――通称“寄宿舎”には、舞台に立つことを夢みる少女たちが全国から集まってくる。ミュージカルスターに憧れて入学した若菜。親友の思いを背負って学び続ける寮長の絹枝。周囲の視線を集める美しき特待生の絵美。かけがえのない季節をともに生きる少女たちの青春グラフィティ。 【目次】第1話 田畑若菜と竹原王子 第2話 竹原絹枝と上田良子 第3話 岡部絵美と小野田幸恵 第4話 伊吹桂子と田畑若菜 第5話 柏木拓人と吉村さやか 【番外編】拓人くんの日常志村貴子まつり リレーマンガ(4)

どくむしこぞう
毒虫小僧
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あらすじ

何をやらしてもダメないじめられっ子・日の本三平(ひのもと・さんぺい)は、学校や家でも叱られてばかりで居場所がなく孤独だった。そして虫や動物が大好きな三平は、秘密の隠れ家で虫や動物を飼育して孤独を癒していた。そんなある日、父親から成績の悪さを責められた三平は、嘔吐した時に出現した赤い毒虫に指を刺され、謎の奇病にかかってしまい……!?

事件屋稼業
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あらすじ

深町丈太郎。私立探偵、身長177センチ、体重75キロ、面長、筋肉質。醜男ではないがハンサムとは言い難い。女医と結婚、一女カオリをもうけるが離婚、心はさびしき愛の狩人……。ユーモア・ハードボイルドストーリーの真骨頂!

ザ・シェフ
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あらすじ

法外な報酬を要求するが、依頼人の希望に応じて料理を作り上げる天才シェフ・味沢匠(あじさわ・たくみ)の活躍を描いた料理劇画。石油産出国であるパミール王国でその全権を握る大臣は、外務省関係者がもてなす帝都ホテルの晩餐をほとんど食べ残して帰る。そこで「幻の料理人」と呼ばれる天才シェフ・味沢匠が、大臣を満足させる晩餐を作るように依頼されるが、味沢はその報酬として500万円を提示して……!?

はだしのゲン
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あらすじ

戦中戦後の広島を舞台に、たくましく生きる少年たちを描いた名作漫画が、電子版で登場! 敗戦まぢかのヒロシマの町、食糧難でうえる子どもたち。人々は疲弊していた。下駄の絵付けで生計をたてる中岡家は貧しくとも、国民学校2年生のゲンたち兄弟は元気に育っていたが、戦争に批判的な父の言動から、近所からは疎外されていた。そして、ついに「あの日」がやってきた……。

しょてんいんはやまこまこ
書店員 波山個間子
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あらすじ

青ひげブックスで働くブックアドバイザー、波山個間子(はやまこまこ)が本を介して人々と交流します。登場するのは実在の書物ばかり。電子書籍特典ラフ画、イラスト

とうきょうかいきざけ
東京怪奇酒
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あらすじ

清野とおるが友人知人他人から直接聞いた恐るべき「怪談」の数々…。その怪奇現場に実際に足を運んで「酒」を飲んじゃおうってワケ。嗚呼、一度でいいから「オバケ」を見たい。でも怖い…けど見たい…怖い怖い…やっぱ見た~~~~~~い!!!!!【電子特典:描き下ろしカラーイラスト+清野先生コメント付】

ぱらだいすきす
Paradise Kiss
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あらすじ

塾と学校の往復だけだった受験生のゆかりが、はじめて足を踏みこんだ場所はパラダイス!?あの「矢澤芸術学院」を舞台に繰り広げられる、恋とミシンとステージのハッピーストーリー。

はなのけいじくものかなたに
花の慶次―雲のかなたに―
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あらすじ

異風の姿形を好み、異様な振る舞いや突飛な行動を愛し、そして己の掟のために命を賭した天下一の傾奇者(かぶきもの)・前田慶次(まえだ・けいじ)の熱い生き様を描いた痛快歴史巨編。戦国時代末期、軍馬補充のため野性馬狩りをしていた滝川(たきがわ)軍は、恐るべき巨馬“悪魔の馬”の猛攻で狩りに失敗する。そこで滝川の軍団で傾奇者として知られる前田慶次が、悪魔の馬を殺すように命じられるのだが……!?

