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あした輝く

あした輝く

第2次世界大戦末期・満州―――開業医を父に持つ夏樹今日子は、ある日青年衛生兵の速水香と出会う。二人は互いに惹かれあい恋に落ちた。しかし終戦と共に事体は一変、満州に不穏な空気がたちこめる。引き揚げの混乱の中結ばれた二人だったが、元軍人の香はソ連軍に捕らえられてしまう……引き裂かれた二人の運命は!?

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海のオーロラ

海のオーロラ

時は紀元前1644年エジプト新王国第18王朝―――貧しいながらも一生懸命生きている少女ルツ。何度も見る不思議な夢、占い師に言われた運命・永遠の人の意味とは?レイという青年との出会いによって、ルツの中の忘れていたなにかが動き出す……時空を越えた愛の物語がここに!!

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あすなろ坂

あすなろ坂

会津藩武家の娘、芙美は有馬家へ嫁ぐことになった。それまで馬に剣にと天衣無縫に育ってきた芙美だったが、式の直前に、兄弟のように育った新吾への恋心に気付く…このまま、会ったこともない有馬武史のもとへ嫁ぐべきなのか、しかし、武家の娘として、一度決まったことを白紙に戻すためには死を覚悟で決断しなければならない…世は幕末、激しく揺れ動く時代から始まる壮大な大河ロマン!

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愛情の設計

愛情の設計

両親が亡くなって10年。兄の槙村圭と二人で祝う18歳の誕生日に突然、倒れた美世の病名は心臓弁膜症。結婚生活や妊娠、出産はあきらめ、人形のような生活を強いられる美世。設計事務所を開業し、妹の美世とやっと一緒に暮らせるようになった圭は、美世を守ることを決意する。そんな美世の前にヨットで世界一周することを夢見る青年、北野翔平が現れ…。青春感動ロマン!!【収録作品】『愛情の設計』『遠い青空』

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スポットライト

スポットライト

いつか輝くスポットライトをあびて、華やかな蝶のようにはばたきたい…幼い頃から、バレエや歌を習わされ、いつか芸能界に入るよう育てられた望。毎日のけいこごとで友達ともろくに遊べない望は、母が何故自分を芸能界に入れたいのかと疑問を持つのだった。ある時、過労で倒れてしまった母を介抱していた望は、押入れの中から昔の雑誌の切り抜きを発見する。その昔、母は女優として活躍していたのだ…望は母の夢を叶えるため、スターを目指す決意をする!

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クレオパトラ

クレオパトラ

時に紀元前51年、クレオパトラは十八歳で王位につく。しかし、亡き父の何人目かの妻・エウロペは自分の息子を王位につけようと画策していた。クレオパトラと共同で王位を守っていた弟・クレオンがエウロペにより殺され、クレオパトラは危うく難を逃れる。しかし、兵力を持たないクレオパトラは、再びエジプトを治める女王になるため、その美貌を武器とし、シーザーに愛される道を選ぼうと…美しく気高く、そして誇り高く、芸術と知性を愛したエジプトの女王・クレオパトラ。その波乱に満ちた生涯を描く名作!

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女帝の手記

女帝の手記

時は奈良時代、聖武天皇と光明皇后の間に生まれた娘、阿倍内親王。皇太子だった阿倍の弟は体が弱く、幼くして死んでしまう。藤原氏直系で唯一の内親王となった阿倍は、皇太子として即位する。藤原家の期待を背負い、女の幸せを捨て、阿倍の政治家としての日々がはじまろうとしていた…史上初の女性皇太子となり、二度、天皇として即位した女帝の華麗なる生涯。

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浅葱色の風

浅葱色の風

若くして天才剣士と呼ばれ、新撰組一番隊組長として活躍した沖田総司。浅葱色の羽織をまとい、下駄の音を響かせて、ただ夢中で剣をふるった。愛する人たちのため、信じる道のために生き、二十五歳の若さで病に倒れた沖田総司の、一途ではかない生涯を描いた著者入魂の傑作!

