笠 太郎(かさ たろう、1950年8月2日 - )は、日本の漫画家。福岡県久留米市出身。本名は笠隆雄。
女だてらに板場を仕切る凄腕板前・清水虹子(しみず・にじこ)の活躍を描いた人情グルメストーリー。料亭・藤乃家で花板と呼ばれる板長になったのは、メガネで冴えない女性の虹子だった。板場の者たちは女が板長になったことに反感を持ち、中でも古株の桜井(さくらい)は板場を休んでしまう。そんな時、室井(むろい)が虹子に、フグのおろしで勝負を挑んできて……!?
※本作は、『花板虹子』(全10巻・実業之日本社刊)に単行本未収録の95話分を追加収録し再編集した合冊版です。料亭・藤乃家の板長が亡くなって三か月…今日、新しい板長、つまり花板がやって来たのだが、旦那さんが連れてきたのはなんと女の板長だった!! その名は清水虹子。見た目は何とも冴えないメガネの小娘という感じ…。「板場ちゅうのは男のもんだ!」「あんな小娘にアゴでこき使われるなんてごめんだ!」「女に気の利いた料理などできっこねぇ!」板場の料理人達は、女が板長になるという事実に猛反発。特に次期板長と言われていた桜井は板場をボイコット。不穏な日々が続く中、室井が虹子にフグのおろしで勝負を挑んできた。しかも室井が勝ったら、虹子は板場を出ていくというルールで…!!
店は持たず、お客の家に出張して料理を振る舞う出張料理人・初雁福介(はつかりふくすけ)! ある日、七星電子株式会社大社長・喜一郎の古希のお祝いの場で料理を振る舞うべく出張にきた福介は、到着するなり何やら穏やかじゃない一家の状態を察する。喜一郎は若干ボケが始まっており、実質は息子の博文と重信が会社を動かしている状態。博文らとしては喜一郎の財産を会社の経営に充てようと考えているが、会社経営にタッチしていない三人目の息子・高士はこれに大反対。実は高士だけ腹違いの子供なのだ。「俺だけ腹違いの子だから相続放棄しろって言うのかよ……!」激昂した高士を止めたのは、福介の料理だった!? さすらいの出張料理人・初雁福介が自慢の「食」で全てを解決してゆく料理&人情コミック!
長年の苦労の末に今井藩の剣術指南役に任命され絶頂にあった鮎川井左衛門だが、それから数年後、仕えていた今井藩は取り潰しになり、仕官先を求めて江戸に出るも誰にも雇われないままで妻子に負担を強いていた。大金を用立てした金貸しは、今流行りの商売そば屋をすることを提案するが、武士にこだわる井左衛門は首を縦にふらないでいた。しかし娘の死をきっかけに…。本当に大事なことは何か、生きることとは何か。笠太郎が送るヒューマンドラマ。
喧嘩に育ち、喧嘩に情熱をたぎらせ、喧嘩に気概を抱く、そんな喧嘩馬鹿がいた。喧嘩は芥一兵(あくた・いっぺえ)の紋章であった――。小六にしてヤクザに喧嘩を売るほどの気概を持つ芥一兵が高校進学!悪名とどろく芥が入学するとあって、港進高校の教員・生徒は上を下への大騒ぎ。喧嘩上等、ウルトラ高校生・芥一兵の大活劇がはじまる!
二宮雷人は凄腕の借金取り。ケンカも強く、酒が入ると自制心がなくなって相手を半殺しにし、女も抱きまくる。金貸しの社長だが給料は低くボロアパートに住んでいた。返済日当日になっても音沙汰のない犬飼商事に出向いてみると、そこには同業者から恫喝されてる顧客の姿があった。その場は助けるも、その顧客は多数の金貸しから金を借りていて借金総額は5245万円にもなっていた。なけなしの金も競馬につぎこもうとする顧客に二宮は…。
「喧嘩に育ち喧嘩に情熱をたぎらせ喧嘩に気概を抱く、そんな喧嘩馬鹿がいた――」港進高校3年、芥一兵(あくた いっぺい)は12才にして暴力団の事務所に殴り込みをかけた町でも評判の無法者。生意気な転校生・佐倉鉄とその助っ人たちを一人で打ちのめし、鉄を子分にしたまでは良かったが、その鉄に「アソビ(喧嘩)」を教えるといって喧嘩を売らせた相手が悪かった。川崎駅から大船駅まで京浜東北線を仕切っている番長連合「京浜連合」一派に喧嘩を売ってしまったのだ。袋叩きにあって帰って来た子分のサブと鉄の仇を取ると言って、鉄たちが止めるのも聞かずに「京浜連合」との全面対決に突き進んでいく一兵だが…。何故か水商売の女たちにはめっぽうもてるバンカラな「喧嘩馬鹿」の喧嘩尽くしの日々を描く痛快作!