ぷりんたにあにっぽん
プリンタニア・ニッポン
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あらすじ

プリンターから生まれた新種の生物と同居はじめました。いつかどこかの未来で、生体プリンターから出力されたすこしふしぎ(SF)な生物と暮らすショートコミック。 【目次】第1話/第2話/第3話/第4話/第5話/第6話/第7話/第8話/第9話/第10話/第11話/第12話/第13話/第14話/第15話/第16話/おまけ1/おまけ2/電子限定特典

点目のかわいい生物が好きな同志に。

私はミッフィーちゃんが好きです。にゃんにゃんにゃんこが好きです。すみっこぐらしが好きです。昔からどうやら無表情点目かわいいキャラに惹かれるようです(しかしながらキティちゃんよりはシナモロールが好きなのは我ながら謎なのですが)。 そんな点目生物推しの私にとって、2020年最も推したい生物こそがプリンタニア・ニッポンです。今、日本に、いや世界に必要とされているものです。 普段の平和な性格と無表情っぷり、堪りません。 一方で新鮮な水をかけられたり、仲間と思しきゼリーに出会った時に見せるほのかな笑顔の愛くるしさ。堪りません。 私も飼いたい……プリンタニア・ニッポン飼いたい……膝の上に乗っけたりベッド脇に置いてもちもちしたい…………。 でも飼ったら飼ったで色々と大変なこともありそうなので、こうしてマンガで読んで癒されているくらいが実は丁度良い距離感なのかもしれません。 1話読んで心を掴まれ、コミックスが発売されるよりかなり前にJ-WAVEのラジオでも「心に効くマンガ」として紹介もさせていただいた一押し作品です。 どこまでもかわいく、そしてそれだけではない魅力を湛えている不思議なマンガ『プリンタニア・ニッポン』。あなたもこの魅力に触れてみませんか。

兎来栄寿
兎来栄寿
男の星座
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あらすじ

劇画原作の第一人者で、数々の大ヒット作を世に生み出した梶原一騎の引退作にして絶筆作品。この作品の連載中に巨星が堕ち完結を見なかったことは非常に惜しまれるが、『巨人の星』や『あしたのジョー』などと並ぶ代表作であることは間違いない。「これが劇画原作者・梶原一騎としての最後の作品になる。題して――一騎人生劇場・男の星座。さよう、完全なる自伝である。(中略)愛する読者諸兄よ、梶原一騎とのゴージャスなる「最後の晩餐」に堪能せよ!」(本文「さらば友よ」より)。

にほんちんぼついしきとしひこ
日本沈没
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あらすじ

日本が沈没するという未曾有の大災害をテーマにした小松左京原作のSF小説を、一色登希彦がダイナミックにコミック化した災害パニックドラマ。仕事を終えた深海潜水艇パイロット・小野寺俊夫(おのでら・としお)は、後輩の結城(ゆうき)に連れられて入った雑居ビルの居酒屋で酒豪の女性・阿部玲子(あべ・れいこ)と出会う。その後、店で奇妙な行動をした初老の男・田所(たどころ)が「このビルは危険だ」と言い出して……!?

アシュラ
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あらすじ

今の時代からは想像もつかない“大飢饉”。舞台は中世、農村の時代。日照りが続き干上がった土地では、食べるものは何もなくなる。飢饉で追いつめられた人間のすることとは・・・!?不幸な生まれ方をしたアシュラは、その逞しい本能により壮絶な生き方を繰り広げる。人間性の本質と欲望をギリギリのところまで描いた“衝撃の問題作”!!ジョージ秋山の代表的傑作!

