満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎(よたろう)。娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。昭和最後の大名人・八雲(やくも)がムショで演った「死神」が忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!?昭和元禄落語心中・与太郎放浪篇、いざ幕開け!!
高座で噺の最中に、客席の文士に「まずい!」と言われた左楽は、レアリスムの芸を磨こうと試練を重ねる『レアリスムの左楽』。なまりのひどい田舎者が、噺はダメだが踊りを覚えようと工夫を重ねる『電気踊りの又蔵』など13話。古谷三敏が話芸の世界をリアルに描いた名作集!
いつか人間を化かしてみたいと夢見る、豆狸の女の子・まめだ。少女に化けて大都会・大阪に繰り出し、黒髪の美女を化かそうとするが一目で見破られてしまう……! 落ち込むまめだに容赦なく「里に帰れ」と言い放った美女は、自分を「落語家」だと名乗り……? 笑うかどには、たぬきたる。読むと笑顔になる大正落語ファンタジー、ここに開演!
ガールズ落語漫画(in楽屋)!人気イラストレーター・ヤス氏と、『さよなら絶望先生』の久米田康治氏が組んだ新境地!?高座がハネた女子落語家が、楽屋でゆるゆる女子トーク♪「おあとがよろしいようで」から始まるガールズ落語家マンガ!※この漫画は、女の子の可愛さをお楽しみ頂くため邪魔にならない程度の差し障りのない会話をお楽しみいただく漫画です。
映画化で大きな話題を呼んだ怪談の古典的名作が、現代に鮮烈に蘇る!和製恐怖の白眉、三遊亭円朝「真景累ヶ淵」を、圧倒的画力を誇る絵師、完全漫画化!日本文学史上最高最悪の惨劇が今、血にまみれた幕を開ける!
笑わせてるつもりが笑われてるだけだった… ワタクシ、佐藤太郎と申します。“ひょうきんでいることこそが処世術”とこの18年間生きてまいりましたが、なんのことはない。ただバカにされていただけでございました。そのことに気づいて落ち込んでいたとき、たまたま出会ったのが落語でして…… ただただすべてを落語に捧げる成り上がり青春ストーリー開幕!!
売れない若手落語家が、突然ボクシングジムに入門!? そのきっかけは街のケンカと「何でもいいから有名になれ!!そして 売れろ!!」との師匠が飛ばしたゲキ!!敬愛してやまない師匠の言葉を 胸に、「落語家で売れるためにチャンピオンを目指す!!」。 落語家とボクサーという、奇妙で熱い二重生活が始まった!!
泥棒の心得とは、足音をたてず、抜き足、差し足、忍び足。そんな心得を親父から教わった男はすぐに実行するが、交番の前で不審に思われて職務質問をされてしまう。つい、正直に泥棒と答えてしまったマヌケな男は、そのまま逃げ帰り…。そして、今度は墓場に忍び込んで墓石を盗み出す。大きな荷物を見て喜ぶ親父だが…。落語を題材に描いた爆笑短編集!※この電子書籍は発行当時の単行本を底本としております。読みにくい箇所が含まれている場合もございますので、あらかじめご了承ください。
『夏子の酒』『蔵人-クロード-』など、日本酒を扱った漫画作品を描き続けた尾瀬あきらが、新境地にチャレンジした意欲作です。「寿限無」など子供でもおなじみの楽しい噺から、「子別れ」「文七元結(ぶんしちもっとい)」など人情噺も落語を知っていても、知らなくても楽しめる内容となっています。この作品の生命線・落語の監修についているのは、落語愛好家にはもうおなじみ、柳家三三師匠です。当代きっての名人・柳家小三治師匠の弟子として修業を積み真打となり、落語界トップクラスの評価をされている実力者です。落語家の世界では30歳代はまだまだ若手なのですが、柳家三三師匠は人気・実力ともに「今おもしろい落語家」としてもっとも注目を集めている次代のホープです。落語って何?古臭い江戸時代の話でしょ?という方でも落語の世界に引き込むコミックです。もちろん落語好きの方も、数十人の現役噺家から取材した修業逸話が随所にちりばめられているから楽しめます。「平成の落語ブーム」として注目度抜群の落語の世界を『どうらく息子』から覗いてみてください。
落語家・四葉亭慎之介には、忘れられない女いる。捨てられない安物の時計がある。二人で夢をかなえようと約束したけれど、その約束は果たされることなく離れ離れになった慎之介としおり。かつて愛したしおりは、今はもう誰かの妻。仕事で成功したけれど満たされない心。一方のしおりは…? そんな二人が同窓会で再会し… この作品は前・後編の読み切りとして雑誌掲載されたものです。
魔族の侵攻により滅亡の危機を迎えていたサイトピア国が命運をかけて異世界から召喚したのは、見慣れぬキモノを装備した落語家!? まあまあエルフさんもドワーフさんも、一席お付き合い願います――。
満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎。 娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。 昭和最後の大名人・八雲がムショで演った「死神」が忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。 弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!?昭和元禄落語心中・与太郎放浪篇、いざ幕開け!!【※カラーイラストが収録された電子オリジナル特装版です】
落語とごはんと涙の物語。浅草亭三馬は、噺家としての腕はいまいちだが、料理の腕はピカイチ。娘の小町とともに切り盛りする小料理屋では、美味なる料理が生み出される! 食漫画の名手・魚乃目三太が描く、落語にまつわるウマくて泣ける、グルメショート!!
