主役は「ナス」!?老若男女、国籍を問わず繰り返される人のいとなみ。家族、恋愛、友情、勉強、仕事……。なにげない日常のなかの人間関係を、ナスのある風景を交えて描いたヒューマンドラマ。――ある夏の夜、ナスの化身から「タマネギよりもメジャーにしろ!」という使命をうけた作者が描いたナス漫画の金字塔!!
主役が茄子
山は巨大な密室だ!山岳ガイド・高遠静(たかとお・しずか)が真実に迫る――。【神の山マチャプチャレ】ヒマラヤ山脈で『神の山』として登頂を禁じられたマチャプチャレに、登山家ジアンは初登頂し、一躍時の人となる。しかし、同じ時期にマチャプチャレを目指したモーリスは消息不明に。二人の間に何があったのか?それとも……。前人未到の地で露(あらわ)になる極限の人間心理と真実とは?
“シャトゥーン”――それは冬眠に失敗し、飢えて雪山を徘徊する凶暴なヒグマ。零下40度の閉ざされた大森林で、地上最大最強の肉食獣による圧倒的な暴威になすすべも無い人間達……最悪の惨劇が幕を開ける!!
「good!アフタヌーン」に掲載した読み切りが大反響で連載化! 何も娯楽のない海辺の町に住む中学生・六郎が出会ったのは、訳あって自給自足&一人暮らし中の元お嬢様・セト。 同級生よりちょっとだけ磯に詳しい六郎は、セトのサバイバル生活のアドバイザー(?)として、共に獲物を探して海にどっぷりの日々を過ごすことに――。コンビニもゲーセンもファミレスもないけれど、この町で一緒に楽しもう!
「湯けむり」を頼りに、極限の冒険へ 「野湯」<のゆ>。それは、大自然の中に人知れず湧き出している天然の温泉。そんな野湯を愛してやまないヒロイン・大鷹ヒバリは、今日も山を越え、森をかき分け、時には海さえ渡りながら、日本中の野湯を目指して進み続ける。すべては大自然の試練を超えた先にある、極上の開放感に浴するために―――!
一年のうち半年は雪に埋もれる、秋田県は奥羽山脈のY盆地。その外れの山間に戸数40戸たらずの小さな村がある。村の中でも比較的裕福な農家の高山家は、55歳の政太郎を家長に、妻の信江、長男の政信、末娘で快活な女子高生・かつみの4人暮らし。彼らを中心に、小さな村の人々が抱く不安、欲望…そして、夢や希望を四季を通して描く、おらが村の物語!
東京は上野の一画にある「新東京博物館」では現在、アミューズメント・パークの建設が進行中。このアミューズメント・パークは“楽しく遊ぶ”をモットーにする革新的な考えを持つ理事長の構想によるもの。そして、その目玉となるものが入館者が太古の世界をバーチャル体験できる“スーパーE”だった。この“スーパーE”とは、超弩級ニューロ・チップAI(人工知能)で、インプットされた白亜紀の情報と6千万年にわたる自然淘汰の歴史から、自ら生物進化の歴史を再現していくコンピュータ。計画では、このコンピュータの中で再現されている「恐竜が闊歩している時代(白亜紀後期)」を来館者がバーチャル世界で体験できるのだ。しかし、まだ開発中の段階の今は、この“スーパーE”によってバーチャル世界で体験できるのは館員では新人の森高弥生ただ一人だった……。
宮本武蔵(みやもと・むさし)inハワイ!!本邦初、リゾート剣豪漫画!――剣の道に疲れた武蔵が、五輪書の印税でロハス生活開始。ユルユルな男たちがユルユルなムードのビーチで繰り広げる、どうでもいい争い。集まれ剣豪ファン!ただし現地集合現地解散だ!
野原家の家族はサバイバル・ライターの父親のもと、次男の大(まさる)を除いて全員がアウトドア派。沖縄に引っ越した翌日、母親以外の3人は沖釣りに出発。ところが、突然の大地震による津波に巻き込まれ、船は難破。孤島に漂着した兄・広(ひろし)と大、生き残っていた仔犬・ブルーを仲間に加え、サバイバルな生活がスタート!!
心機一転、福島県のとある田舎に拠点をおくことにした山本先生。あこがれのスローライフを始めるが、さまざまな苦労が待ち受ける。不便ではあるけれど、美味しい空気、さわやかな風、人々のあたたかさ、濃密になっていく家族のつながり。それらがユーモアをまじえて淡々と描かれていく。新聞「赤旗」で大好評連載された同作品が待望の単行本化。「今日もいい天気 原発事故編」も続編として刊行。
高校1年の森野アリスは、ある日クラスメイトの音々子を見かけた。その後ろ姿を追ってアリスが迷い込んだのは……、女子高生感がまったくない釣り場!? アリスは釣りのワンダーランドに引きこまれて行く、のか!?
大自然の生命を相手に勇壮に立ち向かう男達、それがマタギである。中でも、「野いちご落としの三四郎」と呼ばれる主人公は、卓越した射撃の腕前を持っていた。ところがなぜか彼は「野いちご落とし」と呼ばれるのを極端に嫌った。そのわけには三四郎の出生の秘密が深く関わっていたのだ!
