東京ヒゴロ」を思い出しながら読みました。松本大洋先生って永島慎二先生お好きなんでしょうか?それとも漫画家はみんな「漫画家残酷物語」が好きなのかな。

どの話にも漫画家が登場するオムニバスになっていますが、最近の漫画家マンガとはちょっと違います。唐沢なおき先生のパロディ「漫画家超残酷物語 青春増補版」に収録されていた評論家の呉智英さんの作品解説を読んでてピンと来た言葉がありました。それは『マンガの業』という言葉です。描ける描けないじゃなくて、生きると漫画が一緒になってるみたいな話なんですよね。

「東京ヒゴロ」を読んだら「漫画家残酷物語」を読んでみて欲しいです。出来れば「漫画家超残酷物語 青春増補版」も読んでもらうと超楽しいと思います。

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まんがかざんこくものがたり
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フーテン

フーテン

昭和30年代の新宿。仕事もなく金もない自らを「フーテン」と称して、その日その日を凌ぐ人たちが日本中から集っていた。漫画が描けない漫画家「ダンさん」こと長暇貧治はそんな連中の顔役で……様々な人間模様を織りまとめて描く、永島慎二の私小説風傑作シリーズ!

首

「ある瞬間の、ある人間を、自然の心でとらまえて描きつづっていく…(略)…そこから生まれる作品群は、一篇の詠嘆詩であるだろう」(あとがきより) 永島慎二の中期傑作劇画短篇集。珍しいセルフカバー作品の「殺人者たち」を収録。

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