漫画も実写もいい
一時期落語はまって新宿の寄席に通ったことがありました。 独特の世界観で、ほかのエンターテイメントとは違う、そして落語家さんの力量によって話の世界は無限にひろがるように感じたものでした。 八雲師匠にほれ込んでしまった与太郎の気持ちよくわかります、演目にもよりますが生と死とそこに色気が混ざると・・・。 雲田さんの絵の雰囲気と底知れない魅力のある落語の世界観がマッチしたいい作品だと思います。
独特な世界観と、個性的な登場人物。絵は綺麗だし、セリフや場面展開のテンポもよい。堅そうな印象があったけど良い意味で裏切られた。これは人気がでるのもわかるなーと納得の作品。
刑務所帰りで弟子志願する与太郎のあっけらかんとした「人たらし」な性格と、難しいけど芸の迫力と色気がある師匠、八雲の対比がおもしろい。
登場人物一人一人の個性が光ってて、どの人物も魅力的です。ストーリー自体は少し大人向きで、読み応えがあります。
落語好きな人が楽しむのはもちろん、この作品をきっかけに落語を知りたくなる人も多いんじゃないかと思います。実際、落語をぜんぜん知らない私も、こんな世界があるのかー、と興味をもって読み進められました。
満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎(よたろう)。娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。昭和最後の大名人・八雲(やくも)がムショで演った「死神」が忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!?昭和元禄落語心中・与太郎放浪篇、いざ幕開け!!
満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎(よたろう)。娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。昭和最後の大名人・八雲(やくも)がムショで演った「死神」が忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!?昭和元禄落語心中・与太郎放浪篇、いざ幕開け!!