SFコミックの巨匠・松本零士が、首吊りが頻発するアパートでゴロゴロ暮らす、冴えない貧乏青年の波瀾万丈に満ちた日常を描いた人生哲学的作品。自殺しようと断崖絶壁にやってきた出戻始(でもどり・はじめ)は、最後の晩餐を食べている時に知り合った美女とアベックに、死ぬのはやめなさいと説得される。翌日、目が覚めた始はいなくなった彼女達を探すと、3通の遺書が残されていて……!?
ケンカがめっぽうに強く「河内の暴力大将」と呼ばれる少年・力道剛(りきどう・ごう)の、男気あふれる半生を描いたスーパーアクション出世物語。引っ越し途中だった小学6年生の力道は、対立する小学校同士である生徒達のケンカを見かけて、劣勢な福丸小に助太刀する。さっそく敵側の生徒達を全滅させた力道は、その大将である日下部四郎(くさかべ・しろう)と勝負しようとするが……!?
コワモテなのに弱虫で中学時代はいじめられっこだった力勝男(りき・かつお)は、新しく生まれ変わろうと花沢高校に入学する。最初が肝心とガンを飛ばして歩く力は、喧嘩を売ってきた男を異様な形相で退散させて、それを見ていた石田鉄太郎(いしだ・てつたろう)から子分にしてくれと志願される。それから三日間、バラ色の人生をおくる力だったが、筋肉ムキムキのメガネ君から決闘を申し込まれて……!?
いつも元気な男の子・アシベが、ある日、道で拾ったでっかい魚は、アザラシの赤ちゃんだった!ゴマちゃんを迎えたアシベ一家と個性的な仲間たちが繰り広げる愉快な毎日。なんども読み返したくなるほのぼのワールド、第1巻です。
真剣に漫画家という職業について考え抜いたこの作品には、「生きる」ためのヒントが隠されている。ある雪の日に起った様々な人間模様を描いた「雪」他、7編を収録。電子書籍版では、これまで一度も単行本化されなかった、「刑事」(東京トップ社刊)掲載時のオリジナル版を完全復刻!
陶芸の町・萩を舞台に、亡き父の後を継いで陶芸家になった少女・松本美咲(まつもと・みさき)が、陶芸の最高芸術「緋色の器」を作り上げようと奮闘する陶芸ロマン。大学生の松本美咲は、無名陶芸家だった父の急死をきっかけに陶芸の道を歩む決意をする。そして父の最後の言葉が気になった美咲は、父の窯から幻と言われる緋色の器を見つけて……!?
陶芸漫画のパイオニア
活発な中学生・ヒロシと、彼のシャツに張り付いた平面ガエル・ピョン吉(ぴょんきち)のドタバタな日常を描いた学園&下町人情コメディ。ある日、石につまづいて転んだヒロシは、そこにいたカエルを押し潰してしまう。しかし、ペシャンコになったカエル・ピョン吉は、ヒロシのシャツに張り付いたまま生きるほどのド根性を見せる。そして、最初は反発しあうヒロシとピョン吉だったが……!?
九州の山奥にある、ひなびた九鬼谷温泉の老舗旅館、まんだら屋。そこは少人数の美女と多数の醜女が暮らし、そして素朴で人情あふれる温泉町。女性の肉体に興味津々のまんだら屋の息子、早熟な高校生・良太が、周囲の人々を巻き込んで起こす、笑いと涙とお色気の大騒動。
お腹が減ったらマンモスの肉!ムラムラしたら近くの女をお持ち帰り!地平線がどこまでも続く大平原で暮らす原始人たちの愉快でおおらかな日常を描いた園山俊二のナンセンスギャグコメディ。雲の上でバクチをしていた神様達は、退屈紛れで地球に生物を創りあげる。そしてバクチの合間、神様達が地球を見るたびに、生物は恐竜から四つんばいの猿人へ、ついには二足歩行の人間へと進化していくのだが……!?
