主人公は三度の飯より本が好きなブックアドバイザー
「あっと驚くような本が読みたい」そんなお客さんの無茶ぶりにも答える書店員の波山個間子が主人公。作中で登場するのはどれも実在する本なので読者が好きな人には特にオススメです。個間子があらすじを説明する場面では、もちろん読んでみたい!と思うし、自分がその本を読んでいるような没入感も味わえます。隠れた名作を知れるだけでなく、本と向き合うことの楽しさを描いた作品だと思います。全2巻なのが信じられない面白さです。
青ひげブックスで働くブックアドバイザー、波山個間子(はやまこまこ)が本を介して人々と交流します。登場するのは実在の書物ばかり。電子書籍特典ラフ画、イラスト