心機一転、福島県のとある田舎に拠点をおくことにした山本先生。あこがれのスローライフを始めるが、さまざまな苦労が待ち受ける。不便ではあるけれど、美味しい空気、さわやかな風、人々のあたたかさ、濃密になっていく家族のつながり。それらがユーモアをまじえて淡々と描かれていく。新聞「赤旗」で大好評連載された同作品が待望の単行本化。「今日もいい天気 原発事故編」も続編として刊行。
心機一転、福島県のとある田舎に拠点をおくことにした山本先生。あこがれのスローライフを始めるが、さまざまな苦労が待ち受ける。不便ではあるけれど、美味しい空気、さわやかな風、人々のあたたかさ、濃密になっていく家族のつながり。それらがユーモアをまじえて淡々と描かれていく。新聞「赤旗」で大好評連載された同作品が待望の単行本化。「今日もいい天気 原発事故編」も続編として刊行。
30年近く漫画を描き続け、気づけば齢47になる漫画家・もりむら。次回作のアイディアを練っていたある日、とんでもないことを思いつく。それは、電気もガスも水道もない未開の山で、自給自足の“原始生活”を送ることだった!
「メディアが報じない福島第一原発とそこで働く作業員の日常」、そして「この先何十年かかるともしれない廃炉作業の現実」を、あくまでも作業員の立場から描写。「この職場を福島の大地から消し去るその日まで」働き続ける作業員たちの日々を記録した、いま日本に暮らすすべての人たちに一度は読んでいただきたい「労働記」です。
戊辰戦争・会津若松の戦いに敗れ、自害した仲間とはぐれ生き残った白虎隊士・白石鶴之助。死に場所を探していた彼に、会津藩軍事顧問ヘンリー・シュネルは、会津藩主松平容保より命を受けたアメリカ移民計画・若松コロニーへの参加を提案する。当時のアメリカは西部開拓末期、荒野と銃の世界に幕末の武士が挑む。アメリカ・カリフォルニアに実在した若津コロニーの歴史をもとに世界の歴史をつなぐ壮大な大河ストーリー。
慶応4年(1868年)―――。鳥羽・伏見の戦いで薩長連合軍に敗れた経験から、会津藩主・松平容保は軍制改革を実施。16歳から17歳の武家男子によって構成される「白虎隊」を組織した。ただ愛する大地のため、愛する者達のために戦い、僅か16~17年の短い人生を終えた少年達。彼らは如何に生き、如何に死んでいったのか。いつの時代も変わらない青春が、そこにはあった……!!
慶應4年(1868年)、時代が江戸から明治にかわる時。新政府軍のやり方に反発した東北諸藩は「奥羽越列藩同盟」を結成、東北全土を巻き込む戊辰戦争へと発展した。二本松藩(現在の福島県二本松市)の人々は自分の信じた道のために戦い、13~17歳少年たちもまた、郷土のために命をかけて戦った――。大河ドラマ「八重の桜」にも登場した、二本松少年隊の知られざる姿を描く。
前作の「田舎暮らし編」から3年後の話です。この3年間に同居していた奥さんのご両親が亡くなったり、東日本大震災が起こったり、原発事故が起こったり…。あんなに楽しそうに田舎暮らしを満喫していたのに、全く違う漫画になってしまいました。実際にはこれとは比べ物にならない喪失感があるんですね。今作も最初から1年間の連載と決まっていたそうで、途中からどう終わらせるか悩んだそうですが、最後にはハッピーエンドはありえないと断言されていたのが印象的でした。山本おさむ先生の誠実さが感じられました。