僕は知りたい、世界の全てを。17世紀。英国公認の海賊船に、博識かつ好奇心旺盛な探検家・ダンピアも乗船した──。未知の世界を食べて調べる、実在の人物と史実をもとにした海洋冒険飯漫画! 作品世界をより深く楽しめるコラムやスピンオフ4コマ他、単行本用の特別描き下ろしを多数収録! 【目次】CHAP.1 道なき未知へ/CHAP.2 無人島大学/CHAP.3 満ち足りた置き去り/CHAP.4 イグアナ・コレクション/CHAP.5 カウリーの素敵な島/CHAP.6 ジャングルの歩き方/CHAP.7 人生は船の上/CHAP.8 ブランコ岬の虜 (1)
とある商店街の庶民的なレストラン「くいしん坊」。跡とり息子の香介は中学生ながら、奇抜なアイデアと工夫で大人顔負けの“ビックリ”料理をつくりだす。当然、毎回繰り広げられるのは、ベテラン料理人たちとの勝負だ!
「なんでこんなに美味いんスか!? なんも言うことないっス!!」と叫んでしまうこと間違いなし。普段日常が美味しすぎる、こだわりグルメ漫画家のコミックエッセイ!! 累計発行部数100万部超えの大人気グルメコミック『おせん』シリーズの作者が描く初のコミックエッセイ。これまで15年以上にわたって料亭の女将を主人公にしたグルメ漫画で料理の神髄を追求してきた「きくち正太」。当然のことながら、料理に対するこだわり、技術や知識も半端ありません。普段日常こよなく酒を愛し、ひと手間かけた料理とともに客人との会話を楽しむ……そんな彼の私生活が美味しくないわけないですよね!! 「きくち家」でいただいたメニューの数々が収録された垂涎のコミックエッセイ。「今宵は、ちょっと料理してみようかな」と思わせること間違いなしです。
あの世とこの世の中間地点「黄泉比良坂(よもつひらさか)」には、八百万の神々と自ら死を選んだ者だけが訪れる食堂がある。ある日、食堂を切り盛りするシコちゃんのもとに妹を探す少年・蓮があらわれ、住み込みで働くことに。交わるはずのない二人の運命は黄泉の国全体を巻き込んで大きく動き始める――。『ネコノヒー』『スキウサギ』のキューライスが圧倒的世界観で描くあの世とこの世のはざまの物語!「古事記×グルメ」で紡ぐ新境地ダークファンタジー。特別描きおろし後日談「鬼魔カレー」収録!
ある日突然、自分が乙女ゲームの悪役令嬢に転生していると気づいたエリーゼ。テンプレ通り、王子から婚約破棄されたけど……そんなことはどうでもいい。せっかく前世の記憶を思い出したのだから、料理チートとか内政チートとか色々やらかしたい! さっそくサクッとざまぁを済ませ、家族も国もみんな巻き込み、乙女ゲーム世界にあるまじき“あの料理”で飯テロを巻き起こして――!? 空前絶後の“爆笑”悪役令嬢転生ファンタジー、待望の第1巻!
人気スター・鮎沢錦(あゆざわ・にしき)は、テレビのスタジオで腹を空かせた子ども達と出会う。その後、5年前は大スターだったがすっかり落ちぶれた岸波六(きし・なみろく)が子ども達の父親だと知った鮎沢は、人気俳優“泣かせのターベ”にからかわれた波六を殴り飛ばし、自分の父親の屋台“突撃ラーメン”で子ども達と波六にラーメンを食べさせる。そして鮎沢を陥れようとするターベの子分は、不良達に“突撃ラーメン”を襲撃させるが……!?