戦前の東京にあった私娼街・玉の井を舞台に、活発な少年・キヨシの日常を情緒豊かに描いた作者・滝田ゆうの自伝的漫画。友達と路地で遊んでいたキヨシは、歩いてきた馬車の荷台に乗って楽しむ。その時、馬車のおじさんから叱られたキヨシ達は、次々と荷台から飛び降りていく。そして最後に降りたキヨシは、前のめりに転んで、馬車の馬が落とした糞に手を突っ込んでしまい……!?
人類の最終戦争を中心に、時空を超えたさまざまな人間ドラマが交錯する壮大なSFロマン巨編。木枯らしが吹く冬の日、兄・真砂流(まさる)と車に乗っていた少女・笑(えみ)は、光る円盤を目撃してときめく。その後、運転手のミスで不思議な青年・星野(せいや)に負傷させてしまった真砂流達は、行く当てがない星野を自分の家に連れて行くのだが……!?
うんこに関する研究をするトイレット博士やスナミ先生をはじめとするメタクソ団等個性的な仲間達が巻き起こすチン騒動を描いた、昭和に一世を風靡したお下劣ギャグマンガ。体が小さくなる薬を開発したトイレット博士は、一ヶ月もうんこが出ないお嬢様のために、その薬で小さくなって彼女の体内に潜入する。そして胃や腸を通り抜けてなんとか肛門へたどりついた博士達なのだが!!
お兄ィちゃんのアパートに舞い戻ってきた野理子はグラマーな美人。経済的な理由で同居する二人だが、頭の中はエッチのことばかり。野理子は作家の三田村と付き合い、お兄ィちゃんは友達の彼女と・・・。ジョージ秋山がえがくピンク色の世界!「青春も人生もセックス抜きでは語れるものではない。またセックスを卑しきものとしてないがしろにしてはいけないと思う。セックスは人類が存在している根底なのだから。」(著者コメントより)
今は遠き明治の世、“真剣師”と呼ばれる将棋に命を賭ける男たちがいた――。小柄な体格のため、相撲部屋の弟子入りを断わられた駒田香介(こまだ・きょうすけ)。しかし、彼には誰にも負けたことのない将棋の腕があった!東京に敵はいないと天狗になっていた香介は、十二世名人・小野五平の弟子、綾小路氷吾(あやのこうじ・ひょうご)との対局で初めての敗北を喫する。その後も真剣師・能面の政(まさ)、文士・幸田露伴(こうだ・ろはん)らとの対局で敗北を重ね、プライドはズタズタにされる。そんな香介を世話したのは早指しのお龍(りゅう)とよばれる女真剣師だった……。流星のように駆け抜けた“ヤンケの香介”の物語が、今、始まる!※毎日コミュニケーションズ刊行のコミックス第1巻を分冊しております。
漫画家のタマゴ則夫とレイ子の同棲カップルが愛の巣をかまえたマンションは、さまざまな人が生活している。若い二人の回りで、愛を求め、愛に傷つく人々の織りなす人間模様。
転校初日、学校についた春助は朝丘夏美ことエルに声をかけられる。戸惑いながらも人なつっこいエルに惹かれる春助。転校早々トラブルを起こして注目を集める春助。そんな春助を一途に思うエルとの学園生活はまだ始まったばかり!
富士進は少画新聞の少年記者である。しかし、その正体はひとたび事件が起きれば赤い帽子、黒いマスクに黄色いマフラー姿に早変わりし、悪人を超人的な力でやっつける「まぼろし探偵」。その秘密は誰も知らない…。今日もまぼろし探偵は難事件に立ち向かう!釣りをしていた富士進はけが人を釣ってしまう。そのけが人は丸の外警察署長に瓜二つだったが、丸の外警察署にはちゃんと署長本人がいた。まぼろし探偵は事件の真相を探り始める…
日本秘密防衛組織、略してJ。日本をいかなる大国からも守り抜く――それが彼らの役目なのである!組織には「大佐」と呼ばれる男を筆頭に、その下に3人の「JA」がいる。彼らはJ機関の中でも選り抜きの秘密探偵なのだ。事件は各国のスパイ網が張りめぐらされ、密輸団が暗躍する国際都市ホンコンで起こった。J機関のS3号が敵対するI国のスパイに殺され、彼と会うはずだったS6号は、唯一の手がかり「飛鳥次郎」という少年を捜すことにした!