ほんとうの優しさとは何か。

壮麗なものには隠然として、邪悪なもの、怪異なもの、頽廃したものが秘められ、夜光のような輝きを放っている。いまもし、壮麗なものを世上の謂うところに従って、崇高なもの、美麗なもの、厳然としたものであるとしてみよう。たんなる空しい語彙の置き換えに終わって、壮麗なものを壮麗なものたらしめる、夜光のような輝きを放つことはできないであろう。それでは、壮麗なものとは崇高なもの、美麗なもの、厳然としたものではないというのか。邪悪なもの、怪異なもの、頽廃したものであるというのか。 森敦『意味の変容』より ショージ秋山の『アシュラ』が人肉食などの過激な描写により世間からの非難が殺到して有害図書指定を受けてから、もうずいぶんとながい月日が経った。有害図書とはじつにセンセーショナルな言葉である。事実、ジョージ秋山は有害図書指定を受けて一躍時の人となったようである。けっして『アシュラ』という作品そのものが話題にされたのではなく、導入の人肉食の挿話と有害図書ということばかりが人目に浮上して晒されてざわついたようである。まさにセンセーショナルな言葉が問題を生じさせ、そうして生じさせられた問題がまたセンセーショナルを呼ぶ、むなしい言葉の空転である。そもそも問題など初めからどこにもなかったのである、誰も『アシュラ』など読んではいなかったのだから。読んだという人が仮にいれば、その人は、そおっと、その本を慈しむように閉じるだけである。 ほんとうの優しさとは、いったい何であろうか。たとえば、困っている人がいたら助けてあげることだろうか。それとも、子供の心の成長に害を与えそうな本を予め取り除くことだろうか。私はそのどちらともをひとしくほんとうの優しさだとは思わない、それらがまったくもって善行のひとつに数え挙げられ得ないとは言わないが、私はそれらをひとしく一時的な対処であると思う。あるいは、困っている人が目の前にいて、助けてあげたい気持ちはあるのだが、自分にはそんな余裕のない場合はどうなるのか、それはけっして優しさではないと言うのか。もしくは、けっきょくは共倒れになるのを承知で人助けにでる場合はどうなるのか、それはほんとうに優しさであると言えるのか。そもそも、私たちにとって困っている人とはいったい何なのか、子供にとって害になるものとはいったい何なのか、なにか仮にも定められた平均値のようなものがあり、そこから陥没しているものを平均値にならしてあげることはほんとうの優しさなのだろうか。 こうまでして、まわりくどく優しさというものについて言及してみるのは、私は他でもない、この有害図書に指定された『アシュラ』からたいへんな優しさを感じたからです。この有害と言われた『アシュラ』から滲みでる優しさとはいったい何なのだろうと思うのです。もしかすると私の頭が狂っているのかもしれません。 アシュラはまさに世上の謂うところの崇高なもの美麗なものからはかけはなれた怪異なもの頽廃したものとしてまず私たちの前に姿を現します。それは仮に平均値というものを設定すれば陥没した存在としてあることになるでしょう。それからアシュラは人をも殺める壮絶な人生を経て、さいごには法師に導かれて仏門に入り、「命」という名前をはじめて授かることになる予定だったのですが、その結末は連載の中止により叶わないものとなりました。しかし、アシュラが導かれることになる仏門とは、宗教とは、私たち人間にとってひとつ崇高なものであるでしょう。つまり、アシュラは怪異なもの頽廃したものを経て、奇遇ながら、その反対概念であるところの崇高なものに辿り着く。しかし、それでは、壮麗なものとはいったい何なのか。怪異なものも、頽廃したものも、崇高なものも、美麗なものも、どれもひとしく壮麗なものとは似ても似つかないのです。私には壮麗とは「命」そのものであると思います。あるいは怪異であったり、あるいは頽廃していたり、あるいは崇高であったり、あるいは美麗であったり、あるいは怪異から崇高に転じたりする人生の奇遇さそのもの、もっといえば、地球の奇遇さそのもの、この宇宙の奇遇さそのものであると思うのです。怪異なもの、頽廃したもの、崇高なもの、美麗なもの、こういった言葉は壮麗な「命」そのものを測るために仮に定められた単位でしかないと思うのです。そして、アシュラは「命」と名付けれらたとき、怪異なもの、頽廃したもの、崇高なもの、美麗なもの、こういった言葉から解き放たれて自由になり、言葉や概念や単位のベールを介してではない壮麗な「命」そのものとしてはじめて見られるようになったのではないかと思うのです。 『アシュラ』から滲みでる優しさとは、この壮麗な「命」そのものを言葉や概念や単位のベールを介してではなく、じかに直接直視しようとする試みにあるのではないかというような気がしています。それは平均値も陥没点もありえない、底の最底から、すべて有象無象の「命」そのものがいっせいに自然に盛り上がり膨張して炸裂していくかのような凄まじいまでの肯定の姿勢であると思います。そこにはあるいは自然があらゆる「命」に強いる死すらも含まれる凄まじいまでの肯定の姿勢。私はこの肯定の姿勢をほんとうの優しさと言いたい。あるいはその肯定の姿勢とは、ありとあらゆるものは、何かの枠組み(言葉や概念や単位といったもの)に括られることなどあり得ず、すべてがそれぞれにちがっているということだけにおいてはひとしく肯定されうるということでもあるかもしれません。 ところで、とうとうアシュラには与えられなかった「命」という名前をジョージ秋山は自身の息子に与えることになります。そのことについては、『アシュラ』とは違った観点でまた素晴らしいマンガといいたい漫画家二世をインタビューする田中圭一の『ペンと箸』 http://r.gnavi.co.jp/g-interview/entry/1742 によく描かれています。寡黙で厳しい印象であった父親ジョージ秋山に、大人になった息子さんはある日いうのです。 「オレの名前の由来、命を大切に、じゃないよね」 「じゃないよ」 「命がけで生きろ、だよね」 「ああ、そうだ」 私はここを読んだとき、もう、涙が止まらなくなって大変なことになりました。その後、息子の命さんは『アシュラ』をアニメ映画化することになります。そのキャッチコピーが「眼を、そむけるな」であったことにも涙したことを付け添えておきます。ほんとうの優しさとは、まさに、何事からも眼をそむけないよう試みることであると思うのです。