個人で輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎が一人で食事をするシチュエーションを淡々と描くハードボイルド・グルメマンガ。井之頭五郎は、食べる。それも、よくある街角の定食屋やラーメン屋で、ひたすら食べる。時間や社会にとらわれず、幸福に空腹を満たすとき、彼はつかの間自分勝手になり、「自由」になる。孤独のグルメ―。それは、誰にも邪魔されず、気を使わずものを食べるという孤高の行為だ。そして、この行為こそが現代人に平等に与えられた、最高の「癒し」といえるのである。
街にひっそりと佇む紅茶専門店の店主・瀧。極度の人見知りの彼が唯一心を開くのは愛猫のキームン君と紅茶だけ。そんな哀しく愛らしい男が、少し疲れた現代人の心を紅茶と不器用なおもてなしで癒やすハートフル・ティー・ストーリー♪
味平は、板前塩見松造のひとり息子。松造は築地の一流料亭「かつらぎ」の花板である。味平は高校へ進学してほしいという親の反対を押し切り、中学を卒業するとすぐに家を飛び出した。料理人としての原点、だれにとってもおいしい大衆料理を目指して味平が向かった先は横浜。その港でカレーの屋台を開店する。そんな折、ひばりヶ丘では二大デパートが進出し、カレー商戦を繰り広げようとしていた。
住宅街で、深夜にひっそりと営業する洋菓子店『アンティーク』。そこで働く無精ひげのオーナー・橘(たちばな)と天才パティシエの小野(おの)にはある過去があった。それは、高校時代、告白してきた小野を橘がこっぴどく振ったということ。しかも『魔性のゲイ』に成長した小野に再び迫られて…? 『アンティーク』を舞台に巻き起こる人間模様を鮮やかに切り取った、よしながふみの珠玉のレシピが、雑誌掲載時のカラー原稿を完全再現し、電子版全4巻で登場!
伝説の流れドカ・ドカコック。名建築の陰には必ずドカコック在りと謳われ、旨いメシでドカたちの腹と心を満たし、現場を必ず成功に導くという…。
男子二人、ひたすら仲良くごはんを作ってたべるだけ。ルームシェアをしている大学生、ご飯作り担当のアキと片付け担当のハル。性格も悩みも違うけど、ごはんを食べたら気分がアガる二人なのです。ご飯ものの新鋭・たじまことが描くBL+メシの新しい世界。★単行本カバー下画像収録★【電子限定で描き下ろしの1ページ漫画が収録されています。】
『野武士のグルメ』『荒野のグルメ』(原作・久住昌之)でも話題、食マンガのトップランナーによる最新作! 食通トラックドライバー・ハンター錠二がいざなう、「食べる東北」――仙台、塩釜、石巻の“ソウルフード”を巡るグルメコミック 。「ボクは土山さんの漫画を信用しています。ただただ旨そうだから。」安倍夜郎
最近、弟ができました。パンが好きな『宇宙人』の弟です。舞台は山の上のパン屋さん。若き店主・紺太(こんた)は、宇宙船の事故で遭難し、食料を探していた宇宙人・まみ太に出会った。先の見えない状況にもケロッとクールなまみ太に、紺太はいてもたってもいられず「迎えがくるまでウチにいろ」と告げた。そんなわけでパン屋さんには、“弟くん”がやってきた――。見かけは小4、頭脳は大人の宇宙人“弟”と、さみしんぼのパン職人“兄”とのほっこり兄弟ごっこダイアリー
泉昌之(久住昌之原作、泉晴紀作画)・の伝説的デビュー作品「夜行」を収めたカルトコミック『かっこいいスキヤキ』。「ロボット」「最後の晩餐」など全22作を収録。
塩見味平は料理人になるため、中学を卒業するとすぐに家を飛び出して行った。そんなある日、ラーメン屋で井上洋吉というトラック運転手と出会う。本物のサッポロラーメンを食べさせてやるという洋吉が連れていった先は、なんと札幌!そこでは全国の有名ラーメン店が一堂に会し、その腕を競う”ラーメン祭り”が開催されようとしていた。
並はずれて食い意地の張った男、天堂竜馬。通りすがりの老人とのリンゴ皮むき勝負に敗北し、味狩り学園に入学することに…。その料理学校で数々の対決と共に竜馬は才能を発揮する――!! 痛快なスピードで駆け抜けるバトルアクショングルメ!
世田谷に引っ越した人生の達人・山形鐘一郎(やまがた・しょういちろう)が、独自の視点でさまざまな問題を語り尽くす人生哲学的エッセイコミック!原宿から世田谷の砧に引っ越した小説家・山形は、相変わらず安アパートで冷えたビールを愛する日々を楽しむ。そんなある日、隣室の銀行員・山田(やまだ)を白菜鍋でもてなした山形は、リストラに脅えて疲れ切った彼に「自分にこそ認められる生き方をすべきだ」と力づけて……!?
法外な報酬を要求するが、依頼人の希望に応じて料理を作り上げる天才シェフ・味沢匠(あじさわ・たくみ)の活躍を描いた料理劇画。石油産出国であるパミール王国でその全権を握る大臣は、外務省関係者がもてなす帝都ホテルの晩餐をほとんど食べ残して帰る。そこで「幻の料理人」と呼ばれる天才シェフ・味沢匠が、大臣を満足させる晩餐を作るように依頼されるが、味沢はその報酬として500万円を提示して……!?