立木武蔵(たちきむさし)バレーボール部に所属する小柄な選手・朝丘ユミ(あさおか・ゆみ)が、世界一を目指して奮闘する熱血スポーツドラマ。姉を死に追いやったバレーボールを憎んでいた少女・朝丘ユミは、自分の中学校のバレーボール部から決勝大会に出てほしいと頼まれて、無様な負け方をしてやろうと考えて出場を決意する。しかしそんな考えとは裏腹に、ユミは魔の変化球サーブを繰り出して優勝を決める。そしてその試合を見ていた牧(まき)は、ユミを立木武蔵バレーボール部にスカウトして……!?
江戸時代から続く人形焼きの老舗「橘屋」。その8代目にして、ガンコ親父・橘拓男(たちばな・たくお)は、そろそろ跡取りをと、近所で評判の娘達の婿取りを画策。おっとりした長女・礼子(れいこ)、キャリアウーマンの次女・聡美(さとみ)、ちゃっかり者の女子大生、三女・紀子(のりこ)――はたして美人3姉妹のお婿候補とは?「橘屋」の看板と、結婚をめぐって巻き起こるガンコ親父と娘達の決定版下町人情ホームコメディ、第1弾!!
料理が苦手な女性情報誌エディター・倫子(りんこ)が、料理コーディネイター・修一(しゅういち)と恋に落ち、料理の腕を上げようと奮闘する結婚コメディ。取材の相手だった人気料理コーディネイター・修一と、一緒に朝を迎える関係になった女性情報誌エディター・倫子。そしてその朝、修一から朝食をリクエストされた倫子だったが、料理が苦手な彼女の冷蔵庫の中は、レトルトと冷凍食品ばかりで……!?
市川ジュンの代表作「陽の末裔」のキャラクターや彼らと関わる人々を主人公に、明治・大正・昭和の洋食にまつわるエピソードをハートフルに描いた人情グルメ浪漫。一目惚れした見合い相手・竜平(りゅうへい)と結婚した愛子(あいこ)は、素敵な台所を用意してくれた竜平のために、苦手だった料理作りを懸命に努力する。しかし実家の母に教わった料理も、義母に習ったお袋の味も、竜平に気に入ってもらえなかった愛子は……!?
素直で活発な少女・麻生由希。彼女は、やさしいデザイナーの父親と、洋装店「あかずきん」をいとなむ母親の元で、愛情を受け育ってきた。しかし、父親が家に月に一度しか来れないのは、仕事が忙しいからだと思っている彼女は、ある日友達の口からショックな事実を聞かされる…。華やかなファッション界に身を投じた由希が見つけた愛の形とは…!?
「ダークグリーン」シリーズの3作目となるアクションファンタジー。見知らぬ少女を助ける予知夢を見た青年・瀬尾琢人(せお・たくと)は、その夢の続きを見ようと再び眠ると、今度はなぜか高校時代の物理教師・柴崎(しばざき)と議論する夢を見る。その後、なにかと不運が続いて自殺を考える瀬尾は、自暴自棄で予知夢の少女が告げた待ち合わせ場所のハンバーガーショップへ行き、そこで予知夢の少女・愛川舞(あいかわ・まい)と出会い……!?
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 多分初めて読んだのは中学生の頃で近所にあった古本屋で見かけて試しに読んだ2巻あたりまではなんとなくだったが、「中学校編」あたりの鈴木とデン助 の力道への対応あたりから無茶苦茶面白くなってそれ以降ずっと面白い。 今回久しぶりに読みかえしたがやっぱり名作だな ・特に好きなところは? やはり「戦後編」の鈴木とデン助が力道に会うところだな ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! どおくまんの絵の変化、主人公の力道の変化などすべて楽しめるのでおすすめです