魔界転生
山田風太郎の傑作小説を原作に、石川賢のイマジネーション溢れる世界が新たな物語を紡ぎ出す!!寛永十四年十月、突如として島原に起こった百姓一揆は、たちまち変幻不屈の切支丹(キリシタン)軍となり、原の城に立て籠もる。この一揆を率いたのは、弱冠十六歳の天草四郎時貞と老軍師・森宗意軒(もりそういけん)。十二万四千の幕府軍に、三万七千の切支丹軍で戦った。約5ヵ月の攻防の末、ついに天草四郎は首級をあげられ幕府軍の前に敗れる。しかし、天草四郎は死してはいなかった……。“魔界転生”と呼ばれる秘術を用い、異形のモノを宿した天草四郎は地獄の底から蘇る。宮本武蔵、荒木又右衛門(あらきまたえもん)、宝蔵院胤舜(ほうぞういんいんしゅん)ら名だたる剣豪を魔界から転生させる、天草四郎と森宗意軒の目的とはいったい!?
聖魔伝
『鉄腕アトム』『巨人の星』『デビルマン』など、数々のアニメーション作品のシナリオを手掛けている辻真先と『ゲッターロボ』でロボットマンガに新風を吹き込んだ石川賢が、神と悪魔の相克を描く壮大な物語に挑戦した『聖魔伝』。作画を担当した石川賢は「『デビルマン』から鳥肌の立つほどの影響を受け、ああいう作品を描いてみたい」と思いながら取り組んだという。東上大学探検部を乗せたサン・オブ・サンタ号の消失事件から15年。唯一の生存者である大間朝子から生まれた二人の姉弟、大間テレサと大間ユンクは、美しい容姿を持つ姉と対照的な醜さを持つ巨躯の弟として近隣で話題になっていた。ある日の登校中、派手な外車を乗り回す社長の息子に跳ねられた二人は、意識を失ったまま、町外れの誰もいない倉庫に運び込まれる。
バイオレンスジャック
197X年、関東一円にマグニチュード8.9の激震がおそった!日本の首都を一瞬にして地獄へと変えたその地震を人々は関東地獄地震とよぶ・・・現代の一大戦国絵巻がついに幕を開ける!
前にも書いたけど第一、『魔獣戦線』というタイトルがいいやね。戦線という極めて流動的で抽象的な単語を用いたタイトルでなのに、見事それが当てはまる止まる事を知らない激しい運動・戦闘が描かれている。こんな漫画を描けるのは石川賢だけかもしれない。