大変なことは多いけれど、これだけたくさんのケーキをつくれるのならきっと大丈夫。そう思うのです。Twitterで大人気の作家・午後(ごご)さんが送る眠れなくて不安な夜の過ごし方を提案するコミックエッセイ。パウンドケーキやスコーン、ガトーショコラ、プリン、豆腐アヒージョなどのレシピ付きお菓子研究家・なかしましほさん絶賛 「午後さんのマンガは ほかほかのケーキのよう ちょっとダメな日も ケーキが焼きあがる頃には “こんな日もある”と思えるのです」
明治時代より続くカツ丼屋「銀平食堂」の三代目・風味満太郎。父親の腕を越えるべく、一流レストランのキッチンで修業することに。しかし、その女人禁制のキッチンには、日本料理の真髄を誇る示条流33代目の娘・示条味味が潜り込んでいて…!?味味の存続を賭け、味味とおにぎり100個を2時間以内につくるというおにぎり勝負をすることに!!さまざまな料理勝負に満太郎が挑む、熱血料理バトル!!
ミスター味っ子・味吉陽一がなんと幕末にタイムスリップ!? ペリーにカツ丼を喰わせ、ゴールドラッシュのアメリカでハンバーグを作り、坂本龍馬とカレー勝負を繰り広げる。味っ子は料理で歴史とどのように関わっていくのか──!?
清野とおるが友人知人他人から直接聞いた恐るべき「怪談」の数々…。その怪奇現場に実際に足を運んで「酒」を飲んじゃおうってワケ。嗚呼、一度でいいから「オバケ」を見たい。でも怖い…けど見たい…怖い怖い…やっぱ見た~~~~~~い!!!!!【電子特典:描き下ろしカラーイラスト+清野先生コメント付】
著者相原民人は、実はマンガ家相原コージの息子。父のようにマンガ家を目指していたがうまくいかない…。そんな中、ある一杯のコーヒーを飲んだことで、その味に撃を受け、バリスタを目指すことに! このお話は、どこにでもいそうな一人の青年の煩悶と、夢の実現へ受けて仲間たちと悪戦苦闘する青春実録である。
17世紀の海賊の航海日誌を膨らませた「事実を基にしたフィクション」の伝記漫画なのだが、とても素晴らしい。 昔の学習漫画のようなシンプル絵柄だが、当時の海賊という事情からも病気や戦闘などのともすればグロテスクな部分も読みやすく、またダンピアも実年齢より若々しく感情移入がしやすいし、異常なまでの参考資料から読み取ったであろう先住民や欧州、東南アジアなど各々の文化を、しっかり漫画に落とし込み、題材となった人物をしっかり主人公として魅力的に描くのは相当な筆力を感じる。 英国生まれの青年ダンピアは、貧困と教育を軽んじる当時の価値観から大学に通えず、紆余曲折の果て、はみ出し者だらけの海賊船に流れ着いた、当初は悲観していたが、誰も知らない事の発見者になれる喜びを噛みしめ、未だ未知なる事に溢れた太平洋の冒険に胸を躍らせる。 当時航海も盛んになっていたとはいえ、人々にとっては日々を生きるのが精一杯というのは珍しくもないだろうし、ダンピアのような青年はきっと多かっただろうけど、どんな状況にあろうと好奇心と探求心に満ち溢れ、恐れず行動し、海賊というヤクザ稼業をすらチャンスとして学ぶダンピアが実に魅力的。 「おいしい冒険」の名の通り、食事に関する描写が豊富だが、当時誰も食べたことの無い未知の食材を調理するその風景は、その航路からも正に「先駆者であることの歓喜と偉大さ」を訴えかけてくる。 しかし食事だけでなく、授業料の無いフィールドワーク、税金にせよ犯罪にせよ許され、実力勝負故に人種差別の薄い海賊という職業、それらもひっくるめてのダンピアの「おいしい冒険」であるのも面白い。 危険に溢れた海賊稼業が「おいしい」と言えるかは人によるだろうけど、職業選択の自由もない時代で、海賊以上に劣悪な環境の海軍の事情なども併せて語っているのでダンピア達にとっては正においしい冒険だったのだというのが伝わってくる。 教科書には載らなくとも歴史を彩る偉人の生涯を実に魅力的に描いていて、とても良い読後感を得られる名作。