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アトンの娘

アトンの娘

古代エジプト王朝、常に権力の頂点に立っていたのは「神の子」といわれる王(ファラオ)であった。今から約3550年前、古代エジプトが勢力・文化ともに最盛を誇った第18王朝期、エジプトは多神教だったが、アメンホテプ四世と王妃ネフェルティティは、絶対無二の存在としてアトン神を信仰しようと、宗教改革をはじめた。その頃、二人の第三女、アンク=エス=エン=パ=アトン(アンケセナーメン)は姉たちに囲まれて幸せに暮らしていたが…ツタンカーメンを支えた王妃アンケセナーメンの波瀾に満ちた生涯を描く!

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積乱雲

積乱雲

敗戦の色濃くなった第二次世界大戦下の日本。足の悪い知絵子は圭一郎と出会い、はじめて生きる喜びを知る。仕事と恋に追われていた笛子は、貢と出会ってやすらぎを知る。兄に守られていた美代子は、周一と出会って愛を知る。特攻隊員を命じられ、死を目前に控えた男たちの心の葛藤、そして彼らを愛した女たちの必死な青春。

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あすなろ坂

「あすなろ坂」読んでみた

あすなろ坂
かしこ
かしこ

幕末から終戦までを描いた作品です。初代主人公もお婆ちゃんになるまで激動の時代をかけ抜けますが、物語の主役は各時代ごとに子供から孫そしてひ孫へと受け継がれていきます。 幕末編。主人公は会津藩でも指折りの名家へ嫁ぎますが、その後に幼馴染への恋心を自覚して妊娠してしまいます。しかし旦那さんが自分の子供として育てると受け入れてくれます。なかなかセンセーショナルな始まりです。ここから更に紆余曲折ありますが、幕末編の主人公の相手を思いやるピュアな夫婦愛には胸を打たれます! 明治編。出生の秘密を息子と娘は知りません。娘とお嫁さんが看護師や小説家になって女性の自立が描かれるようになり主役も変わっていきます。ただ幕末編の主人公もまだまだ若くて元気なのでそちらの生き様も目が離せません。 大正編。明治編の息子の子供達が主役になります。女優の夢を叶えて仕事に邁進する姉、思想家の夫と満州へ渡った家庭的な妹。まるで対照的な生き方がどちらも過酷な人生でした。関東大震災が起きて人々が混乱していく様子も描かれていたのが印象に残りました。 昭和編。満州に渡った妹夫婦の娘が主役です。訳あって孤児として育てられ勘違いから養女として主人公一家に迎えられることになります。大人になった娘は軍人と結婚しますが初恋の相手であるロシア人と三角関係になったり、時代も恋も怒涛の展開です。幕末編の主人公が大往生して走馬灯が流れるシーンは4代続いた物語の大団円に相応しかったです。 後書きに「10代の頃から男性の周りにいた女性達は戦争を止められなかったのかと考えていた」とあり、それが全編を通して真のある女性が描かれた理由になったんだなと思いました。また同じ女性でも仕事に生きがいを見出したり、命がけで家庭を守ったり、それぞれ違って多様性があるのがいいですよね。少女漫画だからどの女性も恋に対して一生懸命になってるけど、大事なのは精神的な自立なんだと学びました。もっと早く中学生くらいの頃に読んでたら人生も変わってたかもしれません!

あすなろ坂

あすなろ坂

会津藩武家の娘、芙美は有馬家へ嫁ぐことになった。それまで馬に剣にと天衣無縫に育ってきた芙美だったが、式の直前に、兄弟のように育った新吾への恋心に気付く…このまま、会ったこともない有馬武史のもとへ嫁ぐべきなのか、しかし、武家の娘として、一度決まったことを白紙に戻すためには死を覚悟で決断しなければならない…世は幕末、激しく揺れ動く時代から始まる壮大な大河ロマン!

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あした輝く

あした輝く

第2次世界大戦末期・満州―――開業医を父に持つ夏樹今日子は、ある日青年衛生兵の速水香と出会う。二人は互いに惹かれあい恋に落ちた。しかし終戦と共に事体は一変、満州に不穏な空気がたちこめる。引き揚げの混乱の中結ばれた二人だったが、元軍人の香はソ連軍に捕らえられてしまう……引き裂かれた二人の運命は!?

