>>でこの作品、特筆すべきは料理漫画ではあるものの、
おいしく見せることを追求しているのではないんですね。
>>ただ、これが食べたく思ってしまうんだなあ。
なるほど。
確かに、おいしく見せる、ってのと
食べたく思う、ってのは
同じようで明らかに違いますね。
それを考えながらブラック・カレーのことを考えると
二重三重の意味であれは禁じ手ですわ。
本作は味平全5シリーズのうちの4つめの章。デパートの売上競争の代理戦争に巻き込まれた味平が、カレーの味でどれだけ客を集められるか、というものです。ライバルは6000種類のスパイスを嗅ぎわけるカレー将軍・鼻田香作。この恐るべき男を相手に味平の策は?ということでまさに戦争がはじまります。でこの作品、特筆すべきは料理漫画ではあるものの、おいしく見せることを追求しているのではないんですね。ミルクカレーにスパカレー、しょう油入りカレーと一歩間違えばゲテモノです。ただ、これが食べたく思ってしまうんだなあ。そう、この作品の胆はここ。説明などどうでもよく食べてみたいという幻想がここにはあります。最後に出てくるブラックカレーなんてもう、一度は…。あ、でもこれはちょっと禁じ手かぁ。
>>でこの作品、特筆すべきは料理漫画ではあるものの、
おいしく見せることを追求しているのではないんですね。
>>ただ、これが食べたく思ってしまうんだなあ。
なるほど。
確かに、おいしく見せる、ってのと
食べたく思う、ってのは
同じようで明らかに違いますね。
それを考えながらブラック・カレーのことを考えると
二重三重の意味であれは禁じ手ですわ。
味平は、板前塩見松造のひとり息子。松造は築地の一流料亭「かつらぎ」の花板である。味平は高校へ進学してほしいという親の反対を押し切り、中学を卒業するとすぐに家を飛び出した。料理人としての原点、だれにとってもおいしい大衆料理を目指して味平が向かった先は横浜。その港でカレーの屋台を開店する。そんな折、ひばりヶ丘では二大デパートが進出し、カレー商戦を繰り広げようとしていた。
味平は、板前塩見松造のひとり息子。松造は築地の一流料亭「かつらぎ」の花板である。味平は高校へ進学してほしいという親の反対を押し切り、中学を卒業するとすぐに家を飛び出した。料理人としての原点、だれにとってもおいしい大衆料理を目指して味平が向かった先は横浜。その港でカレーの屋台を開店する。そんな折、ひばりヶ丘では二大デパートが進出し、カレー商戦を繰り広げようとしていた。