あらすじ

昭和最後の大名人・有楽亭八雲(ゆうらくてい・やくも)が弟子の与太郎(よたろう)に語って聞かせる、亡き友・助六(すけろく)との約束の噺とは。貧乏どん底二人暮らしの菊比古(きくひこ/後の八雲)と助六。遊び暮らしてるのに冴えた芸をみせる売れっ子の助六に菊比古の焦りは募る。ところがそんな菊比古にも、芸の目が開く時やって来る。そしてついに二ツ目から真打へ。上り調子の芸とは裏腹に菊比古と助六の関係は変わっていく。また菊比古とみよ吉(みよきち)の間にも!?※単行本に収録されている巻末の特報はこの電子書籍版には収録されておりません。ご了承下さい。
昭和元禄落語心中 1巻
満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎(よたろう)。娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。昭和最後の大名人・八雲(やくも)がムショで演った「死神」が忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!?昭和元禄落語心中・与太郎放浪篇、いざ幕開け!!
昭和元禄落語心中 2巻
惚れ抜く八雲(やくも)師匠の芸だが、オイラにゃできねぇ……そう気づき始めたこの与太郎(よたろう)。小夏(こなつ)の父ちゃん・亡き助六(すけろく)のすげぇ落語に取りつかれ、迎えた師匠の独演会、やっちゃいけねぇヘマをした。破門と言われた与太郎と、与太をかばう小夏の二人に、師匠が語る約束の噺(はなし)たぁ……!?与太郎放浪篇から八雲と助六篇へ。「長ぇ夜になりそうだ――」
昭和元禄落語心中 3巻
昭和最後の大名人・有楽亭八雲(ゆうらくてい・やくも)が弟子の与太郎(よたろう)に語って聞かせる、亡き友・助六(すけろく)との約束の噺とは。貧乏どん底二人暮らしの菊比古(きくひこ/後の八雲)と助六。遊び暮らしてるのに冴えた芸をみせる売れっ子の助六に菊比古の焦りは募る。ところがそんな菊比古にも、芸の目が開く時やって来る。そしてついに二ツ目から真打へ。上り調子の芸とは裏腹に菊比古と助六の関係は変わっていく。また菊比古とみよ吉(みよきち)の間にも!?※単行本に収録されている巻末の特報はこの電子書籍版には収録されておりません。ご了承下さい。
昭和元禄落語心中(4)
ついに助六(すけろく)、破門となった。落語をやめるな、師匠に詫びろ、必死にくどく菊比古(きくひこ)に、それでも耳を貸しちゃくれねぇ。あげくに身重のみよ吉(みよきち)と、手に手を取っての道行きだ。独り落語に打ち込む菊比古に、今わの際の七代目、明かした「八雲(やくも)」と「助六」の巡る因縁話たぁ……!?八雲と助六篇、核心!!
昭和元禄落語心中(5)
落語を捨てた助六(すけろく)が、暮らす田舎の温泉街。愛想尽かしたみよ吉(みよきち)は、子供を置いて出たっきり。「八雲(やくも)を継いで落語なさい」。言って聞かせる菊比古(きくひこ)に、助六、ひねくれ駄々こねる。引っ張り出された場末の高座。それでも演れねぇはずがない。娘・小夏(こなつ)を笑わせて、も一度あの日の夢を見る――。八雲と助六篇、完結!そして物語は再び与太郎(よたろう)のもとへ――!
昭和元禄落語心中(6)
師匠と交わした約束を胸にしまって芸を磨きついに与太郎(よたろう)、真打に。射止めた名跡は三代目助六(すけろく)。八雲(やくも)師匠の為め、助六の血を継ぐ小夏(こなつ)の為め、焦がれて手にしたはずなのに、おのれの落語が揺るぎだす――。八雲と小夏、二人の中の助六を変える為めの与太郎の落語とは――!?
昭和元禄落語心中(7)
決別じゃなくて抱えて生きろ――。師匠がくれた覚悟の教え。過去の過ち、小夏(こなつ)の秘密……すべてを背中に背負いこんで、ついに叶えた親子会。師匠・八雲(やくも)と迎えたその日、三代目助六(すけろく)演ずる「居残り」やいかに!? 八雲でもない。助六でもない。三代目助六こと与太郎(よたろう)が切り拓く落語の未来がここにある!!
昭和元禄落語心中(8)
八雲(やくも)が口にした「引退」の二文字。いつか来るその日を覚悟して、樋口(ひぐち)の案内で与太郎(よたろう)こと三代目助六(すけろく)が向かった先は、四国の温泉旅館・亀屋。因縁の地で甦った先代助六の「芝浜」があぶりだす、八雲の落語の深淵とは――? ある者は寄席を守り、ある者は再び高座を目指す。昭和落語の最後の灯が行く末を照らすその日まで――。
昭和元禄落語心中(9)
有楽亭八雲(ゆうらくていやくも)の落語が聴きたい――。その心ひとつで叶えた贔屓筋だけの小さな会で、与太郎(よたろう)こと三代目助六(すけろく)がかけた思い出の根多が、師匠・八雲の心を動かし、もう一度高座へと導く。が、無粋な邪魔者が場を乱し……? 時は巡り、頑なだった八雲に再び慰問落語の機会が訪れる。手前(じぶん)が 愛した落語。かつての友が愛した落語。すべてを道連れに、初めて出会えた芸の神様とは――。
昭和元禄落語心中(10)
都内でただ一軒残っていた寄席が焼失。燃え盛る炎から救い出された八雲(やくも)は、なんとか一命を取り留めた。それから幾日が過ぎ、東京に訪れた春のある日。与太郎(よたろう)こと三代目助六(すけろく)は、小夏(こなつ)に宿った新しい命を知る。満開の桜の下、小夏が初めて八雲に伝えた感謝の言葉を、ラジオから流れる助六の「野ざらし」が温かく包む――。落語を愛し、落語とともに生きた八雲と助六の物語、ついに完結!!
#BがLする 4ページアンソロジー ~そのとき僕は、恋をした!~