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私生活

私生活

高校の同窓会で顔を合わせた5人の女性たち。女子大生、人妻、OL……全く別の道を歩む5人の女性、それぞれの恋愛が語られるオムニバス・ストーリー。鼻っぱしらの強い女子大生・沢木玲は、プレイガールを気取っているものの、未だ男性経験は無い。独身の助教授に魅力を感じ、近づこうとするが、彼にはある秘密があった……。

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クラスメート

クラスメート

私立の名門、東高校の入試に落ち、ランクが下の桜が丘高校に入学した柴崎利子は、入学式の日、登校中に知り合った村田カンナと共に遅刻。東高校に落ちたことを恥じる利子だが、カンナは勉強一本やりで人間らしさがない東高校に幻滅し、桜が丘高校に入学し直したという変わり者。クラスメートになった爽やか少年、池本良や生徒に人気の教師、山口たちとの高校生活がスタート!!

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Boys

Boys

17歳、それは輝く青春の季節。そして同時にためらいと迷いの時期でもある。武士はずっと続けてきた野球をやめた。退部届けを出して帰る道筋出るのはため息、全く未練がないわけではないのだ。かっこ悪くて言えないが、恥をかくよりやめた方がマシという、せこいプライドが原因だった。“白球”だなんて言葉は綺麗だけど、実際そのボールは結構汚れているもの。そんな青春を回り道しながら、少年たちは大人になっていく――。

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パンドラ

パンドラ

両親が戦死したため、親戚に引き取られた明子。そこには幼い頃から憧れていた哲士がいた。密かに想いをつのらす明子だったが、ついに哲士の元にも赤紙が来てしまう…病に伏せる叔父に隠れ、叔母が別の男と遊んでいることに気付いてしまった明子。気の毒だと明子は一生懸命叔父の世話をしていたが、叔父に迫られ、空襲警報に救われたのだった。ついに哲士が戻って来たが…――その昔、パンドラが開けてしまったと言われる玉手箱。女たちの愛、そしてありとあらゆる不幸、そして最後に残った希望の物語。

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スポットライト

スポットライト

いつか輝くスポットライトをあびて、華やかな蝶のようにはばたきたい…幼い頃から、バレエや歌を習わされ、いつか芸能界に入るよう育てられた望。毎日のけいこごとで友達ともろくに遊べない望は、母が何故自分を芸能界に入れたいのかと疑問を持つのだった。ある時、過労で倒れてしまった母を介抱していた望は、押入れの中から昔の雑誌の切り抜きを発見する。その昔、母は女優として活躍していたのだ…望は母の夢を叶えるため、スターを目指す決意をする!

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クレオパトラ

クレオパトラ

時に紀元前51年、クレオパトラは十八歳で王位につく。しかし、亡き父の何人目かの妻・エウロペは自分の息子を王位につけようと画策していた。クレオパトラと共同で王位を守っていた弟・クレオンがエウロペにより殺され、クレオパトラは危うく難を逃れる。しかし、兵力を持たないクレオパトラは、再びエジプトを治める女王になるため、その美貌を武器とし、シーザーに愛される道を選ぼうと…美しく気高く、そして誇り高く、芸術と知性を愛したエジプトの女王・クレオパトラ。その波乱に満ちた生涯を描く名作!

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風のゆくえ

風のゆくえ

菖子は結婚を間近に控え、新婚生活を夢見て幸せの絶頂にあったが、婚約者の慎也は、挙式を目前に控えたある日、菖子に何も告げないまま行方をくらましてしまった。愛し合っていたのに、なぜ…?慎也の妹から譲り受けた手帳には、菖子の知らない電話番号が記されていた。菖子はそれらを手がかりに、慎也の居場所を突き止めようとするが…!?

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夢の航跡

夢の航跡

妾の子として育った慧は、父の葬式で、大企業の令嬢として育った本妻の娘・瑶子と出会う。表面上は穏やかでも、心中で互いを否定しあう二人は、亡き父の遺言により、残された会社で共に働くこととなった。審美眼を見込まれ、仕入れ部の責任者となった慧だが、顧客に贋作を売りつけ、本宅への復讐を果たそうとする。駆け引きと陰謀の渦巻く中、二人の思惑は交錯して…!?

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