高校1年の森田かつみ。厳しい自然の中で逞しく、活動的なオテンバ娘。かつみの家は奥羽山脈の山間にある小さな村で、冬には2メートルもの積雪にみまわれる豪雪地帯。ほとんどの家が農家で、冬の間、男たちは都会へ出稼ぎに出る…。そんな習慣のもと、東京へと出ていたかつみの父親が、正月休みで帰省するのだが、東京で知り合った青年・北川育夫という男を伴っていて…?
ジャングルの王パンジャは死んだ!王子レオはアフリカ目ざして旅立つが、帰った故郷は弱肉強食の世界だった。ジャングルを平和にすべく、レオの目ざましい活躍がはじまった!ひときわ輝く手塚漫画の代表作登場!!
人の心の中には説明を絶する何かがある。初めて登った山で谷川岳・一ノ倉沢の大岩壁を間近に見た少年は、心の中に発生した爆発的な衝動により山への挑戦の気持ちを抑えきれなくなる。日本人として初めて厳冬期のアルプスの壁に挑んだ世界的ロッククライマー、小西政継を描いた山岳ノンフィクション・コミック!
派遣社員だったハイジは亡き祖父が遺した山小屋を訪ねることに。変わり者だった祖父。そんな彼と一緒に働いていた霧島はハイジの山男(=祖父)のイメージを覆す爽やかな青年。しかしいざ山に登ってみたら厳しくハイジにも容赦がない。ようやく山小屋に着いて安堵するも、そこはハイジの想像を遥かに超えるものだった。「こんなはずじゃ!?」と心の中で叫ぶハイジだが山で見た光景が彼女を変える。ハイジの山小屋修業が始まる!
北海道の山奥で暮らす山川一家。長男・大地は中学三年。運動神経は抜群、勉強も模擬試験で道内一位を取ってしまう秀才だ。しかし進学を拒否する大地。「ぼくは長男なんです。家を守らなけりゃならないんです」。妹・いずみはそんな兄に反発する。「わたしはこんな田舎での生活なんてイヤ!」。家出をしてしまった、いずみを探す大地。そして二人は・・・。人間らしい生き方とは?北の大地を舞台にした、爽快ロマン漫画、第一巻
“稲和の狐は火を運ぶ”そんな噂がされる片田舎で狐牧場を経営する北上一家。狐の地位を上げようと頑張る一家だが、そこに一匹の「野良狐」がやってきて…。少年と狐の絆を描く、現代(少し)ファンタジー。
美しい南の島。その森の奥深くにいると噂される、伝説の「白い魔女」。その正体を追う少女・タケルが出逢ったのは、テスラとマリンという不思議な兄弟だった。2人は空を飛ぶことができ、「ユーティリティ」と呼ばれていた。優しく強いこの兄弟とタケルはすぐに親しくなる。それは、この島と兄弟の秘密をめぐる冒険の幕開けでもあった。気鋭のイラストレーター深山和香が爽快に描く、ガール・ミーツ・ボーイ・ストーリー!
東京から遠く離れた虹が島で祖母と一緒に暮らすあかね。七年前にあかねの父が他界した後、母は仕事を求めて東京へ行ったが、それ以来島へ戻って来なかった。いつか母が戻って来ると信じて待っているあかねは、ある日、母がもう戻って来ないことを知り、東京へ行く決意をする。島の出身で東京で成功した高円寺氏が、人を雇うため島に戻って来ていたが…!?
沖縄の八重山諸島に浮かぶ離島・ミ母里島。東京から2000キロを隔てた日本最果てのこの島は、どういう理由か「神様の島」と密かに呼ばれていて──。深呼吸したいすべての現代人に贈る沖縄離島ファンタジー!
進学先は、超~ド田舎の広大な農業大学!温室育ちの都会っ子・もみじと、地元民の野性児・桜の泥まみれ、汗まみれの農大キャンパスライフ!通学途中で遭難!?キャンパス内に豚や羊がうろうろ……。今日もありえない事件が起こりまくり!?注目の新感覚4コマが登場!!
誰の心にもあるはずの、思い出という、たからもの。おさない姉妹の、かわいく、やさしく、じんわりする、ノスタルジックな物語。――小さな姉妹・ルミとマヤ。北国の町に住んでいます。お父さんはいません。音楽家のお母さんは忙しいのでいつも二人ぼっちです。でも、淋しくなんてありません。ノスタルジックな昭和のストーリー!
この作者の作品をちゃんと読んだのはわりと最近のことです。初めて絵を見たのはドラマの「セクシーボイスアンドロボ」の企画書に載っていたカット。絵のうまいスタッフが描いたのかな、なんて思っていたのですが、これは原作漫画で何かの賞をとっていて、各界の評価が凄く高いらしいと聞いて、読む気になったわけです。それでとりあえず読んだのがこの作品。何でもありというか見てきたような嘘をつくというか、ペテン師だなこの作者は、という印象でした。ありそうでたぶんない、日常っぽくみえる話なんて、まるっきりの嘘より難しいし、またネームが巧みで。まんまと乗せられてしまいました。時々すばらしく切れるフレーズが入ってくるんですよね。それが淡々としているように見える画風とよく合います。評価が高いのも納得。しかし「茄子」をモチーフというのは企画倒れかと。作者もあとがきで書いてはおりますが。その辺気にせずに読んでみてはと思います。