昭和元禄落語心中 雲田はるこ
面白かったです
2016年にアニメの一期が放送され、よく年には二期が放送、今年はなんとNHKでドラマ化までされております。
現在放送中。
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの雲田はるこ氏の名前をスターダムに伸し上げたのが、この落語心中ではないでしょうか?
落語で天下取ったるでー!
みたいなサクセスストーリーなら、読んでなかったと思います。
この漫画で描かれているのは、人間の業でございます。
登場人物の誰もが業に取り憑かれている。
業によって落語と死のうとする者、業によって落語を辞めなければならない者、業によって好きな男と離れ離れになる者、業によって弟子を失う者。
運命の糸は何度となく、絡まり、解け、また絡まる。
全ては業のなせる業。
泣かずに読めません。
最終巻は賛否あったようですが、可愛いさ余って憎さ百倍、女心は秋の空って言いますし、師匠、そのお年で!?と考えると、それもまた一興。
漫画も面白いんですが、アニメは声優陣の豪華さに加え、語られてナンボの落語を、文字でなく耳で聴けるるのでオススメです!