影絵が趣味
影絵が趣味

生きるとは、救いとは

人と人ならざるものの境はどこにあるのでしょう。人を殺したら、親を殺したら、人を食べたら、人ならざるものになってしまうのでしょうか。 飽食の現代においても愛やら道徳やらだけで腹いっぱいにはならない。そこかしこに死体が転がる飢饉の中、生きるために我が子を焼いて食おうとするものを誰が責められようか。 そして、母に焼かれた憎しみだけを携えて獣のように生きるアシュラを誰が責められようか。 人として生きることはアシュラにとって救いなのだろうか。 和尚や若狭と出会わずに、憎しみのまま生きて死んでいく方が苦しくなかったのかもしれない、と心の奥の方で考えてしまう。 愛とか幸せとかそういう類のものは気づかない方が生きやすいような気がする。 それでも、人として生まれてしまったなら人として生きていかねばならない。 ただ生まれて死ぬことがこんなに酷だなんて、人は難儀な生きものだなあ…。 救いも何も考えず真っ当に生きて真っ当に死ぬ、それ以外に人の道は無いのかもしれない。 ということは結局救いがないってことなの?なんて疑問も生まれてしまうけれど。 人として生まれてしまった以上は人として生きていかねばならない。それ以上でもそれ以下でもない。 今の私が受け止められるのはそれくらいです。

野愛
野愛
隠し球ガンさん
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あらすじ

見せます、野球界の裏のウラ! ベテラン・スカウト岩間源太郎は隠れた逸材を発掘すつ名人! 隠し球ガンさんと呼ばれているガンコオヤジが、金権体質に染まったプロ野球界を、知恵と人情と眼力でひっかき回す痛快リアル漫画!

人情派ベテランスカウト・ガンさん!!

野球は全く詳しくないのですがドラフトキングですっかりスカウトマンの熱意と野球選手の人生キャリアをめぐるドラマに魅せられてしまいました。そんな中たまたま他にもドラフト漫画が知り1巻を読んでみたのですがやはり面白い…!! 作中の舞台は1995年頃。 球速120km/hの選手から、金属と木製の違いに悩む大学生五輪選手、アメフトのQB、実績ゼロの内野手、自由契約のベテランまで。 選手の出身校の恩師から家族にまで話を聞き、自費で見に行った試合で選手とほんの僅かに世間話をする。とことん足で稼いでその選手の特性を見抜いたうえで、どのようなキャリアを選択するのが良いか「人生を背負い込む覚悟で」声をかける。 逆に言えば、選手の人生を一番に考えて声をかけないという選択もするということで、この辺に金儲けしか考えていない悪徳スカウトマンと一線を画する人情派な部分がガッチリ出てます。 怪我で自慢の第一歩を失った選手にただのおっちゃんとして自分の昔話をするシーンや、元高校球児の地元熊本まで行き「あの子はこの景色を見てきたんか…」と感じ入るシーンにガンさんの人柄が出てて好きです。 デフォルメがいかにも青年・少年漫画らしい(ちょっとハロルド作石先生っぽい)ところがまたいい。 主人公のガンさんが気のいいおじいちゃんなので、ふざけたり熱く語ったり怒鳴ったり…表情の変化がデフォルメとバッチリハマっていて見応えがありました。 やっぱ野球のスカウトマン熱いな〜!と思えるいい作品です。アンリミで読めるのでぜひ!

名無し
むかしのはなし
昔の話
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入手困難の傑作短編集、待望の新装版! 白い天使にあこがれる黒い天使、夢の中でつながる少年と少女、朝起きたら手がパンに変わっていた青年、悲しい話ばかり聞きたがる少女の魂...まるで寓話のように紡がれる、幻想的でせつない藤原薫の美麗世界。

きゅうせいしゅ
救世主
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あらすじ

五十嵐真姫は大学二年生。母の死をきっかけに昔から憧れていたニューヨークに行き、モデルとして生きていこうと心に決めたのだが、モデル事務所から断られてしまった。そんな真姫を意外な人物が救う。カリスマモデルのペトロの推薦を受け、モデル事務所に所属することができたのだ。しかし、ペトロにはある重要な秘密があった。【救世主】他に、【堕天使】【香港遊戯】【アポロン】の全4編。

FREE
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セレブが集う白峰学園のマドンナで世間知らずのお嬢様・静香。彼女は3年前に乗馬クラブで暴れ馬から助けてくれた顔も名前もわからない男の子「白馬の王子様」とずっと恋い慕っていた。ある日ひょんなことからその運命の王子様が目の前に現れたが、なんとその王子様は学園ではイレギュラーな一般人でやんちゃ坊主の義剛だった! 超セレブお嬢様と庶民の格差恋愛の行方やいかに―!?