陶芸家のイメージってなんか気難しくて仕上がりに納得いかなかったら容赦なく叩き割る人、みたいなのあると思うけど、そこに至るまでにも大変な苦労がある。だから窯出しした焼き物を割るってのは相当なことなんだよ、というのがこれ読むとよく分かる。自然と陶芸や萩焼に詳しくなるのでおすすめです。

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3巻くらいから主人公が器を焼き始めるので面白くなってきます。

一度登り窯の窯焚きを手伝ったことがあるんだけど、本当に徹夜で大変だった。マンガに出てくる通り験担ぎもやるし日誌もつける。土の成分がどうとか窯の温度をどんだけの時間かけてどんだけ上げるかとか、ちゃんとデータを取ってる。釉薬も完全に化学の世界だし、かと思えば『用の美』として「持った時に軽いか」「口をつけやすい形になってるか」みたいに、デザイン的な側面もあって、めちゃくちゃ奥が深い。

そういう細かい薀蓄も「幻の器の作り方を突き止める」ための手がかりとしてストーリーに出てくるので押し付けがましくない。職人世界のかっこ良さにも痺れるし、とりあえず野焼きをやってみたくなる。

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緋が走る DX版

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