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勉学に励んだりスポーツに打ち込んだり、
若いときにしか出来ない人生経験を積もうとしたり。
そういう青春を尊重し正しく美しいと評価する。
それは世間的には当たり前であり正論だと思う。
では、友達を作りたいと思い、そのために釣りを始める、
そういう青春を世間はどう評価するだろうか。
概ねで微笑ましくは見守ってくれるとは思うが、
「もう少しなにか」とか「もっと大事なものも」とか、
「遊んでばっかりだね」とか言われそうな気がする。
「釣りもスポーツですけれどねえ・・」とか。

しかしながら、むしろそっちのほうが普通の青春であり
普通の青春時代の過ごし方ではないかとも思うのだ。

童話のアリとキリギリスとかウサギとカメとかが説くところの
「真面目が正義」はある意味でまさに童話だ。
実際には人は日常生活の中で楽しそうなものや
興味を持ったものを優先する。
多感な時期ならなおさらに。
それが普通であり本能だと思う。
そう考えれば「つれづれダイアリー」の登場人物は
現実的で正直に素直に青春を謳歌している。

興味を持ったクラスメイトと仲良くなるために釣りをはじめ、
釣りの魅力にもハマっていく森野アリス、
普段は人と接しようとしないが、釣りを介すれば
饒舌にも親切にもなる橘音々子。
釣りに興味が無かった子と釣りしか興味がなかった子が
出会ってすこしづつ距離を近づけていくという
ごく日常的な女子高校生生活漫画。
二人はこの出会いで学力やスポーツ能力を
とくに高めるわけでもない。
だがこの漫画は、さして変わらぬ日常が
釣りと友達?というものにちょっと関わるだけで
とても楽しくなるということ、
青春時代って、ちょっとしたことをとても楽しく
嬉しく感じることが出来る時代だということ、
そういうことをこの漫画は思いださせてくれた。
また、釣り知識とアルアル体験談、それと魚料理に関しては
楽しみながら勉強になる漫画でした(笑)。

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