#BがLする 4ページアンソロジー ~そのとき僕は、恋をした!~

「まさか俺がお前のこと好きになるなんて…」そんな“男の子が男の子に恋をした瞬間”を4ページで描いた、ライトBL短編集! 超豪華執筆陣29名は、SNSで話題の作家から実力派作家まで勢揃い! 最高に萌える4ページをお届けします。【表紙】ヤマダ 【漫画】吾笠花/アキヲ/井口病院/馬あぐり/加藤マユミ/雲田はるこ/倉橋トモ/黒井モリー/黒江S介/桂馬びんぞこ/嶋次郎/ショオ/すずり街/園田ゆり/ダヨオ/ツバダエキ/寺井赤音/どうざき/原百合子/ぱらり/日野 晶/びみ太/深澤ねじ/三星たま/宮田トヲル/ヤマダ/結城にこ/ゆうぎ/らくたしょうこ
いとしの猫っ毛【合本版】

いとしの猫っ毛【合本版】

【いとしの猫っ毛シリーズ7冊をまとめた合本版!】幼なじみで恋人のみいくんのもとへ上京してきた天然どさんこボーイの恵ちゃん。みいくんが管理人をする『またたび荘』が愛の巣になると思っていたのに個性的な住人たちに囲まれてなかなかラブな空気になれず。真の恋人になるには乗り越えなくちゃいけないハードルがあるのだが…。ほのぼのカップル「みいくん」と「恵ちゃん」のねこ系癒されボーイズラブ。※本書は電子配信中の以下の単行本を1冊にまとめたものです。重複購入にご注意ください。【収録作品】いとしの猫っ毛いとしの猫っ毛2いとしの猫っ毛 小樽篇いとしの猫っ毛3いとしの猫っ毛4いとしの猫っ毛5【初回限定小冊子付版】いとしの猫っ毛番外篇
くらもち本~くらもちふさこ公式アンソロジーコミック~

くらもち本~くらもちふさこ公式アンソロジーコミック~

くらもちふさこ45年の画業のなかで生み出された数々の名作の、豪華執筆陣による描きおろしスピンオフストーリー&スピンオフイラスト! いくえみ綾の描く「チープスリル」、椎名軽穂の描く「天然コケッコー」、雲田はるこの描く「駅から5分/花に染む」、よしながふみの描く「Kiss+πr2」……ほか、人気作家たちの手によって新しく生まれた物語たち。もちろん、単行本初収録となる「天然コケッコー」特別編100ページ、花に染むと駅から5分をつなぐ「駅から5分」特別編など、くらもちふさこの作品もたっぷり読めます!
雲田はるこBL原画集 Boy’s Life

