はるき 悦巳(はるき えつみ、1947年5月28日 - )は、日本の漫画家。 本名は非公開。元々、ペンネームは春木 悦巳という表記だったが、1977年にデビュー作『政・トラぶっとん音頭』が第1回平凡劇画賞で佳作入選して、その賞状が贈られた時、名前が青木悦巳と誤記されたため、以降ははるき悦巳をペンネームとした。
大阪の下町でホルモン焼き屋を切り盛りするチエちゃんは小学5年生。父親のテツは無職でケンカとバクチに明け暮れ、母親のヨシ江は家出中。そんな逆境にもめげず、大人顔負けのたくましさで奮闘するチエちゃんと、個性的な登場人物たちが大騒動を巻き起こす!
『じゃりン子チエ』の連載開始とほぼ同時期に執筆された、はるき悦巳の隠れた名作!!勉強しない働かない、大人になるちょっと手前の悪あがき。ボンクラ4人組が、大好きなミッちゃんの結婚話に直面し、グータラな毎日から卒業していくほろ苦い青春の日々。誰もが過ごしたちょっぴり痛く懐かしいあの日々が、ツンと鼻先をかすめる…そんな珠玉の一作が、このたび新たな装丁で[新装版]として復活しました!!
「おまえこの世にもう一匹自分と同ンなじ猫が居るゆう話聞いたことあるか」ジュニアがまた訳の分からんことをゆうてる…。末永く愛され続ける名作『じゃりン子チエ』の大人気猫、子鉄とアントニオ・ジュニアが帰って来た!猫社会にも、面白キャラやエピソードが満載!小気味よいボケとツッコミ炸裂で、今日も明日もこれからも…ヤツらのまわりは大騒ぎ!
デビュー作からじゃりン子チエ連載後の読切まで収録されている短編集ですが、絵柄がまっっっっったく変わっていないことに驚いた。ユニークな猫キャラやいきいきとした子供などもすでに描かれていて、31歳でのデビューとはいえこれほど最初から作家性が完成してる人は珍しいのではないだろうか。巻末には作者本人の各話の解説もついてますが、Wikipediaなどもあわせて読むと「あの話も実体験が元になってるんだ」と分かって面白かったです。
令和になって、若者の間で人気が再燃しているらしい。 作者さんの子供時代の背景が含まれた漫画と考えると、「ちびまる子ちゃん」と似たような感じだろうか。 言葉が悪くても、子どもが働いて親を養っていても、よくみたら周りの大人で全うに働いている人が少なくても、身内に対する優しさが感じられる。 ちなみに私がじゃりン子チエを知ったきっかけは、ある日突然、父親が買ってきたゲーム。 なんじゃこりゃと尋ねたら、父親がこういう名前の漫画があるんだと説明してくれたと思う。 チエちゃん視点のゲームだったが、何をしたら良いかわからなくて、堂々めぐりを繰り返した。 小学校低学年には難しく、ほぼ進まなかった。 でもあのホルモン焼き屋の内装と外装、みんなチエちゃんに優しかったことと、小鉄は覚えている。 「じゃりン子チエ」についてはゲームくらいしか知識がないまま今にいたり、なんとなく読んでみたらおもしろかった。 関西弁と人情物というと「大阪ハムレット」も良かったけど、より元祖というべきこちらもとても良い。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ この短編集は何回読んでもいいな。確か劇画村塾メンバーが描いていた THAT'Sコミックに掲載された「政・トラぶっとん音頭」やマンガ少年に掲載されたじゃりン子チエなどとは作風が違う「待つ戦士たち」が読める。表題作の力道山がやって来たは読むたびに面白く感じるし、個人的には俺が読んできた読切の中でも特に好きな「オッペラ甚太」だな ・特に好きなところは? 「オッペラ甚太」中学生ぐらいの時にビッグコミックで読んで無茶苦茶面白かった記憶しかない。あらすじとしては声があり得ないくらい大きい少年が出世して故郷に帰ってくるという派手さがほとんどないマンガですが無性に好きなんだよな。 マンガを好きになったきっかけの一作であることは間違いない ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! はるき悦巳の長編のじゃりン子チエは面白いですが、短編も面白いのでぜひ読んで欲しいところです。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 最近たまたまはるき悦巳の話になり、「じゃりン子チエ」も良いけどそういや大傑作「日の出食堂の青春」もあったなと思い読み返した。なんというかボンクラ四人組のヒロインのミッちゃん、不良の迫丸の描き方がいいな。 ・特に好きなところは? 3つあって ・ボンクラ四人組がパチンコをしている最中に台を奪おうとするおっさんがどこかで見たことある男であること ・映画「働き蜂」を見て迫丸に見た方がいいという一言 ・最終回近くの働かない息子に対して嫌味 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 「じゃりン子チエ」の初期の名作回を濃縮したような無茶苦茶良いマンガです。
2023年の令和にじゃりン子チエ描き下ろし短編が!! ・「チエちゃん」以前のチエちゃんの巻 ・夜のヒラメの巻 ・チエちゃんの定休日の巻 の3本立て! はるき悦巳先生からのミニメッセージも! https://www.futabasha.co.jp/book/97845757283920000000?type=1
デビュー作からじゃりン子チエ連載後の読切まで収録されている短編集ですが、絵柄がまっっっっったく変わっていないことに驚いた。ユニークな猫キャラやいきいきとした子供などもすでに描かれていて、31歳でのデビューとはいえこれほど最初から作家性が完成してる人は珍しいのではないだろうか。巻末には作者本人の各話の解説もついてますが、Wikipediaなどもあわせて読むと「あの話も実体験が元になってるんだ」と分かって面白かったです。