頬に一文字傷を持つ凄腕の流れ板前・梶川政一は、一流の腕前と徹底的な仕事ぶりから鬼政の異名を持つ板前である。だが、それだけの腕を持ちながら一つの仕事場に留まる事をしない。なぜなら幼い頃、生活苦から養子に出された行方不明の妹・悦子を探し出すためであった。流れ板前で培った人脈や人伝を駆使して梶川はいつの日か、妹と再会し、再び家族として暮らしていく想いを胸に秘め、鬼政は今日も板場で包丁を振るうのであった…
※本作は、『花板虹子』(全10巻・実業之日本社刊)に単行本未収録の95話分を追加収録した完全版です。料亭・藤乃家の板長が亡くなって三か月…今日、新しい板長、つまり花板がやって来たのだが、旦那さんが連れてきたのはなんと女の板長だった!!その名は清水虹子。見た目は何とも冴えないメガネの小娘という感じ…。「板場ちゅうのは男のもんだ!」「あんな小娘にアゴでこき使われるなんてごめんだ!」「女に気の利いた料理などできっこねぇ!」板場の料理人達は、女が板長になるという事実に猛反発。特に次期板長と言われていた桜井は板場をボイコット。不穏な日々が続く中、室井が虹子にフグのおろしで勝負を挑んできた。しかも室井が勝ったら、虹子は板場を出ていくというルールで…!!
特定の店に所属することなく、自分の腕ひとつを頼りに日本全国を流れ歩く板前職人――「流れ板」。島根県松江市にある料亭『巴亭』は山陰地方きっての名店との呼び名も高い老舗。その板場の親方・大友に招かれて『巴亭』へとやってきた流れ板・梨堂竜二(りんどうりゅうじ)。もちろん竜二の腕前を見込んでのことだが、『巴亭』は料理以外にある問題を抱えていた。3年前に二代目の主人が亡くなって以降、後妻の綾子が遺言状を無視して女将として店を仕切りはじめ、愛人の脇板・小山内と組んで正当な跡継ぎである先代の一人娘・糸路と板長の大友を追い出し店の乗っ取りを企んでいたのだ…。流浪の料理人が老舗料亭や旅館に絡み合う利権や男女の絡み合った愛欲を断つ、料理&人情コミック!
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 第一部?の帝との戦いまでは傑作だと思う。さすが花板虹子の作者だ。ただ女性キャラの区別がつきにくいのと、過去編のへの導入がいきなり始まったりしてちょっとわかりにくいところもあった。 ・特に好きなところは? 俺の好きな人情話あり、良い話にしようとしすぎてよくわからない話があったりするところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 途中ちょっと話が長すぎるところもありますがなんとなく読み始めたら結局最後まで読んでしまうのでおすすめです ラストの話は相手の目的と手段が変でいいね
※ネタバレを含むクチコミです。
NOといえない人の良い性格もあり、会社での理不尽な扱いを受けたり、失恋を経て父親と同じマグロ漁船の乗組員になるため脱サラするところから始まります。 乗組員になったあとも、船上という逃げ場がない場所で1年、いろんな荒波にもまれ厳しい現実に打ちのめされそうになりながらも一人前の海の男として大きく成長する様子が描かれます。日本で待つ家族になにがあっても帰りたいときに帰れないというのは漁師という仕事の悲しいところだなと思いました。いずれにしても冷静な判断ができる強いメンタルと、相当な覚悟がないと出来ない仕事です。
事実、将棋マンガに比べて囲碁マンガは本当に少ないんですよねえ。 このマンガは「ヒカルの碁」の様に棋士の戦いを描いたものではなく、 碁会所に集まる囲碁好きたちのハートウォーミングな話が中心です。 さくらのお祖父さん曰く、 囲碁とは「相手の言葉を聞き取とり自分の言葉を放つ 心が行き交うゲームじゃ」というセリフが印象的でした。
花板虹子は全部読んだのだが、このバージョンには単行本未収録の95話分が入っているということでまた最初から全部読んだ。 前半もいいがやはり後半の四条再建編がいい。料理漫画のテンプレートのような食材の仕入れを邪魔する嫌がらせから、料亭ならではの接客/配膳を仲居さんの派遣を邪魔する、主人公の店の料理人を金属バットでボコボコ殴る、色仕掛けを仕掛けて借金を背負わせる、出店するデパートの管理者を脅迫して主人公の店の鍵を開けさせて米を交換するなどいろんなパターンがある。 特にすごいのはライバル店が主人公の店の無料食事券を勝手に作成して配って、揉め事を起こして評判を落とそうという作戦まであった 色々料理漫画を見てきたがここまでやる料理漫画ってのは初めて見た。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 第一部?の帝との戦いまでは傑作だと思う。さすが花板虹子の作者だ。ただ女性キャラの区別がつきにくいのと、過去編のへの導入がいきなり始まったりしてちょっとわかりにくいところもあった。 ・特に好きなところは? 俺の好きな人情話あり、良い話にしようとしすぎてよくわからない話があったりするところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 途中ちょっと話が長すぎるところもありますがなんとなく読み始めたら結局最後まで読んでしまうのでおすすめです ラストの話は相手の目的と手段が変でいいね