国分太一主演映画の原作小説を勝田文がコミック化!クソ真面目な落語家がナゼか落語教室を始めることに…だが生徒は厄介者だらけで!?作画:勝田文原作:佐藤多佳子『しゃべれどもしゃべれども』(新潮文庫刊)
『ホタルのヒカリ』のひうらさとるが“落語”に挑戦!?涙あり!笑いあり!!ラブあり!!!こんな長屋に住んでみたい!――路地にたたずむ不思議な長屋『メゾンde長屋』。経歴不詳の大家さん・長屋(ながや)さん夫妻をはじめ、ツイッター中毒のフリープログラマーや毒舌カリスマエステティシャン、新宿No.1ホストや美人脚本家など、個性的な住人が織りなす人生の悲喜こもごもを、古典落語をベースに描く「ひうらくご」。はじまりはじまり~。
4人の少女たちが大学の落語研究会“おちけん”に集まった!爆笑&ためになる本格落語コミック!愛らしく美しく、そしてギャグもがっつり入った川島劇場は、読むと落語が好きになること間違いなし!
あったかい下町情緒とほんのり香る江戸情緒、居心地満点の人形町を舞台に噺家・やんまとその妻・奈津がおくる落語人情コミック。噺(はなし)はまずくはないが、今ひとつパッとしない極楽亭やんま。“借金も芸の肥やし”と、ためたツケの返済を迫るママから逃げていたところへ、やんまの師匠であり平成の名人、落語界きっての大看板・極楽亭閻魔(えんま)が現れ……。落語を愛するやんまと奈津の夫妻を中心に笑いあり、涙あり、スリルあり、そして人情ありの日常。人形町に恋風吹いて、やんまと奈津ちゃんが駆け抜ける――。「金なんざ無くたってクヨクヨしない!情けは人のためならず!!情けは天下の回りモノ!!!っとくらぁ!!」。
▼第1幕/膝枕 ▼第2幕/長いトイレ ▼第3幕/春一番風速30M ▼第4幕/知らぬが放っとけ ▼第5幕/むすびの一番 ▼第6幕/あれよあれよとアルマーニ ▼第7話/福之家で汚職じを… ▼第8幕/菜っ葉苦いかしょっぱいか ▼第9幕/よッ、高砂やッ!! ▼第10幕/マイ・フェア・レディで夕食を ●登場人物/前田福(料亭「福之家」の3代目若女将。よく気が付き、心優しいので永田町界隈の政治家に絶大な人気がある)、角丸(「福之家」の常連客。自由党最大派閥「真政会」の会長) ●あらすじ/先ごろ更迭された通産大臣の後釜を選ぶため、自由党の最大派閥「真政会」の実力者“七奉行”が「福之家」に集まった。彼らは煮詰まると、決まって交互にこっそり福の部屋を訪ね、膝枕をしてもらうのだった(第1話)。 ▼「真政会」ホープ、小川元太郎会長代行が、福の部屋で倒れた。病気ということを知られ、政治生命を絶たれることを恐れた小川は、福に「誰にも言うな」と頼むが、一番知られたくない角丸にばれてしまう(第2話)。 ▼入院した小川は、福に「あと一ケ月の命」と嘘をつく。見舞いに行き、嘘であることを知って怒った福は、新聞記者にそのことを言ってしまい、たちまち“小川重病説”が永田町に広がって… (第3話)。 ●その他の登場キャラクター/角丸(第1、2、3、4、6、7、8、9、10話)、小川元太郎(第1、2、3、6、7、8、9、10話)、倉本武明(第1、2、3、4、6、7、8、9、10話)
無口で内気な坂井日菜子(さかい・ひなこ)と、才色兼備の転校生・有川真帆(ありかわ・まほ)。寄席でバッタリ出会ったふたりは、これからの高校生活を充実させるため「落語研究同好会(通称「落研(おちけん)」)」の創設を誓う!さっそく勧誘の声をかけたのは、イケメンで知られる梶浦悠太(かじうら・ゆうた)。実はこの男、理屈ガチガチの落語ヲタ。落語への愛情で負けてたまるか!私たちの思う“面白い”を伝えるため、全力の毎日が始まった!!学業より芸道のハイスクール落研コメディ!
2016年にアニメの一期が放送され、よく年には二期が放送、今年はなんとNHKでドラマ化までされております。 現在放送中。 今や飛ぶ鳥を落とす勢いの雲田はるこ氏の名前をスターダムに伸し上げたのが、この落語心中ではないでしょうか? 落語で天下取ったるでー! みたいなサクセスストーリーなら、読んでなかったと思います。 この漫画で描かれているのは、人間の業でございます。 登場人物の誰もが業に取り憑かれている。 業によって落語と死のうとする者、業によって落語を辞めなければならない者、業によって好きな男と離れ離れになる者、業によって弟子を失う者。 運命の糸は何度となく、絡まり、解け、また絡まる。 全ては業のなせる業。 泣かずに読めません。 最終巻は賛否あったようですが、可愛いさ余って憎さ百倍、女心は秋の空って言いますし、師匠、そのお年で!?と考えると、それもまた一興。 漫画も面白いんですが、アニメは声優陣の豪華さに加え、語られてナンボの落語を、文字でなく耳で聴けるるのでオススメです!