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スプラッシュ!! 5巻

スプラッシュ!!

水泳の飛び込み競技…それは10メートルの高さから飛込んだときに水面から受ける衝撃が1トンにもなるという過酷な競技。白鷺高校1年A組の転入生・潮崎水羽(みずは)はクラシックバレエのコンクールで何度も優勝し「天才」と呼ばれた少女。だが、世界的なプリマドンナだった母親の厳しい指導についていくことができず、母親への反発から中3でバレエをやめてしまった。高校生活は「ルーズに楽しく」過ごそうと思っていたが、内心「バレエと母親から逃げた」というコンプレックスを抱え込んでいた――。そんなある日、幼なじみの片思いの相手、2年生の沢村姫子との口論がきっかけで10メートルの飛び込み台からジャンプしてみせると啖呵を切ってしまう。白鷺高校は都内で唯一「飛び込み部」がある高校で、しかも姫子は「アイスプリンセス」の異名を持つ、オリンピック日本代表候補にも選ばれたアスリートだった。飛び込み台に上ったもののあまり高さに恐怖で尻込みしてしまった水羽。だが、それが水羽の負けん気に火を付け、飛び込み競技にのめり込んでいく…。飛び込み競技に青春を賭ける少女の明るくひた向きな姿を描いた傑作スポーツマンガ!

毒親サバイバル

毒親サバイバル

アルコール依存症の父親との顛末を描いた「酔うと化け物になる父がつらい」で世に衝撃と共感をもたらした菊池真理子さんが今度は毒親から生還した10人を取材してコミックにまとめました。菊池さん自身も含めて登場する、有名無名の11人の人々が親から受けた傷はみんな違います。アルコール依存症の親、暴言と暴力の親、価値観を一方的に押し付ける親、果てしなくお金をむしりとる親、そんな状況を見て見ぬふりする親……。その体験談は赤裸々。毒親に育てられた子どもたちにとっての最大の悲劇は、「家族ってこんなもの」「これが当たり前」と思いながら育ち、自分が悪い、自分がヘンだとの想いから逃れられないこと。大人になってからは「連鎖」におびえること。本書は、親と同じ道を選ばないために、全身、全力でサバイバルしていく11人のさまを、リアルにコミック化した、コミックだからなしえた作品です。本書が、傷を負って生きてきた人たちが、傷を負い続けないヒントとなりますように……。【以下、はじめにより】「どんな親でも子どもを愛してるんだから」 とか 「育ててくれた親に感謝しなよ」 とか 「親と不仲のヤツはヤバい」 とか 「親を捨てるなんて不孝者」 とかとか。そんなバカなこと、言わない世の中にしたい。本当は、愛で満ちた天国のような家ばかりになるのが理想だけど、それがムリなら。あの子が大人になった時、あたり前のように、親から逃げるって選択ができる世の中に。逃げてから、さらに傷つけられたりしない世の中に。それが私たち元子どもの、できることかなと思います。菊池真理子