かつて人々が神に近づかんと建造したといわれるバベルの塔。それは地球に不時着した宇宙人が作ったものだった。5000年の時を経て運命のままに塔に導かれ、超能力を授けられてバビル2世となった少年・浩一。三つのしもべを連れたバビル2世は、世界征服をたくらむヨミの野望を打ち砕くべく立ち上がった!
かつて人々が神に近づかんと建造したといわれるバベルの塔。それは地球に不時着した宇宙人が作ったものだった。5000年の時を経て運命のままに塔に導かれ、超能力を授けられてバビル2世となった少年・浩一。三つのしもべを連れたバビル2世は、世界征服をたくらむヨミの野望を打ち砕くべく立ち上がった!
『助けて』そう言葉を残し、雨宮桜子は姿を消した。夜科アゲハは彼女を捜すため、連続“神隠し”失踪事件に関わる都市伝説「秘密結社サイレン」へとアクセスする。そして、アゲハの命を懸けたゲームが始まった!!
夜ごと起こる残忍な婦女暴行殺人――。謎の殺人鬼メビウスの正体を暴くため、過去の出来事や記憶の断片を読みとるサイコメトリー能力をもつ少年、明日真映児(あすま・えいじ)と、美人刑事・志摩亮子(しま・りょうこ)が立ちあがる!!ドラマ化もされた大ヒットコミック!!
藤子・F・不二雄の名作が次々とよみがえる、てんとう虫コミックス新装版の好評シリーズ第3弾は、連載開始40周年&アニメ化30周年となる「エスパー魔美」です。「エスパー魔美」は1977年1月号から『マンガくん』で連載開始。1987年4月から1989年10月までアニメ放送されました。中学生の超能力少女が人知れず空を飛び、人助けや事件解決に大活躍! さわやかな正義感と思春期のドキドキがいっぱいのSFジュブナイル。「ドラえもん」や「パーマン」より少し上の世代にファン層を広げた、藤子・F・不二雄の代表的傑作の一つです。このたび、てんとう虫コミックスのカバーデザインを一新し、全ページ新規製版による新装版として刊行いたします。(『藤子・F・不二雄大全集』で作成した最新のスキャンデータから製版しています)。
横山光輝さんの数多の作品の中でも、『鉄人28号』、「魔法使いサリー』、『三国志』などと並び代表作として有名なのが『バビル2世』です。 週刊少年チャンピオンが創刊されたのは1968年。『バビル2世』は1971〜1973年まで連載され、チャンピオンの初期を支えました。そして、数年後にチャンピオンは200万部を突破し黄金期を迎えます。 遥か昔、地球に不時着したバビルの子孫である浩一がその力を受け継ぎ、世界征服を目論む超能力者・ヨミの目論見を防ぐべく闘いを繰り広げる物語です。 ユリゲラーが初来日して超能力の大ブームが巻き起こったのが1974年ですが、その3年前から超能力ブームの礎を築き上げたのがこの作品。テレパシーやサイコキネシスという単語を本作で覚えた少年は非常に多いでしょう。同時期に萩尾望都さんらによる少女マンガSFの台頭があり、『精霊狩り』などエスパーを題材にした作品が出されたことも、ブームを後押ししていました。 『超人ロック』然り、物語において超能力者やエスパーというのは異端で孤独な存在とされることが多いです。多分に漏れず浩一も世間には知られないまま孤独な闘いを続ける少年として、暗い時代のマインドを反映しているかのように描かれました。71年の『仮面ライダー』や72年の『デビルマン』など、純粋な熱血タイプではない陰を背負った主人公の物語が多く出始めた時代とぴったり重なります。 なお、『ジョジョの奇妙な冒険』第三部主人公の空条承太郎も、『バビル2世』の砂漠+学ランというヴィジュアルイメージに大きく影響を受けていると荒木飛呂彦さんが語っていました。私自身はその記述を見てから興味を持ち、読みました。バトルに単純な力比べだけではなく頭脳戦的な要素が盛り込まれていたのも、人気を博した要因であり後の作品への影響を感じられるところです。ジョジョ好きには一つのルーツとしてぜひ読んでみて欲しい作品です。 余談ですが、アニメ版で主人公の浩一を演じたのは当時はまだ新人だった神谷明さん。オーディションでは既に売れっ子だった野沢雅子さんと最後まで争ったという逸話があります。