私立の名門、東高校の入試に落ち、ランクが下の桜が丘高校に入学した柴崎利子は、入学式の日、登校中に知り合った村田カンナと共に遅刻。東高校に落ちたことを恥じる利子だが、カンナは勉強一本やりで人間らしさがない東高校に幻滅し、桜が丘高校に入学し直したという変わり者。クラスメートになった爽やか少年、池本良や生徒に人気の教師、山口たちとの高校生活がスタート!!
私生活
高校の同窓会で顔を合わせた5人の女性たち。女子大生、人妻、OL……全く別の道を歩む5人の女性、それぞれの恋愛が語られるオムニバス・ストーリー。鼻っぱしらの強い女子大生・沢木玲は、プレイガールを気取っているものの、未だ男性経験は無い。独身の助教授に魅力を感じ、近づこうとするが、彼にはある秘密があった……。
愛生子
戦後間もない大阪。戦争の傷跡が残る町で、人々ががむしゃらに生きていた時代――。愛生子は、アメリカ兵相手の売春や金持ちの黒田の妾となりながら体ひとつで生きる母を見て育ち、母を反面教師として、女である自分が強く生きていく為のゆるぎないなにかをつかもうと努力する。そのなにかが愛なのか学歴なのか、大人になりきれない愛生子にはまだ分からない…。そして、黒田の息子正彦と恋に落ち……。
時は紀元前1644年エジプト新王国第18王朝―――貧しいながらも一生懸命生きている少女ルツ。何度も見る不思議な夢、占い師に言われた運命・永遠の人の意味とは?レイという青年との出会いによって、ルツの中の忘れていたなにかが動き出す……時空を越えた愛の物語がここに!!
ボロは着てても心は白雪。転校してきた白雪姫ちゃんはちょんまげおさげ髪に毛糸のズロース、しましまデカパンを掲げたちょっと変わった女の子。超がつくほどお人よし、心やさしく、ケンカに強い正義感!素敵な恋を夢見て、今日もわれらの姫がいく!講談社出版文化賞受賞の傑作学園コメディ。
二卵性双生児の太郎と花子。太郎は男の子だけど、心は女の子。花子は女の子だけど、心は男の子。でも、園丘家では、男は男らしく、女は女らしくと育てられてきた。フラストレーションがたまった二人はある日お互いをチェンジしようと思いたつ!!
15歳になったミリーは医学生のベルナルドに初めて恋をした。時は1966年、アメリカは終わりの見えないベトナム戦争に介入していた。二人がお互いの想いを伝えあった矢先、ベルナルドの元へ召集令状が来る。徴兵拒否をしても、自分の代わりに誰かが辛い思いをするのだ、ベルナルドはベトナムへ行く決意をした。ミリーはベルナルドを待ち続けるが…!?
季節風
留衣と麻衣は、性格も容姿も正反対な双子の姉妹。活発で華やかな留衣と、引っ込み思案で清楚な麻衣は、恋愛観もまったく逆。しかし、積極的にアプローチする留衣も、恋に臆病な麻衣も、男性教諭・加賀のことを好きになってしまい…!?同じように育てられながらも、それぞれの道を選び歩んでゆく双子の姉妹、少女から大人への階段を登ろうとする2人を描いたラブストーリー!
世界中の優秀な生徒たちが集まる、ロサンゼルスにあるフロンティア=ハイスクールに転校してきたララ=ハート=ローズ。しかし、ハートの汚れた服に教師や生徒たちはビックリ。おまけに彼女の持っている箱の中から取り出したペットは、なんとスカンク。歓迎ムードから一転、ハートを非難しはじめる生徒も出てきてしまい…。そんな時、学校にハートの荷物が届き、校門前には高級車やトラックが何台も停まっていて…!? 明るく優しくチャーミングなハートの、恋と友情と涙と笑いの学園生活がスタート!!
青春の証言
古都・金沢の老舗呉服商、香取呉服店の一人娘、朝子は金沢北高校野球部のマネージャー。朝子が幼い頃から好意を寄せる野球部のエースで、手がき友禅職人の息子、緒方史郎は甲子園を目指し、地区大会準決勝に駒を進めた。史郎との将来を夢見る朝子だが、店は赤字続きで倒産寸前。そんな朝子に香取呉服店を救う良縁談が舞い込む…。
ひょんな事からはじまった、美湖と先生の同居生活。そして、あこがれの利根くんからも愛の告白をされるけど、はじめは頼りないと思っていた先生が頼もしく思えて……。夢みたいな学園三角関係ラブ!
オリンピアの詩
古代ギリシア―オリンピックの英雄・テセウスのいいなずけであるユリアは、なかなか結婚を言い出してくれないテセウスの態度に不安をおぼえていた。しかし、テセウスから1年後のオリンピックに全力をそそぐため、結婚を待って欲しいといわれ愛を確かめあう。二人の心は強く結ばれたものと思っていたのだが……。古代オリンピックスタジアムが愛の奇跡に包まれる。
生まれ変わりがテーマです。 舞台は古代エジプト。貧しくも健気に生きる少女が運命の人と出会う。その男性は、前世にも愛し合い、しかし、結ばれることはなかった恋人だった・・・という少女漫画の王道を行くストーリーです。 王家の陰謀や、三角関係四角関係にもつれるドラマに、10代の頃夢中になって読みました。ドロドロ感もあるので、今の若い人も結構ハマるんじゃないかと思います。