1880年ごろ、とある海辺の街をポーツネル男爵一家が訪れた。ロンドンから来たという彼らのことはすぐに市内で評判になった。男爵夫妻とその子供たち、エドガーとメリーベル兄妹の4人は田舎町には似つかわしくない気品をただよわせていたのだ。彼らを見たものはまるで一枚の完璧な絵を見るような感慨にとらわれた。実は、その美しさは時の流れから外れた魔性の美。彼らは人の生血を吸うバンパネラ「ポーの一族」であった。市の外れに家を借りた一家は、人間のふりをしながら一族に迎え入れるべき者を探し始めた。そして、エドガーが興味をひかれたのが、市で一番の貿易商の子息であるアラン・トワイライトだった…。
一殺五百両!子連れの刺客――人呼んで”子連れ狼”拝一刀とその子大五郎が昿野をさすらう!柳生一族の厳しい追撃をはねのけ親子が目指すは・・・!?巷間を感動の渦にまきこんだ時代劇画の金字塔!!
全米プロレス界を震えあがらせた“黄色い悪魔”がついに還ってきた!!血の海と化したアメリカをあとに、母国日本に現れたタイガーマスク。「相手を叩きのめしての反則負けこそ我が誇り」と公言する彼を、無敵の悪役レスラーに育てあげたのは、アメリカ地下プロレス組織“虎の穴”だった。彼自身が育った施設“ちびっこハウス”のため、“虎の穴”の鉄の掟を破ってしまったタイガーの元へ刺客が…!?
197X年、関東一円にマグニチュード8.9の激震がおそった!日本の首都を一瞬にして地獄へと変えたその地震を人々は関東地獄地震とよぶ・・・現代の一大戦国絵巻がついに幕を開ける!
味平は、板前塩見松造のひとり息子。松造は築地の一流料亭「かつらぎ」の花板である。味平は高校へ進学してほしいという親の反対を押し切り、中学を卒業するとすぐに家を飛び出した。料理人としての原点、だれにとってもおいしい大衆料理を目指して味平が向かった先は横浜。その港でカレーの屋台を開店する。そんな折、ひばりヶ丘では二大デパートが進出し、カレー商戦を繰り広げようとしていた。
[選集1:国王誕生の巻]破壊的天才少年・パタリロが、日本国中に投下する爆笑悩殺弾!少女まんが史上空前の長寿ギャグ傑作を、テーマ別にセレクション。
天才釣りキチ少年、三平三平(みひらさんぺい)登場!世代を超えて釣ろう、でっかい夢を!!同じく釣りキチのじいちゃん・一平(いっぺい)譲りの才能で、参加した鮎釣り大会に初出場で見事優勝する。しかし、その優勝をねたむやからに難癖をつけられ、鮎釣り対決をすることに。三平がとった策は「水あびと昼寝作戦」!!水のプリンセス“鮎”の魅力を堪能できる第1巻。(※収録されている技術や環境に関しての表記は、作品発表当時のものをそのまま掲載しております。)
美しい風景
全身傷だらけの天才的外科医ブラック・ジャック!その驚異的なメスさばきは、つぎつぎと不可能を可能にしていく!現代社会にするどくメスを入れる医学ロマン!昭和52年第一回講談社漫画賞受賞作品!
イジメられっ子で根暗な主人公・浦見魔太郎。様々な人物からイジメを受けるが、我慢の出来ないイジメには超能力「うらみ念法」やオカルトアイテム、残虐な手段で復讐を図る。「コノウラミハラサデオクベキカ」という呪文が学校で流行ったほど連載当初から日本全国で話題になる。現代でのリメイクが望まれる声が数多く上がるサスペンスホラーの傑作。
かつて人々が神に近づかんと建造したといわれるバベルの塔。それは地球に不時着した宇宙人が作ったものだった。5000年の時を経て運命のままに塔に導かれ、超能力を授けられてバビル2世となった少年・浩一。三つのしもべを連れたバビル2世は、世界征服をたくらむヨミの野望を打ち砕くべく立ち上がった!
気弱な中学二年生・写楽保介(しゃらく・ほうすけ)。だが額のばんそうこうの下から「第三の目」が現れるとき、古代人の超能力が発動し大活躍! 美少女・和登千代子(わと・ちよこ)とともに怪事件の数々に挑む! 長編「三つ目族の謎編」、手塚治虫漫画全集未収録の「文福登場」を含む短編八編を収録。<収録作品>三つ目登場/第三の目の怪/魔法産院/酒船石奇談/寿命院邸の地下牢/三角錐コネクション/文福登場/三つ目族の謎編/めおと岩がくっついた <手塚治虫漫画全集収録巻数>「三つ目登場」「第三の目の怪」「酒船石奇談」「寿命院邸の地下牢」「三角錐コネクション」 MT107『三つ目がとおる』第7巻収録/「三つ目族の謎編」 MT109『三つ目がとおる』第9巻収録/「めおと岩がくっついた」 MT110『三つ目がとおる』第10巻収録/「文福登場」 *手塚治虫漫画全集未収録 <初出掲載>『三つ目登場』 1974年7月7日号 「週刊少年マガジン」掲載/『第三の目の怪』 1974年8月11日号 「週刊少年マガジン」掲載/『魔法産院』 1974年9月15日号 「週刊少年マガジン」掲載/『酒船石奇談』 1974年10月13日号 「週刊少年マガジン」掲載/『寿命院邸の地下牢』 1974年11月10日号 「週刊少年マガジン」掲載/『三角錐コネクション』 1974年12月8日号 「週刊少年マガジン」掲載/『文福登場』 1975年1月19・26日合併号~2月16日号 「週刊少年マガジン」連載/『三つ目族の謎』 1975年2月23日号~5月25日号 「週刊少年マガジン」連載
おてんばだけれど陽気でかわいいキャンディは、孤児院「ポニーの家」から、お金持ちのラガン家にひきとられます。でもそこでまっていたのは、ニールとイライザのいじわるなしうちばかり。じっとがまんするキャンディでしたが、ある日、幼い日、丘の上であった王子さまとそっくりな少年、アンソニーがあらわれます。そして……。ゆめがいっぱいのスイートロマン!