雲田はるこBL原画集 Boy’s Life

雲田はるこのBL作品を網羅した待望の原画集! 「いとしの猫っ毛」「野ばら」「新宿ラッキーホール」などデビューから11年にわたって描かれたBL作品カラー&モノクロイラスト297点、全点完全収録! グループ展での発表作や他作家へのトリビュートなど貴重な原稿も掲載!! ここでしか読めない描きおろし漫画も収録!
R先生のおやつ

R先生のおやつ

ふたりのエプロン男子が贈る、ときめき満点のレシピ付きコミック!メガネに白髪がトレードマークの初老のお菓子研究家・R先生と、甘いものが大好きで大食漢の助手・Kくん。撮影のためにお菓子を作ったり、新メニューを試作したり、時にはガーデンパーティにケータリングしたり、保育園へ大量のおやつを届けたりと、ふたりの周りにはおやつの甘いかおりでいっぱい!ふたりのエプロン男子が小腹のすいたときに食べる、おいしくてかわいいおやつの時間を描いたオールカラーコミック&レシピ!コミックはドラマ化で話題の『昭和元禄落語心中』の雲田はるこが、レシピはお菓子研究家の福田里香が担当し、かわいいとおいしいをギュギュッとつめこみました。雲田はるこの描きおろし番外編まんが「R先生の台湾買い出し紀行」のほか、描きおろしイラストも満載です!〈menu〉ポップオーバーといちごスープすいかとモッツァレラのサラダ揚げ白玉餅の甘酒しるこ卵なしで作るベジパンケーキ蒸し根菜のカレーディップチェリーとメロンのフルーツサンドパルミジャーノとレモンの蒸しパンばらのカップケーキリース ほか
昭和元禄落語心中 電子特装版【カラーイラスト収録】

昭和元禄落語心中 電子特装版【カラーイラスト収録】

満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎。 娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。 昭和最後の大名人・八雲がムショで演った「死神」が忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。 弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!?昭和元禄落語心中・与太郎放浪篇、いざ幕開け!!【※カラーイラストが収録された電子オリジナル特装版です】
いとしの猫っ毛

いとしの猫っ毛

幼なじみで恋人のみいくんのもとへ上京してきた天然どさんこボーイの恵ちゃん。みいくんが管理人をする『またたび荘』が愛の巣になると思っていたのに個性的な住人たちに囲まれてなかなかラブな空気になれず。真の恋人になるには乗り越えなくちゃいけないハードルがあるのだが…。ほのぼのカップル「みいくん」と「恵ちゃん」のねこ系癒されボーイズラブ。
新宿ラッキーホール

新宿ラッキーホール

数日もすると苦味(くみ)は、逃げようともしなくなった。ゲイビデオに売られるため、仕込みヤクザ・サクマと同居し同性とのセックスを覚えさせられた桧山苦味。やがてポルノスターとなった苦味はサクマをヤクザ生活から抜け出させたいと思うようになるが──?大人のままならない十数年間を描いた連作ラブストーリー、後日談「Luckyboy」を17P描き下ろし!
窓辺の君

窓辺の君

美しい君に恋をした。「俺、せんせーに興味あって」見ているだけで楽しくて、私の恋はそれで充分だった…はずなのに。「してやるから、もう喋るな」30代半ば、ゲイであることを卑下している内向的な大学助手が明るくおバカで遊び慣れた大学生に片思い。ずっと憧れだった彼が突然目の前に現れ、外見と中身のギャップに愕然とした上に想像もつかなかった交流がはじまってしまった。
野ばら

野ばら

両親を亡くし、若くして洋食カジワラの店主を務める梶原武は、そこに勤める離婚寸前の子持ち・神田惣一郎が気になって仕方がない。ある日武は神田不在中に離婚届を渡しに店を訪れた妻の冬子により、神田が元々ゲイであることを知る。今までの自分への態度や反応から、神田が自分のことを好きなのではと思い当たるのだが…小さくても華やかに、棘が刺されば痛いけど、それでも愛しい野ばらのような二人の人生がここにあります。