「実は先輩後輩! 武蔵野美術大学時代の思い出を語る」くらもちふさこ×名久井直子スペシャル対談(上)〜デビュー50周年記念画集『THEくらもちふさこ』こだわりのすべて その2 | 集英社オンライン | 毎日が、あたらしい
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画集『THEくらもちふさこ』のデザインを担当した名久井直子さんとくらもちふさこ先生の初対談。本とペンをにぎりしめ、恥じらいながら互いに「サインしてください!」とあいさつを交わすキュートなおふたりの“ほんわかトーク”をお楽しみください。(撮影:細川葉子)ⓒくらもちふさこ/集英社
「くらもちふさこで一番好きなのはおばけたんご!」という声をよく聞くのでずっと読んでみたかった作品です。親同士が親友で生まれた頃から許嫁として育てられた憧子と端午。しかし7歳の時に交通事故で端午が死んでしまいます。それから憧子は困ったことがあると心の中で「端午さま端午さまお願いします」と願掛けするようになったのです。なのでお化けが出てくる話ではありません。ちなみに表紙に描かれているイケメンも端午ではありません。 読んでみて個人的には「百年の恋も覚めてしまう」の方がストーリーは好きでしたが、余白の使い方がいつも巧みなくらもち作品の中でも際立って素晴らしかったです。くらもち作品の余白は情感や情景になるな〜と改めて思いました。ラストで端午がもし生きてたとしたらの世界に転換することで憧子の迷いが払拭されて、救いのある終わり方になるのもよかったです。