復員後、GHQの秘密工作員として働く天外仁郎。久しぶりに帰る天外家は、人間関係が汚れきっていた。呪われた出生を背負い、運命にもてあそばれる奇子。地方旧家、天外家の人々を核に、戦後史の裏面を描く問題作!
6年連続日本一という偉業を達成したジャイアンツだったが、川上監督はいまのジャイアンツにはいない、荒々しいサムライのような選手が必要だと感じていた。そんな折、二軍選手の八幡のすすめで、川上監督は長島とともに四国の土佐に渡る。そこで、八幡の高校の後輩・番場蛮(バンババン)と出会った二人は、常識では計り知れないその野球センスに惚れ込む。そして後日、川上監督は番場をドラフトで指名する。入団をいったんは断った番場だったが、最終的にはジャイアンツへの入団を決意する。
鉄兵は人里離れた山の中で父親と二人暮らし。親父は埋蔵金発掘に人生をかけ、鉄兵と二人で今日も山を掘り返す。鉄兵は山の中で自然とたわむれ、酒を飲んだり、バクチをしたりと気ままな生活を送っていた。ところがある日、落盤事故がおきて…ちばてつや入魂の大傑作『おれは鉄兵』が登場!
ある場所に腕利きの大工がいた。その職人芸たるや、立てた柱に後光がさすといわれるほどのもの。だが、世の中は高層建築の時代に変わり、彼の腕を発揮する場所もどんどん無くなっていく。そんな彼の元に、ある依頼があった。なんと宇宙衛星を木造で作ってくれというのだ…。昭和30年代の世界に現代の心のふるさとを追う、珠玉のメルヘン!!
いまから三千五百年ほども昔、インダス川のほとりにアリアン人と呼ばれる種族が、遠く北方の地から移り住み、しだいにその版図を広げていった……。壮大なテーマに挑戦して、巨匠が描く釈尊の生涯!!ブッダ第1巻!
ゲッゲッゲーッ!!ぼくちゃん、すなおでよい子の代表選手・沢田まことれ~す!!だが、世紀のアイドル・まことちゃんを待つのは、百たたきか逆さはりつけ!?全国に大ブームを呼んだエネルギッシュ・ギャグ!!
小柄で女好きな父親・柴田勘太郎(しばた・かんたろう)と、父とは逆に、女性に近づくだけでジンマシンが出るほどの女アレルギーを持つ息子・文吾(ぶんご)。デコボコ親子であるふたりが、刑事としてコンビを組んで難事件を解決する人情推理劇画!野良犬がくわえていたのは男性の左手首だった…。被害者の高利貸し・永倉高義(ながくら・たかよし)は、金を貸していた大竹輝夫(おおたけ・てるお)の元に出かけて行方不明に。そして犯人と思われた大竹は、首吊り死体で発見される。文吾はそれを偽装自殺だと考えて……!?
惑星ジェラで生涯の友となるクイーンエメラルダス号とめぐりあったエメラルダス。互いに身をよせあい、かばいあいながら、宇宙の旅へ出た……。何のために、何を探して、宇宙をさまよい続けるのか、その理由は誰も知らない。そんなエメラルダスが、アルギューレの赤い砂の上で、宇宙船を失った一人の少年・海野広(うみのひろし)に出会った。エメラルダスはこの不屈の闘志を持つ少年に、何か運命的な強いきずなを感じる……。
惑星ダグザード。酒場で知り合った賞金稼ぎの女・ジェーン。彼女もまたギルドに追われる身だった。それは背中に彫られた刺青が莫大な財宝の隠し場所を秘めていたからだ。かくして、コブラ対ギルドの闘いの日々が再び幕を開ける!
学生時代いろんなジャンル読んでいて、この後萩尾望都作品読み込んでいくとこになったきっかけの一冊。 「バンパネラ」の魔性の美、それでいておぞましいところのある。美しく消え入りそうな雰囲気を巧みに表現されています。 結構前の作品なので絵が古いと敬遠されそうですが、きれいな絵とほの暗く哀しいストーリーたまりませんね。 五巻しかなかったとは思えないほど、心に焼き付いた一作です。